球磨工ブログ

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部落解放第27回熊本県研究集会1

 ホームページ管理人の出張日記2日目です。今日・明日は山鹿市カルチャースポーツセンターで行われる部落解放第27回熊本県研究集会に参加しています。

 人権同和教育担当の1年生の先生方はおられるのですが、皆さん都合がつかなかったようで、代理でやってきました。

 昨日から3日間は、ブログの更新を学外から行っていますが、実は修学旅行中のブログの更新の練習も兼ねて行っています。修学旅行ではできる限り、タイムリーな話題を提供したいと考えております。うまくできるか分かりませんがお楽しみに。

 今日は次のような日程でした。
 11:00~12:30 受付
研究集会1

 12:30~13:0013:05 アトラクション 城北高校ダンス部「熊本郷土芸能発表」
研究集会2 研究集会3

研究集会4 研究集会5

 13:0013:05~13:3013:50 開会行事
  開会
  主催者挨拶 部落解放第27回熊本県研究集会実行委員会実行委員長 様
  歓迎挨拶  山鹿市実行委員会委員長・山鹿市長 様
  来賓挨拶  熊本県知事 様
        熊本県教育委員会教育庁 様
        熊本県市町村人権啓発推進連絡協議会会長・荒尾市長 様
  来賓紹介
研究集会6 研究集会7

 13:3013:50~13:4514:25 基調提案 部落解放同盟熊本県連合会書記長 様
研究集会8

 13:4514:25~14:3015:10 中央情勢報告 部落解放同盟中央執行委員 様
研究集会10

 14:3015:10~16:3017:00 赤き黄土-地平からの告発「来民開拓団の真相に学ぶ」
  部落解放同盟熊本県連合会鹿本支部長 様
  熊本県部落解放研究会事務局長 様
研究集会12 研究集会13

研究集会14

 アトラクションでは、ホームページ管理人と建築科のK先生が並んで牛深ハイヤを踊るという珍しい状況になりました。

 全体会では、どの報告・講演でも、差別やいじめは現在も続いており、それらをなくすことは困難であることが伝えられました。また、差別やいじめを自分のことと考え、みんなで学習し、差別やいじめが無い、明るい世界をつくらなければいけないことを周知されていました。
 さらに来民開拓団の真相について、講演を通して詳しく聞くことができ、とても勉強になりました。

 今日は往復4時間以上の渋滞の中の移動と休憩無しの4時間30分の集会の内容に疲れてしまいましたが、しっかり休んで、明日の分科会も朝から勉強してきます。

理化研究協議大会2

 午後は会場を火の国ハイツに移し、研究協議大会が行われました。

全体会
 開会宣言、会長挨拶
 会長がいきなり実験されたのにはビックリしました。さすが会長。(会長は球磨商の校長先生です。)
研究協議1 研究協議2

 各種報告
 全国大会、九州大会、生徒研究発表、ブロック別活動、研究ノート編集、県下一斉テスト問題作成、部活動生徒研修会の報告がありました。
 参加できていない大会や活動の状況を知ることができ、役立つ情報を得ることができました。(N先生、起きてますか?)
研究協議3 研究協議4

研究協議5 研究協議6

 特別発表「サイエンスリーダーキャンプを終えて」
 南稜高校の化学の先生の発表でした。将来の熊本県の化学教育を担う一教師として、積極的に各種会議・研修に参加する行動力は見習わないといけないと感じました。
研究協議7 研究協議8

 化学分科会 研究発表
 「熊本理科実習教師サークル~化学実験の工夫~」
 松橋高校の先生の発表でした。定期的な活動の実施に裏付けされた実験のテクニックはすばらしいものばかりでした。
研究協議9 研究協議10

 「屈折糖度計の研究 第7報 ~酢酸エチルの合成~」
 ホームページ管理人の発表です。酢酸エチルは塗料の溶剤などに使われますが、パイナップルやバナナのにおい成分の1つであったり、食品添加物としても使われたりする物質です。
 酢酸エチルの合成は、高校化学でも定番の実験の1つで難しくないのですが、反応時間や収率を求めることは難しいので、それらを屈折糖度計で簡単に求めることを目的として研究したものを発表しました。
研究協議11 研究協議12

 「続・金属結晶モデルの製作」
 化楽の会を代表して、済々黌高の先生が発表されました。
 スチロール球を丁寧に加工し、金属結晶のモデルを分かりやすくつくっておられました。教科書に描かれた模型ではわかりにくい部分を、模型で立体的に見せることで、生徒の理解が深まることが期待できる模型でした。
研究協議13 研究協議14

