本校は、昭和38年4月に開校し、本年度で創立63年目を迎えました。これまでに1万2千人を超える卒業生を輩出し、人吉・球磨地域はもとより、全国各地、さらには海外においても、優れた才能を発揮し、ものづくりや産業界をはじめ、多彩な分野で、幅広く活躍されています。
機械科(2クラス)、電気科、建築科(建築コース・伝統建築コース)、建設工学科の4学科5クラスを有する工業高校であり、伝統建築の分野については、高校卒業後さらに2年間学ぶことができる「伝統建築専攻科」も設置しています。伝統建築に関する専門的なコース及び専攻科を有する高校は、全国でも本校のみであり、貴重な文化財の継承を担う人材を育成・輩出し続けています。
また、本校では、最先端の産業教育設備を活用しながら、大学や地元自治体、地域企業との連携による多様な取組を積極的に展開しています。工業教育の充実を図るとともに、部活動や地域貢献活動といった体験を通して、豊かな人間性を育みます。社会的・職業的な自立に向けた学びを通じて、就職や進学に必要な力を着実に身に付け、「技と心と志」を育てる教育を推進しています。
球磨工業高校には、ものづくり、資格取得、学校行事、部活動など、自ら挑戦し成長できる環境が整っています。地域や産業界からの期待も大きく、「球磨工業高校に入学して良かった」と心から思える学校です。
ぜひ、本校で新たな仲間や先生方とともに、自分の夢に向かって一歩を踏み出してみませんか。皆さんの挑戦を、心から応援し、楽しみにしています。
校長 坂本 道彦