学校生活

3学期始業式

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

1月8日(水)は、3学期の始業式が実施されました。

 

校長講話の要旨は次のとおりです。

今年は巳年(へびどし)です。へびには、脱皮する・再生する・新しいことを始めるといった意味があります。

3学期は76日しかありません。さらに土日等を抜けば40日前後しかありません。しめくくりの学期です。次の年度の始まりの学期ともいわれます。1月は行く、2月は逃げる、3月は去るといわれているように、あっという間に過ぎ去っていきます。そこで今回は「動」という漢字を書いてきました。自ら動く。主体的に動く。

今から約13年前。水俣高校に勤めていた頃の平成23年度に、世界的に有名な北海道大学名誉教授でノーベル化学賞を受賞された、鈴木章先生に水俣までお越しいただき、当時の2・3年生を対象に講演をしていただきました。

講演後の1時間程度、先生たちを対象に座談会を実施してくださいました。そこで、2つだけ質問をさせていただきました。

一つ目の質問です。当時、理系クラスの授業を受け持っていたので「将来の科学者になるであろう生徒たちに、どのような力を身に付けさせておく必要がありますか。」とお尋ねしました。それに対して鈴木先生は、「『希望』は人から与えられるものではない。自分で求めるもの。」と教えてくださいました。

二つ目の質問です。「研究がうまく進まないとき、モチベーションをどのように保ちましたか。」とお尋ねしました。それに対して鈴木先生は、「研究はうまくいかないことが多いが、面白いと思うことが大事。ベストを尽くさないで、新しい発見はない。」と教えてくださいました。

鈴木先生からいただいた色紙には「精進努力」と書かれていました。自分の未来は自分で切り拓いていくものなのです。

校長講話の後は、校歌斉唱及び各部よりそれぞれ諸連絡がありました。

探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するための新年がいよいよスタートしました。

令和7年も水俣高校定時制をよろしくお願いします。