船高日記
親の学び講座を行いました
9月16日(水)セミナーハウスで県教育庁教育総務局社会教育課の土井淳氏を講師に招き、「自分の歩みと家族(親)のかかわり」というプログラムテーマのもと、保護者2人生徒2人を1つのグループとした11グループで行いました
まず、頭の体操・アイスブレークで互いの緊張をほぐし、すごろくの目に応じたテーマに応じた話を行い、互いに質問をするすごろくトークゲームを行いました。
次に自分の10年後を振り返り、10年後を予想する「自分の歩み」を作成し、最後に、10年後のあなたから、今のあなたへの応援メッセージを書く(メッセージ for you)などの取組を行いました。
講座を終え生徒からは、「この講座をまた企画してほしい」、「人生には失敗もあるが、そこから学ぶことが大切であるとことが分かった」など意見や感想がありました。
また、保護者からは「過去を振り返ることは、現在の自分を見つめなおすには大切であると思うが、10年後(未来)の自分から現在の自分へエールを送ることは素敵なことだと思いました。」などの感想がありました。
平成27年度揮毫大会第3位!
9月12日(土)平成27年度第21回熊本県高等学校揮毫大会が宇土市民体育館を会場に開催されました。県下40校から397名の生徒が参加し、日ごろの鍛錬の成果を競いました。御船高校からも14名の書道部員が出場し、臨書及び創作それぞれの部門で頑張りました。大会結果は以下のとおりです。
団体賞 第3位
1年臨書 第3位 横山さん
2年臨書 第2位 王さん
2年創作 第3位 山本さん(半切の部) 芳崎さん(全紙の部)
秀作 高森さん(全紙の部)
3年創作 第3位 緒方さん(半切りの部)
秀作 高森君、長野君(半切りの部) 山下さん(全紙の部)
朝読書
御船高校では毎日、朝8:30~8:40までの10分間、朝読書をしています。
また、1ヶ月に1回、集団読書を行っています。集団読書は3日間、クラス全員が同じ本を読むもので、人によって話の受け取り方が違うということを知る良い機会になります。
生徒からは授業前に心を落ち着けて、静寂の時間を設けることで、授業へ集中できる効果があるとの好評です。
地元の食材を使った調理講習会
9月8日(火)から18日(金)まで、御船町保健衛課の栄養士、御船町食生活改善委員会の方々を講師に招いて行っています。授業は御船町の農産物について学習をした後、地元の水前寺菜(商品名:御船川)をアレンジした料理に取組みました。
生徒達は真剣な表情のなかにも笑顔を浮かべながら、調理に取組んでいました。調理後は全員で試食を行い、思い思いの感想を述べながら楽しいランチタイムを過ごしました。
美術館研修を実施しました
9月8日(火)から10日(木)の3日間、芸術コース美術・デザイン専攻では、鑑賞学習の一環として、学年毎に午後の授業を利用して熊本県立美術館本館での美術館研修を行いました。今回の展覧会は「戦後70年記念 浜田知明のすべて」です。当日、生徒たちは午前中の授業が終わると同時にバスに乗車し県立美術館(本館)へ。
美術館到着後、最初に学芸課の井上先生からギャラリートークをしていただきました。どの学年も自分たちの大先輩の大規模な展覧会とあって解説を聞く様子も真剣そのもの。メモをとりながら耳を傾けていました。中でも自分たちと同じ年齢の頃に描かれたデッサンや、その後の戦争体験については多くの生徒が今の自分とも照らし合わせながら、深く考える機会となったようです。
また、今回の展覧会では浜田氏のスケッチや油彩画、銅版画や彫刻などが年代順に展示されており、自由鑑賞の時間にはそれぞれ気になる作品に顔を近づけ、食い入るように観察する様子が見られました。
会場には作品合計300点が展示されており、じっくり味わうにはやや時間不足だったかもしれませんが、生徒たちは本物の美術作品に触れて感性を高め、相互に感想を交わして批評力を養う機会となり、何よりも本校出身の大先輩の偉業を知ることで、船高生としての誇りや伝統の一端を理解できた貴重な経験となりました。
3日間にわたりギャラリートークをしていただいた県立美術館の井上先生、本当にお世話になりました。
生徒の感想
主にエッチングや彫刻を見ました。どれも不気味だけど見入ってしまうような独特の雰囲気を持つ作品ばかりでしたが、学べることも多く、銅版画や彫刻に興味を持つことができました。また、御船高校の大先輩でもあるので、浜田先生の過去やルーツに触れることができてとてもよい研修になりました。(3年生・男子)
今日の研修で浜田知明さんの本物の作品を初めて見ました。写真と本物では全く違うし、感動した。最初に作品を見て、題名を見ると「そういうことか!」と理解でき、解説を読むとその考え方に驚いた。知明さんの若い頃から現在までの作品を見ることができてとてもよかった。戦争の作品や、ユーモアが感じられる様々な作品を手がけておられ、すごいと感じました。これから作る自分の作品や自分自身にとって、とてもよい刺激を受けました。(3年生・女子)
僕たちの大先輩、浜田知明さんの人生がそのまま飾ってあるような展覧会でした。15歳の時(もっと前?)から現在までずっと作品を生み出し続けていたと思うとその量とともに圧倒されました。僕はまだビギナーで自分の力で大作を完成させた経験がありません。浜田さんみたいにもっと積極的に作品に取り組もうと思いました。(2年生・男子)
今回の研修で、浜田知明さんの「抽象では感じは伝えられても、言いたいことは伝わらない。人に訴えるには主題を持ち、具象的に表現するしかない。」という言葉に深く共感しました。戦時中に体験された過酷で凄惨なことを、むごたらしくもユーモラスに表現されているところに感銘しました。(2年生・男子)