百人一首大会
12月23日(月)は、2学期の生徒交流会として、全生徒で百人一首大会をしました。
大会に先立ち、年末の大掃除から取り掛かります。
まずもっては、大会の会場となる多目的室のパーテーションをスライドさせ、一か所に収納させます。
多目的室は、大掃除と並行しながら百人一首大会の会場づくりを進めます。
窓ふき用のモップを使い、各部屋の窓をきれいにします。取り外した換気扇の羽等の汚れをきれいに除去します。
エアコンのフィルターの汚れを、掃除機等を使ってきれいに除去します。
トイレ掃除も入念に行います。
下降していたエアコンのの吹き出し口に、きれいになったフィルターを付け戻し、再び上昇させます。
黒板もきれいにし、洗った換気扇の羽等も、元通り装着させます。
今年1年間、お世話になった各教室等に、感謝の気持ちを込めて精一杯掃除しました。生徒にみなさんの頑張りで、とてもきれいになりました。
休憩を挟んで、いよいよお楽しみの百人一首大会です。
進行を務めるのは、文化副委員長です。
まず初めに、文化委員長から開会の挨拶があり、続けて国語科の先生より、ルールが説明されます。
A~Dの4つのテーブルに、各班2人1組ペアの班が2班ずつ座ります。
すなわち、実戦上は各テーブルごとに2人対2人の対戦となり、班対抗の組み合わせを変えて、それを4回対戦するというものです。ただし、表彰は取得した札の数を個人で競い、数の多かった生徒から順に3位まで表彰します。
まずは、対戦結果記録表に氏名等の基本情報を記入します。その後、札を並べます。
初戦を前に、仕切りの時間です。緊張感が漂います。
装束をまとった先生が、おもむき深く上の句と下の句の歌を歌われます。
そして、いよいよ対戦開始です。
たくさんのお札との、にらめっこが始まります。
助っ人で入っている先生も真剣勝負です。手を抜くことなく札を取ります。初戦の緊張感でまだみんなが慣れていないなか、さすがにここは年の功の貫禄ですね。戦う姿勢は見習うところばかりです。
隣のテーブルでは、先に取られて悔しがっている様子でしょうか。次、頑張りましょう。
徐々に調子が上がってきました。1つの札をめぐり、大接戦です。取ればうれしいです。
遠くにある札も逃しません。
続いて、坊主めくりです。絵札を裏向きにして山札として真ん中に積み上げ、1人1枚ずつ札を取ります。
烏帽子を被った男性の絵札が出たら、そのまま自分の手札にし、坊主頭の僧侶の絵札が出たら、自分の手札をすべて捨て、その札を山札の横に積んでいきます。
姫の絵札が出たら、山札の横に置かれた札をすべてもらうことができます。
ただし、蝉丸は、帽子(もうす)を被っていますが、坊主頭の僧侶です。
真ん中の山札がすべてなくなったとき、一番多く札をもっていた人の勝利です。すごく強運の生徒が出ました!
最後に、教頭先生から表彰状の授与と、講評をいただきました。
終了後は、環境美化委員会から、先々週の1週間、環境美化コンクールを実施した結果が発表されました。
全体的には前回の1学期より点数が微減していたクラスが多かったようです。意識のさらなる強化が課題となります。
最後に、生徒会書記から生徒会改選等について、説明がありました。
全生徒で手分けして取り組んだ大掃除に始まり、文化委員会を中心に進めてくれた百人一首及び坊主めくりに、環境美化委員会を中心としてみんなに意識強化を促してくれた環境美化コンクールと、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現したい気持ちを持ち続け、各生徒は積極的に行動してくれました。
生徒会改選でも、自分たちの生徒会活動として高い探究心を持ち、その活動をとおして主体性を身に付け、夢(願い)の実現に向けて挑戦する姿を期待しています。