学校生活

2023年7月の記事一覧

進路セミナー

7月21日(金)は、進路セミナーが実施されました。

1コマ目は、学年別に指導を受けます。1・2年生は自己理解・ワークシートの記入・職業調べから入ります。3・4年生は、求人票の見方・受験企業の研究から入ります。

2コマ目は、学年共通でビジネスマナーの基本・服装と身だしなみ・立ち居振る舞い・基本的な挨拶・就業中のルール・実際の面接試験などについて学習します。

3コマ目も学年共通で、就職に関しての自己PR・履歴書の書き方・作文の書き方について学びます。

最後に将来のキャリアプランの作成・本日の学習のまとめをして終了です。

とてもためになる内容でした。1・2年生は自己理解に今後も努め、3・4年生は自己実現に向けて取り組んでいきましょう。

1学期終業式

 7月20日(木)、表彰式及び1学期終業式が行われました。

 表彰式では、定通総体で優勝・準優勝など結果を残した生徒の表彰や、全商検定の合格者、生活体験作文の入賞者の他、1学期皆勤賞・無欠席賞等について表彰を行いました。

 終業式では、校長先生からの講話の中で、本校のスローガンである「何事にも当時者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒の育成」についての振り返りについてのお話がありました。先日行われた生徒交流会におけるバドミントン大会にて、大会を盛り上げるために生徒達自らがトーナメント戦及び敗者復活戦の提案をして実施された事について取り上げていただきました。まさに「当事者意識」を持った主体的な行動が表れた形となりました。

 式後の各部からの連絡では、教務部、生徒指導部、進路指導部からそれぞれ話があり、多くの先生方から激励の言葉を頂きました。9月1日に元気な顔を見せてほしいものです。

 

 

生徒交流会~バドミントン~

7月19日(水)は、学期末恒例の生徒交流会が行われました。今回は、バドミントン競技です。

生徒会長より会長あいさつ、副会長より競技上の注意が行われました。

入念な準備運動後、競技の準備に入ります。昨年度まではリーグ戦でしたが、今回の一番の目玉は、トーナメント戦であるということと、敗者復活戦が行われるということです!いずれも生徒会の生徒たちによる発案です。

そして、いよいよ競技開始。得点係も手分けして行います。

1試合ごとに、結果を本部に報告します。

試合にも熱が入ります。そして、トーナメント表も徐々に頂きに上がってきました!

そして、表彰式です。賞状等が教頭より手渡されます。

今回の交流会をとおして、普段あまり接しない人ともたくさんふれ合う機会ができたのではないでしょうか。

バドミントンは定通総体でも多くの人が出場しましたが、やはり、奥の深い競技ですね。

夏休み前の良い親睦の機会となりました。

 

各種犯罪被害防止講演会

7月14日(金)に、各種犯罪被害防止講演会が行われました。

本校もいよいよ来週末から夏休みに入りますが、長きにわたる休暇中に生徒たちが被害者・加害者とならないよう、この時期に各種犯罪やその防止について考える機会を設けました。

今年度も講師として水俣警察署の方にお越しいただき、薬物乱用による悪影響やSNSの適切な使い方についてお話をしていただきました。

 

薬物乱用に関して、大学生活の中のふとしたきっかけから薬物に手を染めてしまった学生の悲劇が描かれたドラマを視聴しました。

1gあたり数万円とも言われる薬物には、「大金を払ってでもまた使いたい」と思わせてしまうほどの強い依存性があり、その恐ろしさがリアルに伝わるドラマでした。

また、SNSが普及している現代では、それが薬物であるとは気付かないような巧妙な手口で販売されているケースもあるようで、講師の方が実際の手口や薬物の写真・標本等を用いながら身近に潜む危険性についてわかりやすく説明してくださいました。

  

  

 

SNSに関しては、「誰もが被害者にも加害者にもなり得ることを念頭において使用しなければならない」というお話がありました。

何気なくアップロードした情報から身元の特定や犯罪被害につながるケースや、たとえ悪意がなくても誰かを傷つけたり命を奪ったりしてしまうケースがあるなど、SNSは使い方一つで自分自身を苦しめる可能性があるということを確認しました。

