学校生活

2023年10月の記事一覧

修学指導事業(日帰り校外研修)

10月20日(金)は、修学指導事業の取り組みとして、日帰りの校外研修に行ってきました。

待ちに待った校外研修です。あいにくの空模様ですが、生徒諸君は元気いっぱいです。

学校を出発して高速に乗りまず向かったのは、本県が誇る熊本県庁の本館正面玄関前並木道に広がる銀杏の木に位置する「ルフィ像」前での記念撮影からです。

熊本出身の尾田栄一郎さん作「ONE PIECE」のキャラクターを前に、みんないい笑顔です。

 熊本県庁といえば、わたくしども教育機関が日ごろからお世話になっている教育本庁が入る合同庁舎です。

 若い生徒諸君からしてみれば、なかなか渋い場所からのスタートとなりました。

 そして、次に向かった先は…そう!熊本のシンボル「熊本城」です!!

荘厳華麗なるその佇まいは、見る人を魅了し、熊本の歴史を見守ってきた厳かさと風格が感じられます。

城内にもいろいろな案内が示してあり、初めて来た生徒もいるようで、その迫力には圧倒されていた様子です。

現在、お城は修復工事中で、相当な年月がかかるようですが、熊本の象徴として、いつまでも堂々と私たちを見守っていてほしいですね。

そして、次は徒歩で「サクラマチクマモト」に移動です。

館内に着いたら、まず巨大なツリーに圧倒されます。ハロウィンの季節ですので、各種おばけのキャラクターがかわいらしく点在しています。クリスマスのシーズンになったらそのバージョンに切り替わるのでしょうね。楽しみです。

続けて、社員の方より、敷地内の模型を使って事業内容の説明がありました。リアルな模型で、なんとこれも相当な制作費がかかっているとのことでした。

そして、次は関係者しか使えない通路、エレベーター等を経由して会議室に案内していただきます。レアな体験です。

事業内容の紹介や、特に販売促進についての説明がありました。交通事業と小売業・飲食業はもちろんのこと、ホテル業や不動産業に至るまで、多岐にわたる事業内容とそのマーケティング戦略について説明がありました。

私たち定時制は商業科ですので、普段の教科書での勉強に加え、とても実務的な講義内容であり、生徒代表謝辞では、日ごろから本校定時制が取り組んでいる「販売実習」での取り組みにも取り入れられる要素が多々あることが語られました。立派です。

そして、いよいよランチタイムです!

これだけの数があると、飲食店を選ぶにも一苦労ですが、それがまた楽しいのです。

各々が好きなお店を選び、おなかいっぱいいただきました。

そして、次にバスで向かった先が、熊本が誇る企業「杉養蜂園」の工場見学です。

 

人事部長様に案内していただき、館内へ入ります。1946年に開業した杉養蜂園は、創業者が3つの巣箱から始めた養蜂業からでした。その創業の精神を受け継ぎ、この3つの巣箱を置き、初心を忘れずに社員一同取り組まれているとのことでした。

養蜂の世界は奥が深く、はちみつづくりにそそぐ情熱や繊細なまでの作業内容を、細かく教えてくださいます。

興味がある生徒は積極的に質問したり、人事部長様からの問いかけにも詳しく答えたりと、とても良い雰囲気です。

企画部様からの説明では、マーケティングに関する取り組みなど、商業科の生徒には興味が湧く内容でした。

生徒代表謝辞では、細かく説明をメモしていたこともあり、堂々としたお礼のことばでした。立派です。

試飲のドリンクをいただき、お買い物をして帰路につきます。

今年も楽しく、実り多き校外研修でした。勉強したことをしっかりとワークシートにまとめ、また明日からの学習に励んでほしいですね。

今回の校外研修にご協力いただきました熊本県庁の方々、熊本城運営に携わっていただいている皆様、サクラマチクマモト様、杉養蜂園様、そしてバスでお世話になった水俣観光様、本当にありがとうございました。

 

 

 

校外研修事前指導

10月19日(木)は、いよいよ明日に行われる校外研修の事前指導がありました。

明日の行程は、熊本県庁(ルフィ像での記念撮影)、熊本城、サクラマチクマモト、杉養蜂園(フードパル熊本)の四か所です。

生徒は、明日を楽しみにしていて、真剣に説明を聴いていました。

どこでお昼ご飯を食べるか、友だち同士で楽しく計画していました。

普段できない学習を通して、しっかりと視野を広げてほしいと思います。

校外研修が終了しましたら、またこのホームページで報告させていただく予定です。

定通文化大会本番

10月8日(日)は、いよいよ待ちに待った定通文化大会本番でした。

県内の定時制・通信制に通う生徒が一堂に会する、年に1回の一大イベントです。

あいにくの雨の中でしたが、早朝から学校に集合し、バスに乗って会場へ向かいます。

県立劇場に到着したら、作品展示と販売実習のための荷物を降ろします。

館内に入ったら早速、あらかじめ決められていた役割分担別に分かれて作業を開始します。

弁士・審査員・本部会場係の4名は直接打ち合わせ会場に、それ以外の生徒で「作品展示係」及び「ランチタイムショップ準備係」に分かれて設営に着手します。

 作品展示係の設営の様子です。本校生徒が創作活動の時間に制作した各種芸術作品を展示していきます。まずは、ボードに展示できる平面の作品から掲示していきます。

並行して、ランチタイムショップ準備係の設営の様子です。

 

