学校生活

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移動(出前)図書

4月17日(木)の授業前、本校全日制の図書の先生の計らいで、全日制図書館のおすすめ蔵書を「移動(出前)図書」という形で持ってきていただきました。

定時制にも図書コーナーがあり、たくさんの本がありますが、全日制の図書館は規模が大きいので、定時制にはない本もたくさん持ってきていただきました。

生徒は興味を持って本を手に取り、借りていました。

今年度はこのような取り組みを定期的に行う予定です。生徒はたくさん本を借りて探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現できるよう励んでほしいと願います。

道の駅ミナマータ2周年記念水定どら焼き準備

4月17日(水)は、いつもタルト等の共同開発でお世話になっている道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ様より依頼を受けた、今週末の「道の駅ミナマータ2周年記念イベント」において、お客様にプレゼントする水定どら焼きの準備をしました。

いつも共同開発でお世話になっている水俣市のONITSUKA日昭堂様より仕入れた水定どら焼きです。

まずは、シール貼りからです。裏面の成分表示表を先に貼り、次に表面の商品名シールを貼ります。

 

次に、箱詰めです。まずは箱の組み立て方を教わります。お茶あん、甘夏あんをそれぞれ1個ずつ入れます。

箱詰めが終わったら、のし紙を貼ります。まずは表向きの状態から紙を付けます。

次に、ひっくり返してテープ止めをします。

重ねてみると豪華ですね。

この水定どら焼きセットは、4月20日(土)・21日(日)の両日に、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータにおいて、各日先着20名様にプレゼントされるそうです。

いつもお世話になっているミナマータ様のお役に立てて、生徒もとても喜んでいます。本校の水定どら焼きを活用いただき、とても感謝しています。

皆様、週末はお近くまでお越しの際はぜひミナマータまでお出かけいただき、早い時間であれば水定どら焼きをご賞味いただける機会もあるかもしれませんので、今後とも水俣高校定時制商業科をよろしくお願いします。

身体計測及び新体力テスト(1日目)

4月16日(火)は、身体計測及び新体力テストが多目的室及び柔道場で実施されました。

まずは、多目的室で説明を受け、学年ごとに身体計測から始めます。

身体計測が終わった学年から柔道場に移動し、新体力テストにのぞみます。

本日実施した種目は、握力、立ち幅跳び、上体起こし、長座体前屈の4種です。協力して行います。

4つの学年が、スムーズに種目移動をして、滞りなく実施できました。

来週は、反復横跳び、ハンドボール投げ、20mシャトルランを実施する予定です。来週は結構体力を使うので、生徒はしっかりと備えてのぞむことになります。今日もとてもよく協力してできました。来週も頑張ります。

商業科商品開発「ミニタルト(創作スウィーツ)試食検討会」

4月16日(火)は、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ様のご協力のもと、コラボ商品開発「ミニタルト(創作スウィーツ)試食検討会」が同所で実施されました。

 

 2月の本校での検討会、3月のミナマータでの試作実習会、そして今回の試食検討会と続き、より具体的な形へと進展していっています。

生徒から提案があった2種類のタルトの試作品です。プリンタルトと水俣茶タルトです。

プリンタルトの具材として、最初は甘夏・不知火・さくらんぼを乗せた状態のシンプルなものに、ミントを添えると、より見栄えがよくなるのがわかります。とてもキュートな仕上がりになりました。

水俣茶は、抹茶でいくことにしました。上に乗っている具材は、黒豆と金箔です。荘厳華麗な仕上がりです。切った断面からもわかるように、層の中身は、抹茶小豆ホイップを使用しています。

そして、試食です。実際に食べてみないとわからないことが多々あります。

味の感覚が残っているうちに、シートに記入します。少し、話し合いながらお互いのシートを確認し合います。

 忌憚なく意見を出し合います。

次は、パッケージングの研究です。抹茶タルトを乗せるカップは、紙タイプのものなど数種類の候補のなかから、生徒は迷わずこの銀色の、わりとおなじみのアルミカップを選びました。それを透明の袋に入れます。

プリンタルトは、色つきの紙をセンス良く敷き詰め、かわいらしくパッケージングしてみます。

 

袋詰めしたものにシールを貼ると、なんと見事な商品として仕上がりました。これだけ品格があれば、買いたくなりますよね。生徒からは一同に感動の声が上がり、商品開発の極意を感じた瞬間でした。

 

そして、ネーミング及び価格設定について話し合いました。

プリンタルトは「シトラスプリンタルト」と命名し、売価は1個400円を設定しました。

水俣茶タルトは「抹茶タルト(天茶の抹茶使用)」と命名し、売価は1個450円を設定しました。

 ※ネーミング及び売価は、この検討会での結論事項のため、商品化する際は、変更があるかもしれないことを申し添えます。新商品としての発売が決まりましたら、また、このホームページ上でも改めてご紹介させていただきます。

 最後に、生徒会副会長より謝辞がありました。

道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ様、今回もたくさんの準備をしてくださり、本当にありがとうございました。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための商品開発が着々と進んでいます。水俣高校定時制新3年生の挑戦を今後も見守っていただきますと幸いです。

生徒会歓迎行事

 

4月12日(金)に、生徒会歓迎行事が行われました。

生徒会歓迎行事は、生徒会役員が中心となって全校生徒で新入生を明るく迎え入れる行事です。

 

はじめに、生徒会長より歓迎のことばが述べられました。

「学校行事や授業は、学校にいる今しか参加することができないものばかりです。悔いのない満足できる学校生活を送ることを祈っています。」

不安を抱える1年生の背中をそっと押すような前向きなメッセージを伝えてくれました。

 

 

 

1年生が自己紹介をしました。

全校生徒の前に立つということもあり少し緊張した様子でしたが、笑顔で「よろしくお願いします」と伝えると、上級生たちも一人ひとりに温かい拍手を送りました。

 

 

次に、生徒会役員より1年間の生徒会行事の紹介が行われました。

生徒総会や委員会活動、文化祭、バドミントン大会など、バラエティに富んだ数々の行事について昨年度の写真とともに概要を説明しました。

生徒会役員からは「みんなで楽しく有意義な行事にしていきましょう」と呼びかけがありました。

 

 

 

前半の最後には、本校の校歌紹介がありました。

卒業してからも心に残り続ける校歌。歌詞に込められた思いをしっかりと噛みしめながら歌います。

 

 

後半はグループに分かれて自己紹介を行いました。

あらかじめ作成した自己紹介シートを持ち寄り、好きな食べ物や趣味、楽しみにしている学校行事などを共有しました。

 

 

意外な共通点を発見できたり、学年を越えて交流できたりと、仲間たちとともに楽しく充実した時間を過ごすことができました。

 

最後に、今回の歓迎行事の準備や進行に携わった生徒会役員の皆さんに、全校生徒から拍手を送りました。

自分たちの手でより良い学校行事を作り上げていくということを、生徒会役員の皆さんが歓迎行事を通して示してくれました。

生徒の皆さんには仲間とのかけがえのない時間を大切に過ごすとともに、本校定時制の主役は「皆さん自身」であることを忘れずにいてほしいと思います。

オリエンテーション2日目

4月10日(水)は2日目のオリエンテーションが行われました。

この日は生徒指導部・生徒会、人権教育、ISOの取組、すぐーる、保健部に関するお話がありました。

  

生徒指導部からは、学校生活を送る上でのルールや校則についての説明が行われました。みんなが心地よく安心して過ごせる学校にするため、上級生も改めて一つずつ丁寧に確認しました。

人権教育に関して、本校の生徒会長が水俣高校定時制「いじめを許さない宣言文」を全校生徒の前で読み上げました。まさに題名のとおり「いじめを許さない」という覚悟をうかがわせるような、堂々たる宣誓でした。

 

ISOの取組については、環境の係より、校内に設置されている5か所7種類のごみ箱と分別の仕方などについての説明がありました。「環境首都」とも呼ばれるこの地で学ぶ生徒として、主体的に環境保全に取り組む姿勢を周囲に示していってほしいと思います。

 

「すぐーる」は、昨年度より県立高校において導入された学校・保護者間連絡アプリで、担当者から登録方法や使い方についての説明がありました。

保健部からは、今年度行われる各種検診や教育相談、カウンセリングに関するお知らせがありました。いろんな悩みを抱える時期ですので、困ったときには遠慮なく我々に相談してほしいと思います。

 

2日間のオリエンテーションを終え、明日から本格的にスタートする学校生活に向けて各クラスで最終確認を行いました。

1年生は初めてのChromebookを手に取り、授業等での活用にあたって必要な準備を行いました。

  

 

前日に引き続き、生徒たちはこの日も終始立派な態度でオリエンテーションに臨んでおり、とても良いスタートダッシュを切ることができました。

オリエンテーション1日目

4月9日(火)は年度初めに伴う、全学年共通のオリエンテーションが行われました。

 

昨日は、昼に1年生が入学式、夕方から2・3・4年生が始業式でしたので、今日が初めて全学年がそろったことになります。今年度から、オリエンテーションは2日間に分けて実施することとなりました。

 

1日目の今日は、教頭先生よりお話をいただいた後、教務部・進路指導部・商業科そして図書の説明がありました。

教務部からは改めて、単位制に関する説明及び考査日課に関する説明がありました。

進路指導部からは先輩たちの今春の進路実績及び今後の展望についてのお話がありました。

商業科からは、各種検定試験に関する説明がありました。

図書の係からは、本の貸し出しに関する説明がありました。今年度は全日制の図書室からも積極的に借りるよう呼びかけがありました。今後は、移動図書もやってくださる予定です。

休憩後は、クラス写真及び個人写真を撮影し、避難経路の確認をしました。その後、各教室に分かれてLHRが行われ、教科係等を決めました。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための新しい学年での学校生活が始まりました。

今日のオリエンテーションでの聴く態度は立派でした。特に1年生は緊張の一日でしたが、やさしい先輩たちが少しずついろんなことを教えてくれるはずです。明日も引き続き頑張ってほしいと願います。

新任式・1学期始業式

4月8日(月)は、定期異動に伴う令和6年度の新任式及び1学期始業式が、定時制多目的室で行われました。

〇新任式

 

今年度は、定時制には6名の先生方が赴任されました。

教頭先生からご紹介があった後、新着任の先生方よりお一人ずつごあいさつをいただきました。

その後、生徒会長より歓迎のことばが立派に述べられました。

新着任の先生方にとっても、楽しみにしておられた生徒との初対面です。

生徒のみなさんは、こらから先生方とたくさんの思い出を作ってほしいですね。

 

〇1学期始業式

引き続き、1学期始業式が行われました。

 

校長講話では、「願い」という今年度の教育スローガンの一部分についてお話がありました。以下はその抜粋です。

皆さんは、背中に「願い」を背負っています。皆さんがどういう生活をしていきたいかという願い。次に、支えてくれている家族の皆さんからの願い。そして、お世話になっている地域の方々からの願い。最後に、再編統合前の旧水俣高校から引き継がれた願い。

その願いを叶えるために、積極的に主体的に活動していくこと。将来に向かって、時には重すぎると感じることもあるかもしれません。そんな時は、先生たちのサポートを受けると良いでしょう。苦しいとき、つらいときはみんなで解決しましょう。

最後に、皆さんにある歌の一節を紹介します。

「願いよ叶え いつの日か そうなるように 生きてゆけ」

以上が校長講話の概要です。

式後は、教頭先生より主任主事の紹介及び学級担任・副担任の紹介がありました。その後、各部より連絡がありました。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための新年度がスタートしました。

毎日通っているこの学校には、夢を実現するためのヒントがたくさんあります。経験豊かな先生方を頼り、今年度もたくさんのことを学んでいってほしいですね。

入学式・初顔合わせ会

4月8日(月)令和6年度の入学式及び初顔合わせ会が実施されました。

〇入学式

 

今年度の定時制の新入生は6名。緊張した面持ちで入場しましたが、校長先生からの入学許可・式辞に続き来賓祝辞も、とても良い姿勢で聞くことができました。

校長先生からは、「夢」についての3つのお話をしていただきました。

(1)「夢は指針である」ということです。指針とは、物事を進めるうえでたよりとなるものです。なりたい自分を思い描き、目標を持つことが大事です。

(2)「夢は成長を促す」ということです。夢を持つことで、たゆまぬ努力をしていきます。その過程で、人は確実に成長をしていきます。

(3)「夢は希望である」ということです。夢の源となる希望の光を投げかけ、豊かで意義のある在り方生き方を通して、高校生活を充実させてほしいと願います。

校長先生は結びに、ある歌の一節を紹介してくださいました。

「願いよ叶えいつの日か そうなるように 生きてゆけ」

ともに、頑張っていきましょう。

〇初顔合わせ会

式後は、定時制の多目的室に移動して、新入生・保護者・職員の初顔合わせ会が行われました。

 

教頭あいさつ、担任・副担任あいさつから職員紹介を経て各部連絡が行われました。

いろいろな面で、義務教育課程とは異なる高等学校の仕組みについてお話がありました。

 

いよいよ、翌日からは一人で登校することになります。これから始まる定時制での高校生活の、記念すべき初日が無事に終わりました。探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現できるよう、勉強に友だちづくりに、大いに励みましょう。

転退任式

3月28日(木)は、この春の定期異動に伴う転退任式が行われました。

まずは式に先立ち、定時制の1名の先生に、60歳の節目に際してこれまでの永い歳月の間本県教育振興のためにひたすら尽くしていただいた多大な御功績に対する感謝状の授与が行われました。文面の最後には「今後ともますます御健勝にて御活躍されますことを期待します 熊本県教育委員会」と結ばれていました。

本校の生徒諸君が生まれるずっと前から教鞭をとってこられ、その長年の経験の数々を、今の定時制の生徒たちにご教示いただいております。今後とも、厳しくも温かいご指導をよろしくお願いいたします。

そして、いよいよ転退任式です。教頭先生から、転出される先生方お一人おひとりのご紹介がありました。

校長先生は、夕方からの授業をよく見に来てくださっていましたが、いつもとても素晴らしい授業態度をほめてくださいました。今までの姿勢を忘れることなく、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する真摯な姿勢を忘れることなく、跳ね返されても挑み続けてほしい。常に成長はしているので、いくつになっても挑戦すること、めげることなく活躍してほしいとの励ましのことばをいただきました。

 

副校長先生からは、昨年初めて定時制に来て、毎日がワクワクして楽しかった、みんなが頑張っている姿に元気と感動と勇気をもらった。こらからも精一杯頑張ってほしいとの励ましのことばをいただきました。副校長先生は、いろんな人と一緒に仕事をして心がけていることは、その人の良い所を見つけるようにしていらっしゃるそうです。そうすると、相手がだんだんよく見えてくるし、自分自身の見方が変わってくるといったお話もいただきました。

 

40年近く教員を続けてきて、このたび教師生活にピリオドを打たれる先生からは、今の生徒が最後の生徒となるわけですが、授業、学校行事、販売実習、試作実習等を楽しみながら頑張っている姿をほめていただき、成長した数年後がとても楽しみで、やるべきことをやっていけば夢は実現する。健康に留意して過ごしてほしい。水高生のプライドを持って夢を実現してほしいとの励ましのことばをいただきました。

 

4月から新天地に転出される先生方からは、人との関わりを大事にしてほしい。人と関わることが苦手な人もいると思うけど、人と関わることを続けていけば、自分が困ったときに助けてくれる。生きにくい時代だからこそ、良い意味で人を巻き込みながら、今の高校生活をこれからの練習と思って過ごしてほしいという励ましのことばをいただきました。

みんなと過ごした日々は、感謝の気持ちでいっぱいであり、ここでも思い出を胸に刻んでこれからも頑張っていきたい、寒かったり暖かかったりしますが、健康に留意して過ごしてほしいといった優しいことばもかけていただきました。

生徒会長より、惜別のあいさつがあり、花束贈呈です。涙を流している生徒もいました。先生方と生徒諸君の絆の深さが感じられました。

先生方、今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。水俣高校定時制での日々をたまには思い出していただきながら、健康に留意されてお過ごしください。先生方の今後より一層のご活躍を祈念しております。水高定時制の生徒の活躍も、HPなどで見守っていただきますと幸いです。ありがとうございました。

3学期終業式

3月22日(金)は、3学期の終業式が行われました。

まずは式に先立ち、表彰式です。

皆勤賞と精勤賞が授与されました。よく頑張りました。

 続けて、終業式です。

校長先生の講話では、今年度の教育スローガン「何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒の育成」について、意識しながら過ごせたか、確認がありました。何事も自分のこととして捉える。主体的に考える。この習慣を身につけることが肝心です。

夢の実現に向けて挑戦する姿勢を大事にして、目標を持ち、挑戦する過程を大切にしてほしい。関連して、ネルソン・マンデラ氏の言葉を紹介していただきました。「生きるうえで最も偉大な栄光は、決して転ばないことにあるのではない。転ぶたびに起き上がり続けることにある。」と言い残されたそうです。成功しなくても成長はしているのだと教えてくださいました。

併せて願うことは、謙虚で誠実な人であってほしいということです。旧松下電器の創業者・松下幸之助氏の言葉も紹介していただきました。「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。」と言い残されたそうです。成功の陰には周囲の協力、支えてくれる人の存在があるということを忘れないでほしいという講話をいただきました。

 

 その後、各部より諸連絡等がありました。次に登校するのは、3月28日(木)の転退任式です。

何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒たちの令和5年度の活動がこれで終わりました。水俣高校定時制の生徒の挑戦は、令和6年度に引き継がれます。

令和5年度も、水俣高校定時制をたくさん応援してくださり、ありがとうございました。令和6年度も、本校定時制の生徒の活躍にご期待ください。今後ともよろしくお願いいたします。

教室(机・椅子)下足箱移動・大掃除・生徒交流会~バレーボール~

3月19日(火)は、新教室への荷物移動及び今年度最後の大掃除並びに生徒交流会が行われました。

 

〇教室(机・椅子)下足箱移動 

まずは、新教室への荷物移動からです。自分の机、椅子、荷物等を次年度の教室に運びます。

 

3年生から順に、4年生教室へ。そして下級生が続きます。並行して、先日卒業した上級学年の机、椅子を1年生教室に運びます。

下足箱は、お昼のうちに先生たちで掃除、氏名の張り替えと個人のスリッパ移動をしておきましたので、生徒は新しい場所を確認します。

 

ロッカーの荷物も移動します。

掲示物も新教室へ移動します。

 

〇大掃除

教室移動が落ち着いたら、続けて大掃除です。1年間の感謝の気持ちを込めて、入念に掃除をします。

 

暑い夏の日も、寒い冬の日も、大変お世話になったエアーコンディショナーのフィルター清掃です。

 

黒板の溝も丁寧に拭き取ります。

少ない人数ですが、手分けして各教室・廊下及び多目的室・カウンセリング室並びに昇降口・トイレに至るまで、時間をかけて掃除します。

 

〇生徒交流会~バレーボール~

そして、いよいよ生徒交流会です。

今回は、バレーボールです。協力して準備をします。

一旦集合して、生徒会長より挨拶、続けて競技上の注意です。

その後、体育委員の号令で準備運動です。

 

入念に行います。

次は、走ります。

 適度な準備運動の後は、各自で練習をします。

 

 そして、いよいよ試合開始です。

 

まずは、AチームとBチームに分かれて対戦です。

 

練習の甲斐もあり、ナイスプレーが飛び出します。

 

体育の授業でも教わり、コツをつかんでいるようです。

人数調整で先生たちも助っ人として入ります。

白球を追いかける姿から、一生懸命さが伝わります。

よく声を掛け合いながらプレーができています。

2試合後、最後はチームメンバーを入れ替えてプレーしました。

 そして、後片付けです。

 

協力して行います。

最後に教頭先生より表彰及び講評をしていただきました。

今回は上級生が卒業して生徒数が減ったことや、最後の試合はメンバーを入れ替えて戦ったことなども踏まえて、試合の状況を見て、「最優秀選手賞」「優秀選手賞」「敢闘選手賞」として表彰しました。

 今回の生徒交流会は、企画の段階から新生徒会執行部のメンバー及び体育委員を中心に作り上げてくれました。担当の先生に「これがしたいです」とルーズリーフに具体的かつ詳細に書き込まれたバレーボールの案を提出してくれました。少ない生徒数ですので、工夫したメンバー編成、球技が得意な生徒も苦手な生徒も一緒に楽しめるように今回の生徒交流会用の特別ルールを考えてくれるなど、隅々まで目を行き届かせた思いやりのある企画運営でした。その甲斐もあり、みんなとても楽しそうにプレーをしていたのがとても印象的でした。執行部も一般生徒も、一人ひとりが何事にも当事者意識を持ち、主体的に行動できた生徒交流会でした。得意な分野はより力を高め、苦手なことにも果敢に取り組みながら、夢の実現に向けて挑戦するその姿勢を大事にしてほしいと願います。

商業科商品開発「ミニタルト(創作スウィーツ)試作実習会」

3月19日(火)は、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ様のご協力のもと、商業科商品開発「ミニタルト(創作スウィーツ)試作実習会」が、同所で実施されました。

 

去る2月21日(水)に、この企画の検討会が本校多目的室で実施されましたが、そこで生徒から提案されたプレゼンや、それと関連して生徒から出た意見及びプロからのアドバイス、さらにはプロの助言を受けながら行った調べ学習の内容を、総括的なイメージとして作り上げた仮の商品を試作してみるというものです。

まずは、今回の講師の先生方の紹介です。道の駅みなまたの館長様及びシェフの方々です。その後、参加生徒の自己紹介です。今回は、2年生4名が参加させていただきました。

 

前回の検討会からおよそ一か月。この間にも、道の駅みなまたの館長様及びシェフの皆様は、通常の営業がある中、時間を捻出してこのコラボ企画のための研究及び下準備をしてこられていたのです。まずは、そのプロ段階での試作過程における所感からお話をしていただきます。生徒は、真剣にメモをとっています。

そして、いよいよ試作実習です。

 

まずは、入念に手を洗います。

 

