校長挨拶

 

    本校は、昭和38年4月に開校し、本年度で創立62年目となります。卒業生は1万2千を数え、人吉・球磨地域はもとより、全国各地で、また海外で、産業界を支える有意な人材として活躍しておられます。機械科(2クラス)、電気科、建築科(建築コース、伝統建築コース)、建設工学科の4学科5クラスを有する工業高校で、伝統建築の分野を高校卒業後さらに2年間学ぶことのできる、伝統建築専攻科も設置しています。とりわけ、伝統建築に関するコース及び専攻科を有するのは、全国的に見ても本校だけで、貴重な文化財の継承を担う人材を数多く輩出しています。

 最先端産業教育設備等を活用したり、大学や地元自治体等と連携した新たな取組等を実践したりして、工業教育の充実を図ります。また、部活動や地域貢献等の体験的な活動を通して、豊かな心を育みます。社会的・職業的な自立に向けた学びをとおして、就職や進学に必要な力を身に付けます。これらの取組により「技と心と志」を育て、地域社会から信頼される学校づくりを目指しています。

 本校には、ものづくり、資格検定、学校行事、部活動等、挑戦できることがたくさんあります。地域や産業界の期待も大きく、「球磨工業高校に入学して良かった」と思ってもらえる学校です。本校で、新たな仲間や先生方と一緒に、自分の夢に向かって一歩踏み出しませんか。そんな皆さんをお待ちしています。

校長 鶴田栄一