 たくさんの報告・発表を聞くことができ、有意義な研修となりました。すぐにでも実践可能な内容もあったので、球磨工に戻ってから試してみたいと思います。

理化研究協議大会1

 ホームページ管理人は3日間出張で不在です。
 3日間は出張先からの報告になります。生徒が学校で勉強しているように、先生達も様々な場面で勉強しています。

 本日は、理化部会(物理と化学の先生の集まりです)の研究協議大会に来ています。
 午前中は、富士フイルム九州株式会社の見学を行いました。

 まずは写真撮影。(さすが富士フイルム。1枚目の写真は集合写真のために集まる前の様子です。)それから建物へ移動。
工場見学1 工場見学2

 会社説明の後で、工場見学。(工場内は撮影禁止)
 球磨工の理科の先生も勉強しています。(N先生?寝てる?)
工場見学3 工場見学4

工場見学5 工場見学6

 広い工場の一部分の見学でしたが、フィルムづくりの難しさ、工場における様々な工夫・活動を知ることができました。
工場見学7 工場見学8

 物理・化学の先生方が興味を示しているのは、モニターに使用されている偏光フィルムです。フィルムが無いと映像が見えないのですが、「教えにくい偏光という現象を教える方法としていいな」という意見も出ていました。
工場見学9 工場見学10

 午後は、活動報告と研究発表などがあります。ホームページ管理人も研究発表がんばります。

防災訓練

 14日(金)LHRは防災訓練でした。

 避難開始
防災訓練1 防災訓練2

 講評など
防災訓練3 防災訓練4

 消火訓練
防災訓練5 防災訓練6

防災訓練7 防災訓練8

 ちょっとフライング気味に避難してきたクラスもありましたが、静かに5分以内に集まることができました。
 消火訓練には未来の消防士もいたようで、頑張っていました。

化学基礎

 サッカー部を除き、掲載依頼もなく、ネタ切れのブログです。
 このような状況ですので、面白くないと思いますが、11月初旬に行いました化学基礎の実験09を御覧ください。

 座学(教室での授業)は、物質量(mol)やモル濃度(mol/L)に入っていますが、この単元の実験は難しいので、高分子化合物の実験を続けています。

 今回は、天然の高分子と言える多糖類のデンプンとセルロースを使った実験です。

実験09 高分子化合物3

 本実験の目的は、グルコース(ブドウ糖)がたくさんつながってできた多糖類のデンプンとセルロースの違いをヨウ素デンプン反応で確認することと、ダイラタンシーという現象を見ることです。

 試験管に少量の片栗粉(デンプン)と綿(セルロース)が入っています。
実験1 実験2

 両方に水道水を5mLずつ入れます。
実験3 実験4

 さらにヨウ素液を加え、デンプンとセルロースが着色するか(青紫色になるか)どうかを観察します。
実験5

実験6 実験7

 色の着いたデンプン入りの試験管をガスバーナーで穏やかに温めます。
実験8 実験9

 温めることでヨウ素デンプン反応の色が消えた試験管を流水で冷やします。
実験10 実験11

実験12 実験13

 ヨウ素デンプン反応の色は、温めると消え、冷やすと元に戻ります。
 デンプンはらせん構造(のびたバネのような構造)をしていますが、その構造の中にヨウ素が入った時に色が着きます。熱を加えると、ヨウ素の熱運動が激しくなり、らせん構造から出てしまい、色が消えますが、冷えると熱運動が小さくなり、再びらせん構造に捕らわれ、色が戻ります。

 次の実験は、40~50gの片栗粉に少量ずつ水を加え、手で混ぜ、どろどろの流体をつくることから始めます。水はちょうど粉っぽさがなくなるまで加えるのが実験成功のコツです。
実験14 実験15

実験16 実験17

 「液体(流体)は手で持つことができない」ということは常識ですが、この流体は力を加えると固体になるので、手で持つことができます。
実験18 実験19

 しかし、力を加えることを止めると液体に戻ってしまいます。
実験20 実験21

 このような現象をダイラタンシーといいます。球磨工生にとっては面白い現象だったようで、つかんだり、たたいたり、手をいれたりと、泥遊びと同じような状況になってしまいました。
実験22 実験23

 喜んでもらえることはうれしいのですが、机や床はきれいにして帰りましょうね。(実験室が片栗粉まみれになりました。)