学校生活
転退任式
3月28日(金)は、この春の定期異動に伴う転退任式が行われました。
校長先生から、転出される先生方お一人おひとりのご紹介がありました。
永年にわたり本県教育の振興のためにご尽力いただき、この春定年退職される先生からは、販売実習や生徒交流会等での生徒諸君の生き生きとした姿がとても心に残っていると、思い出を語ってくださいました。また、先生は総務部長としても、式典の進行やPTA活動における生徒諸君の保護者の方々との連携も密にされ、生徒の教育環境の整備に尽力されました。温厚なお人柄や授業に対する緻密な準備とわかりやすい授業は後輩の先生たちからも目標となる存在でした。
4月から新天地でお勤めになるご予定の先生からは、本校定時制課程に通う生徒と関わっていくなかで、それぞれに事情を抱えて、それでもしっかりと前を向いて学びに来ている姿は、人としてとてもリスペクトできますといった最高の誉め言葉をいただきました。また、先生は生徒が興味の湧くような授業の展開に加え、情報管理、図書教育の普及、探究学習の企画・立案といった、生徒が主体的に学べる環境整備の充実にもご尽力いただきました。
定期異動に伴い、4月より熊本市内の高校へ新たに副校長として赴任されることになっている教頭先生からは、校外研修等におけるバス移動等の行事を通して、生徒諸君の生き生きとした活動の様子がとても印象に残っていると、思い出を語ってくださいました。教頭先生は毎日、夕方になって登校してくる生徒の様子をとても気にかけられていて、廊下からも生徒の授業の様子を見守ってくださる等、深い愛情を持って生徒たちと接してくださいました。
生徒会長より、惜別のあいさつがあり、花束贈呈です。また、それとは別に昨春・今春の卒業生からも花束が贈られました。先生方と生徒諸君の絆の深さが感じられました。
最後はアーチでお見送りです。
先生方、今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。水俣高校定時制での日々をたまには思い出していただきながら、健康に留意されてお過ごしください。先生方の今後より一層のご活躍を祈念しております。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)の実現に向けて励む水高定時制の生徒の活躍を、HPなどで見守っていただきますと幸いです。ありがとうございました。
3学期終業式
3月24日(月)は、3学期の終業式の日でした。
終業式に先立ち、表彰式が行われました。
3学期もよく頑張りました。
全国商業高等学校協会第72回情報処理検定2級(ビジネス情報)、同協会第99回簿記実務検定3級、同協会第39回商業経済検定2級(商品開発と流通)、3学期皆勤賞、3学期無欠席賞、1年間精勤賞、表彰は以上になります。
それぞれの生徒が、いろんなところで活躍し、こんなにたくさんの賞状及び合格証書をもらうことができました。
引き続き、終業式です。
校長講話では、行事が目白押しであった1年間の総括をしてくださいました。
1年前、本校に着任された校長先生ご自身もほどよい緊張感のもと、生徒の前で式辞を述べられたことを振り返っていただき、前年度から続けている商品開発でのタルト試作品を試食し、それをきっかけとしたテレビ番組での出演による生徒の活躍や、定通総体・交流会でのバトミントン大会での頑張りをほめてくださいました。
文化祭では、「和気あいあい」というテーマのもと、生徒会企画による手形作成や、文化祭をはじめとする各種販売実習への参加、年末の百人一首大会等における生徒の活躍にもふれていただき、充実した1年間を一つひとつ思い出しながら生徒は自身の振り返りをしていました。
校長先生は、始業式や終業式といった式典時での式辞において、校長先生から生徒への思いを込めた漢字一文字を額に入れていただき、講話してくださいます。
1学期始業式では、「願」の話をしてくださいました。皆さんは、背中に「願い」を背負っています。皆さんがどういう生活をしていきたいかという願い。次に、支えてくれている家族の皆さんからの願い。そして、お世話になっている地域の方々からの願い。最後に、再編統合前の旧水俣高校から引き継がれた願い。この4つの「願い」です。
1学期終業式では、「今」の話をしてくださいました。「今」自分は何をすべきか、どういう課題があるかといった事についてのお話でした。今から17年前、校長先生が旧水俣高校(水俣市南福寺)に勤めていらっしゃた時、敷地内のある場所に、3つの額に入っていた言葉がありました。
「自分を見つめる時は今しかない」「自分を鍛える時は今しかない」「自分を出し切る時は今しかない」の3つです。
2学期始業式では、「挑」の話をしてくださいました。昨年行われたパリオリンピックでは、特に卓球競技に関して、校長先生自身も学生時代に卓球部として活動されていたこともあり、特に注目して観戦しておられました。左手を負傷しながらも銅メダルを獲得した早田選手は、まさに「挑」の姿勢を貫いた素晴らしい活躍でした。
2学期終業式では、「進」の話をしてくださいました。これは「進んだ」と読むように考えてほしいということです。このこれまでに「進んだ」ことを、さらに「進める」ように、計画的に過ごしてほしいというお話をいただきました。
