船高日記

船高日記

企業見学へ行ってきました(電子機械科2年)

7月8日(金)に電子機械科2年A・B組54名は企業見学を行いました。

午前中に訪問した企業は、長洲町にあります「日立造船株式会社有明工場」です。
こちらの企業は船用ディーゼルエンジンや、シールド掘進機、プロセス機器、原子力機器等を製造しています。

ここで製造しているエンジンは高さ13メートルもあり、そのスケール・パーツの大きさに私たちはただ驚かされるばかりでした。


生徒のイメージとしては、工場は大きな建物が1つあり、その中に様々な機械が並んで、作業する人がたくさんいるというものでした。
しかし、日立造船は大きな建物が複数あり、大きな製品に携わる人は6~7人程度ということで、生徒のイメージが大きく変わったようでした。
また、多くの場所で溶接を行っている人がおり、普段の実習で練習していることが仕事現場でも同じであるということを知り、溶接が得意な生徒達は興味深そうに見学していました。
 

昼食は、日立造船株式会社有明工場の隣にある「金魚と鯉の里公園」に寄りました。
 
あいにくの雨で公園内を散歩することはできませんでしたが、会館で飼育している金魚を観賞しながら昼食を食べる生徒も多くいました。

午後からは玉東町にある「九州オルガン針株式会社」を訪問しました。
 
こちらの会社では、工業用ミシン針をはじめ、電子・光学・医療用精密機器の製造を行っています。


午前中の日立造船では人間の何十倍もの大きさの製品とは対照的な小さな製品であっても、お客様のニーズに合わせるための数多くの作業行程と人の手による検査・仕上げがありました。
「一本の針に心を込めて世界の顧客に手渡そう」という社是の精神を現場から知ることができ、生徒たちも大変勉強になったと思います。

午前と午後に各1カ所ずつ見学を終え、学校へ戻りました。

今回の行事は、公益財団法人熊本県雇用環境整備協会様の御協力のもとに実現いたしました。
本当にお世話になりました。