学校生活

学校生活

令和7年度第73回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表会

11月16日(日)に令和7年度第73回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表会が東京の六本木ヒルズにて挙行されました。

本校生徒も10月に行われた県大会で最優秀賞をいただき、全国大会に出場しました。

題目は「高校生活を振り返って、そしてこれから」です。

身振り手振りを入れて発表する姿は、この発表に思いを込めていることを感じました。なぜ高校に行こうと思ったのか。その答えに悩み、迷った経験がある人も多いのではないでしょうか。長い年月を経て高校生活を始めるなかで、目的や意義を自覚しながら前向きに歩んできて、周囲の励ましや仲間との関わりを通して水俣高校の生徒である誇りと自信を深めました。また、検定試験に向けての強い意志と努力の姿勢は、クラスメイトはもちろん、今日ここにいる私たちにも大きな勇気を与えてくれました。卒業後も地域や人々に喜びを届ける活動を続け、ますますの活躍を心より願わずにはいられない、そんな内容でした。

全国から60名の生徒が参加する中で、予選を見事突破し、本選進出の15名に選ばれ、文部科学大臣賞をいただくことができました。

100人を超える観衆の中で堂々と自分自身の体験を発表する姿はとても素晴らしかったです。

出場生徒は、今大会に参加をしたことで、全国にいる定時制・通信制の生徒が様々な環境の中でも日々成長をしようと努力している姿が見られて、より頑張っていこうと感じたようです。今大会のために何度も練習や添削に付き合ってくださる先生がいることが改めてありがたい環境であることも再認識するきっかけとなったようです。

今回の経験をしっかり後輩に伝えることが卒業までにやらなければいけない使命だと感じたようで、今後の頑張りに期待したいところです。

探究する力を育み、主体的な学びで夢「願い」を実現しようとしている、多くの本校生徒がその生き様に感化されたことと思います。

全国大会へ出場するにあたり、各方面各位様より温かいご支援、ご声援をいただきありがとうございました。今後とも水俣高校定時制をよろしくお願いいたします。

定通修学指導事業(日帰り校外学習)

10月24日(金)は、定通修学指導事業の取り組みとして、日帰りの校外学習に行ってきました。

待ちに待った校外学習です。前日まで心配されていた空模様でしたが、何とか持ちこたえてくれ、生徒諸君は元気いっぱいです。

学校を出発して高速に乗りまず向かったのは、熊本地震震災ミュージアムKIOKU様です。

まずは横断幕を持って記念撮影、その後館内へ移動します。

視聴覚スペースへ移動し、熊本地震に関する動画を視聴しました。震災当時の映像や様々な立場の人たちへのインタビュー映像が放映されました。みなさん、辛い記憶を抱えつつも、前を向いて生きていらっしゃる姿が印象的でした。

その後、ホールへ移動し、震災当時の空撮写真を中心に、被害の状況について説明がありました。

大破した車両、変形した「阿蘇大橋」の看板、そして本震発災時刻である1時25分を指したまま止まっている時計です。

ガイドの方から「災害が起きた時に一番必要なものは何ですか?」との問いに生徒は様々な答えを考えましたが、答えは「命」ということでした。代替できるものが無い、唯一無二の必要かつ大事なものです。

その後、敷地内を移動し、「ロビン像」前で記念撮影をしました。

熊本出身の尾田栄一郎さん作「ONE PIECE」のキャラクターを前に、みんないい笑顔です。

そして次は、あそ望の郷くぎの様に移動です。

コキアが鮮やかに咲き誇っていました。

やがて定刻になり、そば道場様の施設へ移動します。そば道場では、講師の先生のご指導のもと、そば打ち体験にチャレンジしました。

まずは、説明を聴きます。阿蘇の気候が、そば作りにとても適しているそうです。 

そしていよいよ体験です。みんなで協力して小麦粉と水を混ぜます。

 

ある程度固形化してきたら、お団子をいくつか作ります。

作ったお団子を平べったく伸ばしていきます。

棒を使ってさらに薄く伸ばしていきます。

ある程度伸ばしたら、丁寧に麺サイズに切っていきます。

出来上がりです。自分たちで打ったそば麺を茹でてもらいました。好みに合わせて、かけそば・ざるそばをそれぞれ作ってもらいました。

最後に生徒会副会長の生徒より、立派な謝辞がありました。短い時間でしたが、そばづくりに没頭できる時間でした。

昼食後は、道の駅でもあるあそ望の郷くぎので自由時間を過ごし、その後バスで学校に戻りました。

楽しい一日が終わりました。学校に着いたら、運転手さんにお礼を言って終了です。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現することにつながる実り多き校外研修でした。勉強したことをしっかりとワークシートにまとめ、また明日からの学習に励んでほしいですね。