3学期始業式では、「動」の話をしてくださいました。自ら動く。主体的に動く。世界的に有名な北海道大学名誉教授でノーベル化学賞を受賞された、鈴木章先生に水俣までお越しいただき、講演をしていただいたときのお話をしてくださいました。鈴木先生は、「『希望』は人から与えられるものではない。自分で求めるもの。」と教えてくださいました。その際、鈴木先生からいただいた色紙には「精進努力」と書かれていました。自分の未来は自分で動いて切り拓いていくものなのです。
そして今回は、3学期終業式。校長先生は「始」という漢字についてのお話をしてくださいました。3学期終業式は、「終わる」けど「終わり」ではないのです。何から始めるか。どのように始めるか。それぞれの学年で何をすべきか。どのように考えるかによって2週間の春休みを計画的で有意義に過ごしてほしいと願います。春休みは社会が慌ただしくなる時期ですが、元気に過ごして、また4月から頑張りましょう。
今年度1年間、水俣高校定時制の教育活動にご支援ご協力をいただき、本当にありがとうございました。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するために前を向いて歩を進める生徒たちの活躍を、令和7年度もお見守りいただきますようどうかよろしくお願いいたします。
大掃除・教室(机・椅子)下足箱移動・生徒交流会~バドミントン大会~
3月21日(金)は、年度末の大掃除及び教室(机・椅子)下足箱移動並びに生徒交流会(バドミントン大会)が行われました。
〇教室(机・椅子)下足箱移動
まずは、新教室への荷物移動からです。自分の机、椅子、荷物等を次年度の教室に運びます。
3年生から順に、4年生教室へ。そして下級生が続きます。並行して、先日卒業した上級学年の机、椅子を1年生教室に運びます。
下足箱は、お昼のうちに先生たちで掃除、氏名の張り替えと個人のスリッパ移動をしておきましたので、生徒は新しい場所を確認します。
ロッカーの荷物も移動します。
掲示物も新教室へ移動します。
〇大掃除
教室移動が落ち着いたら、続けて大掃除です。1年間の感謝の気持ちを込めて、入念に掃除をします。
暑い夏の日も、寒い冬の日も、大変お世話になったエアーコンディショナーのフィルター清掃です。
教室の換気扇も取り外し、きれいに洗います。
少ない人数ですが、手分けして各教室・廊下及び多目的室・カウンセリング室並びに昇降口・トイレに至るまで、時間をかけて掃除します。
〇生徒交流会(バドミントン大会)
生徒交流会では、全学年合同でバドミントン大会をしました。
協力して準備をします。
生徒会長挨拶の後、体育委員長代理として、生徒会副会長より競技上の注意がありました。
準備運動も入念に行います。
そして、いよいよ1回戦からスタートです。
試合のステージも徐々に上がっていき、いよいよ準決勝です。
そして、いよいよ優勝決定戦です。なんと同部屋対決(同じクラスの二人)となりました。
並行して、3位決定戦も行います。
大接戦の末、僅差で決着がつきました。どの試合も、制限時間10分以内に21点を先取した生徒が勝者となるルールですが、いずれの試合も概ね10分以内には決着がつくことが多い中、この決勝戦に関しては10分ギリギリの戦いとなり、まさにドラマのような展開でした。
その後、全員で協力して後片付けをします。
優勝者及び準優勝者並びに3位・4位の生徒の、合計4名に対して、教頭先生より表彰状をいただきました。
その後、教頭先生より講評をいただき、協力してよく頑張ったことに対してねぎらいの言葉をいただきました。
準備・試合・応援・片付けを通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための取り組みが今日もよくできました。特に、決勝戦における生徒諸君の応援する時の一体感は素晴らしいものでした。この団結力を次の行事にもつなげていってほしいと願います。
調べ学習発表会
3月19日(水)は、調べ学習発表会がありました。
既報のとおり、生徒はかねてより、この日のために準備してきました。そして、いよいよ発表会当日を迎えました。
まずは全体担当の先生より、プレゼン実施上の諸注意がアナウンスされました。
「広報の会社に勤めている」という企画設定での水俣市のPRプレゼンですので、本校の管理職の先生方もお見えになり、「会社の重役級」という立場設定で生徒の発表を見守られます。そういった状況の中、生徒は程よい緊張感で発表に臨みます。
まずは、1班の発表からです。
1班は、「ここがアツい!!水俣の魅力探し旅~~~」と題して、5名の生徒が発表しました。
水俣市のPRするポイントを3つに絞り、①から③までの水俣市のロードマップの紹介をします。スタートとゴールを決めて水俣の良さを詰めてみました。
①は恋人の聖地です。恋路島の見える親水公園の一角にあり、戦のために海を渡った若き武将と、夫の無事を祈り続けた妻の恋の物語が伝えられる島です。この恋路島を見守るようにハートのモニュメントが立っています。水俣市にある唯一のデートスポットです。
続けて、エコパークみなまたです。水俣湾の埋立地に作られた、広さ41.4ヘクタールの敷地を持つ公園です。気軽にスポーツを楽しむことができる遊具広場やスポーツ施設、日本庭園などの景観を楽しむことができるバラ園や竹林園、水俣の特産品が購入できる物産館や、レストランなどいろいろな施設があります。
