球磨工ブログ
2014年3月の記事一覧
村山公園より
28日(金)、転退任式終了後、アヤメ公園、村山公園から管理棟を撮影してみました。
北門を出てアヤメ公園に来ました。管理棟と桜を同時に撮りたいのですが、なかなかよい撮影場所はありません。
さらに上の村山公園の展望台?まできました。
ピントをサクラに合わせたり、校舎に合わせたりしますが、よい写真は撮れません。
満足いく写真は撮れませんでしたが、帰り道に日本三鳴鳥の1つ、春告鳥(はるつげどり)、ウグイス(鶯、鴬)の声を聞き、撮影することができました。季節は、完全に春です。
化学基礎
今年度、最後の化学実験は電気分解となりました。
中学校でも学習・実験する水の電気分解です。
中学校でも学習・実験する水の電気分解です。
実験18 電気分解
まずは電気分解について学習し、実験に入りました。
水酸化ナトリウム水溶液の電気分解を行うための準備から始めます。
注射器でつくった電極に水溶液を満たし、ビーカーに立て、電源につないで電気分解を始めます。
電源を買うことも、電池を買うこともできないので、手回し発電機による電気分解です。一人一分、四人で四分間の電気分解を行いました。
電源や電池の便利さやすばらしさを体感するだけではなく、生成物の確認も行います。陰極の水素が5.4+0.5=5.9mL、陽極の酸素が2.3+0.5=2.8mL(注射器の上部に目盛りのない0.5mLの空間があるため、目盛りの読み取り値に0.5mLを足しています。)
5.9÷2.8≒2.1 水素:酸素=2.1:1となり、学習する2:1に近い結果となりました。
次は電極を芯を出した鉛筆に変えて、水酸化ナトリウム水溶液を電気分解しますが、15秒~1分程度電気分解した後に電源を外し、電子メロディにつなぎ替えます。
電気分解も充電も、相手に電流を流すため同じことと考えることができます。水酸化ナトリウム水溶液の電気分解(充電)でできた電池は水素(と酸素)を燃料として働く燃料電池です。
化学基礎
今年度もクラスの授業時数に大きな差が生じ、少ないクラスは実験15で終了しました。
ほとんどのクラスは、実験17電池と実験18電気分解まで行うことができました。すべてのクラスの進度を合わせたいのですが、なかなかそろいません。
ほとんどのクラスは、実験17電池と実験18電気分解まで行うことができました。すべてのクラスの進度を合わせたいのですが、なかなかそろいません。
実験17 電池
まずは電池について学習し、実験に入りました。
・11円電池
2種類の金属と電解質水溶液で電池が構成されていることが分かるものです。この電池は、1円硬貨・10円硬貨・食塩水を染み込ませたティッシュペーパーでつくりました。0.5~0.6V程度の電圧の電池になります。
・人間電池
ティッシュペーパーを人間に変えても、電池になります。人間も2種類の金属を持てば電池になります。
食塩水をつけたティッシュペーパーでも、人間でも電圧は0.5~0.6Vとなり、使用する金属の種類で電圧が決定されることが分かります。
いい加減な電池に思えるかもしれませんが、直列つなぎにすると1.0~1.2Vとなることも確認できます。
・ダニエル電池
次は紙の箱をセパレーターにしたダニエル電池をつくり、LED・電子メロディ・モーターなどを使いました。
動画 ダニエル電池で電子メロディを鳴らす.wmv
動画 ダニエル電池でモーターを回す .wmv
ボルタ電池やダニエル電池は、負極に亜鉛、正極に銅が使われており、1.1Vの電圧になります。
つくられた電気エネルギーは光エネルギー、音エネルギー、運動エネルギーなどに変換することで、さらなる用途が生まれます。この世の中は電気なしでは成り立たなくなっています。電気を使うばかりでなく、もっと電気に興味・関心を持ちましょう。
屋上より
27日(木)晴れ、久しぶりに屋上に上ってきました。
管理棟の奥に正門前の桜並木が見えました。
セントラルパークと太陽光発電設備です。太陽光発電設備からは耳鳴りのような甲高い音が響いていましたが大丈夫でしょうか?