今回の校外研修にご協力いただきました熊本地震震災ミュージアム様、あそ望の郷くぎの様、そば道場様、そしてバスでお世話になった水俣観光様、本当にありがとうございました。

定通文化大会本番

10月19日(日)は、いよいよ待ちに待った定通文化大会本番でした。

県内の定時制・通信制に通う生徒が一堂に会する、年に1回の一大イベントです。

早朝から学校に集合し、バスに乗って会場へ向かいます。

県立劇場に到着したら、作品展示と販売実習のための荷物を降ろします。

館内に入ったら早速、あらかじめ決められていた役割分担別に分かれて作業を開始します。

弁士・審査委員生徒・本部会場係の計4名は直接打ち合わせ会場に、それ以外の生徒で「作品展示係」及び「ランチタイムショップ準備係」に分かれて設営に着手します。

作品展示係の設営の様子です。本校生徒が創作活動の時間に制作した各種芸術作品を展示していきます。まずは、ボードに展示できる平面の作品から掲示していきます。

並行して、ランチタイムショップ準備係の設営の様子です。

 

まずは、土台となる白いシートを敷いていきます。テーブルとテーブルの間に折り目を曲げ、丁寧にメイキングをしていきます。「のぼり」は本校の屋号が入った貴重なPRアイテムですので、確実に棒に通しながら広げていきます。

作品展示係の作業も順調のようです。

 

ボードへの掲示も終わり、テーブルに立てかけるタイプの作品を並べていきます。

左右からのショットです。青い箱は、本校の創作班「光班」が誇る幻想的な作品です。テーブルの手前には、水俣高校定時制のホームページにリンクするQRコードが入ったネームプレートを置きました。本校定時制のことを少しでも多くの人に知ってもらうための工夫です。

作品展示はおおむね完成しました。実はあらかじめ学校で展示のシミュレーションをしていたので、わりとスムーズに展示ができました。

この後、作品展示班は、ランチタイムショップ準備班の支援のため、そちらに合流します。

 

会計の準備のため、あらかじめ先生が用意しておいたお釣りの確認をします。協力して紙幣・硬貨を数え、先生に報告します。

生徒「〇〇円でした。合っていますか?」

先生「惜しい!近いけどもう少し!!」

これを繰り返すことによって、段々と数え方の要領や責任感を養っていくのです。

ブラックボードの準備と、今回の販売商品「水定どら焼き」「シンPITAパン」「ミニ焼きドーナツ」の陳列作業の様子です。

 

演劇ホールへの入場時刻が迫ってきたため、残りの時間を使って接客案内等の入念な打ち合わせをします。

そして、いよいよ開会です。

厳粛な雰囲気の中、定通文化大会が開会されました。

待ちに待った食品バザーが一昨年度解禁され、コロナ禍前の水準に戻った状態での開催3年目となります。

そして、今大会のメインイベントである、生活体験作文発表の部が始まりました。

本校の代表生徒は9人中4番目で、前半の部のトリを務めることになります。

題目は「高校生活を振り返って、そしてこれから」です。

身振り手振りを入れて発表する姿は、この発表に思いを込めていることを感じました。なぜ高校に行こうと思ったのか。その答えに悩み、迷った経験がある人も多いのではないでしょうか。長い年月を経て高校生活を始めるなかで、目的や意義を自覚しながら前向きに歩んできて、周囲の励ましや仲間との関わりを通して水俣高校の生徒である誇りと自信を深めました。また、検定試験に向けての強い意志と努力の姿勢は、クラスメイトはもちろん、今日ここにいる私たちにも大きな勇気を与えてくれました。卒業後も地域や人々に喜びを届ける活動を続け、ますますの活躍を心より願わずにはいられない、そんな内容でした。

そしてお昼休みの時間は、もう一つのメインイベントであるランチタイムショップでの販売実習です。

 

 

昼休みの75分間を、前後半の2班のチームに分けて行いましたが、定通文化大会のランチタイムショップでは今回初登場となる創作ドーナツ「ミニ焼きドーナツ」も大好評で、仕入れた50袋はお一人様2袋限定で販売させていただき、ほぼ前半チームが店舗にいるうちに完売しました。150個仕入れた水定どら焼きは、後半の部の概ね中ごろに完売となり、創作惣菜パン「シンPITAパン」も120個仕入れましたが閉店直前に完売しました。ありがとうございます。