②は初恋通りです。平成11年(1999年)46歳の若さで亡くなった村下孝蔵の代表曲「初恋」は彼が水俣で過ごした中学生時代の淡い体験が元になったといわれています。この町が村下孝蔵ゆかりの地であることをアピールして地域活性化を図ろうと、「ふれあい一番街商店会通り」を「初恋通り」と名を改め、一角に「初恋」のレコードジャケットにある少女の像を設置しました。
③は福田農場です。福田農場とは、地域の人、モノ、環境を活かし、地域の未来に貢献するという目標をかかげ1960年に設立されました。九州、不知火の美味しい恵みが堪能できます。スペイン風の建物が魅力的です。レストランでは地元の食材をふんだんに使った料理が提供され、なかでもパエリアが人気です。柑橘類の栽培が盛んで、季節によってみかん狩りなどに参加できます。
続けて、湯の児温泉です。約1900年前に景行天皇が「湯の児」と名付けたと伝承され、亀が傷を癒していたため温泉が発見されたと伝説のある古湯です。源泉かけ流しのお湯は弱アルカリ性、炭酸泉の別名美人の湯と呼ばれ、湯上りはつるつるお肌になると言われています。他にも季節ごとの地元の海鮮、熊本県産の豚肉や芦北牛などのこだわりの食材を使った料理、60種類以上のバラエティ豊かなバイキングが味わえます。更には3タイプから選べる客室もあり、旅のスタイルに合わせてこの湯の児温泉を贅沢に楽しめます。
なぜPRすることにしたのかについてです。
水俣市は狭いように見えて、思ったよりも広いです。
そのため、水俣市全体になにがあるか、何が有名なのかが水俣市民でもわからないことだらけのため、私達水俣市民でも、わかりやすいロードマップを作ったら、一緒に水俣市について知っていけると思ったからです。
最後に、水俣市にどのような効果をもたらすかについてです。
・観光や経済の活性化
→観光資源(エコパーク水俣、バラ園、温泉など)を活かした戦略を立てることで、観光客の増加や地域経済の発展につながります。特に恋人の聖地などをPRすると、カップル層の誘致も期待することができます。
・環境モデル都市としての発展
→水俣市は公害からの復興を得て環境保全の取組を進めてきました。ロードマップによって環境政策の方向性が示され、エコなまちづくりが可能になります。
次は、2班の発表です。
2班は、「水俣の環境について」と題して、4名の生徒が発表しました。
まずは、サラダ玉ねぎの良さからです。玉ねぎの成分は、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあり、疲労回復、肩こり 疲労回復に効くといわれています。また、サラダ玉ねぎは食べるとみずみずしく、シャキシャキとした食感が特徴で辛味が少なく食べやすいです。ちなみに、3月中旬〜収穫でき(普通は5月〜6月)化学農薬や化学肥料の使用が少ないため、より安心安全で人にも土にも優しいです。
続けて、蜂楽饅頭についてです。名前の由来は、初代社長が養蜂業を営んでいたため、「何か蜂蜜を使った商品を」と考えたからだそうです。あんこの種類は黒あんと白あんの2種類です。価格は1個110円です。
次に、水俣市の主な交通手段についてです。肥薩おれんじ鉄道線は、熊本県八代市の八代駅から鹿児島県薩摩川内市の川内駅に至る肥薩おれんじ鉄道の鉄道路線です。みなくるバスは、熊本県水俣市を産交バスが運行するコミュニティバスの愛称であり、水俣市全域を対応しています。水俣タクシーは、古くから水俣市での交通や観光などで利用されています。
そして、水俣市のキャラクター「エコバラちゃん」が活躍・宣伝している、水俣の新しいシンボルスペース「エコパークの遊びの森」についてです。こどものみなさん楽しくあそべます。
最後は、湯の鶴温泉についてです。湯の鶴温泉には6っ箇所の施設があり利用は、100円から500円と様々です。水俣市内から車で15分で行けます、秋には紅葉がとても綺麗です。川には鯉が泳いでいます。5月には蛍が飛び交い自然豊かな環境に触れ合える温泉地です。
「2班のまとめ」です。
「まとめ」1
・水俣市は、豊かな自然環境と多くの楽しい場所がある地域です。この環境の中で、育てられた野菜、農産物、特に今回PRした「サラダ玉ねぎ」や地元の名物である「蜂楽饅頭」は絶品です。
「まとめ」2
エコパーク水俣の「エコバラちゃん」、「湯の鶴温泉」など、訪れる人々を楽しませる要素がたくさんあります。
水俣市は環境を考えた交通機関も整備されています。
このPRで水俣市の環境の良さが伝わり観光客の増加などの効果が出たらと思っています。
そして、最後の発表班は、3班です。
3班は、「水俣の自然~環境~」と題して、4名の生徒が発表しました。
水俣の湯の児やヒメタツ、沢山の自然、水俣の魅力についてPRすることにしました。
水俣には、沢山の魅力があり今回はその中で「海でのアクティビティ」「宿泊施設の一例」についてご紹介したいと思います。
まずは、海でのアクティビティについてです。水俣には、ヒメタツという水俣で発見されたタツノオトシゴがいます。
そんな珍しい生き物と触れ合える場所が水俣の湯の児海水浴場で行われている水俣ダイビングサービスです。
水俣ダイビングは、初心者の方でも楽しめて沢山の生き物と触れ合える楽しいイベントです!
