1年生書道選択では、仮名の授業を先日終えました
仮名の歴史、書体の変遷を学び「蓬萊切(ほうらいぎれ)」という古筆作品にチャレンジしました。
制作中の様子
仮名の線はとても細く、繊細です。その線を引くためには、筆の持ち方も重要です!
普段書かない、変体仮名(明治まで使用されていた漢字の名残のある書体)や、流れるような線を書くことに苦戦していました練習を重ね、最後は料紙(色紙)に清書をしました。それぞれに満足いく作品ができあがったようです
各学科、コースを代表作品を紹介します
左から…普通科 蟻田さん、横山さん、 総合農業科 遠山さんの作品
左から…総合農業科 江島さん、食品科学科 小笹さん、生活経営科 濱付さんの作品
「書道」を2026年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指すという発表がありました。
日本伝統文化の書道、その作品や仮名文字に触れることで手書き文字の良さに1年生も気づけたようです
1、2年生の芸術選択【書道】において、篆刻(てんこく)の授業に取り組みました
選択者全員の「印」を披露します
「篆刻(てんこく)」とは…
石などの印材に、主に篆書(てんしょ)体を用いて、文字を刻す(こくす)芸術です。
2年生は2,5センチ(写真左) 、 1年生では1,5センチ(写真右)の印を刻しました。
それぞれ2.5㎝、1.5㎝と小さな作品です!
中国の「青田石(せいでんせき)」という印材を使用し、怪我がないようにほり進めます。
それぞれの学年が、小さな印材に刃物をあててほるため、継続した集中力が必要となります
また、力加減も重要です。弱すぎると線が浅く、押印した時に文字がつぶれた状態になります。強すぎるとほってはいけない部分まで刃が走るため、慎重に進めていきました。
1年生の印面(中央の印材が最初に配ったものです。そこから、このように仕上がります)
1年生は、文字を刻す「白文印」を制作。印篆という書体を使用。押印した際、文字が白くなるため線が均一の太さで、なるべく太い線を目指して仕上げました。また、漢数字の「一」が入る生徒は、文字以外の罫線をいれたり、フルネームを刻したりして工夫をしています。
1年生仕上がった印影
2年生の印面(小さいものは昨年度(1年次)制作したもの)
2年生出来上がった印影
2年生は、文字の周りを刻す「朱文印」を制作。小篆という書体を使用し、押印した際、文字が赤になるため線が細めで、曲線的な線を目指しました。
1年生の感想
・石が硬かったので、刻すのが難しかった。文字を調べた時、篆書体にしたら一文字一文字が難しいことが分かった。印の原稿(原寸サイズ)に合わせて小さな文字を書いて、それを刃物でほることがこれまでなかったので、全ての工程が失敗しないか不安だった。仕上げることができてよかった。
・石をほるのが初めてだったので、刻し方や力加減が難しかった。印材の角が欠けていたので、文字のバランスや構成を考えるのに苦戦した。刻し方や力加減次第で、太さが変わることがわかった。また篆刻の授業をやってみたい。
・初めて篆刻をしたので楽しかった。印の原稿書きは意外と簡単だったけど、太くほったりするのが難しかった。綺麗に押印するために、印に力を均等に加えるのが難しかった。最終的には、きれいに印を押せたので嬉しかった。
・今回初めて「篆刻」に挑戦しました。彫刻刀を使ったことはありましたが、印刀は初めてでした。今回の授業で、印刀の使い方についても知ることができました。そして、今回は自分の字の一文字目をほりましたが、また機会があったら今回の学びを活かして他の字にもチャレンジしてみたいです。
2年生感想
・1年生でも篆刻の授業に取り組んだが、去年と比べて自分の中ではうまくできたと思った。朱文と白文で彫る難しさが違ったことに気づいた。朱文はとても難しく、細かい作業だけど完成したときは嬉しかった。押印するのが難しかったので、もっと綺麗に押印できるようになりたい。また、文字構成を考える時、配置の工夫できるようになりたいと思った。
・今回2回目の篆刻で、印刀を使い昨年より大きい印材を刻しました。運刀中に欠けてしまったところがありました。力を入れすぎて、勢い余って違うところをほってしまいました。押印のときに印泥がついていない場所があり、綺麗に押印することが難しかったです。今回の授業では、1年生の一文字とは違い名前の2字に取り組んだので、刻すのが大変でした。しかし2回目とあって、印刀の使い方は1年生の時と比べて成長しました。次の授業も集中して取り組みたいです。
・今回、1年ぶりの篆刻の授業で、工程や運刀の仕方を忘れていました。1年生と違うほり方で、とても難しく苦戦しながら仕上げました。作業の進み具合が、みんなよりとても遅く不安がありました。しっかりと先生のアドバイスを聞けたので、なんとか完成することができてよかったです。今回もまた篆刻の楽しさに気づくことができました。仕上がるまでに時間がかかったけど、また篆刻をする機会があれば、今回学んだことを活かしていきたいと思いました。
書道では、中学校書写と違い、様々な分野の作品にチャレンジします
是非、一緒に書道の学習をしましょう
南稜高校には、進路で就農を考えている生徒向けに「南稜就農塾」という制度があり、様々な研修を受けることができます。今回、実際に農家さんの家に3泊4日の宿泊研修を行いました。
最初にJAくま あさぎり支所において受入れ式を行いました。地域振興局の協力で地元の酪農農家さんを紹介していただいたのです。参加する2年生から「しっかりと学んで、日々の実習に繋げていきます!」という力強い言葉がありました。
今、総合農業科では、畜産の酪農は実施していません。だからこそ、酪農の現場で学ぶことには大きな意味があります。
今回、受け入れをしていただいた東様、ありがとうございます!
3月4.5日、南稜高校の後期選抜選考試験が行われました。雨予報でしたが、無事、試験を終えることができました。中学生の皆さん、お疲れ様でした。
2年生の授業に向けて予備実習を 行いましたお楽しみにっ