今回が定通文化大会初参加の1年生たちが中心となって、5月のみなまた物産展での販売実習経験を生かした店舗の設営に携わったので、幸いにも良い経験となりました。

2年生以上の上級生も、1年生のフォローをはじめとした、各種大事な仕事を最後までよく頑張ってくれました。

続いて、午後の部のステージ発表です。

8月に実施された定通生徒会役員交流会の報告会が行われ、本校の発表も紹介されました。

その他、各学校からのステージでの各種発表がありました。

裏方として本部会場係の仕事をこなしてくれた本校代表の生徒2名を含む生徒スタッフの紹介もあり、会場の皆様からは、ねぎらいの拍手が送られました。

アトラクションの部では、シンガーソングライターMAYUMEさんのステージでした。地域のイベントに出演したり、ご自身の楽曲が県民体育祭のイメージソングに起用もされているというその実力は凄まじく、生徒一同、真剣に見入っていました。

(以上、午後の部のステージでの催し物等の様子は、権利関係の都合のため、写真はありません。文面のみの紹介とさせていただきます。ご了承ください。)

そして、閉会行事です。

 

生活体験作文発表の部の表彰では、優秀賞をいただき、講評でもありがたい激励のお言葉をいただきました。併せて、本校は全国大会への出場権を獲得するに至りました。

そして、いよいよエンディングです。

帰りのバスの中では、会場で別れた校長先生からの労いのお言葉が紹介され、今日一日の生徒の頑張りをたくさんほめていただきました。

次は、いよいよ定時制文化祭が11月7日(金)に開催されます。

今回、定通文化大会に参加させていただいたことによって、準備から片付け、販売実習や生活体験作文発表に至るまでの多岐にわたって、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)の実現に向けて挑戦する生徒たちの輝く姿を垣間見ることができました。

これらの経験が、来月の定時制文化祭の成功へとつながる布石となったことと思います。

定通文化大会事務局の先生方及び県立劇場スタッフの方々をはじめ、大会の成功のためご尽力いただいた多くの関係各位の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

創作活動(各創作班初回・2回)

9月19日(金)より、いよいよ今年度の創作活動が始まりました。

今年も1年生~4年生の全生徒が、「光班」「絵画班」「工作班」「おもてなし班」の四班に分かれて活動します。

まずは、全生徒多目的室に集合して、文化祭・創作活動全体の連絡を受けます。その際、生徒会長より、今年度の文化祭のテーマを発表してもらいました。

2学期初頭に生徒から募集した案をもとに、生徒会3役及び文化委員長で話し合いをしてもらった結果、今年度のテーマは「百花斉放 ~みんな笑顔!来る人喜ぶ文化祭!~」に決まりました。
生徒会からの補足メッセージとして「”百花斉放”(ひゃっかせいほう)には『学問や芸術が自由に、また盛んに行われる様子』という意味があります。この言葉通り、それぞれが個性を活かし、みんなが笑顔になる文化祭になってほしいという願いがこめられています。探究心をもって活動しているようすをぜひごらんください。」と、生徒会長より説明がなされ、このテーマには、その様子を表す思いが込められています。

テーマは、次週より教室掲示されますので、日頃からこのテーマを意識して取り組んでいってほしいですね。 

その後、各班に分かれて活動開始です。

それでは、光班の活動風景からです。

本日は初回ということもあり、まずは昨年度の作品を掘り起こして、使えそうな部位、新たに必要と思われるものをピックアップしていきます。

光班は毎年、夜間実施の定時制文化祭に彩りを与える演出を施してくれます。楽しみです。

続いて、絵画班の活動風景です。

絵画班は、2年生と3年生の、昨年・一昨年から絵画班に参加しているメンバーが中心です。

昨年の作品を参考に、出来ることから始めます。幻想的な作品を作っている様子です。

続いて、工作班の活動風景です。

動画教材を使って説明を受けた後、工作の作品がどのようなものか勉強します。できる作業から開始です。

工作班も、制作の幅が広いので、どんな作品が出来上がるか楽しみです。

続いて、おもてなし班の活動の様子です。

おもてなし班とは、文化祭当日にお客様をもてなすための各種掲示物等を、趣向を凝らして制作する班です。

昨年の作品等を参考に、今年度のバージョンを考案し、必要な買い出しもしながら作業を進めていきます。

以上が初回における各創作活動班の活動の様子でした。

創作活動を通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための制作期間であることを願います。

創作活動の成果は、11月7日(金)の定時制文化祭で披露する予定です。

創作活動(絵手紙教室)