こちらの素材は、あらかじめシェフの皆様が準備してくださっていたものです。

生徒の提案に合わせて、水俣茶タルトの素材をこしらえてくださっていました。

 こちらの素材は、プリンタルトの素材になります。

 水俣茶及びプリンの両方をお皿に乗せ、各々、合いそうな具材をチョイスしてタルト生地に乗せていきます。

 

タルトを小さく切ると、具材を小分けして乗せやすく、味見したときに区別がつきやすくなります。

 プリンタルトにはフルーツを乗せてみて、水俣茶タルトには生クリームを乗せてみます。金箔をかけると際立ちます。

 

小豆や甘夏もチョイスしてみました。

 

試食をしてみます。見た目も大事ですが、やはり味覚が一番頼りになります。

 試食後は、シートに所感を記入します。

 

 その後、全員で意見交換を行います。

 

議論を重ねた結果、水俣茶タルトはかっこよく、プリンタルトはかわいらしく仕上げることとしました。

 

 時間が来ましたので、今日はここまでです。生徒会副会長より、謝辞がありました。この1か月間は、生徒たちもいろいろと調べ、実際に様々ななタルトを食べてみたりしていたようです。今回の試作実習会では、ミナマータの皆様のおかげで、イメージが少しでも出てきたのでホッとしましたといった感想が述べられました。

そして最後は、せっかくの機会ですので、ソフトクリームの作り方を教わりました。

今回は、生徒一人ひとりが自作のタルトを作ってみて、参加生徒全員がよく意見を出してくれました。何事にも当事者意識を持ち、主体的に行動できる力がどんどん身についてきています。コラボ商品を世に送り出すという夢の実現に向けて挑戦する姿はとても素晴らしいものでした。

今回も協力してくださった、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータの皆様、本当にありがとうございました。次回の試作実習会でもよろしくお願いいたします。良いコラボ新商品ができるよう頑張っていきたいと思います。

卒業証書授与式 卒業生を祝う会

3月1日(金)は、令和5年度卒業証書授与式及び卒業生を祝う会が、また、それに先立ち2月28日(水)並びに29日(木)は、表彰式・卒業式予行・同窓会入会式・卒業生を祝う会準備等といった卒業式関連の各種行事が行われました。

 

〇表彰式

卒業式関連の行事は、2月28日(水)表彰式からのスタートです。

 

 熊本県がんばる高校生表彰、産業教育振興中央会御下賜金(ごかしきん)記念優秀卒業生表彰、全国商業高等学校協会成績優秀者表彰、全国高等学校定時制通信制教育振興会表彰、熊本県高等学校定時制通信制教育振興会表彰、熊本県高等学校文化連盟表彰、熊本県高等学校体育連盟表彰、熊本県高等学校保健会表彰の各種卒業予定者表彰が行われ、式の結びには本校定時制の先生が1名、永年勤続に係る功労者表彰を、教え子たちが見守る中、授与されました。

 

〇卒業生を祝う会事前準備(装飾品作成・飾り付け・設営)

2月29日(木)は在校生による、翌日に控えた卒業生を祝う会の準備が行われました。

 

 まずは説明を聴きます。やることは、風船を膨らませることと、ホワイトボードに貼る文字の切り抜き・風船に貼る養生テープ作りです。これらを分担して行います。風船はストローを使って膨らませます。ストローは浅く差し込みます。

 

 卒業予定者が喜んでもらえるよう、少ない人数ながら、よく分担して取り組んでいます。

概ね膨らみました。色とりどりです。

 

ホワイトボードや壁面に貼付します。作業の過程において時折、破裂音がしてびっくりしますがその都度なごみます。

翌日は、大好きな先輩たちが喜んでくれるといいですね。

 

〇卒業証書授与式

 そして、3月1日(金)は、いよいよ卒業証書授与式当日です。

 

登校後は、教室に集合して最後の動作確認及びコサージュ装着を協力して行います。事実上、最後の教室でのひと時となります。

定刻となり、いよいよ入場です。

水俣高校は全定(全日制・定時制)合同で行います。本校体育館での厳かな式典は、実に入学式以来となります。3年振りまたは4年振り、あるいはそれ以上振りの生徒もいる中、それぞれの年月を振り返りながら、式に臨みます。

  

定時制は、全日制課程各学科・各クラスの代表生徒が卒業証書を授与されたのち、4年生の生徒が1名のみ、定時制3・4年生の卒業生7名の代表として壇上に上がり授与されます。他の6名も代表者と礼等の動きを合わせます。よくそろっています。この日この瞬間のために雨の日も風の日も、人によっては遠方から毎日、くじけそうになりながらも通い続けたのです。

校長先生からの式辞では、挑戦を続けること、感謝の気持ちをもって謙虚な姿勢を忘れないこと等、励ましのお言葉をいただきました。来賓の皆様、祝詞・祝電をたまわった関係各位の皆様からも温かいはなむけのお言葉をいただきました。ありがとうございました。

送辞・答辞は、それぞれ全日制の生徒が代表で述べてくれましたが、その中で、定時制商業科の商品開発及び販売実習での活躍に触れてくれました。

式歌斉唱・式後の行事の後、いよいよ卒業生退場です。全日制1組から順に退場し、最後に残った定時制7名が、担任の先生方の先導で退場します。

来賓・保護者・在校生・職員に見守られながら、堂々と退場のトリを務めてくれました。「定時制商業科、退場!」のアナウンス後の拍手は、とりわけ大きく、苦学してきた夜間課程の生徒たちの実情を、皆様とてもよくわかってくださっています。

 

〇卒業生を祝う会

式後は、定時制だけの最後のお別れの会が多目的室で行われました。

 

式典後のお忙しい時間帯の中、校長先生、副校長先生、教頭先生、事務長先生が定時制に来てくださり、校長先生からはお祝いと激励のお言葉をいただきました。中でも、校長先生が着任された年度の定通総体で、今回の卒業生がバドミントン競技で惜敗後に悔し涙を流していた思い出について触れられ、一生懸命練習してきたからこそ流れる涙の素晴らしさについて語ってくださいました。

続けて、卒業証書が担任の先生より渡されます。

 一人ひとりの思いが詰まった卒業証書です。これをもらうために、どれだけの血のにじむ思いで苦労してきたことでしょう。思い出が去来します。

また、後輩たちが内緒で準備を進めてきた思い出の「水定どら焼き」もプレゼントされます。

 

続いて、2年生の新生徒会長から惜別の挨拶がありました。先輩たちの背中を見ながら頑張れたことや、行事での楽しい思い出が語られ、寂しさの中でも先輩たちの卒業後の活躍を祈念する旨の立派な送別の言葉でした。

そして次に、7名の卒業生一人ひとりからのスピーチがありました。

 話しながら涙を流す生徒もいました。「学校に行くのがイヤだな」と思ったこともあり、学校に来ていない時には毎日電話をかけてきてくださる先生との思い出や、検定試験受験のために夏季・冬季の長い休み期間も先生に勉強をみてもらったこと、自分が書く進路の書類を何度も書き直させて、丁寧な字で出すよう指導してきた先生に対する感謝の気持ち等が語られました。

そして、最後の集合写真です。みんな良い表情です。

何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦を続ける7名の生徒がこの日、巣立ちました。思い起こせば3~4年前、あるいは生徒によってはそのさらに前の年度に、それぞれ入学したあの日のことが思い出されます。小・中学校で、いろんなことがあって保護者や先生に心配をかけてもきました。しかし、一番悩んできたのは言うまでもなく自分自身でした。高校の勉強についていけるんだろうか。行事はどんなものがあるんだろう。定時制ってどんなところなのかな。いろんな不安と期待を抱えながら入学してきて、定時制でも大変なことはたくさんありました。でも、先生たちの丁寧な授業に、一つひとつ理解が深まってきました。似た境遇で入学してきた励まし合える友人がいました。そして、遠方の生徒の中には、連日送り迎えをしてくれた保護者の存在がありました。そのすべての人たちに感謝です。

少人数の定時制では、自分が動かなければ事は先に進みません。そのおかげで何事にも当事者意識を持って取り組むことができました。主体的に行動する力も身に付きました。夢の実現に向けて挑戦する大切さも教わりました。

卒業生は、この定時制での歳月で、大きな成長を遂げました。そして、いよいよ社会のスタートラインにつきます。進学する人、新規で就職する人、現業を継続する人等、進む道は様々です。道につまづくこともあるでしょう。その時は自分たちで作った卒業アルバムを見返して、故郷を思い出してほしいです。定時制で頑張ってきたことに誇りをもって、大いに活躍して、幸せになってほしいと願います。

あしきた青少年の家開所25周年記念販売実習

2月23日(金・祝)は、熊本県立あしきた青少年の家様からのお招きにより、開所25周年記念イベント実施に伴う販売実習に参加してきました。

朝、学校に集合し、今日一日お世話になる運転手さんにご挨拶をして乗車します。

 

 あしきた青少年の家に到着しました。義務教育課程において、泊りがけでお世話になったこともある思い出の場所です。荷物搬入までのささやかな空き時間で、童心に帰り斜面で待機します。

搬入場所の指示が出て、いよいよ車から荷物を協力して降ろします。

 

教頭先生も到着されていました。雨の予報と強風により、今回は体育館での実施となりました。

 室内でも、店舗らしくテントを立てていただいていました。おなじみ水色の屋号は、テーブルの高さの関係から、校名が見える範囲で折り曲げて貼り付けます。いろいろとよく考えてくれます。

 

幟旗を立て、ブラックボードも出します。

POPの位置を確認しながら貼ります。

商品を載せるシートの位置も微調整します。

 

今朝仕入れたばかりのシンPITAパンのシール貼りをします。JR熊本駅販売実習での初登場以来2回目、通算3回目の販売です。

パンを並べるにあたり、惣菜パンと相性の良い竹籠に並べていきます。並べ方も大事です。

 

お釣りの金種の確認です。あらかじめ準備した金額と一致するように数えます。「先生、〇〇円ありました。」「正解です。」よくできました。ブラックボードの微修正もします。

ボリューム満点の売り場ができました。そして、いよいよ最初のお客様をお迎えします。

2年生全員による、2年生単独での販売実習の全景です。単独では初ながらも、POP掲示の工夫、店舗内外での役割分担等、よくできています。

お客様が行列をつくってたくさん来店してくださっています。

 幼い兄弟がPOPに興味を示してくれています。幼いお客様には可能な限り低い姿勢で接客します。

 

ご家族連れのお客様へも笑顔で接客します。

 

商品説明も丁寧です。校長先生も激励に来てくださいました。

親子連れのお客様は、お子さんが「これください」と示し、お金も渡します。「高校生の販売実習」に対して「消費者教育」も同時に行われている形となりました。お子様のお客様が多い「あしきた青少年の家」でのイベントならではの光景です。

水俣・芦北地区のALTの先生方も来店してくださり、英会話の勉強もかねて和菓子の魅力を説明しました。

また、商品陳列等、専門的な見地でのアドバイスもいただきました。

お孫さん連れのご婦人も、どら焼きに興味をもってくださっています。

また行列ができました。本校同窓会事務局長様もご来店いただき、飲み物の差し入れまでいただきました。ありがとうございました。

同じくブースを出されている自衛隊様もご来店いただきました。そして、あしきた青少年の家所長様もご来店いただき、アドバイスをいただきました。ありがとうございました。

 お子様の目線まで腰を下ろして接客します。今回の販売実習の特徴は、本当にお子様が多いことです。生徒は子どもが大好きなので、楽しみながら実習できています。

また、本校の先生方も買い物に駆けつけてくださいました。

生徒からの発案で行商をしたいという申し出がありましたので、本部の許可をいただいて、敷地内を売り歩くことにしました。新しいスタイルの積極的な取り組みです。

館内マイクをお借りして、学校と商品のPRをします。画期的な取り組みです。

キッチンカーの方々にも「いかがですか?」積極的にシンPITAパンとどら焼きPRします。ご購入いただき、ありがとうございます。また、キッチンカーの方々から学んだことは、お客様からご注文をいただいて商品が出来上がるまでの間、絶えずお客様と会話をしてコミュニケーションをとっていらっしゃることでした。それが、次の機会のリピーターとなっていただくポイントなのだなと、勉強になりました。

ロビーや事務所にも積極的にPRをしに行きます。お買い上げいただき、ありがとうございます。

おかげさまで、シンPITAパンは完売しました。ありがとうございました。

閉店後のミーティングに続いて、撤収作業をします。

一旦荷物を車まで運び、水俣市の「あらせ会館」に向かいます。

この日の夕方から、水俣高校の大同窓会があらせ会館で行われるということで、同窓会役員の皆様とあらせ会館様のはからいにより、受付の時間帯に、引き続き水定どら焼きを販売させていただきました。

こうして、2年生単独での販売実習は無事に終えました。

上級生が引退し、事実上の最上級生として、発注から設営、役割分担に至るまでをすべて自分たちで行いました。何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒の姿を、多くの地域の方々に見ていただくことができました。

大変貴重な機会をいただきました県立あしきた青少年の家様、水俣高校同窓会の皆様、あらせ会館の皆様、生徒の移動のために尽力してくださった水俣タクシー様、共同開発でお世話になっているONITSUKA日昭堂様、Pan工房ベーグル様、そしてご来場いただいたすべてのお客様、本当にありがとうございました。これからも水俣高校定時制をよろしくお願いいたします。

商業科商品開発「ミニタルト(創作スウィーツ)」検討会

2月21日(水)は、定時制商業科の商品開発「ミニタルト(創作スウィーツ)検討会」が実施されました。

このミニタルト開発計画は、昨年度の3年生(既卒生を除く一部は今年度の4年生)より昨年度2学期にプレゼンされた「バラパフェ」開発案(現在のバラのときめき♡ふわりんごパフェ)とセットで提案されていた「ミニプリンタルト」を現2年生が引き継ぎ、より具体的な形として提案したものです。

共同開発としてご協力いただく、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータの館長様とシェフの方を講師としてお招きしました。

はじめに、生徒たちの提案を聴いていただきます。

まずは1班の提案からです。1班はタルトを横から見た場合、最上部から生クリーム、次の層がイチゴソース、そして下段にプリンを置くタイプのタルトです。タルトの生地はやわらかめにします。

 

次に2班の提案です。2班は水俣茶を使った水俣茶タルトを提案します。水俣茶は、安心・安全の無化学農薬、無化学肥料での栽培が特徴で、生産者自らが栽培から製造、販売まで一貫させているので、トレースアビリティ(生産履歴)も確かです。他の材料は無塩バター・ビスケット・生クリーム・ホワイトチョコ入れ、ミキサーで粉状にした水俣茶に金箔・黒豆を飾ってしっとりめのタルトに仕上げます。

続けて、講師の先生方からのアドバイスです。

1班の案については、最初の提案を忠実に引き継いだプリンを使用している点が評価されましたが、生地の性質上、歯が弱い人にはつらい点、材料の組み合わせが甘すぎる点が課題点として指摘されました。

2班の案については、水俣のアピールにもなるため、和紅茶と合う水俣茶を選定したことが評価されましたが、ビスケットを砕いた部分は割れていく点、抹茶は好みが分かれる点が課題点として指摘されました。

 そこで講師の先生方より、型崩れを考慮して「タルトカップ」というものがあること、ミナマータではコストも下がる煎茶を使っている点、暖色系で「映え」が良い事等のアドバイスをいただきました。

ここから先は、座談会形式からタブレット端末を用いた調べ学習へ移行します。これまでいただいたアドバイスを参考にしながら、せっかくの機会ですので、道の駅の講師の先生方に質問をしながらより深い学習を進めます。

プレゼンをした2・3年生はもちろんよく質問しますが、今回、プレゼンを一緒に聴く立場だった、商品開発初参加の1年生も積極的にいろいろと質問する姿が見られます。

 

 

最後は、新生徒会長より、生徒会長としての公の仕事としては初の生徒代表謝辞が行われました。

上級生が抜けて少人数になりましたが、提案や調べ学習を通して、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒として、とても良い新体制でのスタートとなりました。

今回の講師招へい事業は、受講・提案した生徒たち、そしてその案に基づいて試作品の考案・準備をしてくださる道の駅の講師の先生方の双方が、新たな「宿題」を持ち帰る形となった、共同開発ならではの、次につながる検討会でした。

大変お忙しい中、私たちのためにご来校いただきました、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータの皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

JR熊本駅販売実習(2日目)

2月10日(土)は、4年生によるJR熊本駅販売実習2日目(最終日)でした。

まずは開店準備からですが、昨日の要領を覚えているので、わりとスムーズです。昨日から掲げている本校の屋号とJR熊本駅シティ様からのお気遣いで作ってくださった「明日も開催」を示す告知PRも残してくださっており、閉店中も十分なPRができていました。ありがとうございます。

 

 今朝入荷した、本日販売分シンPITAパンのシール貼り作業です。昨日はおかげさまで完売しましたが、本日は土曜日とあって、昨日の2倍の発注量です。全員がかりで作業にあたります。

ちなみに、水定どら焼きの方は、甘夏あん・お茶あん併せて両日で500個仕入れましたが、その約半分は昨日売れましたので、もう半分を売り切れるよう頑張らなければなりません。

次は、お釣りの確認です。電卓を使って確実に確認していきます。あらかじめ準備されたお釣りの答えの金額と一致しました。正解です。

開店を待ちわびてくださっているお客様もいらっしゃったり、新幹線の発車時刻を気にされながら開店時刻を尋ねて来られたりと、本当にありがたいかぎりです。

 開店直後に来てくださるお客様の中には、「新聞を見て来ました」「早く来ないと売り切れると思って」とおっしゃってくださる方も多数おられて、ありがたいことに注目度の高さがうかがえます。ごっそり無くなったら、協力して補充します。常にボリュームのある陳列状態にしなければなりません。

連休初日とあって、ご家族連れや和菓子を大変好まれる老夫婦の方々もたくさんお見えになりました。

大きな荷物を抱えて、移動のちょっとした隙間に購入してくださるお客様がいらっしゃったり、「高校生が頑張っている姿に弱いんだよね」と励ましながら購入してくだるお客様がいらっしゃたり、本当に地域に支えられながら活動できていることをしみじみと実感しました。

生徒が作成した水定どら焼きのPOPとシンPITAパンのブラックボードに興味を持ってくださり、カメラに収める方々もいらっしゃいました。生徒が積み重ねた努力の結晶を高く評価してくださり、本当にありがたいです。

 JR熊本駅勤務の関係者の方々も励ましに来てくださり、ご購入いただきました。また、昨日買いに来てくださったお客様も「おいしかった」と再来店して購入してくださいました。

本校の先生も来てくれ、差し入れまでいただきました。また、2日目とあって、簡単な道案内もできるようになりました。

 

校長先生もお忙しい合間を縫って、激励に来てくださいました。

同じ県内の高校生も来店してくれました。また、海外のお客様も、和菓子を気に入ってくださったようです。

 

お客様の中には、購入後「自分も工業科の定時制出身なので」と励ましの言葉を言い残され、急がれていたのでしょう、足早に去って行かれる高齢のお客様の姿もありました。その後ろ姿は、働きながら学ぶという大変さを身をもって知っておられる、まさにこの生徒たちにとっての「苦学した先輩」としての心に響く励ましでした。

 教頭先生及び養護の先生も駆けつけてくれました。

定刻になり、片付けです。

最後は駆けつけてくれた先生も手伝ってくださり、荷物を詰め込みました。そして終了後のミーティングです。後輩に対する引き継ぎ事項等が話し合われました。

今回は、これまで後輩たちを引っ張てくれた4年生の「卒業販売実習」でした。これで引退です。4年生が残してくれた功績は多大なものがあります。何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒のあるべき姿を体現してくれました。卒業後もこの経験を生かしながら、頑張ってほしいです。

今回の販売実習のために貴重な機会を与えてくださったJR熊本シティの皆様、差し入れをしてくださったテナントの方々、共同開発でお世話になっているONITSUKA日昭堂様、Pan工房ベーグル様、取材をしてくださり、告知も兼ねて本校定時制の取り組みを紹介してくださった熊本日日新聞様をはじめ、多くの関係各位の皆様、本当にありがとうございました。

次は、今月23日(金・祝)に、県立あしきた青少年の家25周年記念イベントで販売実習をさせていただくことになっています。2年生を中心に、1年生も数名参加します。たくさんのご来店をお待ちしております。今後とも水俣高校定時制をよろしくお願いいたします。

JR熊本駅販売実習(1日目)

 10:50から荷物の搬入です。

 いよいよ始まります。

 JR熊本駅の肥後よかモン市場前です。

 たくさんのお客さんにご購入いただきました。

 

JR熊本駅販売実習準備

水俣高校定時制商業科では、いよいよ明日から始まるJR熊本駅販売実習の準備が着々と進んでいます。

JR熊本駅の関係者の皆様、2日間、大変お世話になります。貴重な機会を作ってくださり、ありがとうございます。

今回は、新開発商品「シンPITAパン」がいよいよ満を持しての新発売となりますので、その目玉商品のPRのため、準備にも一層気合が入ります。

学年別に分担して作業を進めます。まずは、3・4年生の活動風景からです。

ブラックボードの作成風景です。タブレット端末のドキュメント機能を使って、ボードに記入する文言をみんなで一つひとつチェックしながら、記入します。

若い人のセンスで、シックなボードの中にも、きらびやかな色使いをしながら丁寧に記入します。

こちらは、タブレット端末のスライド機能を使って、商品PR用のPOPを作成している様子です。

様々なアプリケーションソフトウェアの機能を駆使して、巧みに表現していきます。

交代で、各々の得意分野を生かしながら作成します。

画用紙に手書きで補足PR事項を記入しています。デジタルのハイテク機能と、アナログの手作り感を融合させながら、高校生ならではのPR手法でもって工夫して作成しています。

続いて、1・2年生の準備風景です。おなじみ「水定どら焼き」のシール貼りの様子です。

2年生がリーダーシップを発揮し、1年生に役割を割り振っていきます。

1年生のシール貼りも、上達してきました。

シンPITAパンの写真です。どちらも角度を変えた同じ写真なのですが、皿上部の写真が「むね肉」、皿下部の写真が「照り焼き」です。

シンPITAパンの販売単価及び販売数量は次の通りです。水定どら焼きの数量とともにお知らせします。
(1)シンPITAパン売価は、各1個300円、水定どら焼きは各1個220円
(2)2月9日(金)シンPITAパン(むね肉)50個、(照り焼き)50個
(3)2月10日(土)シンPITAパン(むね肉)100個、(照り焼き)100個
(4)両日で水定どら焼き(甘夏あん)250個、(お茶あん)250個

