学校生活

2026年3月の記事一覧

転退任式

3月27日(金)は、この春の定期異動に伴う転退任式が行われました。

 校長先生から、転出される先生方お一人おひとりのご紹介がありました。

本校定時制にてリーダーシップを発揮し、ご尽力いただいた教頭先生からは、万感の思いを込めて「ありがとう」の言葉をいただきました。今回ご退職となり、生徒・職員ともども寂しい限りですが、次のステージでのご活躍をお祈りいたします。

 

4月より、高校教育課への異動となる副校長先生からは、行事のたびに、定時制の生徒たちが見せる生き生きとした活動の様子がとても印象に残っていると思い出を語ってくださいました。今後は熊本県全体の教育の向上のためにご尽力くださいます。

 

 4月から新天地でお勤めになる先生は、旧水俣高校の時代から、長年にわたって定時制のためにご尽力いただきました。商業科の要となる商品開発や販売実習を通して、生徒たちと深く関わってくださいました。「遅咲きの桜ほど、栄養をたくさん蓄えて咲くから、その花はより美しい」と、定時制の生徒たちへのはなむけの言葉をいただきました。

 

 4月より本校全日制に異動される先生からは、本校勤務を通して定時制へのイメージが大きく変わり、教師としての自身の、今後の糧となる貴重な経験になったと、生徒とともに学んだ日々をふりかえっていただきました。

 

 生徒会長より、惜別のあいさつがあり、花束贈呈です。また、それとは別に、駆け付けた既卒生からも花束が贈られました。先生方と生徒たちとの絆の深さが感じられました。

 

 記念撮影の後、最後はアーチでお見送りです。

 

 先生方、今まで本当にお世話になりました。水俣高校定時制での日々をたまには思い出していただきながら、健康に留意されてお過ごしください。先生方の今後より一層のご活躍を祈念しております。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)の実現に向けて励む水高定時制の生徒の活躍を、HPなどで見守っていただきますと幸いです。ありがとうございました。

3学期終業式

3月24日(火)は、3学期の終業式の日でした。

終業式に先立ち、表彰式が行われました。

 

学期もよく頑張りました。全国商業高等学校協会第74回情報処理検定3級、同協会第40回商業経済検定3級、1年間皆勤賞、1年間精勤賞、3学期皆勤賞、表彰は以上になります。生徒がさまざまな活躍をし、たくさんの賞状及び合格証書をもらうことができました。

引き続き、終業式です。校長講話では、行事が目白押しであった1年間の総括をして、定時制の生徒たちのがんばりを労ってくださいました。校長先生は、始業式や終業式といった式典での式辞において、生徒への思いを込めた漢字一文字を額に入れて紹介してくださいます。今回は、熊本県の教育目標である「熊本の心 ~助け合い、励まし合い、志高く~」を実現させる一字として「向」という漢字を示してくださいました。これは、夢の実現に「向」かって努力することの大切さを表す漢字です。そして、ディズニーの創始者であるウォルト・ディズニーの『私たちの夢はすべて叶う。夢を持ち続ける勇気さえあれば』を、今年度の結びと同時に、来年度の新たな挑戦に「向」けたスタートの言葉として贈ってくださいました。

今年度1年間、水俣高校定時制の教育活動にご支援ご協力をいただき、本当にありがとうございました。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するために前を向いて歩を進める生徒たちの活躍を、令和8年度もお見守りいただきますようどうかよろしくお願いいたします。

大掃除・教室(机・椅子)下足箱移動・生徒交流会~バドミントン大会~

3月23日(月)は、年度末の大掃除及び教室(机・椅子)下足箱移動並びに生徒交流会(バドミントン大会)が行われました。

 〇教室(机・椅子)下足箱移動 

まずは、新教室への荷物移動からです。自分の机、椅子、荷物等を次年度の教室に運びます。

 

ロッカーの荷物も移動します。

 

〇大掃除

教室移動が落ち着いたら、続けて大掃除です。1年間の感謝の気持ちを込めて、入念に掃除をします。

少ない人数ですが、手分けして各教室・廊下及び多目的室・カウンセリング室並びに昇降口・トイレに至るまで、時間をかけて掃除します。

〇生徒交流会(バドミントン大会)

生徒交流会では、全学年合同でバドミントン大会をしました。

 協力して準備をし、生徒会長挨拶の後、書記より競技上の注意がありました。

準備運動を入念に行った後、いよいよ1回戦からスタートです。

 試合のステージも徐々に上がっていき、いよいよ優勝決定戦です。シングルス・ダブルスともに、大接戦で決着がつきました。

 