9月12日(金)は、創作活動第1弾として、毎年恒例の「絵手紙教室」が書道室において開催されました。

 

講師は、今年も墨人・書家として活躍されている、本校定時制卒業生の新立航大氏に来校いただき、講演・実演・指導をしていただきました。

 

まずは、新立先生によるお手本です。書画カメラに投影しながら、テクニックを披露していただきます。

 

「龍」という字を書いていただきました。

丁寧に綺麗に書こうとするのではなく、このように遊び心で自由に書く風も面白いですよということでした。

 

続けて、様々な書体の「龍」に加え、かわいらしい「秋」を書いていただきました。絵手紙を書く上での参考になりそうです。

それでは、生徒による練習です。

 

上級生は、早速、書きたい字の練習から始めます。下級生は、過去の作品などを見ながら、書きたい字を考えます。

 

黙々と練習する人、新立先生からアドバイスをいただきながら書く人、様々です。

 

清書は、ポストカードに書いて、色画用紙に貼って完成です。

 

最後に、文化委員長より生徒代表謝辞をしてもらいました。

新立先生、本年も後輩たちのために、夜遅い時間にご来校・ご指導いただきありがとうございました。

講座終了後は、片付けの要領の説明を受けて、きちんと最後まで後始末をして終わりました。

絵手紙教室を通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための取り組みができたようです。

出来上がった作品は、10月19日(日)の定通文化大会及び11月7日(金)の定時制文化祭において展示予定です。

商業科商品開発「焼きドーナツ(創作スウィーツ)試作実習会

9月9日(火)は、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ様のご協力のもと、商業科商品開発「焼きドーナツ(創作スウィーツ)試作実習会」が、同所で実施されました。

去る7月8日(火)に、この企画の検討会が本校多目的室で実施されましたが、そこで生徒から提案されたプレゼンや、それと関連して生徒から出た意見及びプロからのアドバイス、さらにはプロの助言を受けながら行った調べ学習の内容を、総括的なイメージとして作り上げた仮の商品を試作してみるというものです。

まずは、今回の講師の先生方の紹介です。道の駅みなまたの館長様及びシェフの方々です。その後、参加生徒の自己紹介です。今回は、4年生2名・3年生4名が参加させていただきました。

前回の検討会からおよそ二か月。この間にも、道の駅みなまたの館長様及びシェフの皆様は、通常の営業がある中、時間を捻出してこのコラボ企画のための研究及び下準備をしてこられていたのです。まずは、そのプロ段階での試作過程における所感からお話をしていただきます。生徒は、真剣にメモをとっています。

そして、いよいよ試作実習です。

手を洗い、実習開始です。こちらの素材は、あらかじめシェフの皆様が準備してくださっていたものです。 

生徒の提案に合わせて、抹茶ドーナツの素材をこしらえてくださっていました。ひたすら混ぜます。

こちらの素材は、不知火の素材になります。まだまだ混ぜます。

そして、次の工程です。

抹茶及び不知火の2つの液状化した合成食材を型に流し込むため、型に十分油を塗って滑らかにします。

シェフの方々より優しく教わりながら、ボールから絞り袋に移し替えます。

 

絞り袋を使って入念に型に流し込みます。

型流し込みが終わったら、オーブンに入れ、暫し待ちます。

焼き上がるまでの間、記憶が新しいうちに、工程及び感触を記述していきます。

シェフの方々からの助言も受けつつ、ペーパーに記入していきます。

やがて焼き上がりましたので、取り出します。

 不知火と抹茶の他に、もう一つ和紅茶味もあらかじめ作ってくださっていましたので、こちらも併せて試食します。

見た目も大事ですが、やはり味覚が一番頼りになります。実際に食べてみないとわからないことが多々あります。

次は、パッケージングの研究です。入れ物とシールはこのようなものを使用し、商品に彩りを加えます。

 抹茶・不知火・和紅茶の各味を2個ずつ、計6個入りになるように袋詰めをします。

袋詰めしたものにシールを貼ると、なんと見事な商品として仕上がりました。

これだけ品格があれば、買いたくなりますよね。生徒からは一同に感動の声が上がり、商品開発の極意を感じた瞬間でした。

商品のネーミングと売価を検討します。

話し合いの結果、商品名はシンプルに「ミニ焼きドーナツ」と命名、売価は350円に設定しました。

※ネーミング及び売価は、この検討会での結論事項のため、商品化する際は、変更があるかもしれないことを申し添えます。新商品としての発売が決まりましたら、また、このホームページ上でも改めてご紹介させていただきます。