そういったSNSのもつ特性を学び、今一度自分自身のSNSの使い方について振り返る機会とすることができました。

 

今回の講演会を通じて、生徒たちは改めて自分の生活を見つめ直すことができました。もちろん今年の夏休みだけでなく、自分の一生までも壊してしまわぬよう、常日頃から今回学んだことを意識していきましょう。

校内生活体験作文発表会・平和学習

7月7日(金)は、10月に熊本市で行われる定通文化大会に向けた、校内生活体験作文発表会が実施されました。

発表生徒は、各クラスから1~2名を選出し、計5名が発表。あらかじめ「くじ引き」をして決めた順番で順次発表します。

トップバッターの題名は「人生のプロローグ」で、昨年度、本校代表で定通文化大会に出場した生徒です。昨年に増し、さらに内容が洗練されていました。

静聴した生徒からは、「私も苦しいときがあったので、高校に入って楽しく学校生活を過ごせるようになったことが凄いと思いました。何ごとにも挑戦し、進学を目標として頑張ってください。応援しています。」といった感想が寄せられました。

2番手の生徒はの題名は「前へ」。高校に学び直しのため昨年度入学した高齢の生徒さんです。昨年度も校内で発表し、その壮絶な人生模様が語られ、聴衆を感動の渦に巻き込んだ内容でしたが、今年度はコミカルな内容も交えながらの発表でした。

静聴した生徒からは「初めて高校に入った時、幅の広い年代の生徒がいる事を知っていたのですが、正直びっくりしてしまいました。この年代で高校生活を頑張っている事を尊敬します。10代の私が言うのも何ですが、高校生活を応援しています。」といった感想が寄せられました。

3番手の生徒の題名は「私の高校生活」。

静聴した生徒からは、「中学校の頃の状況が自分と似ていたので、とても共感する部分が多かったです。これから先、大変なことも多いと思うけど、めげずに頑張ってください。」といった感想が寄せられました。

4番手の生徒の題名は「定時制に誇りをもつこと」。

静聴した生徒からは、「定時制っていうだけで傷つくことを言ったりする人がいながらも、定時制を選んでずっと頑張ってる先輩は「すごい人だ!!」って思いました。これからも頑張って下さい!!」といった感想が寄せられました。

5番手の生徒の題名は「葛藤」。

静聴した生徒からは「私の周りも背中を押してくれる人ばかりだけど、自分1人だけが悩んでいるということにすごく共感しました。でも意志を固めて決断していたので、本当にすごいと思いました。」といった感想が寄せられました。

教頭からの講評では、発表した生徒一人ひとりに寄り添った、大変丁寧な講評をいただきました。

1年生ながら、司会進行の大役を果たしたくれた生徒にも感謝です。間の取り方など、完璧でした。

自分のことを人前で発表するということは、大人でもとても勇気がいることです。そんな中、発表した生徒は皆、とてもよく頑張ってくれ、輝いていました。

人間、自分が不幸な目に遭うと、「なぜ自分だけが」と思い、幸せそうな隣人がついうらやましくなってしまうことがあります。しかし、その人たちにも本人にしかわからない「ドラマ」があります。今回の発表会では、人の発表を静聴した生徒たちにも、何かしらの心の変化があったものと思われます。そして今回、生徒からの感想の中でたびたび登場したワードが「尊敬」という言葉でした。「○○さん(発表者)のことを尊敬しています。」

人を「うらやむ」よりも「敬う」ことで、また新しい角度での、ものの見方ができるのではないでしょうか。

 

続けて、平和学習です。

先日、広島で行われたG7のおさらいからです。

8月6日は「広島原爆の日」、8月9日は、熊本からも近い「長崎原爆の日」です。

動画では、今、再び注目を集めている「はだしのゲン」の作者・中沢啓治さんのインタビューを聴きました。

人生の出発点で、壮絶な原爆の体験をした、大変貴重なお話でしたが、生徒は真剣なまなざしで聴いていました。

その後、戦後の核保有国の保有数の変化を時系列でわかりやすく説明してもらいました。

今夏は戦後78年。平和の灯火が消えることのないよう、平和について考える貴重な機会となりました。