また、シンPITAパンの試作実習時の様子を取材に来てくださった熊本日日新聞様より、本日の朝刊に掲載していただきました。ありがとうございます。

 当日は、本校のスクールカラー「もえぎ色」がはためく幟旗と法被が目印です。

2月9日(金)と10日(土)の販売場所は、JR熊本駅の正面入り口から建物の中に入り、「肥後よかモン市場」の入り口付近で、総合観光案内所の右側付近になる予定です。販売時間は、両日とも午前11時~午後4時です。

2日間、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒たちによる精一杯の接客でお出迎えする予定です。

たくさんのご来店を心よりお待ちしております。

生徒会新旧役員交代式 主権者教育

〇生徒会新旧役員交代式

1月26日(金)3限目は、生徒会新旧役員交代式が行われました。

 

新会長・新副会長2名・新書記の3役に、任命状が授与されました。

就任した新メンバーからは、行事などにおいてしっかりとみんなを引っ張っていきたい、自分に与えられた役割をしっかりと全うしたいといった決意表明が述べられました。協力して頑張ってほしいですね。

また、前生徒会長からも退任のあいさつがあり、色々と大変だったけど、各種委員会の委員長たちの支えがあり、任期を全うできましたという、感謝の気持ちが述べられました。お疲れさまでした。卒業後の活躍に期待しています。

 

〇主権者教育

4限目は、主権者教育が行われました。

 主権者教育といえば選挙ですが、例えば今回実施された生徒会役員選挙も、太平洋戦争開戦前まではこのような選挙はありませんでした。昭和24年(1949年)に「生徒会」という言葉が散見されるようになりました。それまでは、級長(現在の学級委員長/室長)は、先生が指名し、先生の指示をみんなに伝える、どちらかというと先生側寄りの生徒代表といった位置づけでした。それが戦後、GHQが日本に民主化教育を施すことになっていきます。

今年は、熊本県と鹿児島県で県知事選挙が実施されます。だからこそ我々有権者にも責任が出てきます。県全体に関わることとして、少子化対策、雇用、限界集落問題といった課題があります。また、本県は農業県として、農業で稼いでいる額が、全国で5位の地位にあります。(ちなみに1位は北海道、2位は鹿児島県。)これを生かさない手はありません。今年か来年にも「主権者」の仲間入り、またはすでに仲間入りしている生徒もいるかと思いますが、今回、上に掲げたヒントを基にして、何事にも当事者意識を持ち、自分の夢の実現に向けて挑戦できる制度が整うよう考えていくことが必要です。

講義の後は、18歳から成人になるにあたって、「契約」に関する動画を視聴しました。生徒の感想の中には「『お試し期間』などといった広告には今後注意したい」、「大丈夫と思っている人ほど危ないということがわかった」、「同居者に年寄りがいるので、家族全体として気を付けたい」といった感想が寄せられました。

本日は講義も動画視聴も、自分の事として高い当事者意識を持って取り組んでくれました。若い人が担う将来に期待しています。

シンPITAパン検討会

1月19日(金)は、いつもお世話になっているPan工房ベーグル様のご協力のもと、商業科の開発商品「シンPITAパン」の検討会が行われました。参加生徒は、総合実践及び課題研究班の2~4年生の生徒です。

 

今回の企画は、かねてよりご好評いただいていた、もち麦&トマトソース味のオリジナルPITAパンを改良し、さらにおいしい商品にするべく、生徒たちから提案があり、共同開発元であるPan工房ベーグル様のご協力を得て実現したものです。

そのうえで、再開発にあたり留意する点として、次の2点を共通の課題としました。

(1)コンセプト「水俣の食材を使ったもち麦生地の健康志向惣菜パン」

(2)ターゲット「小さい子から大人までどの世代でも食べられる」

以上の2点は、最初にオリジナルPITAパンを開発した際のおおまかな理念です。この2点がブレることがないようにしたうえで、まずは各生徒より、研究発表からのスタートです。

4年生から順に、研究したこと及びそれに基づいたシンPITAパン案の発表をしていきます。

店主様が近くで見守るように聴いてくださっています。

若い生徒諸君からの柔軟な発想にも大変感心してくださっています。

一通り発表が終わったら、今度はベーグル様より生徒案に対する講評がありました。その中で、食品製造・販売をしていくには所轄の保健所への申請が必要なこと、及び保健所からの食品衛生に関する指導内容にも触れていただき、生もの等の日持ちしない食品は避けることといったお話もしていただきました。

生徒は真剣にメモを取ります。

講義の後は、いよいよ試作実習です。その前に、入念に手を洗います。

この日はベーグル様が朝からたくさんの食材を下ごしらえして、持参していただきました。

あらかじめ生徒からの提案シートをお渡ししておりましたので、それに基づき可能な限り準備をしてくださっていました。もち麦生地のパンに挟み込む食材の候補としては、チーズ、鶏のむね肉・照り焼き、レタス、コーン、コールスロー、サラダ玉ねぎ、ハム、ポテトサラダ、キクイモといった食材です。

ベーグル様より説明をしていただきながら、パンへの食材の詰め方ポイントを教わります。

主に自分たちが提案した具材を用いながらパンに挟み込んでいき、プレゼンで説明した時の図面に近づくように丁寧に作り上げていきます。

レタス、ポテトサラダ、コールスロー、鶏むね肉、キクイモチップス、サラ玉を詰め込んだボリューム感がある状態ものと、レタス、スライスチーズ、ポテトサラダ、キクイモチップスを入れ込んだシンプルなバージョンです。

 さきほどの、ボリューム感がある方のサンプル品の具材の中で、鶏のむね肉を照り焼きに変えた状態のものです。

先生にも手伝ってもらいながらサンプル品を切り分けていき、試食をします。

そして、挿入した具材を付箋紙に書き出したメモを掲示するとともに、試食後の所感を出し合い、板書にまとめていきます。

たくさんの試作品を作りましたが、最終的には、レタス、ポテトサラダ、コールスロー、キクイモチップス、サラ玉を詰め込んだものに、メインの鶏肉は、むね肉バージョンと、照り焼きバージョンの2種類を商品化することにしました。売価は、それぞれ1個税込み300円で販売することとしました。

最後は、4年生から立派な謝辞がありました。その後、取材に来てくださっていた熊本日日新聞水俣芦北総局の記者様より、4年生がインタビューを受けさせていただきました。

高校生活としては、残された時間がわずかな4年生諸君及び卒業予定の3年生諸君の「最後の」と形容される行事がまたひとつ終わっていく中で、今回も抜群のリーダーシップを発揮してくれました。そして今回は、それを引き継いでいく2年生諸君の、4月から最上級生になる自覚も垣間見える、頼もしくも感じる試作実習会でした。

考案から考察、そして事柄を決定していくその過程において、何事にも当事者意識を持ち、学んだことを生かし自信をつけていくことで、夢の実現に向けて挑戦するその姿をいつまでも大事にしてほしいと願います。

朝早くから本校定時制生徒のために準備して協力してくださったPan工房ベーグル様、取材に来校してくださった熊本日日新聞水俣芦北総局様、本当にありがとうございました。

なお、この新商品の発売日についてですが、2月9日(金)・10日(土)11時~16時までの間、JR熊本駅様のご協力をいただき、熊本駅の正面入り口から建物の中に入り、「肥後よかモン市場」の入り口付近で、総合観光案内所の右側付近のスペースをお借りして販売実習会を行いますので、その際に、おなじみ「水定どら焼き」とともに販売する予定です。当日はご近所お誘いあわせのうえ、もえぎ色の「水俣高校定時制」と記されたのぼり旗を目印にお越しいただければ嬉しく思います。生徒たちの活躍にご期待ください。精一杯の接客でおもてなしする予定です。

3学期進路講話

1月18日(木)は、進路講話が行われました。

今回は、水俣公共職業安定所の統括職業指導官の方をお迎えして、雇用と労働法規関係についての講話をしていただきました。

ハローワークは、厚生労働省が所管する機関で、全国に約500か所あり、熊本県は10か所あります。

主な業務は、求職者の斡旋、企業からの求人受付、雇用(失業)保険の加入に関すること、職業訓練(スキルアップ)の斡旋等、多岐にわたります。

そこで、今回はまず、闇バイトについてのお話がありました。

オレオレ詐欺や、記憶に新しい銀座の覆面強盗事件も、この闇バイトによるものでした。かつて、間近でハローワークを利用している人が、このような闇バイトに関する事件で警察に逮捕され新聞に載るといった衝撃的なできごともあったそうです。

闇バイトの厄介なところとしては、募集の際、闇バイトとは気づかないように誘ってくるところが特徴です。X(旧Twitter)やインスタグラムで「お金が無い」などと書き込むと、どこからともなくこの種の紹介が来ます。同級生等にも「お前は親友だから、特別に教えてやる」などと特別感を漂わせ、対人関係が悪くなるといけないと思い、また、借金も返済しないといけないので、やむなく手を染めてしまうといったことが後を絶たないそうです。またその際、テレグラムやシグナルといったインスタントメッセンジャーアプリケーションをインストールするよう指示し、「身分証明書が必要」などど言って、免許証やマイナンバーカードや保険証の写真を送らせ、巧妙に家族構成や交際相手の事を聞き出し、「おかしい」と気づいたとしても、入手した情報をもとに脅し、別の男性が殴られている動画を見せる等して外堀から埋めていき、退会できないようにしたうえ、警察に捕まるまでその人を使い続け、捕まったら使い捨てます。特にこの手の闇バイトは、多くの人が通常の仕事を急に失ったコロナ禍に増加し、ある日初めて顔を合わせることになった5人が、指示された民家に強盗に行く車中で、「せめてその家に誰も居ませんように」と願いながら行ったという話や、犯行後、いつ警察が来るかとドキドキしていたなかで、自宅に警察が来て「ついに来たか」と思った一方、捕まってホッとしたといった、悲しい実話も話してくださいました。簡単にお金が入るなんてことはないのです。

次は、冊子の労働に関する漫画やクイズ形式のプリントを使った学習です。

一般に、「労働基準法」「労働組合法」「労働関係調整法」をまとめて「労働三法」と呼ばれています。以下は、主なきまりに関する確認事項をまとめたものです。

(1)労働契約はしっかりと確認する必要があります。諸手当や賃金等が記された「労働条件通知書」を出す良い会社も中にはあります。

(2)期間・更新基準・時間・休日・退職等書面で示すことが義務づけられています。

(3)一部の不可抗力的な例外を除き、会社側からの内定取り消しは認められていません。

(4)最低賃金<熊本県898円・鹿児島県897円>(※2023年10月現在)以上は必ずどんな人にも払わなければなりません。「試用期間は800円」と言われるのはアウトです。なお、日給制・月給制には注意が必要です。時給換算してきちんと条件を満たしているかチェックが必要です。

(5)約束した賃金は必ず払わなければなりません。業績悪化で下げられることがあってはなりません。黙っていてしまうと「同意した」と認められてしまうおそれがあるので、すぐに労働基準監督署へ相談をする。賃金は必ず本人へ(未成年でも)月1回以上、決まった日にちに支給する必要があります。現金支給が原則ですが、受給者本人が承認すれば、銀行振り込みも可能です。電子マネーによる支給も現在議論中であるといわれています。

(6)残業の強制は不可です。残業する場合でも割増賃金を払わなければなりません。勤務時間は1日8時間以内、1週間40時間以内ですが、三六協定を締結すれば週40時間以上も可能です。その際、週15時間以内、月45時間以内です。

 (7)有給休暇の不当な却下は、正常な運営を妨げる場合を除いて認められていません。半年以上勤めたら最低10日は取れます。なお、通常の休日は週1回以上、月4回以上与えなければなりません。また、休憩時間は6時間以上は45分以上、8時間以上は60分以上与えなけらばなりません。その時間の賃金は発生しません。

(8)仕事が原因のケガは労災がおります。通勤中も含みます。労災保険は会社負担、雇用保険は育休、失業(12か月以上勤務した場合)などのセーフティーネット労保があります。健康保険は仕事以外の病気は3割負担になります。厚生年金は65歳以上から支給されるものと、障害年金といった社会保険があります。これは、会社と本人の折半になります。会社も入りたがらないところがあるので、ブラックかどうかを見極めるのはこの社会保険です。

(9)辞めたくても辞めさせてもらえないということは、あってはなりません。退職を申し出て2週間で認められます。その範囲の中で就業規則に従うことになります。「次の人が見つかるまで」は違法です。「誰か連れて来て」などと言われたらすぐ相談しましょう。

 最後は、卒業間近の4年生から立派な謝辞が述べられました。

自分の権利は自分で守れるようになるためにも、知識は必要です。何事にも当事者意識を持ち、各人が自分らしく輝ける場所で働けるよう、夢の実現に向けて挑戦してほしいと願います。

水俣公共職業安定所の皆様、本日は大変お忙しい中、本校定時制生徒のための貴重な御講話をいただき、ありがとうございました。

人権教育Ⅲ、及び生徒会役員改選

○人権教育

1月12日(金)3限目は、人権教育が行われました。

今回は人権啓発動画「ハンセン病問題を知る~元患者と家族の思い~」(法務省人権擁護局 企画)を視聴しました。ハンセンとは、らい菌を発見したノルウェーの医師、アルマウェル・ハンセンに由来します。昔は「らい病」と呼ばれていて、感染すると手足のまひ等が起こりますが、正しく治療すればほぼ後遺症もなく治り、感染力があるものではありません。

香川県大島のある人のエピソードです。

症状が軽かった頃は少年舎・少女舎にいました。中学までは患者作業(生きていくために必要なこと)はありませんが、卒業後はあります。治療に来ているのに作業をさせられていました。包帯の洗濯などです。手足の感覚がないため、ケガに気付かず悪化するケースもありました。偏見や差別を恐れた家族が身内の遺骨引き取りを拒否することもありました。就職しても精神的に苦しむこともあり、大島に帰らざるを得ませんでした。

 

 

無知こそ差別のはじまりです。これは遺族の言葉です。正しい知識をもち、その人の思いに寄り添ってみることが大事です。

ハンセン病患者の施設収容数を競ったり、警察が立ち会ったりする流れもありました。

法律の廃止が問題解決にはなりません。入所者の多くは高齢者で、すぐに社会との関係を断ち切られている人々ばかりだから、身寄りもなく、施設で暮らすしかないのです。

施設は全国に14か所あります。山の中や離島に多いですが、交流会が開かれたりしています。

今でも入所者がいるのはなぜか。差別・偏見はまだ残っているからです。

当時小6の男性のエピソードです。

父が施設に入所することになりましたが、悲しさや色々な思いがあり、見送ることもしませんでしたが、これを生涯悔やむことになりました。数日後には家に消毒作業者が来ました。夏休みのできごとでしたが、新学期が始まったとき、突然いじめが始まりました。東京に出て行きましたが、父を”死んだ”ことにして生きてきました。教員になってから久しぶりに父に会いに行きましたが、予防服を着せられました。「父ちゃんのことは世間に知られないようにね。」父が別れ際に言った一言です。その後、部落差別問題を扱うことになったとき、初めて父のことを世間に公表しました。同じ苦しみを抱える人が同じように身内のことを話せるようになってほしいからです。

以下、生徒感想文の一部抜粋です。

「林力さんが無知から差別は始まるとおっしゃっていて、確かにそうだなと思いました。知識があればハンセン病はほぼ感染することはないし、発症の確率が低いというのもわかり、差別は減っていたと思います。調べる手段が少ないとはいえ、”ハンセン病”というものが家族のだれかにでもいるというだけで差別になるのはおかしなことだと思いました。いくつかの裁判で勝訴していましたが、まだ差別をしてくる人は残っているのがなんだか悲しく感じました。昔に比べハンセン病で差別する人はだいぶ減少したと思いますが、ハンセン病だけでなく、差別自体がこの世界からなくなったらいいなと思います。自分も正しい知識をもっていこうと思いました。」

「偏見や差別は、ハンセン病にかかった方だけじゃなく色々な事で行われていることを改めて感じました。療養所であった場所がいつしか隔離される所に変わり、強制的に隔離された方々が居たと知って、その方々の声は心が痛みました。また、私はハンセン病という名前は知っていたけれど、どのような病気でどのような症状が出るのか全く知りませんでした。この学習を通してハンセン病のことや今までの日本がしてきたことを、これから勉強する子たちや生まれてくる子たちに正しく伝えていこうと思いました。そして自分もハンセン病についてもっと知るべき、調べてみようと思うきっかけになりました。」

”人権”とはまず自分の人権について考えることからのスタートなので、卒業後も自分にも関わりのあることとして、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦するその姿勢を大切にしてほしいと思います。

 

○生徒会役員改選

続けて、4限目は令和6年度の生徒会役員改選が行われました。

現会長が司会進行と投票用紙の説明をして、立候補者が演説し、各教室で記入という流れでした。

 

今回は、信任投票となりますので、得票数が一定数を超えた場合は当選の可能性があります。

「生徒会」とは生徒の組織ですので、広い意味では生徒全員が「生徒会」のメンバーということになります。今回は、その「生徒会」の代表者(執行部)を決める改選ですので、自分にも大いに関わりのあることとして、何事にも当事者意識を持ち、どのようにしたら良い学校になり、どのようにしたら自分たちの夢の実現に向けて挑戦できる環境になるかをよく考え、その前向きな姿勢を大切にしてほしいと思います。

3学期始業式

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

1月9日(火)は、3学期始業式が行われました。

式に先立ち、令和6年能登半島地震において犠牲になられた方々の冥福を祈るため1分間の黙祷を行い、哀悼の誠を捧げました。

校長講話の要旨は次のとおりです。

明けて1月1日夕方。TVを観ながら衝撃が走りました。改めて、災害は時を選ばないのだと。亡くなった方々のご冥福をお祈りしたいと思います。熊本地震を経験したからこその当事者意識を持つこと。いつ、なんどき熊本で起こるか。心の備えと具体的な備えをしておくようにしてください。

今回の講話は、いつも話していることを、切り口を変えながら話します。

目標を持つことの大切さと、より高い目標設定をしてほしいということです。「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。大きな目標を達成するためには、しっかりとした計画を立てなければなりません。元旦は過ぎましたが、まだ一年は始まったばかりですので、まだの人は立ててほしいと思います。

この言葉の由来は、毛利元就が息子の隆元に送った書状の「一年の計は春にあり、一月の計は朔にあり、一日の計は鶏鳴にあり」にあると言われています。
朔は「ついたち」と読み、月初めの日のことです。また鶏鳴は「けいめい」と読み、鶏の鳴き声のことから一番鶏が鳴く早朝のことを指す言葉です。
毛利元就の言葉は、一年、一月、一日それぞれの最初のときこそが計画を立てるべきときであるということを言ったもので、何事も最初が肝心であるという戒めを意味しています。

これからでも遅くないので、計画を立てること。大きな目標とは、設定するだけではだめで、積み重ねていくこと。自分に向き合いながら、それができなかったら修正していく。これを繰り返す。

オリンピックのメダリストや起業をして成功した人などは、毎日日誌をつけていたそうです。明確に文字にしていくこと。高い目標に対して現状はどの位置か把握すること。

ノミの体長は2ミリメートル程度ですが、その150倍の跳躍ができるそうです。20センチメートルの瓶に入れても蓋が無ければ30センチメートル跳べますが、蓋をしたら当然、20センチメートルしか跳べません。その後、その蓋を外しても、30センチメートル跳べていたのが20センチメートルしか跳べなくったそうです。自分で限界を作ってしまっているのです。

思い込みで限界を作らず、あらゆる可能性にトライすること。視野を広げること。精進する1年としてください。

卒業予定者の3学期は何事にも「高校最後の」と形容されます。悔いがないよう励むこと。在校生の3学期は新年度の0学期といわれます。1年のまとめと新学期の準備をして、実り多き令和6年にしてください。

校長講話の後には、教務部・生徒指導部・進路指導部からそれぞれ諸連絡がありました。

 令和6年も水俣高校定時制をよろしくお願いします。

2学期終業式

12月22日(金)は、2学期終業式の日でした。

終業式に先立ち、表彰式が行われました。

2学期もよく頑張りました。

熊本県高等学校定時制通信制生活体験発表大会優秀賞、全国商業高等学校協会第71回ビジネス文書実務検定第1級、及び第3級(速度部門)、同協会第147回ビジネス計算実務検定第3級、第56回蘇峰筆塚顕彰書道展銀賞、2学期皆勤賞、2学期無欠席賞。表彰は以上になります。

それぞれの生徒が、いろんなところで活躍し、こんなにたくさんの賞状及び合格証書をもらうことができました。

引き続き、終業式です。

校長講話では、行事が目白押しであった2学期を振り返り、定通文化大会、校外研修、文化祭、販売実習といった諸活動を進めていくなかで、それぞれ準備や声出しによく頑張ったことをほめてくださいました。併せて、各行事の成功のために準備・運営に携わってくれた各校の先生方や、協力してくださった地域の皆様への感謝の気持ちも忘れないでほしいといったお話がありました。

続けて、校長先生からは、2学期中の校長講話の中でお話をされた「多様性の尊重」というキーワードでのお話について触れられ、現在求められている資質として、個人の違いを認めていくこと、いろんな個性や考え方を受け入れていくことの大切さについてお話をしてくださいました。

先入観・外見・初対面での印象で決めつけないこと、「寛容さ」と「受け入れる精神」を持って人と接することも教えてくださり、「会話のキャッチボール」をしていくなかで、相手も同じように返してくれるので、自分の考えもしっかりと伝えていくことの大切さも教えてくださいました。

校歌斉唱の後は、各部からの連絡です。

教務部からは、急激な気温の変化による体調不良もあり、欠課・欠席が多くなってきていることに対する心配もありますが、成績・学習面では、普段の授業をよく受けている成果が出て、とても良好であるというお話がありました。また、こういう式典の場においても、頭が動いたりせず聞く姿勢が立派で、それぞれの生徒が自分自身を成長させていることがうかがえるといったお話がありました。

