あしきた青少年の家開所25周年記念販売実習
2月23日(金・祝)は、熊本県立あしきた青少年の家様からのお招きにより、開所25周年記念イベント実施に伴う販売実習に参加してきました。
朝、学校に集合し、今日一日お世話になる運転手さんにご挨拶をして乗車します。
あしきた青少年の家に到着しました。義務教育課程において、泊りがけでお世話になったこともある思い出の場所です。荷物搬入までのささやかな空き時間で、童心に帰り斜面で待機します。
搬入場所の指示が出て、いよいよ車から荷物を協力して降ろします。
教頭先生も到着されていました。雨の予報と強風により、今回は体育館での実施となりました。
室内でも、店舗らしくテントを立てていただいていました。おなじみ水色の屋号は、テーブルの高さの関係から、校名が見える範囲で折り曲げて貼り付けます。いろいろとよく考えてくれます。
幟旗を立て、ブラックボードも出します。
POPの位置を確認しながら貼ります。
商品を載せるシートの位置も微調整します。
今朝仕入れたばかりのシンPITAパンのシール貼りをします。JR熊本駅販売実習での初登場以来2回目、通算3回目の販売です。
パンを並べるにあたり、惣菜パンと相性の良い竹籠に並べていきます。並べ方も大事です。
お釣りの金種の確認です。あらかじめ準備した金額と一致するように数えます。「先生、〇〇円ありました。」「正解です。」よくできました。ブラックボードの微修正もします。
ボリューム満点の売り場ができました。そして、いよいよ最初のお客様をお迎えします。
2年生全員による、2年生単独での販売実習の全景です。単独では初ながらも、POP掲示の工夫、店舗内外での役割分担等、よくできています。
お客様が行列をつくってたくさん来店してくださっています。
幼い兄弟がPOPに興味を示してくれています。幼いお客様には可能な限り低い姿勢で接客します。
ご家族連れのお客様へも笑顔で接客します。
商品説明も丁寧です。校長先生も激励に来てくださいました。
親子連れのお客様は、お子さんが「これください」と示し、お金も渡します。「高校生の販売実習」に対して「消費者教育」も同時に行われている形となりました。お子様のお客様が多い「あしきた青少年の家」でのイベントならではの光景です。
水俣・芦北地区のALTの先生方も来店してくださり、英会話の勉強もかねて和菓子の魅力を説明しました。
また、商品陳列等、専門的な見地でのアドバイスもいただきました。
お孫さん連れのご婦人も、どら焼きに興味をもってくださっています。
また行列ができました。本校同窓会事務局長様もご来店いただき、飲み物の差し入れまでいただきました。ありがとうございました。
同じくブースを出されている自衛隊様もご来店いただきました。そして、あしきた青少年の家所長様もご来店いただき、アドバイスをいただきました。ありがとうございました。
お子様の目線まで腰を下ろして接客します。今回の販売実習の特徴は、本当にお子様が多いことです。生徒は子どもが大好きなので、楽しみながら実習できています。
また、本校の先生方も買い物に駆けつけてくださいました。
生徒からの発案で行商をしたいという申し出がありましたので、本部の許可をいただいて、敷地内を売り歩くことにしました。新しいスタイルの積極的な取り組みです。
館内マイクをお借りして、学校と商品のPRをします。画期的な取り組みです。
キッチンカーの方々にも「いかがですか?」積極的にシンPITAパンとどら焼きPRします。ご購入いただき、ありがとうございます。また、キッチンカーの方々から学んだことは、お客様からご注文をいただいて商品が出来上がるまでの間、絶えずお客様と会話をしてコミュニケーションをとっていらっしゃることでした。それが、次の機会のリピーターとなっていただくポイントなのだなと、勉強になりました。
ロビーや事務所にも積極的にPRをしに行きます。お買い上げいただき、ありがとうございます。
おかげさまで、シンPITAパンは完売しました。ありがとうございました。
閉店後のミーティングに続いて、撤収作業をします。
一旦荷物を車まで運び、水俣市の「あらせ会館」に向かいます。
この日の夕方から、水俣高校の大同窓会があらせ会館で行われるということで、同窓会役員の皆様とあらせ会館様のはからいにより、受付の時間帯に、引き続き水定どら焼きを販売させていただきました。
こうして、2年生単独での販売実習は無事に終えました。
上級生が引退し、事実上の最上級生として、発注から設営、役割分担に至るまでをすべて自分たちで行いました。何事にも当事者意識を持ち、夢の実現に向けて挑戦する生徒の姿を、多くの地域の方々に見ていただくことができました。
大変貴重な機会をいただきました県立あしきた青少年の家様、水俣高校同窓会の皆様、あらせ会館の皆様、生徒の移動のために尽力してくださった水俣タクシー様、共同開発でお世話になっているONITSUKA日昭堂様、Pan工房ベーグル様、そしてご来場いただいたすべてのお客様、本当にありがとうございました。これからも水俣高校定時制をよろしくお願いいたします。