その他にも、カヌー体験やお子さんも楽しめる釣り体験などがあります!
そして、遊んだあとにゆっくりできる宿泊施設の一例の紹介です。
・料理
地元の海鮮や熊本県産の豚肉やあしきた牛などのこだわりの素材を活かして作っている。
・温泉
弱アルカリ性を使っていて、海に近いのでほのかに塩分を含んでいる。
・客室
旅のスタイルにあわせて3つ選ぶことができる。
・年齢層
ホテル予約サイト「じゃらん」によると、0〜1歳、4〜6歳の子供や50代以上の大人に多く利用されています。これを見ると子供連れやシニア世代に利用されていることがわかります。
このホテルでは海が近いのできれいな海を眺めながら宿泊することができます。
水俣の海がこんなにきれいなのは水俣市民がゴミ分別を徹底しているからです。
昔の過ちをまた繰り返さないように私達が積極的にゴミ分別をし、街や海、自然を守っているから自然豊かな水俣市が今もなお続いています。
ぜひ、自然豊かなきれいな水俣市を体験し感じてください。
なぜそれをPRすることにしたのかについてです。
水俣のことを発信してくれる人や、老若男女の方に水俣の自然や良いところを見たり、体験したりして知ってほしいから。
水俣市の人口が年々減っているので、SNSを通して魅力を知ってもらい、住んでくれる人たちや水俣に観光に来る人を増やしたいから。
どのような効果が期待できるかについてです。
今の水俣市の人口は減少傾向にあります。
そこで、水俣市の楽しいところや自然をPRすることで、県外の人にも水俣の良いところを知って体験していただき魅力を再認識していただければ街は活性化し大きなお店や施設が立ち並ぶことで今よりももっと豊かになると期待できます。更に地域活性化でより魅力的な街になり、人口排出も減って外部から人が来て人口が今よりも増える効果が期待でき、実現できれば今よりもより良い水俣市になります。
発表後は、教頭先生より各班ごとの講評をいただきました。
1班への講評です。
単発で紹介するのではなく、ルートで紹介していて、「なるほど」「そういう視点か」と思える内容で、若者がデートをすることを想定した紹介もとても良かったです。また、プレゼンの中で音楽が流れてくる演出が効果的で、若者を呼び込むことを意識した内容であったのが良かったです。
2班への講評です。
まずは水俣に対する理解が根底にあり、自然、おいしい食べ物、何をすればよいか、課題意識、交通、温泉、住むところ、といったことが前提でプレゼンが続いており、新しくサウナを作ってはどうかといった積極的な提案も盛り込まれていた点がとても良かったです。
3班への講評です。
課題整理がなされており、論点別でわかりやすく、当事者意識を持った発表内容であったと思います。最後のスライドでは、棒グラフを用いて表現するなど、可視化されたデータで見える化を図った点は良かったと思います。最後はの折れ線グラフでは希望的観測として棒が右に上がる等の工夫もあり良かったです。
全体的な講評です。
全体としては大変聞き取りやすく、聞き手の立場に立った発表でした。もし自分が経営者であれば全部の班を採用したいと思える内容でした。
まとめとしては、このPR活動を通じ、これまで受け身で考えていたことが、当事者意識を持って取り組めたことで、とても良い学びができたのではないかと思います。現代社会は、とても変化が激しい時代であり、今学習していることが数年後には使えないといわれるほど目まぐるしいICTの進歩等、一生学び続けないといけない時代です。だからこそ探究活動が必要なのですが、とても一人では太刀打ちできない時代でもあります。いかに人を巻き込みながら課題解決に向けて新しい形を生徒のみなさんが生んでいけるかにかかっています。新しいことに挑戦しながらこれからも励んでいってください。
以上が教頭先生からの講評でした。
探究する力を育み、主体的な学びで、故郷水俣を活性化させたいという夢(願い)を実現できるようにと、真剣に取り組んでいた生徒の眼差しがとても印象的でした。本日の活動後に回収した生徒のワークブックに目を通していた時、「人前で発表するのは初めてでとても緊張したけど、ちゃんとできて良かったです。」「先輩たちとコミュニケーションをとれる機会ができて嬉しかったです。」といった前向きで達成感を感じられる所感が書かれていました。今年1年間の総合的な探究の時間では、様々な活動に取り組んできました。探究学習の最後の時間に、1年前と比べ大きな成長を遂げた生徒たちの姿をみると、とても頼もしく思えた、そんな一日でした。次年度の探究学習では、さらにパワーアップした状態での活動を期待しています。
調べ学習⑤⑥