 入賞者、合計4名に対して、教頭先生より表彰状をいただきました。

 

その後、教頭先生より講評をいただき、協力してよく頑張ったことに対してねぎらいの言葉をいただきました。

準備・試合・応援・片付けと、協力して楽しく活動ができました。特に、決勝戦における生徒諸君の応援する時の一体感は素晴らしいものでした。この団結力を次の行事にもつなげていってほしいと願います。
 

探究学習発表会

3月19日(木)は、探究学習発表会がありました。

生徒はかねてより、この日のために準備してきました。いよいよ発表会当日を迎えました。

まずは全体担当の先生より、プレゼン実施上の諸注意がアナウンスされました。

「広報の会社に勤めている」という企画設定での水俣市のPRプレゼンですので、そういった状況の中、生徒は程よい緊張感で発表に臨みます。

 まずは、1班の発表からです。1班は、「水俣の魅力と歴史」と題して発表しました。

まず、「日本近代化の光と、公害の教訓」として、チッソ株式会社(現JNC株式会社水俣工場)の歴史を紹介しました。現在は地域社会への感謝と希望を込めて、毎年イルミネーションが開催され、水俣の冬を彩る風物詩となっています。

次に、景行天皇の時代に、傷ついたウミガメが浅瀬で傷を癒しているところから発見されたという伝説が残る湯の児温泉について紹介しました。来訪者の感じる湯の子温泉の魅力がグラフ化され、分析されていました。

そして、地域住民にとって欠かせない交通機関である肥薩おれんじ鉄道と、台湾鉄路との提携についても紹介されました。この連携による、訪日・訪台両方の観光需要増加が期待されています。

続いて2班の発表です。

2班は海の再生を成し遂げたことによる豊かな水産資源や農産物について紹介しました。

そして、それらの特産品を活かした美味しい定食が地元の人々に愛されているランドマーク的な名店をPRしました。

また、地元に誕生した新たな自慢としてマクドナルド3号線水俣店を挙げ、九州初の取組となる水俣市との包括的な連携協定についても紹介しました。

最後に3班の発表です。

3班は水俣のPRポイントを「グルメと湯の児」に絞ってプレゼンテーションを行いました。 

まずは「水俣スイーツ巡り」と銘打って、水俣を歴史ある和菓子から現代的洋菓子まで多様なスイーツが共存する町として紹介しました。かつて工業が盛んだった時代に労働者の疲れをいやすものとして甘い物が重宝されたという歴史的背景も併せて説明してくれました。

次に「癒しの湯と美食を巡る旅」と題して、湯の児温泉と水俣ちゃんぽんを紹介しました。こちらはややシニア層をねらった観光モデルコースとして提案されました。

最後に、「水俣おすすめの喫茶店と居酒屋~水俣に来てリフレッシュ~」の表題のもと、大人の皆さまには楽しく過ごせるローカルな居酒屋を、子どもたちには美味しいデザートを堪能できるレトロな喫茶店をと、対象を絞ったプレゼンテーションを行いました。

 

今年度はプレゼンテーション資料作成に生成AI等が活用され、昨年度以上にブラッシュアップされた発表でした。

探究する力を育み、主体的な学びで、故郷水俣を活性化させたいという夢(願い)を実現できるようにと、真剣に取り組んでいた生徒の眼差しがとても印象的な一日となりました。

もうひとつの「卒業式」

3月16日(月)は、去る3月1日(日)の卒業証書授与式から遅れること約2週間、もうひとつの「卒業式」が実施されました。

今回の式は、3月1日(日)の卒業証書授与式本番に、発熱のため参列できず卒業証書を受け取れていなかった「最後の卒業生」に対し、ささやかながら簡易の式を催し、その門出を祝うというものです。

病気もすっかりと治って、爽やかな表情で最後の「登校」をしてきました。

卒業証書授与に先立ち、表彰式からのスタートです。熊本県高等学校体育連盟表彰及び熊本県高等学校文化連盟表彰のダブル受賞です。定通総体におけるバドミントン競技女子ダブルス準優勝に加え、女子団体優勝にも貢献した功績を称えての表彰並びに、定通文化大会での生活体験発表審査委員、絵手紙教室での謝辞、文化祭での生徒会企画のリーダー、そして3年連続での文化祭ポスターの作成等、生徒会文化委員長としての活躍が評価されての表彰です。文武両道とはまさにこのことではないでしょうか。