最後に、このドーナツ企画の原案作成に最初から携わってきた班の生徒から代表謝辞がありました。

道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ様、今回もたくさんの準備をしてくださり、本当にありがとうございました。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための商品開発が着々と進んでいます。水俣高校定時制3・4年生の挑戦を今後も見守っていただきますと幸いです。

文化祭オリエンテーション

9月5日(金)は、前の時間の進路講話の講師の先生方をお見送りした後、休憩を挟んで後半の部「令和7年度定時制文化祭」のオリエンテーションが実施されました。

文化祭は、定時制の生徒が、日ごろの学習成果などを展示、発表する行事です。創作活動による展示、販売実習などがあります。

今年度の文化祭は、11月7日(金)本校定時制教室・多目的ホールで開催されます。

昨年度の活動の様子を、スライドで見ながら説明を受けました。

その後、それぞれの生徒が考える「今年のテーマ」の入力及び各創作活動班の希望調査を、タブレット端末で行いました。

最後に、次週予定されている「絵手紙教室」についての説明がありました。

年間最大の行事である文化祭の準備を通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための、実り多き活動期間であることを願います。

定時制文化祭に関する情報及び準備の様子等は、このホームページ上で随時更新していく予定ですので、楽しみお待ちいただけますと幸いです。

進路講話(販売活動の実際・包装実習)

9月5日(金)は、進路講話が実施されました。

講師として、生活協同組合くまもと総務部人事教育課課長様及び本店1・2階各階の売り場責任者方々、計3名の皆様をお迎えして、「販売員としての心構え・包装の実際」と題した内容で授業をしていただきました。 

 「接遇」とは、おもてなしの心を持ち、適切な態度や言葉遣いで相手(お客様)と接することを意味します。具体的には、「接」とは接すること、「遇」とはもてなし、すなわち心を込めた対応を示しています。

接遇5原則とは、挨拶、身だしなみ、表情、言葉遣い、態度で、お客様と接する際に大切なマナーです。

「接遇」と「接客」の違いについてですが、「接客」は主にお客様への基本的なサービス提供を指し、案内や支払い対応などが含まれます。あくまでサービスを提供すること、お客様への対応をすることであるため、必要最低限の対応です。一方、「接遇」はその範囲を超えた広い概念で、お客様の気持ちや状況を考慮し、より心を込めたサービスを提供することを意味します。必要なサービスを提供するだけに留まらず、お客様がどのような状況で、どのようなお気持ちなのか、何を求めているのかなどを汲み取り、お客様一人ひとりに合わせたサービスを提供し、顧客満足度の向上を目指します。

続いて、販売七大用語です。

1.販売七大用語

 いつも笑顔で、明るいあいさつができるようにします。

①おはようございます。こんにちは、いらっしゃいませ。…15°

 笑顔で組合員の目を見ながら、あいさつします。

②はい、かしこまりました。…15°

 呼ばれた時は、はっきりと返事をします。用件を承った時は、必ず了解した事を伝えます。

③恐れ入ります。…15°

 心を込めて、組合員(お客様)にお願いします。

④少々お待ちくださいませ。…15°

  少しでもお待たせする時は、一言お願いをします。

⑤お待たせいたしました。…15°

 少しでもお待たせした時は、一言おわびをします。

⑥申し訳ございません。…45°

 心を込めて、組合員(お客様)におわびします。

⑦ありがとうございます。またどうぞお越しくださいませ。…45°

 心を込めて、感謝の気持ちを表します。

※⑥番以外は笑顔で唱和しましょう!

 

続いて、キャラメル包装の実習です。以下はラッピング手順です。

①箱の裏面を上にして、包装紙の中央に置きます。

②慶事(お祝い)の場合、右側の紙が箱の中心にくるように位置を調整し、左→右の順にテープで留めます。

※弔事(仏事)の場合は、重ねる順番が異なり、右→左の順になります。

③上面、側面の順に紙を箱に沿って折ります。

④下の紙を折り上げ、斜めのラインと交わる所で内側に折り、テープで留めます。反対側も同様に折りこみ、ひっくり返せばキャラメル包みの完成です。

生徒は、協力して実習に励んでいました。

最後は、最高学年の4年生の生徒より、立派な謝辞がありました。

本日の講義を聴講し、販売七大用語の唱和や包装実習を通して、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するため、上級生は目の前に迫った進路活動に対する、下級生は1~2年後の進路実現に向けた、それぞれが着実な学びとなった1日でした。