3月14日(金)は、調べ学習の第5回と第6回が行われました。
今回も各班ごとに各教室に分かれて、「広報の会社に勤めている」という設定で、全国に水俣市の魅力を発信するためのPRに関する学習を進めます。
本日は、前回各班で割り当てが決まったスライド分担作業に入る前に、各班で設定した発表テーマの核心となる部分の中で、まずメンバーの生徒が共通で語っていた、①水俣市にどんな人を呼びたいか、②水俣市に人を呼びたいと感じた理由、③水俣市にどのような効果をもたらすか、という論点に絞って各生徒の思いを述べてもらいました。
生徒からは様々な意見が出ましたが、今後はそれをスライドにしてまとめていく作業となり、今月19日(水)実施予定の調べ学習発表会後のHP上において詳細は掲載させていただく予定にしておりますので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
意見交換後は、各生徒別に割り振られた役割分担に基づいて、共同編集スライドを作成していきます。生徒によっては、先週指示を受けたとおりに、すでに隙間時間を活用してスライドの作成に取り掛かっている生徒もいました。
そして次回は、発表会準備・リハーサルを経て、いよいよ発表会本番になります。
水俣市のPR活動という学習を通して、探究する力を育み、生徒一人ひとりの主体的な学びで、水俣市に人を呼び込み、故郷を潤したいという夢(願い)を実現できるよう学びを深めてほしいと願います。
調べ学習③④
3月7日(金)は、調べ学習の第3回及び第4回が行われました。
今回も各班ごとに各教室に分かれて、「広報の会社に勤めている」という設定で、全国に水俣市の魅力を発信するためのPRに関する学習を進めます。
本日は、前回各班で概ね固まった「何をPRするか」というテーマ設定に基づき、「なぜそれをPRすることにしたのか」及び「水俣市にどのような効果をもたらすか」といったことを、発表テーマに関する基本情報の収集や水俣市への効果についての検討という作業を通して学習していきました。
そして次回は、いよいよ発表スライド(資料)作成・発表練習の時間になります。それに向けて、発表スライドの担当割り振りまで終わった班もありました。一人一台のタブレット端末で、各班一つのスライドを共有し、共同編集できる仕組みで、各生徒に割り当てます。①発表タイトル、②PRポイント、③なぜそれをPRするのか、④どんな効果が期待されるのか、⑤テーマに関する基本情報、といった具合で分担しておき、生徒は隙間時間も活用して原案スライドを作成していきます。最終的には班の全員で全体を見直して微修正をかけていく予定です。
水俣市のPR活動という学習を通して、探究する力を育み、生徒一人ひとりの主体的な学びで、水俣市に人を呼び込み、故郷を潤したいという夢(願い)を実現できるよう学びを深めてほしいと願います。
卒業証書授与式 卒業生を祝う会
3月1日(土)は、令和6年度卒業証書授与式及び卒業生を祝う会が、また、それに先立ち2月27日(木)並びに28日(金)は、表彰式・卒業式予行・同窓会入会式・卒業生を祝う会準備等といった卒業式関連の各種行事が行われました。
〇表彰式
卒業式関連の行事は、2月27日(木)表彰式からのスタートです。
全国高等学校定時制通信制教育振興会表彰、熊本県高等学校定時制通信制教育振興会表彰、熊本県高等学校体育連盟表彰、熊本県高等学校保健会表彰の各種卒業予定者表彰が行われました。
〇卒業生を祝う会事前準備(装飾品作成・飾り付け・設営)
2月28日(金)は在校生による、翌日に控えた卒業生を祝う会の準備が行われました。
まずは説明を聴きます。この日の準備・設営を滞りなく施行するため、生徒会執行部の生徒があらかじめ事前準備という形である程度進めてくれていました。自分たちで作ったレイアウト案なので、執行部の生徒が自ら書画カメラや動画を用いて一般生徒に対してやることを説明します。
やることは、花紙を作ることと、ホワイトボードに貼る文字の切り抜き・花紙に貼る養生テープ作りです。これらを分担して行います。花紙は色を分けて作成します。花紙は根元から立たせます。
卒業予定者が喜んでもらえるよう、少ない人数ながら、よく分担して取り組んでいます。
花は概ね出来上がりました。色とりどりです。
ホワイトボードや壁面に貼付します。作業の過程において時折、花が落下することもありますが、散る桜もまた身に沁みます。補強してまた付けます。
翌日は、大好きな先輩たちが喜んでくれるといいですね。
〇卒業証書授与式
そして、3月1日(土)は、いよいよ卒業証書授与式当日です。
登校後は、教室に集合して最後の動作確認及びコサージュ装着を協力して行います。事実上、最後の教室でのひと時となります。
