球磨工ブログ

カテゴリ:進路指導部

生徒と保護者で参加する県内企業見学

県北の事業所2社と管内の事業所3社を、
生徒と保護者のみなさんで見学してきました。

「将来は製造業に就きたい」「県内の事業所に勤めたい」
と思って入学する生徒や保護者の皆さんは多いと思います。
しかしながら、生徒の皆さん、特に保護者のみなさんにとっては、
工場の中を見学する機会は滅多にないものです。
そこで球磨工業高校では、「生徒と保護者で参加する県内企業見学会」を計画しました。
この見学会は、今年度初めての取組みで、
年度当初より事業所の方々の御協力の下、計画を進めてきました。
ご担当者様には大変御世話になりました。
厚く御礼申し上げます。

【参加者数】
      生 徒 保護者 合 計 
  管内   35   4  39
  管外   45   3  48

予想を大きく上回る参加者数で、反響の大きさがうかがえました。
建設工学科は別行事で参加できませんでしたので、
来年度はバスを2台ずつ準備する必要がありそうです。

御協力いただいた事業所は次の7社様です。
【管外】
 LIXIL有明工場 様
 日立造船有明工場  様
【管内】
 多良木プレカット協同組合 様
 九州武蔵精密  様
 人吉アサノ電気 様

管外事業所の見学風景
 

 

管内事業所の見学風景
 



工場内の見学の様子をお示しすることはできませんが、
みなさん大変興味深く見学していました。

以下、生徒・保護者のアンケートからの抜粋です。
県内就職への意欲が高まったり、
同様の見学会の計画を希望されている声が多かったように感じました。
また、日頃の工業高校での学びが、
現場での基盤になっていることが分かった生徒も多かったようです。

【生徒】
 思っていた以上に自動化が進んでいた。
 ISOや5Sがしっかり守られていることが分かった。
 電子部品やハンダを使って作業しているところが楽しそうだった。
 見学してみて会社をより詳しく知りたいと思った。
 製造関係の仕事に就きたい気持ちが高まった。
 地元には素晴らしい技術を持った企業があることが分かった。
 地元の安心感や利点を学ぶことができ、県内の就職もよいと思った。
 普段あまり考えることのなかった県内企業に対しての関心が高まった。

【保護者】
 子どもの就職先について考えるとてもよい機会となりました。
 子どもと一緒に進路について話そうと思います。
 働く方達の声が聞けるとても貴重な経験になりました。
 今後も他の企業の見学会があれば参加したいです。視野が広がりました。
 親としてはできれば近くに就職して欲しいという希望があります。

反応も大きかったことから、今後も同様の見学会を計画したいと思います。

また、来月はインターンシップが計画されており、
そこでも管外の事業所での体験ができるよう準備を進めてきました。
インターンシップの様子は、また改めて御報告したいと思います。
どうぞお楽しみに。

「高校生と企業との交換会」への参加


熊本県雇用環境整備協会の主催による「高校生と企業との交流会」(熊本市総合体育館)に参加してきました。

会場には、県内の60もの、業種も様々な企業が参加され、
各企業の良さを一生懸命アピールしておられました。

参加した生徒からは、
・県内の企業にも目を向ける機会になった。
・県内の企業を新たに知ることができ、いいと思う企業が見つけられた。
・職場の雰囲気を知ることができた。
・今まで詳しいことが分からなかったが、その分からないところが聞けた。
・他の企業の情報をもっと知りたかったので、また参加してみたい。
・今回このような会に参加でき、すごく役に立ちました。
・まだ将来の職業について迷っているので参考にしたいと思います。

等々、多くの感想がありました。
県内就職を目指す生徒達にとって、大変有意義な一日となったようです。

県内には、「ブライト企業」をはじめとする優良な企業がたくさんあります。
親の近くで暮らすということ、地元で暮らすということは、
誰しも一度は考えたことがあるのでは無いでしょうか。
今一度、県内企業に目を向け、研究してみることはとても大切なことだと思います。

