学校生活
オリエンテーション2日目
4月10日(木)は2日目のオリエンテーションが行われました。
この日は生徒指導部、人権教育、ISOの取組、すぐーる、保健部、教育相談に関するお話がありました。
生徒指導部からは、学校生活を送る上でのルールや校則についての説明が行われました。みんなが心地よく安心して過ごせる学校にするため、上級生も改めて一つずつ丁寧に確認しました。
人権教育に関して、本校の生徒会長が水俣高校定時制「いじめを許さない宣言文」を全校生徒の前で読み上げました。まさに題名のとおり「いじめを許さない」という覚悟をうかがわせるような、堂々たる宣誓でした。
ISOの取組については、環境の係より、校内に設置されている5か所7種類のごみ箱と分別の仕方などについての説明がありました。「環境首都」とも呼ばれるこの地で学ぶ生徒として、主体的に環境保全に取り組む姿勢を周囲に示していってほしいと思います。
「すぐーる」は、一昨年度より県立高校において導入された学校・保護者間連絡アプリで、担当者から登録方法や使い方についての説明がありました。
保健部からは、今年度行われる各種検診や教育相談、カウンセリングに関するお知らせがありました。いろんな悩みを抱える時期ですので、困ったときには遠慮なく我々に相談してほしいと思います。
2日間のオリエンテーションを終え、明日から本格的にスタートする学校生活に向けて各クラスで最終確認を行いました。
前日に引き続き、生徒たちはこの日も終始立派な態度でオリエンテーションに臨んでおり、とても良いスタートダッシュを切ることができました。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための1年間がいよいよ始まりました。令和7年度も水俣高校定時制をよろしくお願いいたします。
オリエンテーション1日目
4月9日(水)は年度初めに伴う、全学年共通のオリエンテーションが行われました。
昨日は、昼に1年生が入学式、夕方から2・3・4年生が始業式でしたので、今日が初めて全学年がそろったことになります。昨年度から、オリエンテーションは2日間に分けて実施することとなりました。
1日目の今日は、教頭先生よりお話をいただいた後、教務部・進路指導部・商業科そして図書の説明がありました。
教務部からは改めて、単位制に関する説明及び考査日課に関する説明がありました。
進路指導部からは新しい就職応募書類等の説明がありました。
商業科からは、各種検定試験に関する説明及び販売実習等の紹介がありました。
図書の係からは、本の貸し出しに関する説明がありました。今年度も全日制の図書室の本も積極的に借りるよう呼びかけがありました。今後も、移動図書はやってくださる予定です。
休憩後は、クラス写真及び個人写真を撮影し、避難経路の確認をしました。その後、各教室に分かれてLHRが行われました。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための新しい学年での学校生活が始まりました。
今日のオリエンテーションでの聴く態度は立派でした。特に1年生は緊張の一日でしたが、やさしい先輩たちが少しずついろんなことを教えてくれるはずです。明日も引き続き頑張ってほしいと願います。
新任式・1学期始業式
4月8日(火)は、定期異動に伴う令和7年度の新任式及び1学期始業式が、定時制多目的室で行われました。
〇新任式
今年度は、定時制には3名の先生方が赴任されました。また、全日制と兼務の先生がお一人着任されたことも併せて、校長先生からご紹介があった後、新着任の先生方よりお一人ずつごあいさつをいただきました。
その後、生徒会長より歓迎のことばが立派に述べられました。「新しい環境でのスタートとなり、不安なこともあるかと思いますが、先生方がすぐに学校に馴染めるよう、私たち生徒もお力になれればと思っています。」といった相手方の立場に立った、人の気持ちを慮る内容のあいさつでした。相手を思いやる気持ちがあればこそ、自分自身の成長にもつながっていくことでしょう。生徒会長はみんなのリーダーとして、他の生徒の模範となる、こんな風に成長してほしいという、まさにお手本のような存在です。
そして、新着任の先生方にとっても楽しみにしておられた、生徒たちとの初対面ということになります。
生徒のみなさんは、こらから先生方とたくさんの思い出を作ってほしいですね。