定刻となり、いよいよ入場です。
水俣高校は全定(全日制・定時制)合同で行います。本校体育館での厳かな式典は、実に入学式以来となります。3年振りまたは4年振りの生徒もいる中、それぞれの年月を振り返りながら、式に臨みます。
定時制は、全日制課程各学科・各クラスの代表生徒が卒業証書を授与されたのち、4年生の生徒が1名のみ、定時制3・4年生の卒業生3名の代表として壇上に上がり授与されます。他の生徒も代表者と礼等の動きを合わせます。よくそろっています。この日この瞬間のために雨の日も風の日も毎日、くじけそうになりながらも通い続けたのです。
校長先生からの式辞では、「光」という文字を用いたお話をいただきました。「光」は、遮るものがなければずっと遠くへもその輝きを放ちます。皆さんの夢(願い)が「栄光」の光となって輝くよう祈っています、といった励ましのお言葉をいただきました。来賓の皆様、祝詞・祝電をたまわった関係各位の皆様からも温かいはなむけのお言葉をいただきました。ありがとうございました。
送辞・答辞は、それぞれ全日制の生徒が代表で述べてくれましたが、その中で、定時制商業科の商品開発及び販売実習での活躍に触れてくれました。
式歌斉唱・式後の行事の後、いよいよ卒業生退場です。全日制1組から順に退場し、最後に残った定時制生徒が、担任の先生方の先導で退場します。
保護者・在校生・職員に見守られながら、堂々と退場のトリを務めてくれました。「定時制商業科、退場!」のアナウンス後の拍手は、とりわけ大きく、苦学してきた夜間課程の生徒たちの実情を、皆様とてもよくわかってくださっています。
〇卒業生を祝う会
式後は、定時制だけの最後のお別れの会が多目的室で行われました。万雷の拍手の中、卒業生が迎えられます。
式典後のお忙しい時間帯の中、校長先生、副校長先生、教頭先生、事務長先生が定時制に来てくださり、教頭先生からはお祝いと激励のお言葉をいただきました。中でも、商業科の商品開発や販売実習での大活躍についてお褒めの言葉を賜りました。この経験を今後の人生に大いに役立ててほしいです。
続けて、卒業証書が担任の先生より渡されます。また、同窓会様より、証書ファイルも併せていただきました。
一人ひとりの思いが詰まった卒業証書です。これをもらうために、どれだけの血のにじむ思いで苦労してきたことでしょう。思い出が去来します。
また、後輩たちが内緒で準備を進めてきた思い出の「水定どら焼き」もプレゼントされます。
続いて、3年在校生の生徒会長から惜別の挨拶がありました。先輩や同級生たちが頑張っている姿を見ながら自分も頑張れたことや、行事での楽しい思い出が語られ、寂しさの中でもや先輩や同級生たちの卒業後の活躍を祈念する旨の立派な送別の言葉でした。
そして次に、3名の卒業生一人ひとりからのスピーチがありました。
話しながら涙を流す生徒もいました。後輩・同級生・先生たち、そして保護者や家族に対する感謝の気持ち等が語られました。
そして、最後の集合写真です。みんな良い表情です。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現を目指す3名の生徒がこの日、巣立ちました。思い起こせば3~4年前、それぞれ入学したあの日のことが思い出されます。小・中学校で、いろんなことがあって保護者や先生に心配をかけてもきました。しかし、一番悩んできたのは言うまでもなく自分自身でした。高校の勉強についていけるんだろうか。行事はどんなものがあるんだろう。定時制ってどんなところなのかな。いろんな不安と期待を抱えながら入学してきて、定時制でも大変なことはたくさんありました。でも、先生たちの丁寧な授業に、一つひとつ理解が深まってきました。似た境遇で入学してきた励まし合える友人がいました。そして、雨天時等には送り迎えをしてくれた保護者の存在がありました。そのすべての人たちに感謝です。
少人数の定時制では、自分が動かなければ事は先に進みません。そのおかげで探究する力を育みながら取り組むことができました。主体的に学ぶ力も身に付きました。夢(願い)の実現に向けて挑戦する大切さも教わりました。
卒業生は、この定時制での歳月で、大きな成長を遂げました。そして、いよいよ社会のスタートラインにつきます。現業を継続する人、ゆくゆくは進学を考えている人、経験をしっかりと積んで新規で就職する人、進む道は様々です。道につまづくこともあるでしょう。その時は自分たちで作った卒業アルバムを見返して、故郷を思い出してほしいです。定時制で頑張ってきたことに誇りをもって、大いに活躍して、幸せになってほしいと願います。
