球磨工ブログ

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梅雨明け

 今年の梅雨入りは平年より9日早い、5月27日ごろでした。

 今年の梅雨明けは、平年より11日、昨年より15日早い、本日、7月8日ごろとなりました。

 昨日の18時の天気図(気象庁ホームページより)では梅雨前線が確認できました。
天気図1

 今日の9時の天気図(気象庁ホームページより)では梅雨前線が確認できず、高気圧が日本列島に近づいて来ています。暑そうな天気配置です。
天気図2

 梅雨明け直後は、天気が不安定です。猛暑が来たかと思えば、雷雨であったり、ゲリラ豪雨であったり、天気の予測が難しいです。
 熱中症への注意も必要ですが、水難にも十分に気をつけてください。

第95回 全国高等学校野球選手権熊本大会 二回戦

 第95回 全国高等学校野球選手権熊本大会 二回戦

 藤崎台県営野球場 第一試合(9:30~) 天草高 対 球磨工

 応援よろしくお願いします。

 トーナメント表はこちらです。(PDFファイル)

学校名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
球磨工 0 3 3 0 0 0 0 2 4 12
天草高 0 4 0 0 0 0 0 0 0 4

 応援ありがとうございました。2回に逆転された時は、あせりましたが、3回、8回、9回と得点を重ね、勝利しました。

 三回戦は、12日(金) 県営八代野球場 第三試合(14:30~) 熊本北 との対戦となります。引き続き、応援よろしくお願いします。 

管理棟工事

 今日は七夕。やはり今年も雨か曇りのようです。
 皆さんは特異日という言葉を知っていますか?その前後の日と比べて、偶然とは言えない確立で特定の気象状態が現れる日のことを言います。
 晴れの特異日(東京)は、1月16日、3月14日、6月1日、11月3日です。これらの日は、その前後の日と比べて、大きな確立で晴れやすいです。
 雨の特異日(東京)は、3月30日、6月28日、9月12日です。7月7日に晴れる確立は低いですが、特異日ではありません。梅雨のため、その前後も雨や曇りであるから、特異的に雨という日ではないのです。

 さて、話がそれてしまいましたが、管理棟工事は内装工事がどんどん進んでおり、さらに終わっており、周囲やロータリーの整備が始まりました。
管理棟工事1 管理棟工事2

 これはモーターグレーダー。整地用の建設機械。
 運転・工事作業のために、大型特殊免許と車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の資格が必要です。
管理棟工事3 管理棟工事4


 タイヤ式ロードローラーとタンデム式ロードローラー。地面をローラーで圧し固める建設機械。
 運転・工事作業のために、大型特殊免許と締固め用機械運転者の資格が必要です。
管理棟工事5 管理棟工事6

 見慣れたものもありますが、いろいろな建設機械を見ることができるのもよい勉強です。

化学基礎

 期末考査も終わり、1学期の授業もあとわずかとなりましたが、集中して取り組んでください。最近、暑さや部活動で疲れ、授業に集中できていない生徒が多いように感じます。
 化学基礎では、期末考査前、6月中旬に温度に関する勉強と実験を行いました。


化学実験04 温度の学習

 日本で一般的に使用されている温度はセルシウス度(セルシウス温度)(単位:°C)といいます。スウェーデンのアンデルス・セルシウスが考案したものに基づいており、現在は「ケルビン(K)で表した熱力学温度(絶対温度)の値から273.15を減じたもの」と定義されています。

 アメリカなどではファーレンハイト度(ファーレンハイト温度)(単位:°F)が使われます。セルシウス度に9をかけて、5で割り、32を足すと、ファーレンハイト度になります。例えば、体温37°Cは、37×9÷5+32=98.6°Fとなります。アメリカでは天気予報の気温も体温も大きな数値で示されるので、慣れないとびっくりします。

 温度の上限は分かりません。(人間のつくり出した最高温度は、ギネス世界記録では約4兆°Cとなっているようですが、スイスにある大型ハドロン衝突型加速器は約8京°Cを達成したはず?)

 温度の下限は分かっており、-273.15°Cです。授業では-273°Cと教えています。セルシウス度に273を足したものを熱力学温度(絶対温度)といい、単位はK(ケルビン)となります。化学では熱力学温度をよく使います。

 文章だらけになりましたが、実験の前にセルシウス度と熱力学温度の関係を理解できたか確認するために、計算させてみました。
 -273°Cは、-273+273=0K(この温度を絶対零度、absolute zeroといいます)
 気温27°Cは、27+273=300K
 鉄の沸点3135Kは、3135-273=2862°C(昔のデータでは鉄の沸点は、2750°Cとなっています。皆さんが使っている教科書では、2750°C・・・何ヶ所か古いデータや定義などが残っているのが気になる教科書です。)

 温度の学習を終え、やっと実験です。
 試験管に入った少量の塩化ナトリウムを加熱し、融解します。塩化ナトリウムの融点は801°C(1074K)です。融点が高いということは、その結晶をつくっている粒子が強く結びついていることを意味しています。
化学実験4-1 化学実験4-2

 塩化ナトリウムが解ける前に、試験管の周囲に赤い炎が見えます。しばらく待つと、塩化ナトリウムが融解します。熱くなっている試験管の底に、マッチを当てると火がつきます。可燃性物質は、火がなくても高温になれば自然に火がつきます。(虫眼鏡で紙を燃やしたことがありませんか?)可燃性物質が自然発火する温度を発火点と言います。
化学実験4-3 化学実験4-4


 2つ目の実験は、氷を使います。まず、氷の温度を測ります。温度計自身の誤差もありますが、気温の影響を受けてしまうため、0°Cにはなりません。実験には誤差が付きものですが、その原因を考えられるようになりましょう。
 次に、氷に塩化ナトリウムをかけたときの温度を測ります。うまく温度を下げることができれば、-20°C程度まで下がります。
化学実験4-5 化学実験4-6

 氷(固体)が、水(液体)に変わるとき周囲からエネルギーを奪います。よって周囲の温度は下がります。この奪われたエネルギーを融解熱といいます。
 物質が水などに溶けるとき温度が上がったり、下がったりします。溶解するときに出入りする熱を溶解熱と言います。塩化ナトリウムでは温度は下がります。
 融解熱と溶解熱の2つの効果で、温度が-20°C近くまで下がります。
 温度という、身近で簡単なものですが、学ぶことはたくさんあります。