生徒指導部からは、各種イベントにとてもよく取り組んでいたことをほめていただきました。

また、冬休みの心得はすぐーるで配信するので、よく読んでおくようにとの連絡もありました。

今、全国的な問題として、警察の方からぜひ高校生に伝えてほしいということで、「薬物乱用」が身近な問題であるというお話がありました。インターネットでの薬物の売買もさることながら、最近では、「オーバードーズ」といった市販薬の過剰摂取をする若者がおり、社会問題となっています。非常に危険な行為なので絶対にしないようにという注意喚起がありました。自分の体と将来を大切にし、17日間の冬休みを有意義に過ごし、3学期に元気な姿をみせてほしいということでした。

進路指導部からは、今日の表彰式で表彰された生徒たちの成果をほめてもらいました。賞や資格は、キャリアパスポート等にも書けるので、年10回はある商業科の検定や漢字検定などの各種検定試験にも、まだ受けていない人はチャレンジしてほしいとのお話でした。

また、進路活動をしてくなかで、自分が動くということは、その何倍もの人数の周囲の大人(受験先・保護者・先生等)が動くということなので、しっかりと感謝の気持ちを持って取り組んでほしいというお話もありました。併せて、予定等は手帳に書き込む等、見通しを持って取り組んでいくようにという指導がありました。

校長先生をはじめ、各先生方からのお話は、すべて自分自身に関わりのあるお話ばかりなので、ぜひ来年も、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒であってほしいと願います。

今年1年間、水俣高校定時制はたくさんの方々から応援していただき、支えていただきました。感謝しております。

令和6年も、水俣高校定時制をどうぞよろしくお願いいたします。

百人一首大会

12月21日(木)は、2学期の生徒交流会として、全生徒で百人一首大会をしました。

進行を務めるのは、文化副委員長です。

まず初めに、文化委員長から開会の挨拶があり、続けて文化委員より、ルールが説明されます。

A~Eの5つのテーブルに、各班2人1組ペアの班が2班ずつ座ります。

すなわち、実戦上は各テーブルごとに2人対2人の対戦となり、班対抗の組み合わせを変えて、それを5回対戦するというものです。

まずは、対戦結果記録表に氏名等の基本情報を記入します。その後、札を並べます。

初戦を前に、仕切りの時間です。緊張感が漂います。

 読み上げ音声もありますが、電子黒板にも上の句と下の句の歌が表示されます。

 そして、いよいよ対戦開始です。

たくさんのお札との、にらめっこが始まります。

助っ人で入っている先生も真剣勝負です。手を抜くことなく札を取ります。初戦の緊張感でまだみんなが慣れていないなか、さすがにここは年の功の貫禄ですね。戦う姿勢は見習うところばかりです。

隣のテーブルでは、先に取られて悔しがっている様子でしょうか。次、頑張りましょう。

 徐々に調子が上がってきました。1つの札をめぐり、大接戦です。取ればうれしいです。

遠くにある札も逃しません。

続いて、坊主めくりです。絵札を裏向きにして山札として真ん中に積み上げ、1人1枚ずつ札を取ります。

烏帽子を被った男性の絵札が出たら、そのまま自分の手札にし、坊主頭の僧侶の絵札が出たら、自分の手札をすべて捨て、その札を山札の横に積んでいきます。

姫の絵札が出たら、山札の横に置かれた札をすべてもらうことができます。

ただし、蝉丸は、帽子(もうす)を被っていますが、坊主頭の僧侶です。

真ん中の山札がすべてなくなったとき、一番多く札をもっていた人の勝利です。すごく強運の生徒が出ました!

最後に、教頭先生から表彰状の授与と、講評をいただきました。

終了後は、環境美化委員会から、先々週の1週間、環境美化コンクールを実施した結果が発表されました。

どのクラスも全体的に前回の1学期より点数が上がっていました。意識強化がよくできたと思います。

最後に、生徒会長から生徒会改選等について、説明がありました。

文化委員会を中心に進めてくれた百人一首及び坊主めくりに、環境美化委員会を中心としてみんなに意識強化を促してくれた環境美化コンクールと、何事にも当事者意識を持ち、各生徒は主体的に行動してくれました。

生徒会改選でも、自分たちの生徒会活動として高い当事者意識を持ち、その活動をとおして自信をつけ、夢の実現に向けて挑戦する姿を期待しています。

性教育講話

12月19日(火)は、「自分を守る 誰かを守る」の演題で、認定NPO法人トナリビト相談員で助産師の怒留湯美季様をお迎えし、性教育講話が実施されました。

 講演では、「プライベートゾーン」や「パーソナルスペース」といった、個人に関わる距離感のお話から始まり、たとえ助産師でも必ず「さわっていいですか?」と聞いて了解を得てから触っていることも話されました。

「別れよう」と言っても別れられないデートDVの奥深さや、リベンジポルノに関することとして、たとえ恋人でもセンシティブな画像は送らない事、もし被害に遭ったら一人で抱え込まないこと等のお話がありました。

誰もが持つ性の権利として、悩む人は「自分を大切にする」方法を知らないことが多く、①いやなことをされない権利。②自分の体のことは自分で決める。③いやなことはいやと言っていい。といった強い気持ちを持つことが大切であることを教わりました。

もし、妊娠した場合、(1)産み育てる。(2)産んで養子に出す。(3)中絶する。この三つが選択肢として考えられますが、それぞれの体験をした10代女性のエピソードも話されました。いずれにせよ、困ったら大人を頼ること、エコー画像からもわかるように、性交渉の先には、尊い命が待っていること、望まないなら避妊を、避妊しないのはDV・犯罪であるということを認識する必要があります。

男女は平等だけど、性交渉の結果として受け取るものは平等ではなく、女性のほうがはるかにリスクが高く、行為をするまでの責任は対等、でもその先は女性のリスクも考えることが大切です。

性交渉自体は素晴らしいことですが、手をつなぐこと、髪をなでられること、何が一番幸せに感じるかは人それぞれであり、自分の考えを相手にあてはめないことがとても大事です。

今回学習したポイントは3つです。

1つ目は、相手の気持ちを確認する性的同意。

2つ目は、性的同意〇✖クイズ…①女性の「イヤ」は本当はOK。②二人きりの部屋に来たからOK。③恋人はいつでもOK。④「イヤ」とは言っていないならOK。⑤この前はOKだったから今日もOK。⑥男性には同意はいらない。

この①~⑥はすべて✖です。

3つ目は、同意はダサい、めんどくさい、難しいと思わず、同意をとる言葉の練習をすること。

最後に、保健委員長からの立派な謝辞で終わりました。

今回の講話は、今すぐにでも全員に関わる大事なお話でした。生徒はとても真剣な表情で聴講していました。

自分と、自分の大切な人の将来を大事にしてほしいと願います。

何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒の姿は、自分のこととして真剣に取り組む頼もしいものでした。

大変お忙しい中、本校定時制生徒のために来校してくださった助産師の怒留湯美季様、本当にありがとうございました。

環境教育

12月15日(金)は、鹿児島大学大学院理工学研究科理学系准教授の濵田季之先生を講演講師としてお迎えし、環境教育講演会が行われました。

本校は「エコスクール水俣」として「熊本県学校版環境ISO」に認定されていて、環境教育に力を入れています。

本校の環境教育目標の一つに、「生涯学習の一環として、身近な環境のみならず、グローバルに地球環境を捉え、問題解決に積極的に取り組む姿勢を育てる。」を掲げ、日頃より生徒・職員一丸となって、小さなことから環境問題に取り組んでいます。

濵田先生には、講演依頼時にその趣旨をご説明申し上げ、当該目標達成のために、この日まで大変丁寧なスライドを作成していただき、本校定時制生徒のために遠い鹿児島からご来校いただきました。

演題は「植物から医薬品リード化合物の探索~地元の植物から新型コロナの薬をつくる~」と題し、60分の講演がスタートしました。

滅多に聴講することができない、国立大学の先生による講義に、生徒は真剣な表情で聴き入っています。

濵田先生は、天然資源が持つ成分に着目され、それらを活用した新型コロナウイルス感染症治療薬の開発研究に取り組まれています。

濵田先生が開発に使われている素材もジッパーに入れて持ってきていただき、香りを嗅がせていただきます。大変貴重な体験です。

濵田先生は研究のため、海中に潜られ、自ら資源の採取もされているそうです、特に冬の海は寒くて大変なようです。

質疑応答の時間は、生徒からの質問も積極的にあり、丁寧に答えてくださいました。

最後に、環境美化委員長より、謝辞がありました。未開発の資源を薬に活用することで、資源を無駄にしないSDGsへの取り組みへつながることを、生徒たちは感じたようです。

生徒の感想文の中には、「理工学研究に興味がわきました」といった前向きな内容も見られました。

SDGsという、現代を生きる全人類のグローバルな課題に対して、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒の姿を、今回も垣間見ることができました。

濵田先生、今回は大変貴重な講義をしていただき、本当にありがとうございました。

新任式

12月5日(火)は、新しく着任された、養護の先生の新任式が実施されました。

校長先生からは、とてもやさしく、熱心に見てくださる先生であるとのご紹介をいただきました。

続けて、養護の先生からも、早く学校に慣れて、皆さんと親しくなりたいですとの挨拶をいただきました。

最後に、生徒会長からの歓迎の挨拶があり、みんなたくさん相談をしに来ると思うので、そのときはよろしくお願いしますといった、リーダーらしい挨拶がありました。

昨日、お産を控えた先生がお休みに入られ、寂しい思いをしていたところでしたが、また新しく先生を迎え、楽しい学校生活が始まります。

お別れ会

12月4日(月)は、養護教諭の先生がお産の準備のため、お休みに入られますので、お別れ会が実施されました。

拍手で入場されます。その後、校長先生より、お休みに入られる旨の紹介がありました。

いつも皆さんを、陰で支えてくれた貴重な先生とのお別れは寂しいものですが、ぜひ健やかな赤ちゃんを産んでいただき、落ち着いたらまた学校に赤ちゃんも連れて来てくださいという、お言葉をいただきました。

先生ご自身からもご挨拶をいただきました。今春、異動して来られたばかりでしたが、優しいみんなと過ごす時間がとても楽しかったことなど、生徒に対して温かいお言葉をかけていただきました。

最後に、保健委員長から惜別の挨拶があり、一緒に生徒保健委員連絡協議会に行って発表した思い出などが語られました。そして、みんなで書いたメッセージを手渡し、先生は大変喜ばれていました。

上級生は、もうやがて卒業ですので、一旦ここでお別れになるものと思われます。お産後のお休み期間は未定ですのでまだはっきりとはわかりませんが、下級生、特に1年生は、上級生に成長したときに再会できるかもしれません。しかっりと勉学に励み、成長した自分の姿を再会したときにお見せできるように、日々励んでほしいものですね。

防災訓練

11月21日(火)は、水俣消防署様のご指導のもと、防災訓練がありました。

まずは、本校の副校長先生からのあいさつからです。今回このような機会を与えてくださった水俣消防署の皆様に対して感謝の気持ちをもって、今日の訓練を自分のこととして捉え、しっかりと学習するようにとのお言葉をいただきました。

そして、その後は2班に分かれて学習します。講義では、「みんなで考える防火安全の知恵」と題した動画を視聴しました。

火災発生件数は、1日あたり約140件。約10分に1件発生していることになります。驚きです。

出火原因の主なものとして、「放火」「こんろ」「たばこ」「ストーブ」等があります。

それぞれの項目ごとに、出火を防ぐためのポイントを詳しく教えていただきました。

防火安全の心がけとしては、命を守る7つのポイント~3つの習慣と4つの対策~があります。

3つの習慣…①寝たばこはしない。②ストーブの近くに燃えやすいものを置かない。③ガスこんろから離れるときは火を消す。

4つの対策…①逃げ遅れ防止のための火災報知器の設置。②寝具、衣類等からの火災防止のため防炎品の使用。③消火器の設置。④隣近所の協力体制の構築。

今日からできる防火対策です。家に帰ってからも家族で確認をしていきましょう。

 

次に、救急法の訓練の様子です。

まずは、署員の方々からの説明とお手本からです。その後、3人一組程度にわかれて実習です。

胸骨圧迫のポイントは、①強く、②早く、③絶え間なく、④圧迫解除の4点です。

やっている人はとても頑張りますので、近くにいる人から声をかけて交代することも大事です。

今度はAEDも一緒に使いながらの訓練です。まずは電源を入れること、すべてはそれからです。

AEDを使うことで、救命率が2倍上がるのだそうです。

ちなみに、水俣消防署から水俣高校まで、救急車が到着する所要時間は約8分~9分だそうです。助かる生命を守るため、家に帰ってからもしっかりと復習することが大切です。

 

次は、煙体験の様子です。

煙が充満した室内を、手探りでたどっていく訓練です。本当に前が見えない状況で、無事に退出に成功しました。

ちなみに、この煙は訓練用の煙で、甘い香りもする無害のものだそうです。

 

次は、水消火器訓練の様子です。まずは、署員の方々からの説明とお手本からです。その後、5人一組程度で的に向かって噴射します。

消火器使用の手順は「ピノキオ」です。

①ピンを外す。②ノズルを伸ばす。③距離をとる。④押す。

最後は、署員の方より講評をいただきました。かつては119番をするときは固定電話からの方が位置を特定しやすかったのですが、最近では通信環境の発達により、携帯電話からでもある程度は場所が特定しやすいので、現場を離れることなく通報ができるとのことでした。

続けて、生徒代表の謝辞です。謝辞では、かつて自身が救急救命士の方から助けられたことや、病院での実際のAED体験等のエピソードが語られ、昼夜を問わず市民のために働いてくださっている署員の皆様への感謝の気持ちが語られました。

場が静まり返るほどの良い謝辞でした。

講義、救急法、煙体験、水消火器訓練といった盛沢山の内容でしたが、生徒の欠席も殆ど無く、何事にも当事者意識を持って訓練を受けるその姿勢は、とても素晴らしいものでした。夢の実現に向けて挑戦するためにも、命あることが何もよりも大事であるということを改めて学べたとても良い学習の機会でした。

大変お忙しい中、私たちのために訓練を実施してくださった水俣消防署の皆様、本当にありがとうございました。

 

人権教育LHR

11月17日(金)は、人権教育LHRがありました。

最初は、全学年合同で、「令和5年度(2023年度)熊本県人権子ども集会」の動画を視聴しました。

県内の代表の高校生が、堂々と発表していました。

こんな劇も披露してくれました。

補聴器を装着して歩いていたある生徒が、音楽イヤホンを装着していると間違えられ注意をされましたが、懸命に手話で訴え、後日理解してもらえるといった内容でした。迫真の演技には、感心しました。

その後、各学年に分かれて、各学年のテーマに沿った授業が行われました。

1学年は「身の回りの差別」、2学年は「被差別部落の歴史(明治以降)」、3学年は「拉致問題」、4学年は「様々な人権課題」のテーマで学習しました。

動画を視聴したり、先生の話をしっかりとワークシートに記入し、学びを深めていました。

「人権」とはまず自分の人権について考えることからのスタートなので、卒業後も自分にも関わりのあることとして、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦するその姿勢を大切にしてほしいと思います。

文化祭

11月10日(金)は、定時制の文化祭でした。

 今年のテーマは、「八面玲瓏(はちめんれいろう)~みんなで輝く最高の文化祭!~」です。

”八面玲瓏”には、「どの面からみても美しく鮮明に輝いているさま。」という意味があります。

この言葉通り、生徒一人ひとりや作品の数々が美しく輝くようにという思いを込めて、このテーマを生徒会役員が考えてくれました。

今年は、3年生書道の授業の成果物として、校舎壁面に生徒の作品を投影するという試みがなされました。

白昼ではできない、夜間定時制ならではの粋な演出です。

開会式では、文化委員長より、みんなで楽しく盛り上げていきましょうというあいさつがありました。

校長先生からの開会のあいさつでは、これまでの準備期間における生徒たちの頑張りに、ねぎらいの言葉をかけていただきました。そして、いよいよ開会です。

それでは、まずは展示作品から紹介していきます。

まずは、おもてなし班の作品からです。

”文化祭”をボードにしつらえました。おもてなしの心をもって各教室の案内をしました。外にはキャンドルを模した電気の工夫で夜空を彩りました。

次に、光班の作品紹介です。ちなみに、入り口の「光班」の掲示物は、おもてなし班の作品です。

 

今年度は全員で協力して制作したダイナミックな作品を新たに取り入れ、さらにパワーアップした仕上がりになりました。定時制の夜空に光を灯す色鮮やかな空間をお楽しみいただきました。

続けて、絵画班と工作班です。ちなみに、入り口の「絵画班」「工作班」の掲示物は、おもてなし班の作品です。

 絵画班では、文化祭のポスターやスクラッチアート、プラ板を使用してのキーホルダー作成、パソコンを駆使したコンピュータアートなど、個性豊かな作品をご覧いただきました。

工作班では、各自が好きな題材を持ちより、切り絵や折り紙等で作品作りを楽しみました。今年も一人ひとりの思いが込められた個性豊かな作品をご覧いただきました。

次は、全員で取り組んだ「絵手紙」及び教科作品「国語」及び「理科」の成果発表です。

ちなみに、入り口の「国語」「理科」「絵手紙」の掲示物は、おもてなし班の作品です。

そして、水定本舗(販売実習)活動の様子と、受付係の仕事の様子です。

PITAパンは当日納品のため、早めに登校できる人で、シール貼りをします。

そのほか、おなじみ水定どら焼きも販売しました。

本当に、多くのお客様にご来場いただきました。

販売実習を実施するにあたり、多くの企業の皆様、ご協力ありがとうございました。

 そして、閉会式です。

副校長先生より講評をいただき、全員で協力してつくり上げた文化祭を、大変よくほめていただきました。

最後に、文化副委員長より、閉会のあいさつをもって終了となります。

後片付けもよく頑張りました。

最後に、旧職員の先生より頂戴した差し入れをいただきます。ありがとうございました。

何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦し、行事ごとに成長する生徒たちを、今回も頼もしく思いました。少ない人数ながらも協力して取り組む姿には胸をうたれるものがありました。

これからも水俣高校定時制をよろしくお願いします。

第5回九州和紅茶サミットinみなまた

11月5日(日)は、エコパーク水俣で開催で開催された「第5回九州和紅茶サミットinみなまた」に参加し、販売実習を行いました。

ついに始まりました。全員で協力して設営します。すべてはここから始まります!

 

屋号やPOPの位置を確認します。また、朝納品されたばかりの惣菜パン「PITAもち麦&トマトソース」のシール貼りをします。

 

「バラのときめき ふわりんごパフェ」の値引き券に関するPRをするためのブラックボードを作成します。

また、来場者の方へ「水定どら焼き」等の販売商品をPRするための手持ちボードも作成します。

 

お釣りの準備等、レジの最終確認をします。最後に、文化委員長からのあいさつです。

「暑くなりそうですが、みんなで声を掛け合いながら頑張っていきましょう!」

全員一致団結!実習の成功を願います。

 

そして、いよいよ開店です。最初のお客様を温かくお迎えして実習がスタートします。

 

POPをもってPR「こんにちは~水俣高校です。心を込めてお迎えしています。どら焼き、PITAパンはいかがですか~。」「わぁ~美味しそう!いただきます。」「お茶の風味をお楽しみください。」

 

どら焼きを中心に、手にとっていただける嬉しさを実感しました。

1年生は2回目~3回目の参加ですが、落ち着いた接客態度にビックリです!

 

本校の校長先生をはじめ、定時制の先生方も応援に駆けつけてくれました。

 

卒業生や退職された先生方なども駆けつけてくれました。

吉永県議と髙岡市長も来店され、直接アドバイスをいただきました。ありがとうございました。

小さなお子様への接客も上手です。午前の部の生徒と午後の部の生徒の引き継ぎ時間は、本日の参加生徒数が多く集まったことになりますので、ここで集合写真を撮ります。

 

PRの甲斐もあり、お客様が続々と興味を示して集まって来てくださいました。

「水俣産の甘夏ピールを練り込みました。」「甘夏あんって珍しいね。冷蔵庫で冷やしても美味しいの?」

「お土産にも買って帰ろうか!」

ありがたいお言葉が飛び交います。

 

ポッカサッポロ フード&ビバレッジ株式会社マーケティング本部ブランドマネジメント部担当部長の鶴谷智司様より、紅茶とボウルをいただきました。生徒たちの好きなキャラクターが施されていました。みんなでお礼を言います。ありがとうございます。

最後に文化副委員長より、今日一日の振り返りのあいさつをしてもらい、みんなで集合写真を撮りました。

 当日は、真夏日のような炎天下の中で熱中症が心配でしたが、皆本当によく頑張りました。声を枯らしてお客様の呼び込みをする者。足の痛みをこらえて立ち続け、自分の役割を全うする者。それぞれが当事者として高い意識を持って取り組んでくれました。この実習をとおして、生徒の新たな一面を垣間見ました。

 今回の成果と課題については、今週の課題研究や総合実践の授業のなかで、しっかりと振り返りをしていきたいと思います。

 とても良い機会をいただいた水俣市役所農林水産課農業振興室のみなさまをはじめ、多くの協力企業の皆様、本当にありがとうございました。これからも水俣高校定時制をよろしくお願いします。

修学指導事業(日帰り校外研修)

10月20日(金)は、修学指導事業の取り組みとして、日帰りの校外研修に行ってきました。

待ちに待った校外研修です。あいにくの空模様ですが、生徒諸君は元気いっぱいです。

学校を出発して高速に乗りまず向かったのは、本県が誇る熊本県庁の本館正面玄関前並木道に広がる銀杏の木に位置する「ルフィ像」前での記念撮影からです。

熊本出身の尾田栄一郎さん作「ONE PIECE」のキャラクターを前に、みんないい笑顔です。

 熊本県庁といえば、わたくしども教育機関が日ごろからお世話になっている教育本庁が入る合同庁舎です。

 若い生徒諸君からしてみれば、なかなか渋い場所からのスタートとなりました。

 そして、次に向かった先は…そう!熊本のシンボル「熊本城」です!!