調べ学習①②
2月21日(金)は、全学年、総合的な探究の時間の時間として、調べ学習に取り組みました。
3つの学年を縦割りで3つの班に分けて行います。まずは、先生の説明を受けます。
「もしあなたが水俣市のPR担当者なら、何をPRする?」これが今年度の探究テーマです。
まずは、アイスブレイクタイムです。自己紹介と、カードをめっくて出たテーマに沿ったスピーチをします。
各学年が混同された班ですので、お互い初めて知る相手の素顔の部分が垣間見えます。
その後、水俣市のPRポイントをタブレット端末を使って調べます。
その後、各班ごとに各教室に分かれて作業をします。
生徒の皆さんには“広報会社に勤める会社員”になってもらい、第1・2回の活動では水俣市のPRポイントのリサーチとプレゼンテーマの話し合いを行いました。「まずは知ってもらうことかな」「水俣市に求められるものは…」意見を出し合う様子は、さながら本物の会社員のようでした!どんなプレゼンになるのか楽しみです。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現できるよう、協力して学習に励む姿が見られました。
調べ学習は、あと4回の作業時間を経て、19日(水)に発表会を実施する予定です。
生徒会新旧三役交代式
1月24日(金)は、生徒会新旧三役交代式が行われました。
まずはこの1年間、本校定時制のために活躍してくれた旧三役による退任のあいさつからです。この中には今春卒業予定の生徒も含まれています。これまで学校のために本当にありがとうございました。この生徒会経験が、今後の人生に大きく役立つことと思います。
続けて、新三役への委嘱に移ります。
先日の投開票の結果を受け、会長・副会長(2名)・書記の計4名が新たに生徒会三役として選ばれました。
教頭先生より委嘱状が手渡されます。
この4名の中には、前生徒会の役職から続投する生徒や、同じく前生徒会のメンバーで、役職が横滑りした生徒もいれば、新規で三役に入った生徒もいます。いずれにせよ、彼ら彼女らのこれまでの実績や、学校生活上での信頼から信任を得たものです。
新しい体制のもと、1年間の様々な行事に、この4名が引っ張っていく形での運営となりますが、広い意味では「生徒会」とは生徒全員が会員の組織ということになりますので、全生徒が力を合わせて、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現できるよう、行事の成功や学習活動に励んでいってほしいと願います。
進路講話(動画視聴)
1月17日(金)は、動画教材を活用して、進路講話が実施されました。タイトルは、「進路決定の心がまえ~先輩から学ぶ~」です。
進路について考えている高校2年生の割合は、80%だそうです。逆に残りの20%の人は、進路についてあまり考えていないということになります。ちなにみ、考えている人の約90%が専門学校進学希望者、80%が大学進学希望者、70%が就職希望者となっています。ここから読み取れるのは、専門学校希望者は、ある程度自分のやりたいことが明確であって、早期に進路を決めている場合が多いことが言え、一方、就職をなんとなく考えている人というのは、他の進路を考えている人よりも、やや考えている時期が遅いのではないかとも言えます。
高卒後就職した者の3年以内の離職率は、40%です。この数字はあくまでも「以内」であって、3年どころか1年未満あるいは数か月で辞めた人も含まれます。ちなみに、就職後3年以内の離職者として、中卒者は60%、大卒者は30%というデータが出ていて、若いうちというのはまだ働くということに対する覚悟が整っていなかったり、興味や可能性が広がるという点においても、なかなか続かないものと思われます。高校生で、「もう高校続けるのがしんどいな」「就職してしてしまった方がいいな」と考えている人は、高校を続けることも確かに大変かもしれませんが、中退して中卒で働くことの方が、より難しいということも言えるのかもしれません。
先輩たちの失敗体験から学ぶこととして、まずはじめに「企業が先輩を不採用にした理由」ですが、高校3年生の就職活動は秋ごろから始まりますが、①欠席が多い。②基礎が低い。③ストレスに弱い。この3つが挙げられます。非常に耳が痛いところだと思いますが、これが企業が明らかにしている現実です。人を雇用して、賃金を支払うに値する価値があるかどうかというのを見極めます。