この度、講演及び実習の指導をしていたいただきました生活協同組合くまもとの先生方、本日は本校生徒のために本当にありがとうございました。

2学期始業式

9月1日(月)は、2学期始業式が行われました。

以下は、校長講話の概要です。

熊本では8月7日~8日にかけて集中豪雨がありましたが、皆さん被害はなかったでしょうか。あるいは皆さんの御親戚等で被害に遭われた方々もいらっしゃるかもしれません。心よりお見舞い申し上げます。

さて、長い夏休みが終わりましたが、有意義な夏休みを過ごせましたか?1学期の終業式では、何かを「探」ってくださいとみなさんに伝えました。探ったら次につなげる。そこで本日は「究」という字を書いてきました。「究」めるの字にした理由についてお話します。

「人並み(人と同じこと)は、人並みぞ。人並みはずれんば、はずれんぞ。」これは、既に鬼籍に入っている私の祖母が生前よく言っていた言葉です。子どもの頃、一緒に住んでいたわけではなかったので、年に数回会う程度でしたが会うたびにこれを言っていました。下線部の「はずれんば」とは、「人並み以上の努力・何事も究める努力」という意味に解釈できます。子どもの頃は何となく聞いていたこの言葉の意味が、大人になってから「多分こういう意味で祖母は言っていたんだろうな。」と感じるようになりました。人並み以上の努力をしないと何事も成し遂げられないのです。

ところで先日、絶賛上演中の「鬼滅の刃」というアニメを鑑賞してきました。話題に上がっている作品はできるだけ視聴するようにしているのですが、アニメ作品をとおして人生論が語られている描写が多いことも鑑賞に行く理由です。

登場人物「我妻善逸」は、戦闘法「雷の呼吸」の中で、いくつかあるうちの1つしか体得できませんでしたが、その「我妻善逸」の師匠(じいちゃん)の言葉です。

「いいんだ、善逸。お前はそれでいい。一つできれば、万々歳だ。それを極め抜け。極限の極限まで、磨け。」 

字は違いますが、ここは「究める」とも解釈できます。 

また、バスケットの神様とも呼ばれている「マイケル・ジョーダン(1963~)」は、史上最高のバスケットボール選手です。以下は彼の言葉です。

You can practice shooting 8 hours a day,but if your technique is wrong,then all you become is very good at shooting the wrong way.

Get the fundamentals down and the level of everything you do will rise.

「基礎を身につければ、君がやることすべてのレベルが上がる」→「究める」

なんでもいい。一つでいい。 何かを究める二学期にしてください。

以上が校長講話の要旨です。

講話後は校歌斉唱、その後各部主任主事より連絡がありました。

式後は各教室に分かれてLHRです。久しぶりに会えて、皆さんうれしそうです。

「我妻善逸」の師匠(じいちゃん)と、マイケル・ジョーダン氏の言葉を励みにして、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための2学期であることを願います。

定通生徒会役員交流会

8月8日(金)は、熊本市の湧心館高校において、定通生徒会役員交流会が開催されました。県内9校の定時制・通信制の高校から生徒会役員等が集う交流会で、本校からは生徒会長及び副会長の2名が参加しました。 

開会行事の後、まずはレクリエーションを通して各校の親睦を深めます。主管校等の生徒さんたちが考え出した、トーク形式の簡単なゲームです。様々なテーマに基づいたトークを展開します。学校生活に関するいろいろな話が飛び交い、「あるある!」と和やかな雰囲気で共感する様子も見られました。

 

続いて、各校からの発表の時間です。本校からは水俣高校定時制の1年間の行事の紹介をしました。

紹介だけでなく、そこで学んだ事や感じた事等も述べながらの発表をしてくれました。

夏休み中ですが、事前に登校して入念にリハーサルをした甲斐もあり、学校代表としてとても立派な発表でした。

その他、10月19日(日)に実施予定の定通文化大会に係る各校生徒の役割分担の確認等が行われました。

今回交流を深めたことで、学校の垣根を越えて定通文化大会の大成功に向けて協力していきましょう。

主管校の湧心館高校通信制の生徒の皆さん及び先生方をはじめ、多くの関係スタッフの皆さん、この交流会の準備・運営等では大変お世話になりました。とても貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

令和4年度の学校生活

.