荘厳華麗なるその佇まいは、見る人を魅了し、熊本の歴史を見守ってきた厳かさと風格が感じられます。

城内にもいろいろな案内が示してあり、初めて来た生徒もいるようで、その迫力には圧倒されていた様子です。

現在、お城は修復工事中で、相当な年月がかかるようですが、熊本の象徴として、いつまでも堂々と私たちを見守っていてほしいですね。

そして、次は徒歩で「サクラマチクマモト」に移動です。

館内に着いたら、まず巨大なツリーに圧倒されます。ハロウィンの季節ですので、各種おばけのキャラクターがかわいらしく点在しています。クリスマスのシーズンになったらそのバージョンに切り替わるのでしょうね。楽しみです。

続けて、社員の方より、敷地内の模型を使って事業内容の説明がありました。リアルな模型で、なんとこれも相当な制作費がかかっているとのことでした。

そして、次は関係者しか使えない通路、エレベーター等を経由して会議室に案内していただきます。レアな体験です。

事業内容の紹介や、特に販売促進についての説明がありました。交通事業と小売業・飲食業はもちろんのこと、ホテル業や不動産業に至るまで、多岐にわたる事業内容とそのマーケティング戦略について説明がありました。

私たち定時制は商業科ですので、普段の教科書での勉強に加え、とても実務的な講義内容であり、生徒代表謝辞では、日ごろから本校定時制が取り組んでいる「販売実習」での取り組みにも取り入れられる要素が多々あることが語られました。立派です。

そして、いよいよランチタイムです!

これだけの数があると、飲食店を選ぶにも一苦労ですが、それがまた楽しいのです。

各々が好きなお店を選び、おなかいっぱいいただきました。

そして、次にバスで向かった先が、熊本が誇る企業「杉養蜂園」の工場見学です。

 

人事部長様に案内していただき、館内へ入ります。1946年に開業した杉養蜂園は、創業者が3つの巣箱から始めた養蜂業からでした。その創業の精神を受け継ぎ、この3つの巣箱を置き、初心を忘れずに社員一同取り組まれているとのことでした。

養蜂の世界は奥が深く、はちみつづくりにそそぐ情熱や繊細なまでの作業内容を、細かく教えてくださいます。

興味がある生徒は積極的に質問したり、人事部長様からの問いかけにも詳しく答えたりと、とても良い雰囲気です。

企画部様からの説明では、マーケティングに関する取り組みなど、商業科の生徒には興味が湧く内容でした。

生徒代表謝辞では、細かく説明をメモしていたこともあり、堂々としたお礼のことばでした。立派です。

試飲のドリンクをいただき、お買い物をして帰路につきます。

今年も楽しく、実り多き校外研修でした。勉強したことをしっかりとワークシートにまとめ、また明日からの学習に励んでほしいですね。

今回の校外研修にご協力いただきました熊本県庁の方々、熊本城運営に携わっていただいている皆様、サクラマチクマモト様、杉養蜂園様、そしてバスでお世話になった水俣観光様、本当にありがとうございました。

 

 

 

校外研修事前指導

10月19日(木)は、いよいよ明日に行われる校外研修の事前指導がありました。

明日の行程は、熊本県庁(ルフィ像での記念撮影)、熊本城、サクラマチクマモト、杉養蜂園(フードパル熊本)の四か所です。

生徒は、明日を楽しみにしていて、真剣に説明を聴いていました。

どこでお昼ご飯を食べるか、友だち同士で楽しく計画していました。

普段できない学習を通して、しっかりと視野を広げてほしいと思います。

校外研修が終了しましたら、またこのホームページで報告させていただく予定です。

定通文化大会本番

10月8日(日)は、いよいよ待ちに待った定通文化大会本番でした。

県内の定時制・通信制に通う生徒が一堂に会する、年に1回の一大イベントです。

あいにくの雨の中でしたが、早朝から学校に集合し、バスに乗って会場へ向かいます。

県立劇場に到着したら、作品展示と販売実習のための荷物を降ろします。

館内に入ったら早速、あらかじめ決められていた役割分担別に分かれて作業を開始します。

弁士・審査員・本部会場係の4名は直接打ち合わせ会場に、それ以外の生徒で「作品展示係」及び「ランチタイムショップ準備係」に分かれて設営に着手します。

 作品展示係の設営の様子です。本校生徒が創作活動の時間に制作した各種芸術作品を展示していきます。まずは、ボードに展示できる平面の作品から掲示していきます。

並行して、ランチタイムショップ準備係の設営の様子です。

 

まずは、土台となる白いシートを敷いていきます。テーブルとテーブルの間に折り目を曲げ、丁寧にメイキングをしていきます。「のぼり」は本校の屋号が入った貴重なPRアイテムですので、確実に棒に通しながら広げていきます。

作品展示係の作業も順調のようです。

ボードへの掲示も終わり、テーブルに立てかけるタイプの作品を並べていきます。

本校の創作班「光班」が誇る幻想的な作品です。その前には、水俣高校定時制のホームページにリンクするQRコードが入ったネームプレートを置きました。本校定時制のことを少しでも多くの人に知ってもらうための工夫です。

 

作品展示はおおむね完成しました。左右からのショットです。

実はあらかじめ学校で一週間かけて展示のシミュレーションをしていたので、わりとスムーズに展示ができました。

この後、作品展示班は、ランチタイムショップ準備班の支援のため、そちらに合流します。

 

 会計の準備のため、あらかじめ先生が用意しておいたお釣りの確認をします。協力して紙幣・硬貨を数え、先生に報告します。

生徒「〇〇円でした。合っていますか?」

先生「その通り!正解です!!」

 

ブラックボードの準備と、今回の販売商品「水定どら焼き」の陳列作業の様子です。

演劇ホールへの入場時刻が迫ってきたため、職員・生徒にお客様役を演じてもらい、今のうちに接客のシミュレーションをします。

本校と道の駅ミナマータとの共同開発商品「バラのときめき♡ふわりんごパフェ」値引き券説明の練習もします。

 そして、いよいよ開会です。

厳粛な雰囲気の中、定通文化大会が開会されました。

待ちに待った食品バザーが解禁され、コロナ禍前の水準に戻った状態での開催は実に4年ぶりとなります。

生活体験作文発表の部の審査員の紹介です。本校選出の審査員が紹介され、観客の皆様に対して一礼をしている様子です。

 そして、今大会のメインイベントである、生活体験作文発表の部が始まりました。

本校の代表生徒は9人中9番目で、トリを務めることになります。

題目は「目標への一歩」です。

中学校時代は不登校であったものの、商業科へ入学して商品開発や販売実習に関わっていく中で、共に協力していく仲間への思いや、支援してくださる地元企業の方々への感謝の気持ちが綴られた内容でした。

アルバイトを通して関わってきた業者の方々の、何事にもチャレンジする職業人としての姿に惹かれ、商学部のある大学に進学し、より深く商業について学び、将来的には「起業」という大きな目標に向かって邁進していく決意が力強く語られました。

そしてお昼休みの時間は、もう一つのメインイベントであるランチタイムショップでの販売実習です。

 

昼休みの60分間を、前後半の2班のチームに分けて行いましたが、150個仕入れた水定どら焼きは、ほぼ前半の30分間で売り切れ寸前まで迫り、後半開始後すぐに完売となりました。ありがとうございます。

今回が販売実習初参加の1年生たちが前半チーム所属していたため、幸いにも良い経験となりました。

後半チームの生徒も、店舗の撤収や売り上げ金額の精算等、大事な仕事を最後までよく頑張ってくれました。

 続いて、午後の部のステージ発表です。

8月に実施された定通生徒会役員交流会の報告会が行われ、本校生徒会長がステージで説明を行いました。

「先ほどのランチタイムショップでの完売、ありがとうございます。」「本校は商業科のため、様々な取り組みをしています。」などの、しっかりとした発表が印象的でした。

 アトラクションの部では、熊本県出身のシンガーソングライター坂田飛鳥さんのステージでした。

素敵な弾き語りに、生徒一同、真剣に聴き入っていました。

そして、閉会行事です。

生活体験作文発表の部の表彰では、優秀賞をいただき、講評でもありがたい激励のお言葉をいただきました。

そして、いよいよエンディングです。

学校長からの最後の訓示では、今日一日の生徒の頑張りをたくさんほめていただきました。

次は、いよいよ定時制文化祭が11月10日(金)に開催されます。

今回、定通文化大会に参加させていただいたことによって、準備から片付け、販売実習や生活体験作文発表に至るまで、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒たちの輝く姿を垣間見ることができました。

これらの経験が、来月の定時制文化祭の成功へとつながる布石となったことと思います。

定通文化大会事務局の先生方及び県立劇場スタッフの方々をはじめ、大会の成功のためご尽力いただいた多くの関係各位の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

定通文化大会校内リハーサル及び準備

10月6日(金)は、3日間の中間考査が終わり、その後のLHRの時間を使って、いよいよ2日後に迫った定通文化大会の校内リハーサル及び大会へ向けた準備をしました。

まずは、学校代表として生活体験発表の部に出場する生徒の、最後の読み上げリハーサルです。

題目は「目標への一歩」です。

夏休みも、アルバイトが終わってからの時間に登校し、入念に作文の指導を受けてきました。

読み終えた後は、生徒全員で書いた応援メッセージを渡して激励します。頑張ってください。

 

続けて、明日の流れについて説明を受けた後、まずは「展示準備係」及び「ランチタイムショップ準備係」並びに「弁士・審査員・ステージ係」に分かれて準備・打ち合わせです。

当日の朝、スムーズに準備ができるよう、チェックします。

最後に、ランチタイムショップの実習班別の打ち合わせです。当日は、昼のわずか60分の実習時間を、前後半に分かれて販売実習をします。水定どら焼き(甘夏あん・お茶あん)を各220円で販売します。頑張ってきます。

 

創作活動(各制作班初回)

9月22日(金)より、いよいよ今年度の創作活動が始まりました。

今年も1年生~4年生の全生徒が、「光班」「絵画班」「工作班」「おもてなし班」の四班に分かれて活動します。

まずは、光班の活動風景からです。

本日は初回ということもあり、まずは昨年度の作品を掘り起こして、使えそうな部位、新たに必要と思われるものをピックアップしていきます。

光班は毎年、夜間実施の定時制文化祭に彩りを与える演出を施してくれます。楽しみです。

続いて、絵画班の活動風景です。

絵画班は、1年生や今年から絵画班に参加している2年生等の新しいメンバーが中心です。

昨年の作品を参考に、出来ることから始めます。幻想的な作品を作っている様子です。

続いて、工作班の活動風景です。

クロームブックを使って、作りたい作品を検索します。早速作業に入っている生徒もいるようです。

工作班も、制作の幅が広いので、どんな作品が出来上がるか楽しみです。

続いて、おもてなし班の活動の様子です。

おもてなし班とは、文化祭当日にお客様をもてなすための各種掲示物等を、趣向を凝らして制作する班です。

昨年の作品等を参考に、今年度のバージョンを考案し、作業を進めていきます。

以上が初回における各創作活動班の活動の様子でした。

創作活動の成果は、11月10日(金)の定時制文化祭で披露する予定です。

 

創作活動(絵手紙教室)

9月15日(金)は、創作活動第1弾として、毎年恒例の「絵手紙教室」が書道室において開催されました。

講師は、今年も墨人・書家として活躍されている、本校定時制卒業生の新立航大氏に来校いただき、講演・実演・指導をしていただきました。

まずは、新立先生によるお手本です。書画カメラに投影しながら、テクニックを披露していただきます。

「笑」という字を書いていただきました。まずは、スタンダードな書体です。

続けて、様々な書体の「笑」を書いていただきました。絵手紙を書く上での参考になりそうです。

それでは、生徒による練習です。

上級生は、早速、書きたい字の練習から始めます。下級生は、過去の作品などを見ながら、書きたい字を考えます。

黙々と練習する人、新立先生からアドバイスをいただきながら書く人、様々です。

清書は、ポストカードに書いて、色画用紙に貼って完成です。

最後に、文化委員長より生徒代表謝辞をしてもらいました。

新立先生、本年も後輩たちのために、夜遅い時間にご来校・ご指導いただきありがとうございました。

講座終了後は、片付けの要領の説明を受けて、きちんと最後まで後始末をして終わりました。

出来上がった作品は、10月8日(日)の定通文化大会及び11月10日(金)の定時制文化祭において展示予定です。

 

進路講話・文化祭オリエンテーション

本日9月7日(木)1限目は、進路講話が行われました。

「若者サポートステーション八代」所長様及び所員の方をお迎えし、「電話対応」について、講演及び実演の指導をしていただきました。

携帯電話の普及により、固定電話へかける機会が減ったとはいえ、ビジネスの場においては、まだまだたくさんの場面で固定電話でのやり取りが必要となります。

就職した若い人が、サポートステーションに相談に来られる内容として一番多いのが、やはりこの「電話の対応」が難しい、どうしたらいいのかといった相談なのだそうです。

身振り・手振りを交えながら、模擬電話機を使って対応の仕方を教えてくださいます。「伝言メモ」をあらかじめ用意しておく等、入念な準備が必要となってきます。

そして、いよいよ生徒たちの実習です。

二人一組となって、筆箱を電話機替わりとするなどして、まずはマニュアルを見ながら練習します。

だんだん慣れてくると、臨機応変な対応も必要となってきます。

大事なことは、やはり「メモ」ですね。

そして、職場に入りたての頃は特にですが、問い合わせに対して自分で判断できないことがたくさんあります。

そんな時は必ず「上司」に伺うことと、上司が不在の時は無理をせず、一度受話器を置いて、上司の指示を仰ぐことが大事です。

最後の生徒代表謝辞も、4年生の生徒が立派に述べてくれました。

今日は、とても良い学習の機会を与えてくださった「若者サポートステーション八代」の皆様、本当にありがとうございました。生徒にとっても、必ず将来の役に立つ素晴らしい内容でした。

 

続けて、2限目は、「文化祭オリエンテーション」です。

 

今年度の定時制文化祭は、11月10日(金)の夕方からです。

本番までおよそ2か月。それまでにやるべきこと等を、担当の職員がスライドを使って説明します。

少人数の定時制ですので、一人ひとりが「精鋭」の貴重なメンバーです。

 

一通り説明を聞いたら、次は、文化祭で展示するための作品を制作する「創作活動」班の希望調査です。

種類は「おもてなし班」「絵画班」「工作班」「光班」の4班です。

生徒は、どの班で活動したいか、クロームブックで希望を入力します。

 最後に、これも創作活動の一環なのですが、全員が参加する来週15日(金)に実施予定の「

絵手紙教室」の事前指導がありました。

本校卒業生の講師の先生をお迎えして、来週行われます。今から楽しみです。

 

文化祭・創作活動等の取り組みの様子や新しい情報は、このホームページで随時、紹介していく予定にしております。

2学期始業式

本日9月1日(金)は、長い夏休みが終わり、いよいよ2学期がスタートする始業式が行われました。

まずは式に先立ち、表彰式が行われました。

1学期末に頑張った検定試験の合格証書の授与です。よく頑張りました。

 

そして始業式です。

校長先生からの講話では、夏休み中、特に事故等の報告は受けておらず、安心していますというお話からでした。自身も取り組んでいることとして、時間の許す限り読書をしているという点に触れ、一つ事例を紹介していただきました。

今夏の高校野球3回戦。慶應義塾高校VS広陵高校の対戦において、延長戦の末、惜しくも敗れた広陵高校の選手が土を持ち帰らないという伝統についてお話をされました。なぜ甲子園の土を持ち帰らないか、その理由について、校長先生が読まれた同校の中井監督の本の中にそのことが触れられており、一番良いのは、汗水や涙を流した広陵高校のグラウンドであるということ。甲子園に至るまでの過程が大事で、一人ひとりがその考えに共感し、日々の努力を怠らず、取り組んでいること等を紹介されました。

このエピソードから、目標達成のためには日々の努力が大事であるということ。2学期が始まるが、与えられた環境の中で日々の過程を大事にすること。卒業後、「帰ってこよう」と思える日々の取り組み方をしてほしいとの講話でした。

教務部からの連絡として、2学期は、卒業予定者は進路活動の中で、面接など普段話さない人たちともたくさん関わる機会があるので、しっかりトレーニングして、より自分を高める努力をしてほしいとのお話でした。

生徒指導部からは、9月21日から30日までの間、秋の交通安全運動期間であるという連絡と、2学期は定通文化大会、校外学習、文化祭など行事が目白押しであるということと、悩み事や心配事は先生たちに相談してほしいというお話をいただきました。

2学期も頑張りましょう。

定通生徒会役員交流会

8月3日(木)は、熊本市の湧心館高校において、定通生徒会役員交流会が開催されました。県内9校の定時制・通信制の高校から生徒会役員等が集う交流会で、本校からは生徒会長及び副会長の2名が参加しました。

開会行事の後、まずはレクリエーションを通して各校の親睦を深めます。主管校等の生徒さんたちが考え出した、トーク形式の簡単なゲームです。手作りのサイコロを2回振って、その番号が交差する広用紙のマス目にに書かれたテーマに基づいたトークを展開します。

学校生活に関するいろいろな話が飛び交い、「あるある!」と和やかな雰囲気で共感する様子も見られました。

 

続いて、各校からの発表の時間です。本校からは水俣高校定時制の1年間の行事の紹介をしました。

紹介だけでなく、そこで学んだ事や感じた事等も述べながらの発表をしてくれました。

夏休み中ですが、事前に登校して入念にリハーサルをした甲斐もあり、学校代表としてとても立派な発表でした。

 その他、10月8日(日)に実施予定の定通文化大会に係る各校生徒の役割分担の確認等が行われました。

 今回交流を深めたことで、学校の垣根を越えて定通文化大会の大成功に向けて協力していきましょう。

 主管校の湧心館高校通信制の生徒の皆さん及び先生方をはじめ、多くの関係スタッフの皆さん、この交流会の準備・運営等では大変お世話になりました。とても貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

 

進路セミナー

7月21日(金)は、進路セミナーが実施されました。

1コマ目は、学年別に指導を受けます。1・2年生は自己理解・ワークシートの記入・職業調べから入ります。3・4年生は、求人票の見方・受験企業の研究から入ります。

2コマ目は、学年共通でビジネスマナーの基本・服装と身だしなみ・立ち居振る舞い・基本的な挨拶・就業中のルール・実際の面接試験などについて学習します。

3コマ目も学年共通で、就職に関しての自己PR・履歴書の書き方・作文の書き方について学びます。

最後に将来のキャリアプランの作成・本日の学習のまとめをして終了です。

とてもためになる内容でした。1・2年生は自己理解に今後も努め、3・4年生は自己実現に向けて取り組んでいきましょう。

1学期終業式

 7月20日(木)、表彰式及び1学期終業式が行われました。

 表彰式では、定通総体で優勝・準優勝など結果を残した生徒の表彰や、全商検定の合格者、生活体験作文の入賞者の他、1学期皆勤賞・無欠席賞等について表彰を行いました。

 終業式では、校長先生からの講話の中で、本校のスローガンである「何事にも当時者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒の育成」についての振り返りについてのお話がありました。先日行われた生徒交流会におけるバドミントン大会にて、大会を盛り上げるために生徒達自らがトーナメント戦及び敗者復活戦の提案をして実施された事について取り上げていただきました。まさに「当事者意識」を持った主体的な行動が表れた形となりました。

 式後の各部からの連絡では、教務部、生徒指導部、進路指導部からそれぞれ話があり、多くの先生方から激励の言葉を頂きました。9月1日に元気な顔を見せてほしいものです。

 

 

生徒交流会~バドミントン~

7月19日(水)は、学期末恒例の生徒交流会が行われました。今回は、バドミントン競技です。

生徒会長より会長あいさつ、副会長より競技上の注意が行われました。

入念な準備運動後、競技の準備に入ります。昨年度まではリーグ戦でしたが、今回の一番の目玉は、トーナメント戦であるということと、敗者復活戦が行われるということです!いずれも生徒会の生徒たちによる発案です。

そして、いよいよ競技開始。得点係も手分けして行います。

1試合ごとに、結果を本部に報告します。

試合にも熱が入ります。そして、トーナメント表も徐々に頂きに上がってきました!