グラウンドではサッカー部、ハンドボール部、野球部などが練習に励んでいました。平成26年度の新入生も練習に参加しているようでしたので、人物が小さめの写真を掲載しておきます。
さらに各科の最上階や屋上に移動しました。電気科からは正門前のサクラが近く、きれいに見ることができました。
高いところからきれいにサクラの見える場所は無く、よい写真は撮れませんでした。
化学基礎
春休みはネタ不足。ブログの話題が理科に偏っている事はお許し下さい。
学年末考査が終わり、化学基礎は酸化還元反応に入りましたが、実験を中心に授業を進めています。
学年末考査が終わり、化学基礎は酸化還元反応に入りましたが、実験を中心に授業を進めています。
実験16 酸化還元反応2
テルミット反応を観察し、アルミニウムと鉄の金属のイオン化傾向の違いを理解します。また、アセチレンの発生と燃焼を行い、可燃物と空気(酸素)の混合比を考察します。
左はアルミニウムの粉末(3g)、右は酸化鉄(III)の粉末(8g)です。どちらも磁石につきません。
この2つをよく混ぜ合わせて、水で濡らしたろ紙に入れ、マグネシウムリボンを立てます。
準備ができたら点火です。
動画 テルミット反応.wmv
Fe2O3 + 2Al → Al2O3 + 2Fe
上記の反応が起こり、赤く溶けた鉄が得られます。鉄なので磁石につきます。
酸化鉄(III)の酸素がアルミニウムに移ったことから、アルミニウムの方が酸化されやすいということが分かり、金属のイオン化傾向の大きさが、Al>Feと決定できます。
カーバイドと水を反応させるとアセチレンを発生できます。
アルミ箔で包んだカーバイドを水に沈め、発生したアセチレンを試験管に水上置換しました。
アセチレンを集める量は、1本目100%、2本目50%、3,4本目12%です。(残りは空気になります。)
集め終わったら、1本目から火を着けていきます。
動画 アセチレン100%の燃焼.wmv
動画 アセチレン 50%の燃焼.wmv
動画 アセチレン 12%の燃焼.wmv
2C2H2 + 5O2 → 4CO2 + 2H2O
アセチレンの完全燃焼には多くの空気(酸素)が必要となります。空気が少ないと不完全燃焼しすすが出ます。動画の燃え方を見ると、少量の(12%)アセチレンの方が危険に思えませんか?
日本では、ロングレール化のためのレール溶接法として、テルミット溶接法の他、フラッシュ溶接法、ガス圧溶接法、エンクローズアーク溶接法が適用されています。テルミット反応は、線路づくりに欠かせない反応であることを知っておきましょう。
通常、ガス溶接と言えば、酸素アセチレン溶接のことを指します。アセチレンの取り扱いには十分に気をつけてください。
地学基礎3
地学基礎
見た目の美しい鉱物標本について。
見た目の美しい鉱物標本について。
美しい鉱物標本より
1.方鉛鉱(Calena) 鉛の鉱石。主に六面体の結晶であり、面に平行な劈開(へきかい)をする。
2.黄銅鉱(Chalcopyrite) 銅の鉱石。金に似るが、粉にすると緑黒になる。
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3.黄鉄鉱(Pyrite) 黄銅鉱より色が白っぽくかたい。成分は鉄と硫黄。
4.赤鉄鉱(Hematito) 鉄の最も重要な鉱石。
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5.水晶(Quartz) 石英が結晶して水晶となる。
6.紫水晶(Amethyst) 微量の鉄イオンを含むため、美しい紫色になる。
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7.メノウ(Agate) 玉髄(Chaicedony)の中で、縞模様のあるものをメノウという。
8.方解石(Calcite) 透明方解石を通して見ると文字などが複屈折のため二重に見える。
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9.カンラン石(Olivine) 地下深部マントルより生成された鉱物。
10.ホタル石(Fluorite) 緑色・紫色・黄色・無色など様々な色のものがある。八面体の劈開(へきかい)をする。
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11.バナジン鉛鉱(Vanadinite) バナジウムの鉱石。赤色六角板状~柱状の結晶。
12.アラレ石(Aragonite) 方解石と同じ成分の鉱物。六角柱状に見えるが、双晶である。(斜方貫入三連晶)
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13.藍晶石(Kyanite) 低温高圧で生成される白色~青色の鉱物。雲母と同じく薄くはがれる劈開(へきかい)をもつ。
14.鱗雲母(リチア雲母)(Lepidolite) リチウムを多量に含む美しい紅雲母。
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15.ラブラドライト(曹灰長石)(Labradorite) 斜長石の一種。斑レイ岩・玄武岩などの造岩鉱物。光の干渉によって、美しい閃光を発するものがある。
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美しいかな?という鉱物もありますが、実物を見せながら話をすることで興味・関心が高くなればいいなと思っています。
地学基礎2
地学基礎
今日は火成岩です。
今日は火成岩です。
火成岩標本より
1.黒雲母花崗岩(Biotite granite) 深成岩。完晶質中粒の岩石で、主成分はネズミ色の石英、ピンクの微斜長石、白色の曹灰長石、黒色の黒雲母、角閃石で構成されている。
2.閃緑岩(Diorite) 深成岩。中成長石・微斜長石・角閃石・少量の石英を含む中性の岩石で、角閃石が緑泥石化するため青みを帯び、一般には青御影と呼ばれている。
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3.斑レイ岩(Gabbro) 深成岩。角閃石・斜長石を主成分とする粗い粒の塩基性の岩石で、斜長石の小結晶が多数含まれている。一般には黒御影と呼ばれている。
4.カンラン岩(Dunite) 深成岩。カンラン石ばかりからなるカンラン岩をダナイトという。比重の大変重い岩石。超塩基性岩。