〇1学期始業式
引き続き、1学期始業式が行われました。
校長講話では、「探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現する生徒の育成」という昨年度に引き続く今年度の教育スローガンについてお話がありました。以下はその抜粋です。
考えながら自ら動けるように、今年度もこのスローガンを掲げました。全日制では、半導体情報科と建築科が新たに「科」として新設されました。新しい水俣高校を「リニューアル水高」という合言葉でもって、一日一日今日は何に取り組むべきかといったことを考えながら過ごしましょう。先月の3学期終業式では、「始」の話をしました。みなさんは、この春休みの期間に、何かを始めましたか。そして、始めただけではいけません。「続ける」ことが大切です。継続は力なりの「続」です。
ここでアインシュタインが残した言葉を紹介します。「Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.」訳すると、「失敗したことがないということは、新しいことに挑戦したことがないということだ。」となります。
新しい1年の始まりです。何かを続けたことで「良かった」と思える、そんな1年にしてほしいと思います。
最後に、皆さんにある歌の一節を紹介します。
「願いよ叶え いつの日か そうなるように 生きてゆけ」
以上が校長講話の概要です。
式後は、教頭先生より主任主事の紹介及び学級担任・副担任の紹介がありました。その後、各部より連絡がありました。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための新年度がスタートしました。
毎日通っているこの学校には、夢を実現するためのヒントがたくさんあります。経験豊かな先生方を頼り、今年度もたくさんのことを学んでいってほしいですね。
入学式・初顔合わせ会
4月8日(火)令和7年度の入学式及び初顔合わせ会が実施されました。
〇入学式
今年度の定時制の新入生は4名。緊張した面持ちで入場しましたが、校長先生からの入学許可・式辞に続き来賓祝辞も、とても良い姿勢で聞くことができました。
以下は校長式辞の要旨です。
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。大きな意欲をもって入学されたみなさんを、心から歓迎します。
また、熊本県議会議員・吉永和世様、水俣市長・髙岡利治様、PTA会長・学校運営協議会委員・田口潤一様、同窓会会長・澤村昭仁様をはじめ、多くの御来賓のみなさまのご臨席を賜り、誠にありがとうございます。
水俣高校は、これまでに2度の転機がありました。最初の転機は、平成24年度に、旧水俣高校と水俣工業高校が再編統合され、新しい水俣高校が誕生した時でした。本年度は開校から14年目を迎え、「自律・敬愛・創造」を校訓に掲げた総合高校として、また、水俣市唯一の高校として、地域に支えられながら、生徒の願いを叶えるための教育活動を展開してきました。2度目の転機は、平成28年度から令和2年度までの間、文部科学省よりSGH(スーパーグローカルハイスクール)の指定を受けた時でした。国内外の企業や関係機関との連携・探究活動を通して、グローバルリーダーの育成に努め、教育活動のさらなる充実に取り組んできました。
そして、今回は3度目の転機を迎えました。今年度は、半導体情報科・建築科が新たに「科」として新設されました。「リニューアル水高」として探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するために、最先端の技術等、より「本物」を体験すべく、地域の企業の皆様にご協力ご支援をいただいていくなかで感謝の心を育みながら、3度目の転機という節目にあたる新入生に、3つの「続けてもらいたいこと」を伝えます。
(1)「夢を持ち続けること」です。大きな夢を抱いて、あきらめることのないよう、困難に立ち向かい、「夢」を心の支えにしてください。
(2)「努力し続けること」です。夢を願い続け、努力し続けることこそが夢への扉を開く鍵となります。努力でその時の自分の限界を超えることにより、新しい自分へと成長することができます。未来へ向けて、より努力していくことが大事です。