そして、表彰式です。賞状等が教頭より手渡されます。

今回の交流会をとおして、普段あまり接しない人ともたくさんふれ合う機会ができたのではないでしょうか。

バドミントンは定通総体でも多くの人が出場しましたが、やはり、奥の深い競技ですね。

夏休み前の良い親睦の機会となりました。

 

各種犯罪被害防止講演会

7月14日(金)に、各種犯罪被害防止講演会が行われました。

本校もいよいよ来週末から夏休みに入りますが、長きにわたる休暇中に生徒たちが被害者・加害者とならないよう、この時期に各種犯罪やその防止について考える機会を設けました。

今年度も講師として水俣警察署の方にお越しいただき、薬物乱用による悪影響やSNSの適切な使い方についてお話をしていただきました。

 

薬物乱用に関して、大学生活の中のふとしたきっかけから薬物に手を染めてしまった学生の悲劇が描かれたドラマを視聴しました。

1gあたり数万円とも言われる薬物には、「大金を払ってでもまた使いたい」と思わせてしまうほどの強い依存性があり、その恐ろしさがリアルに伝わるドラマでした。

また、SNSが普及している現代では、それが薬物であるとは気付かないような巧妙な手口で販売されているケースもあるようで、講師の方が実際の手口や薬物の写真・標本等を用いながら身近に潜む危険性についてわかりやすく説明してくださいました。

  

  

 

SNSに関しては、「誰もが被害者にも加害者にもなり得ることを念頭において使用しなければならない」というお話がありました。

何気なくアップロードした情報から身元の特定や犯罪被害につながるケースや、たとえ悪意がなくても誰かを傷つけたり命を奪ったりしてしまうケースがあるなど、SNSは使い方一つで自分自身を苦しめる可能性があるということを確認しました。

そういったSNSのもつ特性を学び、今一度自分自身のSNSの使い方について振り返る機会とすることができました。

 

今回の講演会を通じて、生徒たちは改めて自分の生活を見つめ直すことができました。もちろん今年の夏休みだけでなく、自分の一生までも壊してしまわぬよう、常日頃から今回学んだことを意識していきましょう。

校内生活体験作文発表会・平和学習

7月7日(金)は、10月に熊本市で行われる定通文化大会に向けた、校内生活体験作文発表会が実施されました。

発表生徒は、各クラスから1~2名を選出し、計5名が発表。あらかじめ「くじ引き」をして決めた順番で順次発表します。

トップバッターの題名は「人生のプロローグ」で、昨年度、本校代表で定通文化大会に出場した生徒です。昨年に増し、さらに内容が洗練されていました。

静聴した生徒からは、「私も苦しいときがあったので、高校に入って楽しく学校生活を過ごせるようになったことが凄いと思いました。何ごとにも挑戦し、進学を目標として頑張ってください。応援しています。」といった感想が寄せられました。

2番手の生徒はの題名は「前へ」。高校に学び直しのため昨年度入学した高齢の生徒さんです。昨年度も校内で発表し、その壮絶な人生模様が語られ、聴衆を感動の渦に巻き込んだ内容でしたが、今年度はコミカルな内容も交えながらの発表でした。

静聴した生徒からは「初めて高校に入った時、幅の広い年代の生徒がいる事を知っていたのですが、正直びっくりしてしまいました。この年代で高校生活を頑張っている事を尊敬します。10代の私が言うのも何ですが、高校生活を応援しています。」といった感想が寄せられました。

3番手の生徒の題名は「私の高校生活」。

静聴した生徒からは、「中学校の頃の状況が自分と似ていたので、とても共感する部分が多かったです。これから先、大変なことも多いと思うけど、めげずに頑張ってください。」といった感想が寄せられました。

4番手の生徒の題名は「定時制に誇りをもつこと」。

静聴した生徒からは、「定時制っていうだけで傷つくことを言ったりする人がいながらも、定時制を選んでずっと頑張ってる先輩は「すごい人だ!!」って思いました。これからも頑張って下さい!!」といった感想が寄せられました。

5番手の生徒の題名は「葛藤」。

静聴した生徒からは「私の周りも背中を押してくれる人ばかりだけど、自分1人だけが悩んでいるということにすごく共感しました。でも意志を固めて決断していたので、本当にすごいと思いました。」といった感想が寄せられました。

教頭からの講評では、発表した生徒一人ひとりに寄り添った、大変丁寧な講評をいただきました。

1年生ながら、司会進行の大役を果たしたくれた生徒にも感謝です。間の取り方など、完璧でした。

自分のことを人前で発表するということは、大人でもとても勇気がいることです。そんな中、発表した生徒は皆、とてもよく頑張ってくれ、輝いていました。

人間、自分が不幸な目に遭うと、「なぜ自分だけが」と思い、幸せそうな隣人がついうらやましくなってしまうことがあります。しかし、その人たちにも本人にしかわからない「ドラマ」があります。今回の発表会では、人の発表を静聴した生徒たちにも、何かしらの心の変化があったものと思われます。そして今回、生徒からの感想の中でたびたび登場したワードが「尊敬」という言葉でした。「○○さん(発表者)のことを尊敬しています。」

人を「うらやむ」よりも「敬う」ことで、また新しい角度での、ものの見方ができるのではないでしょうか。

 

続けて、平和学習です。

先日、広島で行われたG7のおさらいからです。

8月6日は「広島原爆の日」、8月9日は、熊本からも近い「長崎原爆の日」です。

動画では、今、再び注目を集めている「はだしのゲン」の作者・中沢啓治さんのインタビューを聴きました。

人生の出発点で、壮絶な原爆の体験をした、大変貴重なお話でしたが、生徒は真剣なまなざしで聴いていました。

その後、戦後の核保有国の保有数の変化を時系列でわかりやすく説明してもらいました。

今夏は戦後78年。平和の灯火が消えることのないよう、平和について考える貴重な機会となりました。

定通総体本番

6月11日(日)ついに定通総体の本番日がやってきました。

バドミントンは開会式後、まずは男子の部のシングルスからです。

男子の部のシングルスは3名が出場し、1人目の選手が14-21、2人目の選手が不戦勝後6-21、3人目の選手も不戦勝後3-21という成績で、3名とも奮戦しましたが、惜敗しました。

続けて、女子の部のシングルスです。

女子の部シングルスは、4名中まずは2名が先に出場し、1人目の選手が6-21、2人目の選手が5-21という成績で、いずれも健闘しましたが惜敗しました。

続けて、女子ダブルスです。

女子ダブルスは2組が出場し、1組目は10-21、2組目は8-21と、相手チームが強敵でしたがよく善戦し、いずれも1年生チームでしたが、敗れたものの、とても実り多きデビュー戦となりました。

続けて、女子シングルスの残りの試合に戻ります。

女子シングルスは、4名出場のうちの3人目の選手が2回戦からの出場で8-21、4人目の選手が1回戦不戦勝の後、10-21と、いずれも力を尽くしましたが、敗れました。この2名は最高学年なので、4年間の集大成となる戦いでしたが、最後まであきらめないという、後輩に対する良いお手本を示してくれました。

次に、卓球競技ですが、本校からは男女それぞれ1名ずつ、2名の選手が出場しました。

女子の選手は1ラウンド目が8-11、2ラウンド目が7-11と大接戦の末、惜しくも敗北。男子の選手は、1年生として初出場ながらも1ラウンド目が4-11、2ラウンド目が6-11と、敗れはしましたがよく戦いました。

そして、剣道です。

女子2名が参加し、不戦勝等もありましたが、おかげさまで優勝及び準優勝を手にすることができ、念願の全国大会へ出場する運びとなりました。

競技後、校長より訓示をいただきます。

校長からは、「結果は様々ではあったが、この経験を生かして、これからの進路活動等に励んでほしい。」という激励のことばをいただきました。最後に、集合写真を撮って帰校します。

限られた練習期間を経て、生徒諸君は学校の代表として堂々たる試合を展開してくれ、水俣高校のために活躍してくれました。中には悔し涙を流す生徒もいて、それを見て励ます生徒もいるなど、それぞれの友情を垣間見ることもできました。

この日まで、運営に携わってくださった大会本部をはじめとする高体連、各学校の先生方、当日も休日でありながら審判等の運営に関わってくださった高校生のみなさん、いつも応援してくださる保護者及び地域の皆様のおかげで、生徒たちは、またひとつ成長することができました。これからも、水俣高校定時制をよろしくお願いします!

 

定通総体激励会・準備

6月9日(金)は、いよいよ2日後に迫った定通総体の激励会が行われました。

校長より、激励のことばをいただきます。昨年度は、惜敗して悔し涙を流していた生徒がいましたが、校長より「一生懸命頑張ったからこそ流れる涙」の素晴らしさを改めて教わります。

続けて、各種目の代表者より、決意表明です。今年度は、バドミントン・卓球・陸上そして剣道に出場予定です。

その後、各種目に分かれて、ゼッケンや持ち物の確認をします。

そして、作戦会議をします。

調整程度の練習をして明後日に備えます。

練習後、今一度、持参物の確認をします。

定通総体は、6月11日(日)熊本市の湧心館高校と熊本工業高校で行われます。

今後も、水俣高校定時制に対する応援を、よろしくお願いします。頑張ってきます!

 

 

みなまた物産展2023本番

5月27日(土)は、いよいよ「みなまた物産展2023」本番日となり、販売実習に参加してきました。

ついに始まりました。全員で協力して設営します。すべてはここから始まります。

屋号やPOPの位置を確認します。また、朝納品されたばかりの惣菜パン「PITAもち麦&トマトソース」のシール貼りをします。

「バラのときめき ふわりんごパフェ」の値引き券に関するPRをするためのブラックボードを作成します。

また、来場者の方へ「水定どら焼き」等の販売商品をPRするための手持ちボードも作成します。

お釣りの準備等、レジの最終確認をします。最後に、生徒会長からのあいさつです。

「暑くなりそうですが、みんなで声を掛け合いながら頑張っていきましょう!」

全員一致団結!実習の成功を願います。

 

そして、いよいよ開店です。最初のお客様を温かくお迎えして実習がスタートします。

POPをもってPR「こんにちは~水俣高校です。心を込めてお迎えしています。どら焼き、PITAパンはいかがですか~。」「わぁ~美味しそう!いただきます。」「お茶の風味をお楽しみください。」

どら焼きを中心に、手にとっていただける嬉しさを実感します。

1年生は初参加ですが、落ち着いた接客態度にビックリです!

本校管理職をはじめ、職員も応援に駆けつけてくれました。

卒業生や旧職員も駆けつけてくれました。

午前の部の生徒と午後の部の生徒の引き継ぎ時間は、本日の参加生徒数が全員集まったことになりますので、ここで集合写真を撮ります。

「水俣産の甘夏ピールを練り込みました。」「甘夏あんって珍しいね。冷蔵庫で冷やしても美味しいの?」

「お土産にも買って帰ろうか!」

ありがたいお言葉が飛び交います。

 

 当日は、真夏日のような炎天下の中で熱中症が心配でしたが、皆本当によく頑張りました。声を枯らしてお客様の呼び込みをする者。足の痛みをこらえて立ち続け、自分の役割を全うする者。それぞれが当事者として高い意識を持って取り組んでくれました。この実習をとおして、生徒の新たな一面を垣間見ました。

 今回の成果と課題については、今週の課題研究や総合実践の授業のなかで、しっかりと振り返りをしていきたいと思います。

 とても良い機会をいただいた水俣商工会議所のみなさまをはじめ、多くの協力企業の皆様、本当にありがとうございました。これからも水俣高校定時制をよろしくお願いします。

 

「みなまた物産展2023」の準備

5月25日(木)は、いよいよ2日後に迫った「みなまた物産展2023」に向けた本格的な準備に取りかかりました。

今回も、ONITSUKA日昭堂様のご協力のもと、本校定時制商業科との共同開発商品、毎度おなじみ水定どら焼きのシール貼り作業です。

今回より、1年生がシール貼りデビューしました!

上級生がやさしく教えてくれています。

「先輩!できあがったどら焼きは、どこに置けばいいですか!?」

こんな会話も聞こえてきます。

そして、なんと! 今回の物産展、本校定時制商業科の一番の目玉企画は・・・

 

これです!! 本校定時制商業科が道の駅みなまたShop&Cafeミナマータ様と、昨夏より研究開発をすすめ、今春、新発売までこぎ着けた新開発コラボ商品「バラのときめき ふわりんごパフェ」の100円値引き券の発行です!

この値引き券は、5月27日(土)に、本校定時制商業科が物産展で出展しているテントで販売する、「水定どら焼き(単価220円(税込み)」を5個以上お買い上げのお客様に進呈することにしています。

「バラのときめき ふわりんごパフェ」は、期間限定の商品になりますので、ぜひこの機会に、道の駅みなまたShop&Cafeミナマータにてご賞味ください!

そのほか、物産展当日は、昨秋、Pan工房ベーグル様と共同開発した惣菜パン「PITAもち麦&トマトソース」を単価200円(税込み)で販売します。

皆様、5月27日(土)は、ご近所お誘い合わせのうえ、エコパーク水俣で開催されます「みなまた物産展2023」の「水俣高校定時制商業科」のテントまでぜひお越しくださいませ!

ご来店を生徒・職員一同心よりお待ち申しあげています!!

 

交通安全教室

5月23日(火)に、水俣自動車学校にて交通安全教室が行われました。

令和5年4月1日より自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されたことから、今年度は自転車の乗り方について教えていただきました。

 

1限目では、自転車に乗る際の注意点について学びました。

自転車は免許を必要としない乗り物ですが、誰もが交通ルールを知っておかなければ安全に走行することはできません。

DVDを鑑賞し、基本的なルールに加え、歩行者や自動車にも気を配る「思いやり運転」を学ぶことができました。

   

 

2限目では、ヘルメットの重要性と自転車保険について学びました。

今回のテーマにちなみ、講師の方がさまざまなヘルメットを紹介してくださいました。

      

最近では学生であっても購入しやすい価格のものや、ヘルメット着用への抵抗感をなくすためのキャップタイプのものなど、多種多様なヘルメットが販売されていると知り、生徒たちも興味津々な様子でした。

自転車事故による死者の約7割が頭部を損傷しているというデータも紹介され、ヘルメットの必要性を再確認しました。

また、自転車保険について自転車事故の例を交えながら学びました。

誰もが気軽に自転車に乗れる分、事故の加害者はたとえ未成年であっても、損害責任は非常に大きくなります。

もちろん事故に遭わない・事故を起こさないのが第一ですが、万が一のために備えておくことはとても重要です。

 

3限目では、夜間特性について学びました。

暗い時間帯になってから色の異なるカラーコーンを外で見てみると、青色や黒色はライトに照らされていてもほとんど認識できないことに気付きました。

さらに、無灯火で走行する自転車が夜間でも見えるかどうかを確かめると、車の明るいライトで照らしても自転車の姿は全く見えないという結果でした。

       

自分たちの目で確認することにより、反射材やライト点灯の重要性、外出する際の服装のポイントなど、文字や映像だけでは気付きにくいポイントを知ることができました。

 

自転車に乗る機会も多く、また暗い時間帯に登下校する生徒の皆さんは、今回の交通安全教室で学んだことをしっかり覚えておく必要があります。免許の有無にかかわらず、いつも交通安全を意識して過ごすようにしましょう。

生徒会関係行事

4月28日(金)3・4限目は、生徒会関係行事が行われました。

 

最初に、chromebookの入力作業が行われました。

1年生にも本格的にシステムが配備され、使用方法の説明及びclassroomへの入室、不具合の確認作業が行われました。

続けて、定通総体のスポーツ種目決めが行われました。6月11日(日)の総体へ向けていよいよ本格的に動き出すことになります。

その後、生徒会各委員会の話し合いが行われ、各委員会委員長・副委員長決め及び活動目標決めが行われました。

休憩を挟んで生徒総会が実施され、全生徒から出された「学習面・生活面・行事面」での目標を役員が板書し、情報の共有を行いました。

新年度の生徒会活動がいよいよ始まりました。役員だけでなく、全生徒でが生徒会活動に関わることで、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する1年間であってほしいと願います。

道の駅みなまたリニューアルオープン1周年記念イベント

4月20日(木)の夕方からの時間帯において、本校多目的室で、いよいよ翌日に迫った道の駅みなまたリニューアルオープン1周年記念イベントの準備に着手しました。

我々が任されている役割は、ONITSUKA日昭堂様と共同開発した「水定どら焼き」を先着30名様にプレゼントするため、商品への「シール貼り」及び「箱詰め」並びに「のし紙貼り」に関する作業です。

 

そして、翌4月21日(金)は、いよいよ道の駅みなまたリニューアルオープン1周年記念イベントに参加してきました。

  

イベント当日は、本校からは4年生3名が参加し、水定どら焼きの贈呈方法などを、館長様と最終確認します。

開店前、本校の校長が激励にのため、来館しました。

そして、いよいよ開店です。

たくさんのお客様が開店と同時にお見えになり、水定どら焼きをうれしそうに受け取ってくださいました。

 

そして今回の目玉は、なんといっても、道の駅みなまたShop&Cafeミナマータ様と、本校定時制商業科が共同開発した新商品「バラのときめき♡ふわりんごパフェ」の販売初日です。

数あるおいしいスイーツがある中、新メニューに加えていただきました。(下の写真の左上の商品)

おかげさまで、初日は好調の売れ行きで、お客様からは「かわいい」「おいしい」等、お褒めの言葉をいただきました。

本校定時制教頭も激励のため来館し、ふわりんごパフェを最初に注文してくれました。

ゴールデンウイーク等で近くまでお越しの際は、ぜひご賞味ください。

 

 

新任式・始業式

4月10日(月)は、定期異動に伴う令和5年度の新任式が、定時制多目的室で行われました。

今年度は、定時制には7名の先生方が赴任されました。

校長先生からご紹介があった後、新着任の先生方よりお一人ずつごあいさつをいただきました。

その後、生徒会長より歓迎のことばが立派に述べられました。

新着任の先生方にとっても、楽しみにしておられた生徒との初対面です。

生徒のみなさんは、こらから先生方とたくさんの思い出を作ってほしいですね。

 

引き続き、始業式が行われました。

校長講話では、「何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒の育成」という今年度の教育スローガンについてお話がありました。昨年度のスローガンをほぼ引き継いだものですが、「夢の実現に向けて」が今年度の大きなポイントです。

毎日通っているこの学校には、夢を実現するためのヒントがたくさんあります。経験豊かな先生方を頼り、今年度もたくさんのことを学んでいってほしいですね。

入学式・初顔合わせ会

4月10日(月)令和5年度の入学式が実施されました。

今年度の定時制の新入生は9名。緊張した面持ちで入場しましたが、校長先生からの入学許可・式辞に続き来賓祝辞も、とても良い姿勢で聞くことができました。

 

式後は、定時制の多目的室に移動して、新入生・保護者・職員の初顔合わせ会が行われました。

教頭あいさつ、担任・副担任あいさつから職員紹介を経て各部連絡が行われました。

いろいろな面で、義務教育課程とは異なる高等学校の仕組みについてお話がありました。

 

いよいよ、翌日からは一人で登校することになります。これから始まる定時制での高校生活の、記念すべき初日が無事に終わりました。勉強に、友だちづくりに、大いに励みましょう。

 

3学期生徒交流会~バドミントン大会~

3月23日(木)に、3学期生徒交流会が行われました。

1学期に続きバドミントン大会を開催しましたが、今学期はシングルでの試合を行いました。

      

かねてより体育の授業で練習をしてきた生徒たち。

1学期に比べ、その腕前はかなり上達していました!

 

空き時間に練習試合や入念な準備体操を行うなど、気合十分で臨んでいました。

本番も1点差で試合が終わったり、最後の決勝トーナメントまで入賞者が決まらなかったりするなど、1つ1つの試合が盛り上がりを見せていました。

      

      

      

会の最後には上位3名が表彰され、笑顔で賞状を受け取りました。

1年間の最後に、また1つ良い思い出をつくることができました。

調べ学習発表会

3月20日(月)に、調べ学習発表会が行われました。

生徒たちは「食事」「スイーツ」「特産品・レジャー」の3グループに分かれ、その中で各自好きなテーマを設定して調べ学習を行いました。

また、発表会に向けての準備ではChromebookを活用し、調べた内容をスライドにまとめて発表しました。 

       

 

 自分が好きなお店やアルバイト先のメニューをおすすめしたり、地域にある飲食店や施設を幅広く調べたりするなど、バラエティに富んだ内容となりました。

オリジナリティあふれるスライドの数々で、クイズを出題したり、大盛りサイズの料理をキャラクターの身長で表したりするなど、より分かりやすく伝えるための創意工夫がみられました。

さらに、調べている飲食店を自分達で訪ねて実食したという生徒もおり、今すぐ足を運びたいと思わせられるような発表もありました。

     

     

 

本校は、水俣市以外の地域から通学している生徒が多いのも魅力の1つです。

自分が知らなかった情報を得られるだけでなく、改めてそれぞれの地元の良さも実感できる良い時間でした。

卒業証書授与式・卒業生を祝う会

3月1日(水)に、卒業証書授与式が挙行されました。

今年度は、3年生3名と4年生1名の計4名が本校を卒業しました。

卒業証書授与では、代表の生徒1名が壇上に上がり卒業証書を受け取りました。

             

校長式辞では、校長先生がネルソン・マンデラ氏や松下幸之助氏の言葉を紹介され、これから旅立つ卒業生に向けてエールを送られました。

卒業生には時折笑顔も見られ、それぞれで高校生活の思い出を振り返っていたようです。

さらに今回はマスクを着用しての斉唱が可能となり、3年生にとっては念願の校歌斉唱となりました。

新型コロナウイルスの影響を受け、今回が最初で最後の機会となってしまいましたが、言葉一つ一つを噛みしめるように歌う卒業生の姿に感銘を受けました。

 

式後は、定時制多目的室にて卒業生を祝う会が行われました。

前日の夜から在校生全員で飾り付けを行い、とても華やかな会場となりました。

    

  

当日も数名の在校生が駆けつけ、長い時間をともに過ごしてきた仲間の卒業を見届けました。

涙を流して友との別れを惜しむ姿も見られましたが、最後は全員笑顔で会を終えました。

 

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

今後は高校生活で培ってきたものを最大限に活かし、唯一無二の明るい人生を切り拓いていってください。

これからもずっと、応援しています。

3学期始業式

1月10日(火)に、3学期始業式が行われました。

17日間の冬休みでしたが、生徒たちは今学期も元気に登校してきました。

生徒たちはそれぞれで良い年末年始を過ごしたようで、久しぶりに会う友人と楽しく話をしていました。

 

始業式では、校長先生が古代ギリシャの哲学者・アリストテレスの「人間は、目標を追い求める動物である。」という言葉を紹介され、生徒たちが3学期の過ごし方を考える機会となりました。

         

 

3学期はいよいよまとめ・準備の期間です。

卒業予定の生徒に関しては、残りの登校日もあと十数日となります。

気持ちよく一年間を締めくくることができるよう、一日一日を大切に過ごしていきましょう。

表彰式・終業式

12月23日(金)に、表彰式・終業式が行われました。

表彰式では、各検定試験の合格者や書道展で銀賞に輝いた生徒、2学期皆勤・無欠席の生徒に賞状が贈られました。

      

1人で何枚も賞状をもらった生徒もおり、2学期は特に生徒たちの活躍が目立ちました。

 

終業式では、校長先生とともに2学期の振り返りを行いました。

               

文化祭、販売実習、校外研修、創立10周年記念式典、生徒交流会など、学校行事がたくさん行われた2学期でした。

生徒それぞれが個性や力を発揮し、充実した2学期を過ごすことができたのではないでしょうか。

 

また、この日は校外研修で訪ねた御船窯で制作した作品が学校に届きました。

 

想像以上に素晴らしいできあがりとなっており、生徒たちも作品を手にとって思い出話に花を咲かせていました。

(※校外研修のようすは、こちらから是非ご覧ください。)

 

今年度もいよいよ3学期を残すのみとなりました。

3学期はそれぞれの進路や今後の生活について考え、しっかりと準備をする期間となります。

寒い日が続きますが、来年1月にまた元気な姿が見られるのを楽しみにしています!

