卒業証書授与式 卒業生を祝う会
3月1日(日)は、令和7年度卒業証書授与式及び卒業生を祝う会が、また、それに先立ち2月27日(金)並びに28日(土)は、表彰式・卒業式予行・同窓会入会式・卒業生を祝う会準備等といった卒業式関連の各種行事が行われました。
〇表彰式
卒業式関連の行事は、2月27日(金)表彰式からのスタートです。
御下賜金記念優秀卒業生表彰、全国高等学校定時制通信制教育振興会表彰、熊本県高等学校定時制通信制教育振興会表彰、全国商業高等学校長協会成績優秀者表彰、熊本県高等学校体育連盟表彰、熊本県高等学校文化連盟表彰、四年間精勤賞、一年間精勤賞、三学期皆勤賞、全国商業高等学校協会商業経済検定第1級合格、これら各種卒業予定者表彰が行われました。
〇卒業生を祝う会事前準備(装飾品作成・飾り付け・設営)
2月28日(土)は在校生による、翌日に控えた卒業生を祝う会の準備が行われました。
先んじて、生徒会三役の生徒等が定刻前に登校し、下ごしらえをしてくれました。
そして本編の時刻になると一般生徒が登校してきました。まずは説明を聴きます。準備・設営を滞りなく施行するため、生徒会執行部の生徒が自ら書画カメラや動画を用いて一般生徒に対してやることを説明します。
やることは、花紙を作ることと、ホワイトボードに貼る文字の切り抜き・花紙に貼る養生テープ作りです。これらを分担して行います。花紙は色を分けて作成します。花紙は根元から立たせます。
卒業予定者が喜んでもらえるよう、少ない人数ながら、よく分担して取り組んでいます。
花は概ね出来上がりました。色とりどりです。
ホワイトボードや壁面に貼付します。作業の過程において時折、花が落下することもありますが、散る桜もまた身に沁みます。補強してまた付けます。
翌日は、大好きな先輩たちが喜んでくれるといいですね。
〇卒業証書授与式
そして、3月1日(日)は、いよいよ卒業証書授与式当日です。
登校後は、教室に集合して最後の動作確認及びコサージュ装着を協力して行います。事実上、最後の教室でのひと時となります。
定刻となり、いよいよ入場です。
水俣高校は全定(全日制・定時制)合同で行います。定時制の生徒にとって、本校体育館での厳かな式典は、実に入学式以来となります。3年振りまたは4年振りの生徒もいる中、それぞれの年月を振り返りながら、式に臨みます。
定時制は、全日制課程各学科・各クラスの代表生徒が卒業証書を授与されたのち、4年生の生徒が1名のみ、定時制3・4年生の卒業生8名の代表として壇上に上がり授与されます。他の生徒も代表者と礼等の動きを合わせます。よくそろっています。この日この瞬間のために雨の日も風の日も毎日、くじけそうになりながらも通い続けたのです。
校長先生からの式辞では、「輝」という文字を用いたお話をいただきました。光は、遮るものがなければずっと遠くへもその輝きを放ちます。皆さんの夢(願い)が「栄光」の光となって輝くよう祈っています、といった励ましのお言葉をいただきました。来賓の皆様、祝詞・祝電をたまわった関係各位の皆様からも温かいはなむけのお言葉をいただきました。ありがとうございました。
送辞・答辞は、それぞれ全日制の生徒が代表で述べてくれましたが、その中で、定時制商業科の商品開発及び販売実習での活躍、定通総体における団体優勝等の好成績、全国定通生活体験発表会での文部科学大臣賞受賞について触れてくれました。
式歌斉唱・式後の行事の後、いよいよ卒業生退場です。全日制1組から順に退場し、最後に残った定時制生徒が、担任の先生方の先導で退場します。
保護者・在校生・職員に見守られながら、堂々と退場のトリを務めてくれました。「定時制商業科、退場!」のアナウンス後の拍手は、とりわけ大きく、苦学してきた夜間課程の生徒たちの実情を、皆様とてもよくわかってくださっています。
〇卒業生を祝う会
式後は、定時制だけの最後のお別れの会が多目的室で行われました。万雷の拍手の中、卒業生が迎えられます。