(3)「仲間とともに挑戦をし続けること」です。時には仲間とぶつかることもあるでしょう。思うような成果が出ないこともあるでしょう。「出来ない」ではなく「どうすれば出来るようになるのか」を、一緒に夢の実現を目指す仲間と考え、支えてくれる先生、応援してくれる地域の方の力を借りながら挑戦をし続けていくことが大事です。
これらのことが出来た人こそが、夢を叶えることができます。歴史をみると大きな夢を叶えた人たちは、それらのことが出来ていた人たちばかりです。トーマス・エジソンは、天才とは1%のひらめきと、99%の努力であると言い残しています。彼は何千回もの失敗を繰り返しましたが、努力を続け、あきらめませんでした。どんなに遠くても歩みを止めなければ、可能性は大きく広がります。
保護者のみなさまにおかれましても、お子さんの御入学、誠におめでとうございます。この高校生活の期間は、在り方生き方を探っていく大切な時期です。予測困難な時代ではありますが、教職員一同、全力で支援してまいります。時には厳しく、時には優しく指導してまいりますので、学校の方針をご理解いただき、家庭との連携を密にしながら生徒の育成にあたっていければと思います。
結びに、新入生のみなさんに、ある歌の一節を贈ります。
「願いよ叶えいつの日か そうなるように 生きてゆけ」
ともに頑張っていきましょう。
〇初顔合わせ会
式後は、定時制の多目的室に移動して、新入生・保護者・職員の初顔合わせ会が行われました。
教頭あいさつ、担任・副担任あいさつから職員紹介を経て各部連絡が行われました。
いろいろな面で、義務教育課程とは異なる高等学校の仕組みについてお話がありました。
いよいよ、翌日からは一人で登校することになります。これから始まる定時制での高校生活の、記念すべき初日が無事に終わりました。探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現できるよう、勉強に友だちづくりに、大いに励みましょう。
転退任式
3月28日(金)は、この春の定期異動に伴う転退任式が行われました。
校長先生から、転出される先生方お一人おひとりのご紹介がありました。
永年にわたり本県教育の振興のためにご尽力いただき、この春定年退職される先生からは、販売実習や生徒交流会等での生徒諸君の生き生きとした姿がとても心に残っていると、思い出を語ってくださいました。また、先生は総務部長としても、式典の進行やPTA活動における生徒諸君の保護者の方々との連携も密にされ、生徒の教育環境の整備に尽力されました。温厚なお人柄や授業に対する緻密な準備とわかりやすい授業は後輩の先生たちからも目標となる存在でした。
4月から新天地でお勤めになるご予定の先生からは、本校定時制課程に通う生徒と関わっていくなかで、それぞれに事情を抱えて、それでもしっかりと前を向いて学びに来ている姿は、人としてとてもリスペクトできますといった最高の誉め言葉をいただきました。また、先生は生徒が興味の湧くような授業の展開に加え、情報管理、図書教育の普及、探究学習の企画・立案といった、生徒が主体的に学べる環境整備の充実にもご尽力いただきました。
定期異動に伴い、4月より熊本市内の高校へ新たに副校長として赴任されることになっている教頭先生からは、校外研修等におけるバス移動等の行事を通して、生徒諸君の生き生きとした活動の様子がとても印象に残っていると、思い出を語ってくださいました。教頭先生は毎日、夕方になって登校してくる生徒の様子をとても気にかけられていて、廊下からも生徒の授業の様子を見守ってくださる等、深い愛情を持って生徒たちと接してくださいました。
生徒会長より、惜別のあいさつがあり、花束贈呈です。また、それとは別に昨春・今春の卒業生からも花束が贈られました。先生方と生徒諸君の絆の深さが感じられました。
最後はアーチでお見送りです。
先生方、今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。水俣高校定時制での日々をたまには思い出していただきながら、健康に留意されてお過ごしください。先生方の今後より一層のご活躍を祈念しております。
探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)の実現に向けて励む水高定時制の生徒の活躍を、HPなどで見守っていただきますと幸いです。ありがとうございました。