2018年3月の記事一覧
平成29年度後期ジュニアマイスター認定者&優秀校受賞(4年連続)
また、全国約600校の中から上位30校に認定を受けるジュニアマイスター優秀校(4年連続)にも選ばれ学校としても表彰されました。本校生徒の日頃からの資格取得に対する意識の高さを感じる結果となりました。今後も積極的に資格取得指導に励み、熊本県、日本さらに世界で活躍できる人材を育てていきたいと思います。以下、今回認定を受けた生徒の皆さんです。認定おめでとうございました。
2年機械科A組 2年機械科B組
2年建築科
2・3年電気科
3年機械科A組 3年機械科B組
3年建築科
肥後銀行人吉駅前支店にて本校生徒作品展示中!
建設工学科 建築科・伝統建築専攻科
電気科 機械科
租税教育(1年生)について
2月21日(水)から3月9日(金)までの期間、1学年において租税教育を実施しております。「税の役割と政治参加」をサブテーマに設定し、各クラス2コマずつ講義を行っております。
事前アンケートでは、「税金とはどういったものでしょう?」という問いに対し「国や市に納めなければならない」「高額なイメージ」「買い物するときに強制的にかかるお金」など、税の必要性は感じているものの、ポジティブな印象は弱いといった生徒が大半でした。そこで、今回は税の役割や仕組みを知るだけではなく、納税の意義に焦点を当てて講義を展開することにしました。また、講義の着地点を若者の政治参加という部分に置くことで主権者教育にも関連づけた内容理解を促しました。
前半は、租税教育アニメビデオ『ご案内しますアナザーワールドへ』を鑑賞し、平成29年度「税に関する高校生の作文」において国税庁長官賞作品を紹介しました。ビデオでは税が存在しなくなり、公共サービスの有料化や社会福祉の崩壊で混乱する世界(アナザーワールド)が描かれており、税の存在の重要性を強調しました。また税の作文においては、高校生の“私”と“祖母”のやりとりの中で税を納めることができるありがたみや喜びが描写されており、奉仕の精神や納税への感謝と納税者としての誇りについて強調してみました。作文はBGMとともに文章を映像に流しながら、文責者でもある私が朗読するという演出に生徒たちも真剣に聞いてくれていました。
後半は、日本の歳入と歳出の総額や内訳の資料をもとに、課題点や疑問点を探すグループワークを行い、税の使い道を決める政治にベクトルを向けて講義を展開しました。数字ばかりの資料を読み解きながら、課題を探す作業は簡単なことではありませんが、教師側からのヒントを参考にしながら多くの生徒が活発に意見してくれました。
卒業後に就職する生徒が大半を占める本校では、選挙権を持つ18歳で多くの生徒が納税者(生産年齢)としての側面が大きくなります。自分たちが納めた税を適切に活用していくために、多くの若い世代が与えられた権利をしっかりと行使して欲しいと思います。ちなみに講義終了後のアンケートでは97.9%(未実施クラスを除く145名)の生徒が「将来選挙権を持ったら選挙に行きたいですか」という問いに「はい」と回答しています。この子たちが18歳になった頃に、このアンケートの結果通りに高い投票率が実現されるように今後も主権者教育には力を入れていきたいと思います。
文責 地歴公民科 菊池 公成
進路セミナー
3月2日(金)、進路意識を向上させ、職業観を育むことを目的として、各学年に応じた進路セミナーが実施されました。
1学年は前半に各職種に関する講座を受け、後半にペーパータワーを作成し、グループでどれだけ高い塔が作れるかを競いました。昨今の就職試験には、こうしたグループワークを取り入れた試験を実施する企業が増えています。生徒たちはその主旨を理解しながら、協力して作業することの大切さを体感していたようでした。
2学年は前半に2年生全体向けの進路講話を聞き、後半はそれぞれが希望する進路セミナーを受けました。三者面談もはじまり、就職進学が目前に迫る中、メモをとりながら真剣に説明に聞き入る2年生の姿が印象的でした。
こうした機会をもとに、自分に合った進路を選択できる力をぜひ身につけていって欲しいと思います。
卒業生へ、学年主任の3年間の思い
卒業生、保護者へ
ご卒業おめでとうございます。
3年前の入学式が嘘のように、月日が経つのは早いものだと改めて感じました。保護者の皆様にとっても、入学式当初の不安が何だったんだろうというぐらい、生徒たちが人として、一人の人間として、立派に大きく成長したことを感じられたと思います。私達教師はこの3年間、生徒達と共に、沢山の感動や思い出を一緒に経験することができた事を誇りに思います。これも、保護者の皆様が、本校の教育活動に御理解、御協力頂いたお陰であると心より感謝申し上げます。
昨日の卒業式は3年間の集大成として、心に残る素晴らしい式典だったと感じました。特に校歌斉唱の歌声を聴いた瞬間、この3年の間にあった苦労などが全て報わるほど心うたれました。
これから卒業生の大半は親元を巣立っていきます。これからの新生活に不安を感じていると思いますが、そこに集まってくるみんなが同じ思いでしょうから、何も心配せず、初心で頑張って下さい。
これまでも小学、中学、高校と進学するたびに新しい生活に慣れながら過ごしてきたと思いますが、働くという事はこれまでとは全く違う、責任や立場があるものです。もっとも違うのが、先輩や上司など年上の人ばかりとの付き合いになるという事です。その為、厳しく、うるさく、指導を受けたり、時に理不尽な要求すらされる事もあるかと思いますが、そういった社会の厳しさを経験し、更に大きく成長してほしいと思っています。その一方で、離職した生徒の大半が4~6月の3ヶ月の間に辞めている現状があります。在校生はもちろんですが、人吉球磨の中学生や小学生が君たちと同じ企業や進学を選ぶことが考えられますので、頼りになる先輩、上司となり、今後の生徒達を迎え入れる人材になってほしいと願っています。もし、仕事についての悩みなどが出たときは、担任の先生に相談したり、学校に顔を出したりしてください。
3年間、卒業生と共に過ごし、感じていたことは、ここの生徒達は人が良すぎるという所です。社会に出ても、人が良すぎて、すぐに騙されそうだから、凄く心配です。しかし、その人の良さがあるからこそ、小・中・高と、これまで学んだ事を新しい場所でもそのまま活かし、周りの人に愛されながら活躍してくれるはずだと自信を持って社会に送り出せます!
高校3年間の生活の中で、特に、建築科の生徒やソフトテニス部の生徒たちにとってはとても辛い経験をしました。だからこそ、この辛い経験を絶対に忘れることなく、今後の人生、どんな事にでも立ち向かう姿勢を後藤先生も期待していると思います。
私自身、不慣れで頼りない学年主任でしたが、3年間務めることができたのも、君たちだったからだと思います。
保護者の皆様、こんなにも立派に子ども達を育てて頂き、本当にありがとうございました。そして、18年間本当にお疲れ様でした。
これから旅立つ君たちの活躍を、担任をはじめ、関わってくれた全ての人たちが期待しています。常に「感謝」の気持ちを持って頑張ってください。
3年間ありがとうございました。
3学年主任 安方 建造
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