そして念願の卒業証書授与です。校長先生から直々に手渡されます。これをもらうために、どれだけの血のにじむ思いで苦労してきたことでしょう。思い出が去来します。

校長先生からの挨拶では、この生徒が3年間毎年デザインしてくれた、式場ホワイトボードに掲示されている3枚分の文化祭ポスターをお示しになりながら本人に、「あなたがこんなに貢献してくれたおかげで、本当に助かった、ありがとう。」と労いの言葉をかけてくださいました。

生徒本人からも、感謝の気持ち等が語られました。担任の先生からも、1年時から取り組んできた勤労学生としての苦学してきた高校生活を振り返りながら、労いの言葉がかけられました。

式後、参列した同級の卒業生や在校生、先生たちと写真を撮ったり談笑したりしながら最後のひと時を楽しんでいました。

そして、この最後の「卒業生」が下校し、この2週間、3年生の下駄箱に唯一残っていた最後の上履きがその姿を消すことで、水俣高校定時制令和4年度及び5年度入学組が作り上げてきたひとつの時代の幕が下り、次年度の後輩たちにその歴史は引き継がれることとなります。

卒業生の皆さん、定時制で頑張ってきたことに誇りをもって、大いに活躍して、幸せになってほしいと願います。

卒業証書授与式 卒業生を祝う会

3月1日(日)は、令和7年度卒業証書授与式及び卒業生を祝う会が、また、それに先立ち2月27日(金)並びに28日(土)は、表彰式・卒業式予行・同窓会入会式・卒業生を祝う会準備等といった卒業式関連の各種行事が行われました。

 

〇表彰式

卒業式関連の行事は、2月27日(金)表彰式からのスタートです。

御下賜金記念優秀卒業生表彰、全国高等学校定時制通信制教育振興会表彰、熊本県高等学校定時制通信制教育振興会表彰、全国商業高等学校長協会成績優秀者表彰、熊本県高等学校体育連盟表彰、熊本県高等学校文化連盟表彰、四年間精勤賞、一年間精勤賞、三学期皆勤賞、全国商業高等学校協会商業経済検定第1級合格、これら各種卒業予定者表彰が行われました。

 

〇卒業生を祝う会事前準備(装飾品作成・飾り付け・設営)

2月28日(土)は在校生による、翌日に控えた卒業生を祝う会の準備が行われました。

先んじて、生徒会三役の生徒等が定刻前に登校し、下ごしらえをしてくれました。

そして本編の時刻になると一般生徒が登校してきました。まずは説明を聴きます。準備・設営を滞りなく施行するため、生徒会執行部の生徒が自ら書画カメラや動画を用いて一般生徒に対してやることを説明します。

やることは、花紙を作ることと、ホワイトボードに貼る文字の切り抜き・花紙に貼る養生テープ作りです。これらを分担して行います。花紙は色を分けて作成します。花紙は根元から立たせます。

卒業予定者が喜んでもらえるよう、少ない人数ながら、よく分担して取り組んでいます。

花は概ね出来上がりました。色とりどりです。

ホワイトボードや壁面に貼付します。作業の過程において時折、花が落下することもありますが、散る桜もまた身に沁みます。補強してまた付けます。

翌日は、大好きな先輩たちが喜んでくれるといいですね。

 

〇卒業証書授与式

そして、3月1日(日)は、いよいよ卒業証書授与式当日です。

登校後は、教室に集合して最後の動作確認及びコサージュ装着を協力して行います。事実上、最後の教室でのひと時となります。

定刻となり、いよいよ入場です。

水俣高校は全定(全日制・定時制)合同で行います。定時制の生徒にとって、本校体育館での厳かな式典は、実に入学式以来となります。3年振りまたは4年振りの生徒もいる中、それぞれの年月を振り返りながら、式に臨みます。

   

定時制は、全日制課程各学科・各クラスの代表生徒が卒業証書を授与されたのち、4年生の生徒が1名のみ、定時制3・4年生の卒業生8名の代表として壇上に上がり授与されます。他の生徒も代表者と礼等の動きを合わせます。よくそろっています。この日この瞬間のために雨の日も風の日も毎日、くじけそうになりながらも通い続けたのです。

校長先生からの式辞では、「輝」という文字を用いたお話をいただきました。光は、遮るものがなければずっと遠くへもその輝きを放ちます。皆さんの夢(願い)が「栄光」の光となって輝くよう祈っています、といった励ましのお言葉をいただきました。来賓の皆様、祝詞・祝電をたまわった関係各位の皆様からも温かいはなむけのお言葉をいただきました。ありがとうございました。

送辞・答辞は、それぞれ全日制の生徒が代表で述べてくれましたが、その中で、定時制商業科の商品開発及び販売実習での活躍、定通総体における団体優勝等の好成績、全国定通生活体験発表会での文部科学大臣賞受賞について触れてくれました。