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5.蛇紋岩(Serpentine) 深成岩。主にカンラン岩のような岩石が変質して蛇紋岩になり、カンラン石・透角閃石・滑石などを含む超塩基性岩。
6.花崗斑岩(Granite porphyry) 脈岩。花崗岩と同成分の脈岩で花崗岩の周辺部にできることが多い。花崗岩との相違は、石英が高温石英、長石が斑晶をなすことと、その周囲に石基があることである。
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7.ヒン岩(Porhyrite) 脈岩。斑状構造を持つ中性岩。斑晶は角閃石で、石基は緻密な灰緑色生地中に微細な斜長石と角閃石でできており、深成岩の閃緑岩と同じ成分からなる。
8.輝緑岩(Diabase) 脈岩。曹灰長石と輝石でできている。脈岩としてもっとも塩基性の高いものである。
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9.流紋岩(Rhyolite) 火山岩。花崗岩マグマが噴き出したもので花崗岩に対応する火山岩。
10.浮岩(軽石)(Pumice) 火山岩。酸性マグマが地表に噴出するとき、水蒸気やガスを内部から噴き出して無数の気孔を持った軽石ができる。
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11.黒曜岩(Obsidian) 火山岩。酸性マグマが急冷してできた火山ガラスで、割口は貝殻状で、刃物のように鋭いので矢じりのような石器として使用した。
12.石英安山岩(Rhyodacite) 火山岩。高温石英・斜長石・黒雲母を主成分とし、石基はガラス質。流紋岩と安山岩の中間の火山岩。
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13.輝石安山岩(Augite andesite) 火山岩。白い斑点は斜長石(中性長石)、黒点は輝石で板状節理により薄く剥げるため鉄平石と呼ばれ、石材として使用されている。
14.玄武岩(Basalt) 火山岩。斜長石と輝石からなり、斜長石が塩基性の曹灰長石~灰長石の場合、玄武岩になる。
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15.溶岩(Lava) 火山岩。写真の溶岩は玄武岩質溶岩である。このような塩基性溶岩は非常に流れやすくゆるやかな火山ができる。
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転退任式
今年度もたくさんの先生とお別れすることになりました。
体育館へ最後?の移動です。
壇上から撮影する機会はなかなかないので新鮮ですね。
生徒代表謝辞
校歌斉唱
人数が多く、長めの式となりましたが、先生方の言葉を忘れずに新年度を迎えてください。
桜情報5
桜は満開を通り越し、散り始めました。桜情報も最終回です。
正門前の様子です。
北門前の様子です。
満開の桜はとてもきれいです。
桜の花の間をスズメ(雀)やメジロ(目白、繍眼児)が飛び交ってました。
ソメイヨシノではありませんが、ミザクラの実(サクランボ)は少しずつ大きくなっています。
地学基礎1
平成26年度から3年生を対象に地学基礎の授業がはじまります。
たい積岩標本より
1.泥岩(Mudstone) 粘土やシルトが固まってできた岩石で化石を多く含み、大部分が新生代に堆積したものである。
2.けつ岩(Shale) 泥岩の剥離性があるものをけつ岩という。中生代以前のものが多く、化石もよく含まれる。
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3.粘板岩(Clay slate) けつ岩がさらに薄くはがれるようになったもので、古生代・中生代の地層に多く見られる。
4.砂岩(Sand stone) 砂が固まってできたもの。
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5.砂岩(Sand stone) 写真の岩石は8000万年前のアンモナイトの海に堆積した中粒の砂岩。
6.硬砂岩(Graywacke) 3億年~2億年前にかけて堆積したもので、角ばった石英・長石・その他の砂粒からなる。
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7.れき岩(Conglomerate) 円レキが砂泥とともに固まったもの。
8.チャート(Chert) 昔は火打ち石・矢じり・石やりなどに使われていた岩石で、古生代に海底で放散虫が堆積してできた。
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9.緑色凝灰岩(Green tuff) 堆積した後に変質作用を受け、有色鉱物が緑泥石になったために緑色を帯びた。
10.軽石凝灰岩(Pumiceous tuff) グリーンタフの仲間であるが、軽石を主な構成物にしている。大谷石と呼ばれる重要な建築資材である。
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11.溶結凝灰岩(Welded tuff) 陸上で火砕流が堆積してできた岩石である。
12.沸石岩(Zeolite) 熱水の作用により、主に凝灰岩などのガラスまたは長石成分が沸石に交代され、沸石岩になる。
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13.石灰岩(Lime stone) 写真の岩石は生物の死骸などが海底に堆積してできた生物起源の石灰岩である。
14.珪藻土(Diatom earth) 単細胞の植物である珪藻が淡水の湖に堆積してできた。
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15.ローム(Loam) 本来、砂と粘土がほどほどに混じり合ったもの。関東ロームが有名であるが、火山灰起源とわかり、日本では火山灰が堆積風化したものをロームと呼ぶようになった。
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行事予定表
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