2学期生徒交流会~百人一首大会~

12月22日(木)に生徒交流会が行われました。

毎年、2学期は百人一首大会を開催しており、数週間前からこの日を心待ちにしていた生徒もいました。

国語や社会の授業でも百人一首の練習をする機会があり、初めて百人一首に挑戦する生徒もしっかり準備をして参加することができました。

 

今回は2人1組となって3回戦まで行いました。

上の句が読み上げられた時点で、すばやく札を取りに行く生徒や、「全然見つからん!どこ!」と、対戦相手とつい協力してしまいながら札を探す様子などが見られ、部屋のあちこちから一喜一憂する声が聞こえてきました。

    

楽しみつつも真剣勝負となり、勢いあまって椅子を倒してしまうハプニングも。

         

 

最後に、今年最後の運試し「坊主めくり」を行いました。

終了時に持ち札が最も多い人の勝利ですが、驚異の99枚で勝つ生徒もいるなど、こちらも大盛り上がりの対戦となりました。

        

今回は百人一首の優勝チーム、個人1~3位、坊主めくりの優勝者を表彰しました。

感染対策を講じながらの対戦でしたが、笑顔あふれる賑やかな時間を過ごすことができました。

 

デジタル社会を生きていく生徒たちですが、こうして古き良き日本の文化に親しむ時間も大切にしてもらいたいと思います。

環境教育

12月16日(金)に、環境教育が行われました。

今年度は講師として国立水俣病総合研究センターの丸本様にお越しいただき、SDGsをテーマに専門的な視点からお話をしていただきました。

 

はじめに「SDGsとは何か」についてお話をしていただきました。

本校でもSDGsについて勉強する機会を設けており、生徒たちはこれまでに、目標達成に向けて自分にできることは何かを考えてきました。

 

今回は講師の先生と一緒に、現在の世界情勢や日本国内の状況、それらに関するさまざまな調査データなどと照らし合わせながら、「このままで本当に2030年までに目標を達成できるのか?」ということを考えました。

      

知識を取り入れるばかりではなく、具体的に何をする必要があるのか等の課題発見も行うことにより、生徒たちはSDGsについて新しい見方をできるようになりました。

 

次に、身近なSDGsについてお話をしていただきました。

日本国内で駆除された動物のうち、多くはそのまま捨てられてしまっている現状があるのだそうです。

水俣市内でもイノシシやシカをはじめとする動物の駆除が行われており、この問題は決して他人事ではありません。

そこで、駆除された動物を利用してSDGsの目標達成につなげられることはないかということを考えました。

   

   

この日は講師の先生がつくられた動物の骨の標本などに触れ、SDGsの視点における解決策を考えるだけでなく、この問題の根幹ともいえる“命の尊さ”を直接感じることができました。

 

今後、世界はさらにSDGsがキーワードとなっていきますが、2030年までの目標達成に向けて、これからは本校の生徒たちから発進していけるようになってもらいたいと思います。

薬物乱用防止教室

12月9日(金)に、薬物乱用防止教室が行われました。

今年度は水俣警察署の方にお越しいただき、薬物を使用することの危険性や恐ろしさについてお話をしてくださいました。

          

最初に、薬物の種類やその影響についての説明がありました。

世の中には数多くの薬物があり、さらにそれぞれにはわざと親しみを持ちやすいような名前がつけられていることを学びました。

特にSNSが普及した現代では、一見、薬物であるとは気付かないような巧妙な手口で販売されているケースも多いようで、SNSを利用している人であれば誰もが気をつけなければなりません。

 

その後、薬物の依存性についての説明がありました。

1gあたり数万円もする薬物でも、たった1度使用してしまえば「大金を払ってでもまた使いたい」と思わせてしまうほどの強い依存性があるのだそうです。

これまでに薬物乱用に関する話を聞いたことがあるという生徒たちも、薬物の値段や薬物依存の恐ろしさに驚いていました。

 

今回の話を通して、薬物は1度でも使用すれば「乱用」になり、薬物を使用した本人が心身ともにボロボロになるだけでなく、友人や家族、ひいては地域までも壊してしまう恐れがあるということを学びました。

今回学んだことをしっかりと心に留め置き、万が一誘われてもきちんと断ることができる人であってほしいと思います。

防災訓練

11月25日(金)に、防災訓練が行われました。

今年度も水俣消防署の方々にご協力いただき、さまざまな見学や体験をすることができました。

内容は、消防署内や緊急車両の見学と、心肺蘇生の練習の2つでした。

 

 消防署内・緊急車両見学では、この機会にしか見ることのできないものをたくさん見ることができました。

まずは訓練施設や生活スペースなどを見学し、消防士の方々が署内でどのように過ごされているのかを知ることができました。

      

奥へ進むと司令室があり、たくさんのモニターが並んでいる様子に生徒たちは興味津々でした。

          

ここでは、消防署に通報があってから出動するまでの流れを教えてくださり、火事や救急の際に短時間で駆けつけてくださることのありがたみを感じました。

 外へ出ると、緊急車両が立ち並んでおり、まさに大迫力の景色でした。

      

1つ1つの車両について、どの場面で活躍するのか、何のための装備かなどを丁寧に教えていただきました。

 最後に消防士の方が防火服の着装を実演してくださったのですが、重装備にもかかわらず、かかった時間はわずか1分未満・・・!驚きと感動を覚えました。

生徒たちも防火服を実際に着させてもらい、その重さや動作の大変さを味わいました。

       

 

心肺蘇生の練習では、急病人を発見したときにとるべき行動について教えていただきました。

まずはビデオを視聴し、心肺蘇生が命を取り留めることができるということ、勇気ある行動が一人の命を救えるということを学びました。

このことを踏まえ、実際に目の前で人が倒れていたらどうすればよいのかについて、人形やAEDを使った練習を行いました。

通報から救急車の到着まで平均8分程度かかるとのことで、その間は心臓マッサージをし続けなければなりません。

    

今回は練習ということで2分間の心臓マッサージをやってみましたが、生徒たちはとても疲れた様子。

「こんなに大変なんだ」と初めて知ることができたうえに、その行動こそが人命救助の第一歩であるということを、生徒たちは身をもって体感することができました。

 

今回の防災訓練を通して、いつも私たちの安全を守ってくださる消防士の方々に感謝の気持ちをもつとともに、いざというときには自分自身も行動を起こすことで命を守ることができるということを学びました。

勇気ある行動で自分の命・まわりの命を守るためにも、今回学んだことを日常生活でしっかり活かしてもらいたいと思います。

 

定時制文化祭

11月11日(金)に、定時制文化祭が行われました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般公開は行わず、来場者を限定して開催しました。

今年度のテーマは「桜梅桃李(おうばいとうり)!輝け努力!みんなで彩る文化祭!」でした。

この“桜梅桃李”という言葉には、「それぞれが独自の花を咲かせるように、個々がそれぞれ違う輝きをもつこと」といった意味が込められています。

まさにこのテーマの通り、今年度も個性あふれる作品の数々が、夜の教室を彩りました。

<創作活動の作品発表>

 

      

   

      

               

 

今年度は、生徒たちがおもてなし班・光班・紙工作班・絵画班に分かれて行う創作活動での作品発表に加え、国語・書道・理科・数学による授業展示、商業科による販売実習も行われ、とても賑やかな文化祭となりました。

<授業展示>

  

  

  

 

<販売実習の様子>

       

          

準備の段階から文化祭当日まで、生徒たちは一生懸命に取り組んでいました。

 

今年度も無事に文化祭を開催できたことを、とても嬉しく思います。

生徒たちには、これからもさまざまな場面で“桜梅桃李”のように輝かしく活躍してくれることを期待しています!

校外研修

10月21日(金)に、校外研修が行われました。

今年度は御船町を中心に、合計3カ所を巡りました。

 

まずは、御船町恐竜博物館。

はじめに、学芸員の方に化石についてお話をしていただきました。

恐竜の生態や歴史、化石の発掘方法、さらにはその期間のキャンプ生活の様子など、とても興味深いお話でした。

「化石は人類の宝である」という言葉がとても印象的でした。

       

 

説明が終わり、さっそく展示室へ足を運ぶと、そこには大迫力の恐竜の化石が・・・!

       

           

想像を超える恐竜の大きさに、生徒たちは圧倒されていました。

恐竜だけでなく、古生物や人類の歴史に関する展示もあり、幅広い知識を得ることができました。

 

次に、イオンモール熊本へ行きました。

はじめに、スタッフの方にイオンモール熊本についてお話をしていただきました。

「お客様第一」の理念は、商業科で学ぶ私たちにとってたいへん大きな学びとなりました。

さらにイオンモール熊本は、従業員の方々が働きやすい環境づくりにも注力されており、この点に関心をもった生徒も多かったようです。

    

 

説明の後は、いよいよ自由時間です。

       

買い物や食事を存分に楽しむことができたようで、「また来たい!」といった声も聞こえてきました。

 

最後に、御船窯で陶芸体験をしました。

生徒たちの多くは初めての陶芸で、作り方の説明をとても真剣に聞いていました。

          

製作中の生徒たちはとても楽しそうで、「もうちょっとこうしたら?」などとアドバイスし合っている場面もありました。

  

  

 

仕上がりは、このようになりました!

 

まさに「世界に一つだけ」の、個性あふれる素晴らしい作品になりました。

 11月頃に焼き上がったものが届くとのことで、生徒たちは完成を心待ちにしています。

 

今回もまた1つ、楽しい思い出をつくることができました。

それだけではなく、今後の授業や販売実習に活かすことができる学びもあったようで、とても充実した1日を過ごすことができました。

今後もさらに充実した学校生活を送ってもらいたいと思います。

熊本県高等学校定時制・通信制文化大会

10月16日(日)に、熊本県高等学校定時制・通信制文化大会が開催されました。

今年度は3年ぶりの熊本県立劇場での開催となり、県内の定時制・通信制高校が一堂に会しました。

また、今回は久しぶりに全プログラムが行われ、盛りだくさんな内容となっていました。

午前の部:各校代表生徒による生活体験発表

昼食時間:各校の作品展示、湧心館高校定時制によるランチタイムショップ

午後の部:生徒会報告、各校のステージ発表、湧心館高校定時制和太鼓部によるアトラクション

 

本校は、展示の部と生活体験発表の部に参加しました。

展示の部では、生徒が作り上げた絵手紙や切り絵、光を用いた作品、折り紙などを展示しました。

お互いに協力しながら準備を行い、本校生徒の魅力があふれる空間にすることができました。

     

     

生活体験発表の部では、本校代表生徒が『挑戦』という題目で、将来への強い思いを込めた素晴らしい内容を発表してくれました。

その他の生徒たちもしっかりと他校の発表を聞き、「共感した」「心を打たれた」など、友人と感想を共有していました。

              

現地開催は多くの生徒にとって初めてでしたが、生徒たちはとても楽しめたようで、終始笑顔に満ちていました。

他校の活動を知るだけでなく、仲間たちの頑張る姿や個性あふれる作品などを実際に見ることができ、充実した1日となりました。

銀座熊本館「創業祭&くまもとのお肉フェア」販売実習

10月7日(金)~9日(日)に、銀座熊本館「創業祭&くまもとのお肉フェア」販売実習が行われました。

イベントは9月27日(火)~10月17日(月)の期間で開催されていますが、このうち10月8日(土)については、生徒による販売をさせていただきました。

 

今回の販売実習に際して、ホームページだけでなく、銀座熊本館公式フェイスブック・ツイッター等でも告知していただきました。

           

 

 

実習は、前日の7日(金)から始まりました。

銀座熊本館にてスタッフの方々との自己紹介をし、最初に館内を案内していただきました。

その後、実習当日のことについて打ち合わせをしていると・・・

    なんと、くまモンが電撃来館・・・!!!

      

さっそくどら焼きを手に、一緒にPRをすることができました。

 

当日8日(土)は、開館前に商品陳列や補充の手順、接客の仕方などについて、入念にチェックを行いました。

また、この時間を使って県内商品の売り場も見学し、売れ筋TOP3の商品などについてご説明いただきました。

              

そして、いよいよ迎えた販売本番。

開館直後から途切れることなく、たくさんのお客様にご来館いただきました。

            

館内だけでなく、出入口に立ってのPRも全力で行いました。

        

どら焼き販売だけでなく、県内商品およびスタンプラリーの案内や説明も行うなど、幅広く接客を行い、どら焼き販売以外にも携わることができました。

結果として、この日予定していた個数は全て完売し、急遽追加で販売した分についても完売することができました。

販売以外にも、他県のアンテナショップを視察・見学するなど、学校生活だけでは得られない学びを持ち帰ることができました。

 

今回の販売実習にあたっては、首都圏のお客様だけではなく、熊本出身のお客様も数多く来館され、温かいお言葉をいただきました。

また、本校同窓会の皆様からは激励のお言葉やお土産をいただき、大変嬉しい思いをしました。

それだけではなく、新たな課題を発見することもできました。

今回は、どら焼きの販売を通じて水俣・芦北地域のPRを行うことを目標としていました。

しかし、実際に来館されたお客様は、我々のことを「熊本県の物産に精通しているプロ」として接してくださり、県内商品の案内などで戸惑うこともありました。

そこで、熊本県内の商品についても事前にしっかり勉強しておくことで、スムーズな接客やどら焼き販売のきっかけにつなぐことができたのではないかと感じました。

今後は、どら焼きの販売はもちろんのこと、新たな共同商品開発や県内各地の観光名所・商品等のPRにも力を注いでいきたいと思います。

 

ご来館くださった皆様、本当にありがとうございました!

今後とも、本校のどら焼きをどうぞよろしくお願いします。

 

「この事業は、水俣芦北地域振興計画に基づく地域振興事業として、水俣・芦北地域振興財団の助成により実施しています。」

第1回講師招へい授業(商業科)

9月27日(火)の1・2時間目に、講師招へい授業が行われました。

これは商業科における取組の一環で、生徒たちがさまざまな学びを展開できる貴重な機会となっています。

今回は講師として、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ 館長の北田様、館員の大塚様にお越しいただきました。

 

まず前半では、これまでの振り返りを行った後、講師の方々にお話をしていただきました。

今年リニューアルオープンした道の駅みなまたの様子や、新しい施設に関してご説明いただき、水俣市を盛り上げるための取組などを学ぶことができました。

             

後半では、3・4年生がグループに分かれ、それぞれがプレゼンを行いました。

プレゼン内容は、各班でオリジナルのメニューを考案し、道の駅みなまたでの販売を想定した価格設定や製造・販売方法なども考えるというものでした。

A班は、エコパーク水俣内にある「バラ園」を意識した、バラパフェとプリンタルトを考案しました。

バラをイメージした材料を加えるなどの工夫を凝らし、見た目だけでなく、食感や手頃さにもこだわった一品を考えていました。

  

B班は、年間を通じて販売できる、かつ“SNS映え”も狙ったパンケーキを考案しました。

商品自体へのこだわりはもちろん、販売方法やお客さんを楽しませる工夫までしっかり考えられた、高校生ならではの発表でした。

           

C班は、種類豊富で、見ても食べても楽しいミニピザを考案しました。

もち麦を中心とした地元の材料を使用することにこだわった「ご当地ピザ」にし、さらに、大きさや販売方法にも工夫を重ね、幅広い客層をターゲットとしたアイデアでした。

                    

 

プレゼンの後は、それぞれのアイデアについて講師の方々にご講評をいただきました。

講師の方々は、まさに商品開発のプロです。「なぜその値段にしたのか?」「なぜその材料にしたのか?」など、詳細まで踏み込んだ質問も投げかけていただきました。

生徒たちもかなりの時間をかけて今回のプレゼンに臨んだため、しっかりと自分なりの考えで質問に答え、次第に本格的な話し合いへ発展していきました。

             

プレゼンには参加していない1・2年生も、講師の方々や先輩のアイデアにしっかりと耳を傾け、今後の活動につなげられるようにたくさんメモをとっていました。

                

すべてのプレゼンが終了し、最後にまとめを行いました。

講師の方々からお褒めの言葉をいただき、とても緊張していた3・4年生も安堵の笑みを浮かべていました。

 

今回のプレゼンに向けて、生徒たちは水俣や周辺地域に関することや特産品などを数多く調べ、勉強していました。

さらに、その土地のすべてを集結したスポットともいえる「道の駅」で働く方々と、深い交流を行うこともできました。

今回の講師招へい授業を通して、水俣高校でしかできない学びを経験することができたのではないでしょうか。

生徒たちには、学びを活かし、あらゆる場面で充実した活動を行っていくことを期待しています。

銀座熊本館「創業祭&くまもとのお肉フェア」販売実習に向けて

9月27日(火)より銀座熊本館にて開催されている「創業祭&くまもとのお肉フェア」では、本校のどら焼き(お茶あん・甘夏あん)を販売しており、期間中の10月8日(土)には生徒による販売をいたします。(※詳細はホームページトップをご覧ください。)

今回の販売実習に際しまして、この度、水俣高校同窓会より助成金をいただきました。

10月4日(火)に助成金の授与式が行われ、販売実習に参加する生徒2名が出席しました。

今回は、同窓会会長の澤村様より助成金が授与されました。

    

また、澤村様より「たくさんのことを学んできてください。」と、激励のお言葉をいただきました。

最後に、参加生徒がそれぞれお礼の言葉を述べ、東京での販売実習に向けた決意を表明しました。

              

 

同窓会の皆様には、心より御礼申し上げます。

この度は、皆様より沢山のご支援をいただき、誠にありがとうございました。

 

8日(土)の販売実習の様子につきましては、後日ホームページに掲載いたしますので、ぜひご覧ください。

性教育講話

9月26日(月)の1・2時間目に、性教育講話が行われました。

 講師の方々にお越しいただき、「安心・安全な関係のために 〜性暴力について考えてみよう〜」というテーマでお話をしていただきました。

               

人と人との境界線とは何か、もしも性暴力の被害にあったら、または相談を受けたらどうすればよいかなど、クイズなども交えながらとても丁寧に教えていただきました。

                

 スマートフォンやSNSが身近な存在になったことにより、人との関わり方が多様になってきています。

便利なツールでもある一方で、様々な危険が潜んでいるということを忘れてはなりません。

今後も良好な人間関係を築くために、今回の保健講話で学んだことをしっかりと覚えていてもらいたいと思います。

絵手紙教室

9月16日(金)の3、4時間目に絵手紙教室が行われました。

講師として、本校の卒業生であり、書道家・墨人としてもご活躍なさっている新立航大さんにお越しいただきました。

                

 

まずはじめに、新立さんに実演していただきました。

とても素敵な作品が出来上がる過程を目の前で見せていただき、生徒たちもその筆遣いに見入っていました。

        

お手本を見せていただいた後は、いよいよ生徒たちの番です。

まずは自分の好きな言葉やイラストを、半紙を使って練習しました。

新立さん曰く、「使用する筆の大きさによって表現の幅も変わる」ということで、生徒たちはアドバイスをもらいながら思い思いに文字やイラストを描いていました。

             

一通り練習を終えたところで、最後に絵手紙を作製しました。

墨だけでなく、顔彩も使って鮮やかな作品に仕上げ、「世界に一枚だけの絵手紙」が完成しました。

       

            

普段の生活ではなかなか触れることのない芸術に親しみ、非日常を楽しむことができました。

素晴らしい作品の数々は、学校行事等で展示する予定です。

生徒一人一人の個性がまぶしいほどに輝いた一日でした。

進路講話

9月9日(金)に、進路講話が行われました。

若者サポートステーション八代から講師の方にお越しいただき、進学や就職に必要な面接について学びました。

 

前半は面接に向けての心構えに関するお話でした。

面接のマナーや重要性などを、細かく丁寧に教えていただきました。

  

後半は、面接時の入室方法や態度などを学びました。

面接試験を想定した実演を交え、講師の方と生徒たちで注意すべき点や改善点を話し合いました。

             

教科書では学ぶことのできない内容で、とても貴重な時間となりました。

今回学んだことを、生徒の皆さんには今後の人生において存分に発揮してもらいたいと思います。

2学期始業式

9月1日(木)に、2学期始業式が行われました。

約1ヶ月半の長い夏休みでしたが、2学期初日は明るい雰囲気でスタートを切ることができました。

生徒たちは、久しぶりに会うクラスメイトや先生方と楽しく会話をしており、我々もその姿に一安心しました。

           

始業式では校長先生から、「感謝の思いは人から人へ受け継がれていき、いつか循環します。常に感謝の気持ちをもって行動できるようにしましょう。」といった内容のお話をしていただきました。

2学期はたくさんの学校行事が計画されています。

ともに過ごす仲間と互いに協力しながら、学校全体で一丸となって実りある楽しい2学期にしましょう。

第50回 くまもとの特産品まつり

8月3日(水)から9日(火)まで、鶴屋百貨店にて「第50回 くまもとの特産品まつり」が開催されました。

このイベントでは、地域活性化プロジェクトの一環として「どら焼き(お茶あん・甘夏あん)」を販売いたしました。

 

今回の販売に向けて、夏休みに入っている生徒達も久しぶりに登校して商品の準備を行いました。

参加した生徒達は役割分担をしながら、1つ1つ丁寧かつスムーズに作業をしていました。

        

今回は鬼塚日昭堂様にご協力いただき、委託販売という形になりましたが、

もちろんどら焼きには生徒の想いがたくさん込められています!

 

こちらが、実際にどら焼きの販売が行われたときの様子です。

      

初日から多くのお客様に商品を手にとっていただき、ある日は売り場の前に列ができることもありました。

   

今回の販売に際して、ニュースや新聞を見て遠方から来られた方、「生徒さんはおらんとね?」「水俣にも買いに行くね」と声をかけてくださった方、さらには昨年からのリピーターの方など様々なお客様にご来場いただき、改めて多くの方々に温かいご支援をいただいていることを実感しました。

 

実際に手にとってくださった皆様、本当にありがとうございました!!