式歌斉唱・式後の行事の後、いよいよ卒業生退場です。全日制1組から順に退場し、最後に残った定時制生徒が、担任の先生方の先導で退場します。

保護者・在校生・職員に見守られながら、堂々と退場のトリを務めてくれました。「定時制商業科、退場!」のアナウンス後の拍手は、とりわけ大きく、苦学してきた夜間課程の生徒たちの実情を、皆様とてもよくわかってくださっています。

 

〇卒業生を祝う会

式後は、定時制だけの最後のお別れの会が多目的室で行われました。万雷の拍手の中、卒業生が迎えられます。

 

式典後のお忙しい時間帯の中、校長先生、副校長先生、教頭先生、事務長先生が定時制に来てくださり、教頭先生からはお祝いと激励のお言葉をいただきました。そして、教頭先生からは、卒業生一人ひとりに対して、卒業生個人の名前が彫られた手作りのコースターをいただきました。この宝物を、定時制での思い出とともに、今後の生活に大いに役立ててほしいです。

続けて、卒業証書が担任の先生より渡されます。また、同窓会様より、証書ファイルも併せていただきました。

一人ひとりの思いが詰まった卒業証書です。これをもらうために、どれだけの血のにじむ思いで苦労してきたことでしょう。思い出が去来します。

また、後輩たちが内緒で準備を進めてきた思い出の「ミニ焼きドーナツ」もプレゼントされます。この卒業生の代の生徒たちが、企画から開発まで担当した、道の駅ミナマータ様と本校定時制の共同開発オリジナル商品です。

続いて、1年在校生の生徒会長から惜別の挨拶がありました。先輩や同級生たちが頑張っている姿を見ながら自分も頑張れたことや、行事での楽しい思い出が語られ、寂しさの中でもや先輩たちの卒業後の活躍を祈念する旨の立派な送別の言葉でした。

そして次に、7名の卒業生一人ひとりからのスピーチがありました。

話しながら涙を流す生徒もいました。卒業同期のクラスメイト・後輩・先生たち、そして保護者や家族に対する感謝の気持ち等が語られました。

そして、最後の集合写真です。みんな良い表情です。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現を目指す8名の生徒がこの日、巣立ちました。思い起こせば3~4年前、それぞれ入学したあの日のことが思い出されます。小・中学校で、いろんなことがあって保護者や先生に心配をかけてもきました。しかし、一番悩んできたのは言うまでもなく自分自身でした。高校の勉強についていけるんだろうか。行事はどんなものがあるんだろう。定時制ってどんなところなのかな。いろんな不安と期待を抱えながら入学してきて、定時制でも大変なことはたくさんありました。でも、先生たちの丁寧な授業に、一つひとつ理解が深まってきました。似た境遇で入学してきた励まし合える友人がいました。そして、雨天時等には送り迎えをしてくれた保護者の存在がありました。そのすべての人たちに感謝です。

少人数の定時制では、自分が動かなければ事は先に進みません。そのおかげで探究する力を育みながら取り組むことができました。主体的に学ぶ力も身に付きました。夢(願い)の実現に向けて挑戦する大切さも教わりました。

卒業生は、この定時制での歳月で、大きな成長を遂げました。そして、いよいよ社会のスタートラインにつきます。現業を継続する人、大学や専門学校に進学する人、ゆくゆくは進学を考えている人、経験をしっかりと積んで新規で就職する人、進む道は様々です。道につまづくこともあるでしょう。その時は自分たちで作った卒業アルバムを見返して、故郷を思い出してほしいです。定時制で頑張ってきたことに誇りをもって、大いに活躍して、幸せになってほしいと願います。

そして結びに、卒業生の皆さんへ。これまで本当によく頑張りましたね。皆さんが立派に巣立っていく姿に、大きな喜びと感動をもらいました。これから歩む道が、杏の花のようにあたたかく、弥生の光のように希望に満ちていますように。どんなときも、杏の実のように小さな努力を積み重ね、周りの人の笑顔や利になることを大切にできる皆さんでいてください。琉のように澄んだまなざしで未来を見つめ、冴えた感性で自分らしく羽ばたいてください。高く陵を越えて進む勇気と、夢へと翔ける力を胸に、思いを込めて新たな未来へともう一度大きく翔び立ってください。広い海のような心で人とつながり、音色豊かな日々を紡いでいけますように。紋様のように一人ひとりの個性が輝き、音の重なりのように仲間との思い出が力となりますように。敦い心で歩む皆さんの未来に、幸あれ。