式典後のお忙しい時間帯の中、校長先生、副校長先生、教頭先生、事務長先生が定時制に来てくださり、教頭先生からはお祝いと激励のお言葉をいただきました。そして、教頭先生からは、卒業生一人ひとりに対して、卒業生個人の名前が彫られた手作りのコースターをいただきました。この宝物を、定時制での思い出とともに、今後の生活に大いに役立ててほしいです。
続けて、卒業証書が担任の先生より渡されます。また、同窓会様より、証書ファイルも併せていただきました。
一人ひとりの思いが詰まった卒業証書です。これをもらうために、どれだけの血のにじむ思いで苦労してきたことでしょう。思い出が去来します。
また、後輩たちが内緒で準備を進めてきた思い出の「ミニ焼きドーナツ」もプレゼントされます。この卒業生の代の生徒たちが、企画から開発まで担当した、道の駅ミナマータ様と本校定時制の共同開発オリジナル商品です。
続いて、1年在校生の生徒会長から惜別の挨拶がありました。先輩や同級生たちが頑張っている姿を見ながら自分も頑張れたことや、行事での楽しい思い出が語られ、寂しさの中でもや先輩たちの卒業後の活躍を祈念する旨の立派な送別の言葉でした。
そして次に、7名の卒業生一人ひとりからのスピーチがありました。
話しながら涙を流す生徒もいました。卒業同期のクラスメイト・後輩・先生たち、そして保護者や家族に対する感謝の気持ち等が語られました。
そして、最後の集合写真です。みんな良い表情です。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現を目指す8名の生徒がこの日、巣立ちました。思い起こせば3~4年前、それぞれ入学したあの日のことが思い出されます。小・中学校で、いろんなことがあって保護者や先生に心配をかけてもきました。しかし、一番悩んできたのは言うまでもなく自分自身でした。高校の勉強についていけるんだろうか。行事はどんなものがあるんだろう。定時制ってどんなところなのかな。いろんな不安と期待を抱えながら入学してきて、定時制でも大変なことはたくさんありました。でも、先生たちの丁寧な授業に、一つひとつ理解が深まってきました。似た境遇で入学してきた励まし合える友人がいました。そして、雨天時等には送り迎えをしてくれた保護者の存在がありました。そのすべての人たちに感謝です。
少人数の定時制では、自分が動かなければ事は先に進みません。そのおかげで探究する力を育みながら取り組むことができました。主体的に学ぶ力も身に付きました。夢(願い)の実現に向けて挑戦する大切さも教わりました。
卒業生は、この定時制での歳月で、大きな成長を遂げました。そして、いよいよ社会のスタートラインにつきます。現業を継続する人、大学や専門学校に進学する人、ゆくゆくは進学を考えている人、経験をしっかりと積んで新規で就職する人、進む道は様々です。道につまづくこともあるでしょう。その時は自分たちで作った卒業アルバムを見返して、故郷を思い出してほしいです。定時制で頑張ってきたことに誇りをもって、大いに活躍して、幸せになってほしいと願います。
そして結びに、卒業生の皆さんへ。これまで本当によく頑張りましたね。皆さんが立派に巣立っていく姿に、大きな喜びと感動をもらいました。これから歩む道が、杏の花のようにあたたかく、弥生の光のように希望に満ちていますように。どんなときも、杏の実のように小さな努力を積み重ね、周りの人の笑顔や利になることを大切にできる皆さんでいてください。琉のように澄んだまなざしで未来を見つめ、冴えた感性で自分らしく羽ばたいてください。高く陵を越えて進む勇気と、夢へと翔ける力を胸に、思いを込めて新たな未来へともう一度大きく翔び立ってください。広い海のような心で人とつながり、音色豊かな日々を紡いでいけますように。紋様のように一人ひとりの個性が輝き、音の重なりのように仲間との思い出が力となりますように。敦い心で歩む皆さんの未来に、幸あれ。