球磨工ブログ

カテゴリ:進路指導部

合格おめでとう!

 先月実施された有明工業高等専門学校の選抜試験において、本校建築科の2名の生徒が見事合格しました。新型コロナウイルス感染拡大や豪雨災害による環境の変化にも負けず、地道に受験対策に励んできた成果だと思います。受験後の二人のコメントを紹介します。

3年建築科 伝統建築コース 谷口純美さん

○受験に向けて頑張ったこと

 試験までの1か月間は、ほとんど毎日面接練習を行いました。面接の雰囲気に慣れるために、多くの先生方に面接官役をしていただきました。面接試験の中で実施される口頭試問の対策では、問題の傾向が分からなかったので、専門教科の教科書を用いて自主学習で復習を行いました。また、建築科の先生方に相談して口頭試問の対策問題を作成していただき、対策に励みました。

○将来の夢

 私は社寺建築に興味があります。将来は文化財等の修復に携わり、伝統的な建築物を後世に伝えていく仕事がしたいです。

○後輩へアドバイス

 普通教科ももちろんですが、進学を考えている人は特に専門教科が大事になってくると思います。いま学習している内容をしっかり理解していたほうが、今後の自分のためになります! また、進路目標を早くから定めていたほうが、準備や対策に早く取り掛かることができます。

 

3年建築科 伝統建築コース 山本晃瑠君

○受験に向けて頑張ったこと

 私は面接練習に特に力を入れ、進路指導部や建築科の先生など多くの先生方に指導をいただきました。面接の緊張感に慣れるために、できる限り多くの先生方に指導をしていただきました。何回も練習を重ねたことで、結果的に良い形で試験に臨むことができました。

○将来の夢

 日本の伝統的な建築様式と、海外の近代建築の様式とを融合させた、新しい建築物をつくりたいです。

○後輩へアドバイス

 私は1、2年次から積極的に資格取得に取り組んでいました。3年次には計算技術検定1級の満点合格を目指し、毎日5時間ほど勉強しました。満点合格は逃しましたが、合格できたことは嬉しく、自信に繋がりました。また、毎日勉強したことで学習習慣が定着しました。私は就職や進学を実現するためには、基礎学力が必要だと思います。なので、日常的に学習に取り組むことが重要だと思います。継続は必ず自分自身の力となるので、皆さんも根気強く頑張ってください、期待しています!

キャリアパスポート(期末考査の目標設定と学習の記録)

キャリアパスポート(期末考査の目標設定と学習の記録)

 

 先日、考査の時間割(仮)も発表され、待ちに待った(!?)期末考査が近づいてきました。本校では7月7日(月)~7月10日(金)の日程で1学期の期末考査を実施します。

 

 今年度は休校の影響で1学期の中間考査が中止となったため、この期末考査が1回目の考査となります。休校期間も含め、生徒達はこれまでの学習の成果を発揮するチャンスです! 3年生においては、校内選考に関わる重要な考査となり、少しでも評定を伸ばしたいと、毎年みんな意気込んで臨みます。また、1年生においてはこれが高校生活初めての考査となります。今後の考査においても良い準備をして本番に臨むため、計画の立て方や対策の方法については、早くからしっかりと確立させておきたいところです。

 そこで今回のキャリアパスポートの時間は、定期考査の目標設定を行いました。

 【写真①】

 

内容は以下の通り・・・ 

① 1年間の目標と1学期の学習面の目標(前回作成したもの)を振り返る。

② 1学期期末考査の時間割を書き込み、それぞれの科目の目標点数を設定する。

③ 目標達成のための具体的手立てを考える。

④ 学習の記録や起床・就寝時間を記録していく。

(※④は考査の1週間前から記録を毎日つけていく。)

 

【1学期 期末考査目標設定シート】(上)

 

「専門科目は自信あるし90点以上取りたいな~」

「テストの前は毎朝5時に起きて勉強しようかな~」

「先生の所に行ってたくさん質問しに行こうかな~」

と様々な声が聞こえてきました。

 

それぞれの目標とそれを達成するための手立てを考えていくことで、やるべきことが見える化していきます。

 【写真②】

 黙々と目標設定に取り組み、早くも期末考査へ意識が向いているようです。目標達成へのやる気が高まっていることが感じ取れました。(写真②)

 

 さて、みなさん目標達成となるのでしょうか?

