球磨工ブログ

2019年5月の記事一覧

今日の1枚(正確には2枚 2019.5.31)

 

 5月31日に行われた高校総体の開会式、公立・私立併せて全部で79校が入場行進をして、本校の行進は終盤の70番目。プラカードを持つ千代村春花さんを先頭に、旗手を務める椎葉港翔君が続き、職員が6人そして陸上、ソフトテニス、カヌー部の部員58人の合計66人の行進です。

 

 その行進、①心が一つになった行進か、②感動を与える行進か、③行進曲に合った高校生らしい行進であったか、という3点から採点され、特に優れ、観客に感動を与える行進をした学校10校程度に対して、閉会宣言の中で奨励校として発表をすると実施要項にありました。「目標があったほうが楽しいので、その奨励校を目指そう。そのためにも、66人は、全部で13種目の競技に参加する184人の代表であることをしっかり自覚して心を一つにして行進しよう!」とは校長先生の前日の激励の言葉です。

 

 閉会式最後の奨励校発表で「球磨工業」と読み上げられるのを、行進した一人一人、固唾をのんで待ちました。

 見事に奨励校を受賞(3年連続)です!

 

 行進が始まる30分程前から降り出し、行進中もずっと降っていた雨も開会式が終わる頃はすっかりやんでいました。今年度の学校のテーマは「飛躍 ~No rain, no rainbow~」です。虹が出てないか探しましたが、見つけることはできませんでした。でも行進した一人一人の心の中に虹があったことでしょう。最後にみんなで記念撮影をしました。お疲れ様でした。

 

 

熊本県高校総体開会式の応援

 

5月31日(金)小雨

 

熊本県高校総合体育大会の開会式が行われました。

本校の生徒も開会式に参加をしていますグループグループグループ

本日学校に登校する生徒は体育館に集まり、

RKK熊本放送で生中継された開会式の様子を視聴し、応援しました。

プラカードは千代村春花さん、旗手は椎葉港翔君、団長は西智博校長です。

球磨工入場のシーンです。頑張れ!

真剣に見守っていますキラキラ

入場行進奨励校が、開会式会場のスクリーンに映し出されると、

本校体育館でも拍手が沸き起こりました!!!ピース

選手の皆さん、これから始まる試合、頑張ってください!

 

 

今日の1枚(2019.5.28)

 放課後、溶接部ロボット班の生徒がCADを使って黙々とロボットの図面を引いていました。図面を引いているのは最も工業高校らしい光景だと思いながらパシャリ。

 「引く」という表現は、昔図面を全部手書きしていた時代の名残かもしれません。今はコンピューターを使って3次元にでも「描け」る時代ですが・・・

 

 今年度のロボットコンテストは10月26日(土)、27日(日)の両日、新潟県で開催され、本校から1台エントリーしています。

 実施要項には、「新潟県が全国に誇る、『金銀山』、『大花火大会』、『新潟米』に関連したアイテムや、新潟県の県鳥で特別天然記念物の『朱鷺』をモチーフにした自作得点対象物を、指定されたエリアに搬送・射出し、その完成度を得点で競うものである」とありました。

 「ひかりまい」という名のリモコン型ロボット1台と「ときのすけ」という名の自立型ロボット1台の計2台を製作しなければなりません。

 

 ものづくりの技術・アイデア・チームワーク等を競い合うこのコンテストに本校溶接部ロボット班の班員たちは命をかけています。果たしてどのようなロボットができあがるのでしょうか?

 毎年様子を見ていますが、完成を目指して試行錯誤の繰り返しです。道はまだまだ遠いです。計画を立てて頑張ってください。

 

くましえん運動会ボランティア

 5月25日(土)に開催された球磨支援学校の「くましえん運動会」にボランティアとして2年生1名、3年生2名が参加しました。

 運動会のスムーズな運営のためにそれぞれの係の仕事をしました。また、運動会の最後はダンスにも参加し、球磨支援学校の児童生徒さん、他校ボランティア生徒とも交流もでき、よい一日となりました。

    

 

 

 

 

今日の1枚 (2019.5.27)

 

 専攻科2年の学生たちが芦北町告(つげ)に所在する「山の神社」の新築工事(来年1月末に設置予定)に4月から取り組んでいます。

 今日は原寸図(げんすんず)を描いていました。

 

 

 原寸描きは社寺建築の肝(きも)と呼ばれています。図書館にあった菊池恭二著「宮大工の人育て」のp.119~123には、「『原寸描き』こそ、宮大工仕事の根本」と題して次のような記述がありました。引用してその作業の一端をご紹介します。

 

 原寸は実際の軒の反り(屋根の曲線)や大きさなどを実物大の大きさでベニヤ板に描くことをいいます。なぜこの作業が必要かというと、10分の1の図面では実際の軒反りなどを正確に表現できないからです。私どもは、原寸を描き上げると、それを原寸状の壁に貼って、少し離れた位置から確認し、必要な修正を施します。・・・(中略)・・・そして、どこにどれだけ勢いをつければいいか、どこでどれだけ力を抜いて勢いを落とせばいいか、軒反りのラインを見極め、最終的に決定するわけです。

 これは宮大工の力量のすべてが試される場面で、原寸の手伝いの職人に向かって、「おい、そこを3ミリ上げろ」とか「そこを5ミリ下げろ」などと指示を出していきます。そのへんの曰(いわ)く言いがたいミリ単位の微調整は、古建築の学者さんでも専門の設計士の方でもできません。長年の経験と勘に裏打ちされた宮大工の技量、感性があってこそで、職人としては社寺建築で一番の腕の見せ所です。