商業科商品開発「焼きドーナツ(創作スウィーツ)試作実習会
9月9日(火)は、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ様のご協力のもと、商業科商品開発「焼きドーナツ(創作スウィーツ)試作実習会」が、同所で実施されました。
去る7月8日(火)に、この企画の検討会が本校多目的室で実施されましたが、そこで生徒から提案されたプレゼンや、それと関連して生徒から出た意見及びプロからのアドバイス、さらにはプロの助言を受けながら行った調べ学習の内容を、総括的なイメージとして作り上げた仮の商品を試作してみるというものです。
まずは、今回の講師の先生方の紹介です。道の駅みなまたの館長様及びシェフの方々です。その後、参加生徒の自己紹介です。今回は、4年生2名・3年生4名が参加させていただきました。
前回の検討会からおよそ二か月。この間にも、道の駅みなまたの館長様及びシェフの皆様は、通常の営業がある中、時間を捻出してこのコラボ企画のための研究及び下準備をしてこられていたのです。まずは、そのプロ段階での試作過程における所感からお話をしていただきます。生徒は、真剣にメモをとっています。
そして、いよいよ試作実習です。
手を洗い、実習開始です。こちらの素材は、あらかじめシェフの皆様が準備してくださっていたものです。
生徒の提案に合わせて、抹茶ドーナツの素材をこしらえてくださっていました。ひたすら混ぜます。
こちらの素材は、不知火の素材になります。まだまだ混ぜます。
そして、次の工程です。
抹茶及び不知火の2つの液状化した合成食材を型に流し込むため、型に十分油を塗って滑らかにします。
シェフの方々より優しく教わりながら、ボールから絞り袋に移し替えます。
絞り袋を使って入念に型に流し込みます。
型流し込みが終わったら、オーブンに入れ、暫し待ちます。
焼き上がるまでの間、記憶が新しいうちに、工程及び感触を記述していきます。
シェフの方々からの助言も受けつつ、ペーパーに記入していきます。
やがて焼き上がりましたので、取り出します。
不知火と抹茶の他に、もう一つ和紅茶味もあらかじめ作ってくださっていましたので、こちらも併せて試食します。
見た目も大事ですが、やはり味覚が一番頼りになります。実際に食べてみないとわからないことが多々あります。
次は、パッケージングの研究です。入れ物とシールはこのようなものを使用し、商品に彩りを加えます。
抹茶・不知火・和紅茶の各味を2個ずつ、計6個入りになるように袋詰めをします。
袋詰めしたものにシールを貼ると、なんと見事な商品として仕上がりました。
これだけ品格があれば、買いたくなりますよね。生徒からは一同に感動の声が上がり、商品開発の極意を感じた瞬間でした。
商品のネーミングと売価を検討します。
話し合いの結果、商品名はシンプルに「ミニ焼きドーナツ」と命名、売価は350円に設定しました。
※ネーミング及び売価は、この検討会での結論事項のため、商品化する際は、変更があるかもしれないことを申し添えます。新商品としての発売が決まりましたら、また、このホームページ上でも改めてご紹介させていただきます。
最後に、このドーナツ企画の原案作成に最初から携わってきた班の生徒から代表謝辞がありました。
道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ様、今回もたくさんの準備をしてくださり、本当にありがとうございました。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための商品開発が着々と進んでいます。水俣高校定時制3・4年生の挑戦を今後も見守っていただきますと幸いです。