 

「この事業は、水俣芦北地域振興計画に基づく地域振興事業として、水俣・芦北地域振興財団の助成により実施しています。」

進路セミナー

 7月21日(木)の午後に、アルバイト等をしていない生徒を対象に進路セミナーが行われました。

 今年度は、以下の内容が実施されました。

1時間目

職業インタビュー

職業調べ

自己理解

2時間目

ビジネスマナーの基本

服装・身だしなみ

面接試験の際に気をつけるべきこと

3時間目

履歴書の書き方

自己PRや志望動機の書き方

  

         

 

 

生徒は事前課題やワークシート等を活用しながら学習を進めていきました。

実際にどのように就職活動を行えばよいのか、今後どのように学校生活を送っていけばよいのか、さらに基本的なマナーや書類作成の方法など、内容は盛りだくさんだったものの、生徒は最後まで真剣に聞き入っていました。

      

就職に関することだけではなく、社会人になってからも役立つことも併せて学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。

今後社会人になる皆さんは、これからの自分のことを前向きに考えながら、充実した学校生活を送っていきましょう。

皆さんの頑張りを温かく見守り、我々も全力でサポートしていきたいと思います。

表彰式・終業式

 7月20日(水)に、表彰式と終業式が行われました。

 

 最初に表彰式が行われ、今学期もたくさんの生徒が表彰されました。

皆勤賞、無欠席賞、検定合格、生活体験作文など、どれも素晴らしい賞ばかりでした。

            

その後、終業式が行われました。

         

校長講話では、生徒の皆さんの1学期の過ごし方について「とても素晴らしかった」といったお褒めの言葉をいただきました。また、「習慣化」というキーワードを中心にお話があり、どうすれば夏休みを有意義に過ごすことができるかについてアドバイスをいただきました。

 

今年度も無事に1学期を終えることができました。

また2学期の始業式で、生徒の皆さん全員に会えることを楽しみに待っています!

1学期生徒交流会~バドミントン大会~

 7月19日(火)に、生徒交流会が行われました。

1学期の種目はバドミントンで、生徒たちはダブルスを組んでリーグ戦を行いました。

どのペアも、練習の段階からとても楽しそうにプレーしていました。

中には、入念に作戦を練っていたペアも・・・

        

          

                    

また、試合の合間には学年を超えて交流している姿も見られました。

 

見事優勝・準優勝に輝いたペアは笑顔で賞状を受け取っていました。

2学期の生徒交流会も楽しみにしています!

宮原SAお客様感謝祭販売実習

 7月16日(土)に九州自動車道 宮原SAにおいてお客様感謝祭が開催され、本校生徒が「どら焼き(お茶あん・甘夏あん)」の販売実習を行いました。

 数日前から雷雨が続いておりましたが、この日は天候にも恵まれました。

 また、出発前には校長先生から激励の言葉をいただき、好調なスタートを切ることができました。 

                           

宮原SAに到着してからすぐに開店準備に取りかかりましたが、この段階から既にお客様が興味を示してくださっており、満を持しての販売開始となりました。

 

1組のお客様が購入してくださっていると、その様子を見て「何だろう?」と興味を示されたお客様がまた1組来てくださるといったように、多くの方々が続々とどら焼きを買いに来てくださいました。

生徒たちにとっては約1ヶ月半ぶりの販売実習。

それに加えて今回は少人数での参加だったため、生徒たちはこれまでの経験を存分に発揮し、しっかり連携しながらスムーズに接客ができました。

 

     

この日は3連休の初日ということもあり、お子様連れのお客様が多かったようです。さらに、全国各地から大勢の人々が訪れる場所「サービスエリア」で販売を行ったことから、普段はあまりお目にかからない世代や地域の人々に向けて、本校の取り組みや水俣の素晴らしさを発信することができました。

今回の実習の模様について、NHKや熊本日日新聞社の取材を受けました。そのため我々の取り組みがメディアを通じて発信されており、まさに「水俣市の地域活性化」に大いに貢献した生徒たちでした。

実際に手にとってくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

【取材の内容について】

NHK熊本:総合テレビ「クマロク645」 令和4年7月16日(土)放送

熊本日日新聞:令和4年7月18日(月・祝)号  「ローカルワイド県南 とぴっく」掲載

 

「この事業は、水俣芦北地域振興計画に基づく地域振興事業として、水俣・芦北地域振興財団の助成により実施しています。」

生活体験作文発表会・平和学習

7月8日(金)に、生活体験作文発表会が行われました。

 「生活体験作文」は生徒が自分自身を見つめ直し、高校生活のことや将来の夢、自身が抱いている思いなどを自由に表現することができる作文です。

生徒全員が作文作成に取り組みましたが、発表会では各学年の代表となった生徒たちが発表をしてくれました。

              

どの作文にも共通していたのが、「前向きに考え、将来の夢を叶えたい」ということ。

具体的な目標や夢の実現に向けてやるべきことをしっかりと考え、「一生懸命頑張りたい」という気持ちを伝えてくれました。

 それぞれの発表内容について、生徒全員が感想を書きました。共感する声や応援する声が多く寄せられており、心を動かされた生徒や、これをきっかけに「自分も頑張りたい」と考えた生徒もいたようです。

 

 発表会の後に、平和学習が行われました。

今年度は、沖縄県に住む女性が戦争の惨状について語った動画を視聴し、

その後、近年の平和学習のあり方について思いを綴った沖縄県の高校生の作文を読みました。

      

 

生徒たちにとってこの日は、思いを巡らせた1日となりました。

仲間と共有したその気持ちを忘れずに、それぞれの夢に向かって頑張ってください。

その先にはきっと、明るい未来が待っています!!

熊本県高等学校定時制・通信制総合体育大会

6月12日(日)に、熊本県高等学校定時制・通信制総合体育大会が行われました。

本校は卓球とバドミントンに出場し、卓球は熊本県立熊本工業高等学校、バドミントンは熊本県立湧心館高等学校にて行われました。

早朝からの出発ということもあり、目をこすりながら登校する生徒も。

しかし、いざ会場に到着すると全員がラケットを握りしめ、足早に練習場所へと向かっていきました。

 

気合十分で臨んだ生徒たちの試合の様子です。

                

        

                                                 仲間の試合をじっと見守り応援していました。

バドミントンでは、女子ダブルスの1回戦目に20ー20まで点を取り合い延長戦に入りましたが、最後に2点差をつけられ、惜しくも負けてしまいました。直後には選手が悔し涙を流し、周囲の生徒たちが「惜しかったね」「でも頑張ったよ!」と励ます様子も見られました。

シングルスに出場した生徒たちも接戦を繰り広げ、練習の成果を存分に発揮していました。

 

卓球の試合の様子です。

 

 

卓球の出場選手も、到着後すぐに練習を始め、試合では日頃の練習の成果を発揮してサーブやスマッシュをしっかり決めることができました。しかし接戦の末、2セットを先取され敗退となりました。

 

 

今年度は入賞することができませんでしたが、生徒たちはとても楽しむことができたようです。

最後に校長先生から、「悔しい思いをするということは、それだけ一生懸命に取り組むことができた証拠です。」というお言葉をいただきました。

生徒たちは今大会を通して、全力で取り組んでこそ得られる達成感を味わうことができたのではないでしょうか。今後の活躍にも期待したいと思います。

生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした!

スポーツ活動・選手激励会

6月12日(日)に開催される定通総合体育大会まで残り2日となり、今日が最後の練習日となりました。

本校は卓球とバドミントンへの出場を予定しております。

生徒たちは本番に向けて、「スポーツ活動」として毎日約2時間、合計8日間ほど一生懸命に練習してきました。

       

 

最初は楽しく取り組んでいた生徒たちも、いつしかその表情は真剣そのものになっていました。

1つ1つ技を磨き、日を追うごとに上達していく生徒たち。練習でのゲームでは接戦を繰り広げることも。

 

大会に出場する生徒たちに向けて、選手激励会が行われました。

副校長先生から激励の言葉をいただき、代表の生徒が決意表明を行いました。

          

 

激励会終了後は、最後の練習や調整・準備を行いました。

練習の成果をしっかりと発揮し、頑張ってもらいたいと思います。

結果は後日ホームページに掲載いたしますので、是非ご覧ください!

販売実習 ~みなまた物産展~

5月28日(土)にエコパーク水俣においてみなまた物産展が開催されました。

今回は「どら焼き(お茶あん・甘夏あん)」に加え、「水俣茶ぱふぇ」の実演販売も行いました。

 

 

 

 まずは「水俣茶ぱふぇ」販売の様子です。
販売開始早々、最初のオーダーが入り、分担しながら「水俣茶ぱふぇ」を実演販売しました。


午後になるにつれて気温も上昇し、最大4人(25分)待ちでの提供となりました。
屋外でのソフトクリームマシンの温度管理が難しく、一部販売を見合わせることになり、来場者にご迷惑をおかけすることになりました。

 

 

 どら焼きを販売する3年生の様子です。「甘夏は冷やすと食感が際立ちますよ」「無農薬茶葉を使用して安全です」などの声かけをしながら接客を行いました。

 

 

 こちらは2年生の様子です。来場者に目線を合わせ、商品の袋詰め、会計(お釣りの受け渡し)も手際よく行っていました。

 

 

 今回は、1年生も初めて販売実習に参加しました。入学してまだ2ヶ月とは思えないほどの様子で、商品補充や声かけなども落ち着いて行っていました。

 

 

 

 テント内での販売だけでなく、PRもしっかりと行いました。
「こんにちは~水俣高校です」「心を込めて接客しています」など、物産展を盛り上げました。
来場者からも「高校生はよかねぇ~」「応援したくなるもんね」などの温かいお言葉をいただきました。

 

 

 生徒たちによるPRの効果もあり、時間帯によっては5~8人ほど並ばれる場面がありました。嬉しさと同時に緊張感を味わいました。

 

その他にも、水俣市長や商工会議所会頭をはじめ、地域の方々やリピーターなど数多くの

来場者に私たちの実習を見ていただくことができました。

「水俣を一緒に盛り上げていこう」「高校生がでると活気が出てよかばい」など激励をいただきました。

 

今回は、学びの多い販売実習となりました。

今後も生徒たちが一丸となって水俣市の地域活性化に取り組んで参りますので、

温かく見守っていただけますと幸いです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

最後に、当日ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました!

 

 「この事業は、水俣芦北地域振興計画に基づく地域振興事業として、水俣・芦北地域振興財団の助成により実施しています。」

水俣茶ぱふぇ実習

いよいよみなまた物産展まで残りわずかとなり、5月24日(火)から「水俣茶ぱふぇ実習」が本格スタートしました。

タブール貝賀様夫妻の御指導の下、真剣に実習に臨んでいた生徒たちの様子をご紹介します。

 

①まずはソフトクリームをカップにキレイに巻く

 練習を何度も行いました。

②桜野園のまるごと茶葉を原料に作った「ミニどら」

 「ミニポッキー」「お茶ソース」 をトッピング

   

                ③最後に木のスプーンを添えて完成です!!

                                      

実習は連日続き、本番に最高のおもてなしができるように、笑顔いっぱい励んでいました。

 

一方で、2年生も手伝いながら、POPやブラックボード作成を行っています。

みなまた物産展は、5月28日(土)にエコパーク水俣にて開催されます。

生徒一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております!!

交通安全教室

5月12日(木)に、水俣自動車学校にて交通安全教室が行われました。

1限目は、「飲酒運転の恐ろしさ」に関する講義が行われました。飲酒運転をしてしまったとある男性について描いたDVDを鑑賞し、飲酒運転の危険性や、軽はずみな判断によって大切なものを全て失ってしまうことなどを学びました。

 

2限目は、生徒が保有している免許ごとに別れての指導が行われました。

普通自動車免許を保有する生徒には、インストラクターの方と同乗して安全指導が行われました。

      

 

自動二輪免許を保有する生徒には、道路の状況がとてもリアルに再現されたシュミレーターを用いての安全指導や、自動車学校内のコースでの実車指導が行われました。シュミレーターでの安全指導では、生徒が運転した様子を録画したものを一緒に見ながら、車や歩行者の予測、運転の仕方などを振り返っていました。

                  

 

免許を保有していない生徒には、シートベルトの重要性についての指導が行われました。

車の座席を模した装置に座った状態で、時速5kmで走行しているときの衝突を体験できる装置でしたが、シートベルトが着用されていなかったチャイルドシートからは人形が飛び出してしまいました・・・!続いて生徒もシートベルトを着用して体験しましたが、それでも思わず叫んでしまうほどの衝撃がありました。

   

 

最後の3限目は、暗い時間帯になってからの「夜間特性」に関する指導が行われました。車のライトに照らされた自転車やカラーコーンなどを実際に外で見ながら、反射材や自転車灯火の重要性、色による見え方の違いについて学びました。

               

 

暗い時間帯に登下校をする生徒たちには、夜間の交通事故の危険性が身近に潜んでいます。今回の交通安全教室を通じて学んだことは全て、免許の有無に関わらずとても重要なことです。この機会に改めて、より一層交通安全を意識して過ごしてもらいたいと思います。

水俣自動車学校の皆様、本当にありがとうございました。 

水高どら焼き 焼き印リニューアル

「水高どら焼き」として定着しているこれまでの「初代どら焼き」から、焼き印のデザインを一新いたしました!

この焼き印に込められた生徒のイメージや想いをご紹介したいと思います。

 

新しい焼き印がこちらです!

 まずは真ん中の「水定」の文字ですが、どら焼きが本校の商品であることを皆様にお知らせできるよう、できるだけ鮮明に見えるようにしました。

 その左上には「甘夏」、右下には「茶葉」を表現するイラストが添えられています。

 この水高どら焼きには「甘夏あん」「お茶あん」があり、一目でこの2種類が伝わるように工夫をしました。

 特に「茶葉」のイラストについては、葉脈にまでしっかりとこだわった、生徒の想いがあふれるデザインとなりました。

そして、新しい焼き印が付けられた水高どら焼きが、5月5日(木・祝)の第93回メーデー県南地区集会にて販売されました。

         

その模様についての記事も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

今後とも、水高どら焼きをどうぞよろしくお願いいたします!

第93回メーデー県南地区集会

5月5日(木・祝)に、桜十字ホールやつしろにて第93回メーデー県南地区集会が開催されました。

このイベントにおいて県南地域協議会の方々にご協力いただき、本校のどら焼きの委託販売を行っていただきました。

           

今回販売したどら焼きは、初代どら焼きからデザインを一新した焼き印が入っており、生徒の想いがより一層詰まった一品となりました。(詳細は「水高どら焼き 焼き印リニューアル」を是非ご覧ください。)

今回は50個の数量限定販売となっていましたが、ありがたいことに完売いたしました!

 今回のイベント全体においても、ウクライナ救援募金活動が行われていました。

また、今回の売り上げはウクライナ支援募金として全額寄付を行いました。

本校の地域活性化プロジェクトを通して、水俣市のさらなる活性化とともに多くの人々に支援の輪が広がっていくことを願い、これからも生徒の皆さんには様々なことに挑戦してほしいと思います。

改めまして、実際に商品を手にとってくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

「この事業は、水俣芦北地域振興計画に基づく地域振興事業として、水俣・芦北地域振興財団の助成により実施しています。」

 

地域活性化プロジェクト2022~柑橘詰め放題イベント実習~

4月23日(土)に道の駅みなまたがリニューアルオープンを迎えました。

その中で、今回新設された「Shop&Cafeミナマータ」にて行われた柑橘詰め放題イベント実習に、本校3年生が参加しました!

あいにくの小雨でのオープンではありましたが、朝から多くの来場者とともに生徒もオープニングセレモニーを見学しました。

オープニングセレモニーの様子

 

オープニンセレモニー見学後にバックヤードに入ると、そこにはコンテナいっぱいに積まれた「晩柑」と「不知火」が・・・!!さらにはこの詰め放題イベントの開始を待たれるお客様が次々と列を作られ、生徒は徐々に緊張感を増していきました。

しかし、実際にイベントが始まってからはとても積極的に呼び込みを行っており、来場者の方々とコミュニケーションをとる様子も時折みられました。中には「どら焼きはいつすっとね?」と声をかけてくださった方もいらっしゃったようです・・・!

無事にイベントを終えた生徒は達成感に満ちあふれた笑顔が輝いていました。

とてもいい経験になったことに加え、今後の活動に対する意欲も高まったことと思います。

足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました!!

無事に実習を終えた生徒のみなさんも、お疲れ様でした!

 

生徒会歓迎行事

4月15日(金)に、生徒会歓迎行事が行われました。

生徒会役員を中心に生徒全員で、新入生の入学を歓迎しました。

内容は、まずはじめに生徒会長より歓迎のあいさつがあり、続いて生徒会から1年間の学校行事の紹介が行われました。その後、1年生の自己紹介と、2・3・4年生の自己紹介が行われました。

 

自己紹介では、全員がそれぞれ記入した自己紹介シートをもとに発表をしながら、学年の壁を越えて互いに交流を深めることができました。

新型コロナウイルス感染症対策を行いながらの取り組みでしたが、部屋のあちこちから明るく楽しい声が聞こえ、とても楽しい時間を過ごすことができました!!!

       

 

生徒オリエンテーション

4月11日(月)に、生徒オリエンテーションが行われました。

各担当の先生方から、これから水俣高校定時制で学校生活を送っていくにあたって大切なお話をしていただきました。

学校生活でのルールや進路のこと、保健に関すること、商業科としての過ごし方などの説明がありました。

1年生の皆さんは定時制での学校生活に見通しを持ち、上級生の皆さんはルールや今後の過ごし方について改めて考えることができた時間になったと思います。

盛りだくさんな内容で、特に1年生の皆さんは初めての夜の時間帯での学校生活となりましたが、オリエンテーション後の個人・クラス写真撮影では生徒の皆さんのまぶしい笑顔が輝いていました!!

 

生徒の皆さんが今後どのように学校生活を送っていくのか、楽しみに見守りたいと思います。

         

 

新任式・始業式

4月8日(金)の夕方から、新任式・始業式が行われました。

新任式では新たに3名の先生方をお迎えし、生徒会長から歓迎のことばが述べられました。

 

その後の始業式では校長先生からお話をしていただきました。

生徒の皆さんにとっても、改めて「頑張ろう」と決意した時間となったのではないでしょうか。

                     

 

水俣高校定時制の全員で一丸となって、気持ちを新たに頑張っていきたいと思います!!

入学式・初顔合わせ会

4月8日(金)に、入学式・初顔合わせ会が行われました。

 

今年度は6名の新入生が入学しました。

緊張した面持ちで入場してきた新入生の皆さんでしたが、式中はとても真剣なまなざしでお話を聞いていました。

    

 

入学式終了後には、定時制の先生方と新入生の皆さんとの初顔合わせ会が行われました。

天候にも恵まれ、まるで新たな学校生活のスタートを祝福してくれているかのようでした。

最後に笑顔あふれるクラス写真を撮影しました。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございますお祝い

これからよろしくお願いします!!!

熊日新聞に掲載されました

4月1日(金)発行の熊日新聞に、本校の販売実習の取り組みに関する記事が掲載されました!!!

今回掲載された記事は、本校生徒が語った、水高どら焼きが新聞記事に掲載されたことによる反響の大きさや、このことを受けての感想や思いに関する内容となっています。

 

この掲載にあたり、本校卒業生の山﨑さん、新3年生の山本さんが取材を受けました。

とてもよい経験になったことでしょう、今回の思いを今後の取り組みにも活かしてほしいと思います。

 

とても興味深い記事となっていますので、ぜひご覧ください!!

そして引き続き、水俣高校定時制および水高どら焼きをよろしくお願いいたします!!!

生徒交流会~バドミントン大会~

3月23日(水)に3学期生徒交流会として「バドミントン大会」が行われました。

卒業生10名が抜けたことで前回の生徒交流会の約半分の生徒数でしたが、とても楽しい会になりました。

大会の様子を少しだけお見せしたいと思います!!!!

  

  

予選リーグと決勝リーグを行い、男子の上位3名と女子の上位3名の計6名を表彰しました。

 

 

調べ学習発表会

3月22日(火)に調べ学習の発表会が行われました。

            

「ツル観察センターと鶴について」 「水俣のことわざ、方言、地名の由来、水俣薩摩街道」

 

        

「水俣と出水の産業構成比較」  「すき家、吉野家、松のや」   「みなまたと和紅茶」

5つのグループがそれぞれの調べた内容について発表を行いました。3週間という短い準備期間でしたが、ICT端末の活用により、どこのグループもとてもわかりやすい発表でした。

調べ学習(初日)

3月4日(金)に調べ学習(初日)が行われました。

  

    「産業」      「歴史・分化」    「レジャー・観光」

今日から、前回行われた調べ学習オリエンテーションでの希望調査をもとに、3つのグループに分かれて調べ学習が本格的に始まりました。

発表までの準備期間が短いですが、頑張ってもらいたいです。

卒業式

3月1日(火)に令和3年度卒業証書授与式が行われました。

  

今年度は、3年生9名と4年生1名の合計10名が本校を卒業しました。

卒業証書授与式では、定時制代表として4年生の川畑さんが壇上に上がり、卒業証書を受け取りました。

                

また、式が終わってから多目的室へと移動し、卒業生を祝う会を行いました。

担任から卒業生に向けた挨拶をしてもらったあと、卒業生からも一言ずつ言葉をもらいました。

                

新型コロナウイルスの影響で様々な行事が中止や規模縮小となり、とても制限が多い学校生活でした。今回の卒業式も、在校生不参加という形での挙行であったことがとても悔やまれますが、保護者の方の参加ができたことはとてもうれしく思います。これから、別々の進路へと進むことになり、たくさん苦労もすると思います。そんなときは本校に遊びに来てください!!いつでも待っています!!!!

卒業おめでとう!!!

生徒会役員交代式

2月18日(金)に新旧生徒会役員交代式が行われました。

   

始めに、旧生徒会役員から1年間の任期を終えた感想を話してもらいました。

    

次に新役員の発表を行い、抱負を話してもらいました。

生徒の代表として、これから頑張ってほしいと思います。