求人票受付開始もあと3週間。
自分の一生の仕事が見つけられるよう、
しっかりと企業研究をしていきましょう。


*ことば
 「ブライト企業」
 ブライト企業とは、以下の4つを基本的な要件とし、
 熊本県から認定を受けた企業のことです。

  ◎ 従業員とその家族の満足度が高い

  ◎ 地域の雇用を大切にしている

  ◎ 地域社会・地域経済への貢献度が高い

  ◎ 安定した経営を行っている

 

  

 

平成30年度進学公務員課外開校式


進学公務員課外開講式

本日、進学公務員課外の開講式を行われ、前期課外がスタートしました。

 西智博校長の挨拶では、「未来の扉は自ら開くものである。進路実現には強い意志が必要であり、常に感謝の気持ちを忘れず、団体戦として全員で一丸となって受験に臨んで欲しい。」と生徒へ激励の言葉がありました。また、「なぜ勉強するのか?」と問われ、「答えはそれぞれだと思いますが、答えの一つとして『将来正しい判断をするため』『人生の選択肢を広げるため』である。」と話されました。生徒の可能性を最大限に広げるべく、我々教師もまた、日々勉学に励まなければと改めて感じました。

 進学希望者4名、公務員希望者12名は進路実現への強い意志を胸に、本日より課外授業に臨みます。

☆開講科目

進学課外:数学(月・水・金)

公務員課外:数的判断(月)・社会(火・水)・判断推理(木)・国語(金)


 

進路セミナー


3月2日(金)、進路意識を向上させ、職業観を育むことを目的として、各学年に応じた進路セミナーが実施されました。

1学年は前半に各職種に関する講座を受け、後半にペーパータワーを作成し、グループでどれだけ高い塔が作れるかを競いました。昨今の就職試験には、こうしたグループワークを取り入れた試験を実施する企業が増えています。生徒たちはその主旨を理解しながら、協力して作業することの大切さを体感していたようでした。

2学年は前半に2年生全体向けの進路講話を聞き、後半はそれぞれが希望する進路セミナーを受けました。三者面談もはじまり、就職進学が目前に迫る中、メモをとりながら真剣に説明に聞き入る2年生の姿が印象的でした。

こうした機会をもとに、自分に合った進路を選択できる力をぜひ身につけていって欲しいと思います。

 
 
 
  
   

親と子が地域と産業を学ぶ企業説明会


2月23日(金)、本校体育館にて、「親と子が地域と産業を学ぶ企業説明会」が開催されました。

近年、本校の県内就職を希望する生徒は減少傾向にありましたが、今年度は県内就職率が16%と上向きました。そこで、県内、特に管内の事業所や業界、人吉球磨で暮らす良さについて、生徒のみならず、保護者にもさらに知っていただく機会になればと、九州武蔵精密株式会社様、人吉アサノ電機株式会社様、株式会社球磨電設様、宮原建設株式会社様、三和建設株式会社様の5社に来校していただき、企業説明会を開催しました。

前半は全体向けの会社概要説明、後半は各ブースに分かれて、生徒と企業の方の意見交換会が行われました。企業の方の中には本校の卒業生もおり、実際に就職して感じた仕事のやりがいや、地元就職の良さについて語ってくれました。
生徒たちは先輩の現場に関する生の声に真剣に耳を傾け、積極的に質問するなど、地元企業への理解を深めているようでした。

一部参加頂いた保護者様のご感想を引用します。

 地元の企業の仕事内容や、地元に対する熱意を感じました。子どもが地元企業に就職したいといった場合、地元ではどうかな?と思っていましたが、今回の5社の説明を聞き、考え方が変わりました。息子も同じだと思います。

 また、生徒の中には、地元で働いてみたいと思う理由として、「地元で活躍したいから」「企業の方が(地元企業に転職して)家族といる時間が増えたと話されたから」と言った感想を持つ生徒もいました。

人吉球磨地区には、大都市の企業と引けをとらない、またはそれ以上の優良な企業がたくさんあります。また、地元愛を大切にした企業活動をなさっている会社が多いです。今回の企業説明会が、親子の会話のきっかけになり、進路決定の一助になれば幸いです。

御協力いただいた企業の皆様、御多忙の中、説明会に御参加いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。