4月に入り、朝夕は少し肌寒く、日中はぽかぽかと春らしい陽気となりましたね。
今年度は124名の新入生を迎え入れ、また活気のある南稜が戻ってきました。
長いようであっという間の3年間。ここ南稜高校で仲間と共に多くのことを経験し、生きる力を身に付けながら大きく成長してくれることを願うばかりです。
保護者の皆様、地域の皆様、関係する多くの皆様におかれましては、引き続きご支援ご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
今年から環境コースでは、白髪岳の生態系を保全する取り組みを始めます。今日は、その下見として森林総合研究所の職員と、先生方で白髪岳に登ってきました。
20年くらい前から、白髪岳のブナという木が枯れてきています。
ここはブナ群生地の南限と言われています。鳥獣被害なのか温暖化が原因なのかまだはっきりわかっていません。
森林総合研究所の職員の方は、沢山設置されている鳥獣防止ネットを整備点検していました。
あいにくこの日は曇りで景色は見えませんでしたが、晴れていれば360°パノラマで景色を楽しむことができます。
鳥獣防止ネットで囲まれたエリアは豊かな植生がありますが、その周りはありません。いかにシカやイノシシの食害がひどいかがわかります。
南稜高校の果樹園には、ブドウやモモ、栗などがあります。今回、JA熊本中央会様より寄贈いただいたロボット草刈機が早速、稼働しています。
果樹園の中を自動で草刈りしてくれるので、管理の負担が大きく軽減されます。
ある程度動いたら、自分で充電器に移動し、充電します。なんとも愛らしいです♪
現在、春休み中ですが、生徒たちは実習を頑張っています。神殿原農場では、2年生が1年生に指導しながら実習を進めています。
飼料の場所や計量の仕方などを教えていきます。
1年生も着実に実習内容を把握していました。
今年度、生まれた牛たちも少しずつ大きくなってきました♪
グリーンコープは、令和2年熊本豪雨災害後、災害に強い森づくりを進めています。今回、南稜高校総合農業科環境コースが育てているクヌギの苗を10本寄贈しました。今回は、苗木の提供という形でしたが、次回は一緒に植樹できればと思います。
本日、南稜高校体育館にて転退任式が行われました。
先生方との別れは寂しいですが、今後のご健勝とご活躍を心よりお祈りしております。
本当にありがとうございました。
修了式に先立ち表彰式が行われました3学期も南稜生とてもよく頑張り代表生徒が賞状を受け取りました。
南稜生の皆さん1年間良く頑張りました
【表彰式の様子】
【修了式の様子】
表彰者一覧はこちらをご覧ください→HP用R63学期修了式表彰一覧.pdf
2年生環境コースの今年度最後の実習は、シイタケの種駒打ちでした。11月にクヌギを伐採し、玉切りして乾燥させた原木にドリルで穴をあけ、シイタケ菌が入っている種駒を打ち込みます。
これがシイタケの種駒です。
この後、2年してシイタケが発生するのです。森の恵みですね。
全部で150本程度の原木に種駒を打ち終えることができました。
山田小学校みどりの少年団の子供たちが来て、環境コースの木工体験を行いました。木製プランターを作ったのですが、釘と金づちを上手に使っていました。
今回は、木工の材料がどのようにできているかを知ってもらうために、製材体験も行いました。
移動製材機を上手に操作していました。
この中から南稜高校に来てくれることを願っています!
南稜高校には、学校設定科目「球磨農林学」があります。2年生の最後の授業では、人吉・球磨地域をどのように発展させるかについてプレゼン発表しました。「Uターン者を増やす。」「観光で外国人観光客を増やす!」「子育てしやすい街づくりをする」など建設的な意見がたくさん見られました。