まずは、土台となる白いシートを敷いていきます。テーブルとテーブルの間に折り目を曲げ、丁寧にメイキングをしていきます。「のぼり」は本校の屋号が入った貴重なPRアイテムですので、確実に棒に通しながら広げていきます。

作品展示係の作業も順調のようです。

ボードへの掲示も終わり、テーブルに立てかけるタイプの作品を並べていきます。

本校の創作班「光班」が誇る幻想的な作品です。その前には、水俣高校定時制のホームページにリンクするQRコードが入ったネームプレートを置きました。本校定時制のことを少しでも多くの人に知ってもらうための工夫です。

 

作品展示はおおむね完成しました。左右からのショットです。

実はあらかじめ学校で一週間かけて展示のシミュレーションをしていたので、わりとスムーズに展示ができました。

この後、作品展示班は、ランチタイムショップ準備班の支援のため、そちらに合流します。

 

 会計の準備のため、あらかじめ先生が用意しておいたお釣りの確認をします。協力して紙幣・硬貨を数え、先生に報告します。

生徒「〇〇円でした。合っていますか?」

先生「その通り!正解です!!」

 

ブラックボードの準備と、今回の販売商品「水定どら焼き」の陳列作業の様子です。

演劇ホールへの入場時刻が迫ってきたため、職員・生徒にお客様役を演じてもらい、今のうちに接客のシミュレーションをします。

本校と道の駅ミナマータとの共同開発商品「バラのときめき♡ふわりんごパフェ」値引き券説明の練習もします。

 そして、いよいよ開会です。

厳粛な雰囲気の中、定通文化大会が開会されました。

待ちに待った食品バザーが解禁され、コロナ禍前の水準に戻った状態での開催は実に4年ぶりとなります。

生活体験作文発表の部の審査員の紹介です。本校選出の審査員が紹介され、観客の皆様に対して一礼をしている様子です。

 そして、今大会のメインイベントである、生活体験作文発表の部が始まりました。

本校の代表生徒は9人中9番目で、トリを務めることになります。

題目は「目標への一歩」です。

中学校時代は不登校であったものの、商業科へ入学して商品開発や販売実習に関わっていく中で、共に協力していく仲間への思いや、支援してくださる地元企業の方々への感謝の気持ちが綴られた内容でした。

アルバイトを通して関わってきた業者の方々の、何事にもチャレンジする職業人としての姿に惹かれ、商学部のある大学に進学し、より深く商業について学び、将来的には「起業」という大きな目標に向かって邁進していく決意が力強く語られました。

そしてお昼休みの時間は、もう一つのメインイベントであるランチタイムショップでの販売実習です。

 

昼休みの60分間を、前後半の2班のチームに分けて行いましたが、150個仕入れた水定どら焼きは、ほぼ前半の30分間で売り切れ寸前まで迫り、後半開始後すぐに完売となりました。ありがとうございます。

今回が販売実習初参加の1年生たちが前半チーム所属していたため、幸いにも良い経験となりました。

後半チームの生徒も、店舗の撤収や売り上げ金額の精算等、大事な仕事を最後までよく頑張ってくれました。

 続いて、午後の部のステージ発表です。

8月に実施された定通生徒会役員交流会の報告会が行われ、本校生徒会長がステージで説明を行いました。

「先ほどのランチタイムショップでの完売、ありがとうございます。」「本校は商業科のため、様々な取り組みをしています。」などの、しっかりとした発表が印象的でした。

 アトラクションの部では、熊本県出身のシンガーソングライター坂田飛鳥さんのステージでした。

素敵な弾き語りに、生徒一同、真剣に聴き入っていました。

そして、閉会行事です。

生活体験作文発表の部の表彰では、優秀賞をいただき、講評でもありがたい激励のお言葉をいただきました。

そして、いよいよエンディングです。

学校長からの最後の訓示では、今日一日の生徒の頑張りをたくさんほめていただきました。

次は、いよいよ定時制文化祭が11月10日(金)に開催されます。

今回、定通文化大会に参加させていただいたことによって、準備から片付け、販売実習や生活体験作文発表に至るまで、何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒たちの輝く姿を垣間見ることができました。

これらの経験が、来月の定時制文化祭の成功へとつながる布石となったことと思います。

定通文化大会事務局の先生方及び県立劇場スタッフの方々をはじめ、大会の成功のためご尽力いただいた多くの関係各位の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

定通文化大会校内リハーサル及び準備

10月6日(金)は、3日間の中間考査が終わり、その後のLHRの時間を使って、いよいよ2日後に迫った定通文化大会の校内リハーサル及び大会へ向けた準備をしました。

まずは、学校代表として生活体験発表の部に出場する生徒の、最後の読み上げリハーサルです。

題目は「目標への一歩」です。

夏休みも、アルバイトが終わってからの時間に登校し、入念に作文の指導を受けてきました。

読み終えた後は、生徒全員で書いた応援メッセージを渡して激励します。頑張ってください。

 

続けて、明日の流れについて説明を受けた後、まずは「展示準備係」及び「ランチタイムショップ準備係」並びに「弁士・審査員・ステージ係」に分かれて準備・打ち合わせです。

当日の朝、スムーズに準備ができるよう、チェックします。

最後に、ランチタイムショップの実習班別の打ち合わせです。当日は、昼のわずか60分の実習時間を、前後半に分かれて販売実習をします。水定どら焼き(甘夏あん・お茶あん)を各220円で販売します。頑張ってきます。