南稜高校には、寮があり、遠方から通っている生徒は寮生活(長期寮)をしています。そのような中、南稜高校の1年生(全ての生徒)が8人~12人ずつ3泊4日の寮生活を行う、短期寮があります。
学校の授業が終わった後、農場で実習を行ないます。その後、夕食です。
当然、食べた後は、自分たちで片づけを行います。
研修も行います。一日目は、自分たちで寮生活の目標を立てます。「仲間と仲良くする」「5分前行動を心掛ける」など様々な意見が出ました。
集団生活で大切なことは何かなどをしっかりと考え、一日を振り返って日誌をまとめます。
翌朝、炊事当番の生徒は、短期寮生の朝食の配膳と弁当の準備をします。
高校生でこのような経験をする人は少ないのではないでしょうか。
朝食もみんなで食べます。
部屋の片づけをしてから、登校です。
この3泊4日の研修で、生徒たちは大きく成長します。素晴らしい研修ですね♪
10月10日(金)に本校三福田で実施しました。抜穂祭は、農耕神事の一つで、御田植祭で植えられた神田の稲を刈り取る神事です。抜穂とは、大昔まだ鋭利な鎌がない時代に稲穂を一本ずつ抜き取っていた名残りと思われます。生徒を代表して学校農業クラブ役員、学校家庭クラブ役員、生徒会役員が、また、育友会、学校職員も共に汗流し取り組みました。
収穫したもち米(クレナイモチ)は竿干しと脱穀、籾摺りを行い、南稜祭で販売を予定しています。お楽しみに!!
総合農業科1年生の農業と環境の実習では、ネギを栽培してきました。暑い中での除草などは大変だったようですが、初めての収穫に喜んでいました。来年から動物コースや環境コースに行く生徒にとっては、貴重な実習となります。
ゴルフやってます!
前回はグラウンドに5ホールほどオリジナルミニコースを作成し、ラウンドをしました。
ラウンド時のマナーやルールを頭に入れながらコースをまわりました。
上手くいっても、いかなくても楽しそうな声が響いていました。
2年生の「球磨農林学」の授業で、熊本県農業研究センターアグリシステム総合研究所の田嶋様より、人吉・球磨地域の農業についてや、熊本県内では農業についてどのような研究をしているかなどについて講話していただきました。人吉・球磨地域は豊かな土地があり、様々な農畜産物があります。将来、若い生徒たちが農業で規模拡大できると大きな収入を生み出すことができるという夢のある話でした。
講師の田嶋様
生徒達は、メモを取って一生懸命聞いていました。
環境コースの測量の授業では、平板測量競技の実技試験が行われました。地上につくられた五角形の測点を班員で協力して測量し、図面にするのです。どの班も緊張しながらも協力して測量していました。なんと、誤差が0の班があったそうです。
専門教科は、知識と技術の両方が求められるのですね。
あさぎり中学校の1年生が総合的な学習の時間を使って南稜高校に来てくれました。最初に、南稜高校の授業である『球磨農林学』について勉強し、その後、3年生の原口さんの意見発表をしました。みんな真剣に聞いてくれました。
その後は、総合農業科の植物コース、環境コースの実習を体験しました。みんなとても頑張っていました。
原口さんの意見発表
環境コースの木育で木製カメラを作りました。
お互い、地元であるあさぎり町のことについて学んでいきましょうね!!!。
環境コースでは、演習林の丸太を伐ってきて製材し、木工品を製作しています。ただ製材では、端材がでます。2年生は、夏休みに全員チェーンソーの資格を取得したので、練習を兼ねて端材を薪にしました。
このように製材端材が溜まってきます。
全員でチェーンソーの操作法を確認し、端材を40cmにカットしていきました。とても安全に配慮した操作ができていました。
短くした端材は、ナタで割って、薪にしていきます。無駄がないSDGsな取り組みです。
環境コース林業専攻では、森の重要性を伝える取り組みをしています。これまで木の温もりを伝える『木育』を行ってきましたが、今回は、自然の素晴らしさを感じるための『ネイチャーゲーム』を行いました。
最初は、環境整備です。校内の剪定枝を集めます。
これは「色探し」というゲームです。森の中で指定された色を見つけます。葉っぱ、実、石、土などたくさんの色を見つけることができました。
「私はだれでしょう」というゲームです。コミュニケーション力が必要となります。交流授業などで地域の子供たちにやる予定です。
植物コースの野菜専攻では、南稜祭に向けて秋作が始まっています。南稜祭で販売するために逆算して種まきをするのです。最近は、気候の変化が激しく、計画通りに作物を育てるのが大変です。無事に販売できるように頑張ります!。
県内の農業の先生(環境関連の先生方:林業 農業土木 造園)が南稜高校で研修を行いました。内容は、令和2年熊本豪雨後に環境コースが取り組んでいる『緑の流域治水』についてです。
講師の熊本県立大学、一柳教授様
講師の熊本県立大学、所谷教授様
校内の『雨庭』の説明
圃場内の『田んぼダム』の説明
講師の東京大学、蔵治教授様
森林の保水力調査についての説明
今年も、全国で局地的な大雨による被害がたくさん発生しています。自然の力を使って洪水を起こさせない取り組みをもっと普及させたいですね。大学の先生方、本当にありがとうございました。
今年は『SDGsと人権について』考える時間を設けました。
講師はNPO法人 SDGs Association熊本 代表理事 神田 みゆき 先生です
グランドルールを最初に設定することで、参加者一人ひとりの当事者意識を高め、一体感のある空間を創り出されていました。
