学校生活

進路セミナー

7月22日(月)は、全学年を対象とした進路セミナーが実施されました。

 

まずは参加生徒全体に対しての、進路担当の先生による講話からです。以下は講話の要旨です。

みなさんが生まれた年の同級生の数ですが、平成17年生まれが約106万人、平成18年生まれが約109万人、平成19年生まれも約109万人、平成20年生まれも109万人、平成21年生まれが107万人といった具合に推移しています。先生たちの年代(40代~50代)の出生数が、約200万人と言われていたので、みなさんはそのおよそ半分の人口ということになります。それぞれどんな進路を歩むのでしょうか。

日本国民の三大義務に、勤労・納税・教育があります。学校を卒業したら、社会人としてのデビュー、つまり働くことになります。人はなぜ「働く」のか?「生活保障」「自己実現」「社会参加」のためです。「生活保障」とは、経済的に自立し、自分や家族の生活を支えるだけの収入を得ることです。「自己実現」とは、自分の可能性に挑戦し、成長とやりがいを実感する体験の積み重ねをすることです。「社会参加」とは、①周囲の人たちと互いに信頼しあい、力を合わせたり、精神的に支え合ったりする関係性を持つこと、つまり仲良く協力することです。②自分の仕事が地域や国、ひいては世界や地球環境に与える影響に思いを馳せること、つまり誰かの役に立つ仕事をしている自覚をもつことです。卒業後、進学する人も、すぐに就職する人も、いずれ社会の一員として働くことになります。誰かの役に立つことをして、お金まで稼げることは、とってもやりがいがある素敵なことです。

その他、アルバイトと正社員の違いについての詳しいお話がありました。また、高卒求人票と一般求人票の違いについての説明もありました。生徒は真剣な眼差しで聞いていました。

続けて、ビジネスマナーの基本についての講話です。

 服装・身だしなみ・接遇・面接試験の受け方について、入退室・礼法・想定される質問事項等についてのお話がありました。まずは、先生たちがお手本を見せます。その後、実際に生徒も練習します。手の置き方等に気を付けます。

次は、履歴書の書き方について、来春の卒業予定者と下級生等に分かれて、教わります。

 

基本事項(住所・学歴など)の書き方にや志望動機の書き方について、応募先を想定して書く練習をしました。「ここの欄は、どのように書くのですか?」といった質問も出る等、とても意欲的でした。

進路セミナーをとおして、探究する力を育み、主体的な学びで夢(願い)を実現するため、将来を見据えた学習によく取り組めたと思います。夏休みに入ったばかりですが、暑い中、生徒はとてもよく頑張りました。今後の成長に期待したいところです。