 

 期末考査の振り返りは、1学期の後半に行う「1学期の振り返り」にて併せて実施する予定です。

 

※キャリアパスポートとは

【定義】

児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について、特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として、各教科等と往還し、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオ(目的をもってまとめられた収集物)のことである。

[文部科学省初等中等教育局児童生徒課『「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項』より]

 

 

 

キャリアパスポート(1年間の目標設定)

キャリアパスポート(1年間の目標設定)

 キャリアパスポートの作成を行いました。今年度から小・中・高と一斉に本格始動した(※)キャリアパスポートですが、本校では2年前から学校行事や学期の「目標設定」と「振り返り」を行っておりました。今年度は「3年間を通じたキャリアパスポート」の作成に取り組んでおり、これまでのものに、より連続性を持たせています。

 

※キャリアパスポートとは

【定義】

児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について、特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として、各教科等と往還し、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオ(目的をもってまとめられた収集物)のことである。

[文部科学省初等中等教育局児童生徒課『「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項』より]

 

 

【写真①】

 本校のキャリアパスポートは、目標設定やその目標達成のための手立てや振り返り、日々の記録などをポケットファイルへ綴っていきます。また、「自己分析」「記録の習慣化」「将来の見通しをたてる」といった3つのポイントを柱としており、3年間の努力の成果や自己の変容を見える化することで、自ら進路を切り拓くヒントを得たり、就職面接や進学調査書等にも反映させたりすることを目指しています。さらに将来的には、就職後も高校時代の自己を振り返る財産として活用できるものにしていきたいと考えています。

 

【写真②】

 初回となった今回のテーマは「1年間の目標設定」と「1学期の目標設定」でした。

学校再開から3週間が過ぎ、生徒達もようやく新学期のリズムを取り戻しつつあります。授業や部活動なども始まり、気持ちを新たに自分にあった目標を設定しました。

目標やそれを達成するための手立てに“具体性”と持たせることの難しさに頭を悩ませる生徒達【写真②】でしたが、自己と向き合いながら熱心に取り組んでいました。

 

【写真③】

 「これが僕の目標です!」と学習面や部活動など、項目ごとの目標を紹介してくれた生徒【写真③】。目標とは自分自身が常に意識することも大切ですが、友人や教師と共有することで、周囲から協力を得られたり、アドバイスやヒントをもらったりすることができてより効果的です。自己と向き合うことに加え、他者を認め互いに磨き合うような人間関係を築いていけるといいですね。

~補足資料~

【キャリアパスポート本校様式~年間目標設定シート~及びポートフォリオ一覧】

 

進路ガイダンス

2年生を対象に「進路ガイダンス」を実施しました。

 

4時限目は本田技研工業株式会社より講師の先生をお迎えして、

就職活動に向けた心構え・高卒の就職状況・自動車産業の特徴と取り巻く環境

などについてお話をして頂きました。

世界をリードするモビリティーメーカーの方のお話と言うことで、

生徒達もたくさんの情報を必死にメモしながら聞いていました。

最後には質問も出ました。

講師の先生からは「信頼される人材になって下さい」とメッセージを頂きました。

 

 

5時限目・6時限目では、自動車製造・電力・建築・土木・公務員・進学などの各業種10の部屋に分かれて、

業界の説明会を3回転で受講しました。

 

      (ア)保全          (イ)建築

     (ウ)電気           (エ)製造 

      (オ)電力           (カ)鉄鋼

     (キ)土木          (ク)鉄道

     (ケ)進学          (コ)公務員

来月からは本格的に3者面談が始まります。

自分の進路決定に向けて再スタートです!

がんばれ2年生!!

ポートフォリオ(キャリアパスポート)の作成

本日、1・2年生はポートフォリオ(キャリアパスポート)の作成をしました。

 

【ことば:キャリアパスポート】

文科省などによれば・・・

小学校から高等学校までの特別活動をはじめとしたキャリア教育に関わる活動について,学びのプロセスを記述し振り返ることができるポートフォリオ的な教材。

もう少し簡単に表現すると、「学校や家庭生活その他諸々の活動の成長や考え方の変化を文章・画像・動画などで記録したり収めたりしたもの(ポートフォリオ)を、更に学期単位や年度単位で精選(そのまま保存したり処分したり)したり、振り返ったりしてまとめたもの。」と言えるでしょうか。

 

2020年度より全国の小中高校で一斉にスタートする取り組みです。

本校では昨年度より先行して取り組んでいます。

 

小中高で一斉にスタートと言うことは、小学生から自分の将来について考える機会を持つと言うことになり、高校における進路指導も変化をしていかなければならないでしょう。また、これまでより高い職業意識を持った社会人も増えていくことでしょう。

自分の性格や適性を振り返ることはとても重要で、進路関連で考えると、自分自身の性格をしっかり理解することで、入社後のミスマッチやそれに伴う早期離職の回避が期待できます。職場の方々との関わり方も、自分から工夫することができるかもしれません。

キャリア学習は、就職したその先でも通用する力を身につけるための活動です。球磨工での3年間で、社会人になっても通用する高い職業意識を養いましょう。

 

**********************

1年生は「興味・適性診断」で自分の性格を客観的に診断しました。

2年生は「自己診断カルテ」で「履歴書」を記入する際に必要な項目について、現時点での状況を振り返りました。