具体的に見ていくと、①欠席が多い、とうことは勤勉さがない、信頼できないと思われてしますからです。できれば、3年間で欠席10日未満があまり理由を気にされない目安だと思われます。できれば5日未満が望ましいです。進学の場合でも、推薦の場合、欠席基準が設けられている場合もあります。特に、保育・看護・医療・教育等の対人を支援する場合、自己管理能力がすごく重要なので、その方向で進学する人も覚えておいていただきたいことです。ですから、これまで欠席してしまった人はもうこれ以上休まないことです。改善傾向が見られるかといったことが大事だからです。欠席が多くても就職自体はできますが、選択肢が狭まったり、何度も試験にチャレンジしたりといった苦労があるようです。
②基礎学力が低い、とうことは就職試験で実施される読み書き・計算や一般常識・SPIといった基本的な国語や数学の習得が大事なのですが、企業によっては学力試験の最低基準点を設けているところもありますので、どんなに人物が優れていたとしても基準点に満たない場合は採用に至らないといった場合もあります。今できることをやってみることが大事です。
③ストレスに弱い、ということは欠席が多かったり、また面接では人間関係の在り方について聞かれることもあり、ストレスに堪えうるかといった検査がある企業もあります。加えて持続的な経験の有無も、ストレスに強いか弱いかといった目安にもなるようです。アルバイトや習い事、何かに挑戦してきたかといったことも見られるポイントです。「ストレスに強い」といった根拠がないといけません。帰宅してもゲームに動画、保護者が作ってくれたご飯をただ食べるだけといった受け身の姿勢では、ストレスから避けていると判断されがちです。なので、高校生活の適度な失敗体験と成功体験の機会が大事です。それをどう対処してきたか、乗り越えてきたかといった、小さなことでもいいのでその積み重ねを自分から作っていくことが大事になってきます。
次に、「先輩が1年以内に退職した理由」ですが、①生活習慣の問題。②人間関係の問題。③個人の内面の問題。この3つが挙げられます。
具体的に見ていくと、①生活習慣の問題ですが、頻繁に遅刻するようになった。欠勤が増加した。といった内容です。ひとたび遅刻をすると気まずくなり、やがて欠勤が増え、自分の居場所がなくなり退職に至るといったケースです。ですから、一定の決めた時刻に起きて行動するといったことが大事になります。
②人間関係の問題ですが、職場に入ると新しいことをたくさん学びますことに加え、新しい人間関係があり、とにかく指導されたり、指摘を受けたりすることが学校とは比べ物にならないくらい厳しいことが待っています。そのときに、いかにストレスに対処できるかということが大事になっていきます。特にここでは繊細さん、いわゆる人に対してすごく思いやりがあったり、気遣いが出来る人であったり、すごくまじめであったり神経質であったり、誠実な人ほど、ストレスを抱えやすいようです。むしろ、鈍感さんの方が案外人間関係をやりこなせるという場合もあるようです。なので、自分は繊細さんだと思う人は、これ以上にストレス対処法のテクニックをたくさん身に付けておくことが重要になってきます。他社の言動に過敏にならず適応することが大事です。他者に期待するのではなく、自分自身を適応させていくことを身に付けていくとよいでしょう。
③個人の内面の問題ですが、周囲からのあるいは職場の方からの期待や仕事内容のプレッシャーに弱くそれに負けてしまう方も多いです。高校時代にむしろ優秀だった人や、採用時に期待が高かった人ほどそのプレッシャーに負けてしまいがちです。自分自身に対する理想・目標が自分より高いことが考えられます。完璧主義であったりそういう人はどんどん自己評価を下げてしまって、企業側が思っていないのに自分はダメだと自分で自己嫌悪に陥ってしまうという場合です。そういう人は結構偏った考えを持っていることが多く、「~しなければならない、~してはいけない、~すべきだ」といった考えに陥ってしまって、考え方が狭くなってしまうときがあります。そうではなく、いろんな考え方がありますので、視野を広げて自分の弱さなども受け止めて、長い目で自分自身と向き合うことが大切です。むしろ、自分自身の弱さを最初からわかっている人は、それを認め、心がまえができている人の方が案外粘り強く働いている人も多いです。
生徒の感想からは、「進学・就職どちらにしても自分のことを知る自己理解を深めることが大切なことだと思いました。」「視野をもっと広げてたくさん経験をすることが大事なんだと思いました。」などといった前向きな内容が見受けられました。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現できるよう、本日学んだことを思い出しながら学校生活を送ってほしいと願います。