SDGs(持続可能な開発目標)に関する講演会の様子です。
世界の貧困、大量消費、気候変動などの問題を具体的なデータを用いて解説し、地球規模の課題を自分事として考えるよう促されています。
生徒はワークシートに取り組みながら、SDGsについて考えることができました。
生徒会長の謝辞です。
SDGsについて分かりやすく説明してくださり、現在の世界の状況を身近に感じることができました。私は、地域+日本の問題ばかりに目を向け改善していきたいと考えていたのでみ、SDGsは世界を見る窓だという事を知り、私に出きることをしていきたいと思いました。私が所属している総合農業科では、SDGsについて学ぶことがあるので、誰ひとり取りのこさない世界を目的して頑張っていきたいと思います。
1年生が書いたワークシートです。
この講演会で生徒それそれが「持続可能な達成目標」を持ってくれたのではないでしょうか。
書道Ⅱの授業では、漢字の書体すべてを学習します。
その中で、二番目に古い書体「隷書(れいしょ)体」の学習をしました。
隷書体…南稜高校の中では…「生徒指導室」の看板が、隷書体で書かれています。
また、お札の〇〇円や日本銀行の文字が隷書体です。
隷書体が普及したのは、紙が発明され始めた頃にさかのぼります。
記録を残すため木、竹、石に文字を残していました。
普段は紙に書いていますが、木に書く体験をするため、各家庭の表札を作ることにしました。
まずは、半紙で練習をしっかりと…
紙に書くのとは違い、墨の濃度、つけ方、書き進めるスピードにも配慮しなければなりません。
そして一度きり…緊張感を保ちながら、制作に臨みました。
それぞれに緊張しながらも、納得のいく表札を仕上げることができました。
記念に残る、いい体験ができたのではないでしょうか。
次の授業は、もっとも古い書体、篆書(てんしょ)体に挑戦です!
9月27日(土)(※当日はオープンスクール開催)に本校水田圃場の稲刈りを実施しました。総合農業科3年作物専攻生4名が株式会社ISEKI Japan 九州カンパニーのご協力で最新の自脱コンバイン(HJ6130)でスマート農業を学ぶことができました。
持参された資料の説明を受け、本校所有の自脱コンバインと運転操作の比較をすることができました。
まずは本校の自脱コンバインを運転しました。操作が難しく、スピードも遅かったです。次に最新のコンバインを運転しました。その大きさに圧倒されましたが、操作は簡単でスピードも速かったです。
途中で雨が降り始めましたが、無事に終えることができました。今後は南稜米販売に向けて学習活動を進めます。
残暑の中でも、元気にゴルフはじめました。11月に予定しているコースでのラウンドに向けて頑張ります。
9月24日(水)、深田小学校の6年生の皆さんが南稜高校を訪れました。
社会科の歴史の授業で学習した室町文化(茶道)の体験と、キャリア教育の一環で南稜高校の各学科の学習の様子を見学しました。
【茶道体験】
【食品科学科見学】
【農場見学】
あいにくの雨でしたが、南稜高校の取組をしっかり見学してもらいました。
とても楽しかったという感想が多い中、「南稜高校に入学して、将来、農業をやりたい!」という人もいました。
充実した学校見学となりました。
9月24日(水)のLHRは、ストレス対処について学びました。
各クラスの保健委員さんが司会進行役です。
グループワークやロールプレイなどに取り組みました。
与えられた話題について、グループワークやロールプレイなどに取り組む中で、相手の話を聞くときの具体的なせりふを共有しました
「3つのあいづち」
➀うんうん
➁へぇ
➂だよねぇ
「エピソードを引き出す3つの技」
➀例えば?
➁ほかには?
➂それで?
最初はぎこちなかったグループもありましたが、対話を通してだんだん打ち解けていったようです。
さいごのまとめでは「みんなそれぞれいろんな悩みを持っている」「いろんな解決法を聞けてよかった」などの声がありました。
1年生の総合農業科の生徒たちは、園芸から畜産、林業、農業土木と幅広く勉強をします。今日は、終日、人吉・球磨地域の林業について校外学習に行きました。初めて樹木を伐採する現場を見て、たくさんの発見があったようです。
くま中央森林組合にて林業とはどのような仕事かを学びました。
山江村の木材搬出現場です。実際にチェーンソーで伐採するところを見せていただき、その後、フォワーダやプロセッサ、グラップルなどを操作させていただきました。
この山では、12月に植林活動があり、環境コースも参加予定です。
午後からは、苗木生産現場を視察しました。新しく開発された「コンテナ苗」というものを見せていただきました。
今年、総合農業科には3人の教育実習の先生方が来られています。そのうち2人が南稜高校の先輩。2週目となる今週は、研究授業を行っています。3人ともしっかりと教材研究をされて、素晴らしい授業をしていました。
2年生の「果樹」の授業です。
2年生の「作物」の授業です。
2年生の「畜産」の授業です。
どの先生も、グループワークや発表などを取り入れた素晴らしい授業でした。
南稜高校に先生として戻ってきてくれるのを心待ちにしています。
2年生の環境コースは、初めて小馬床演習に行きました。昨年は、夏休みの演習林実習が台風や大雨でできなかったのです。校内では、環境整備や木材加工、測量などをしてきましたが、改めて演習林で実習をしてみて林業がどのようなものかを感じることができたようです。
今年の冬に間伐実習をする場所です。チェーンソーの資格も取ったので、頑張ります!!!。