生徒たちが管理してきた南稜米が出穂していました。台風の通過など心配しましたが現時点では順調のようです。ここまま天候に恵まれ順調に収穫期を迎えてもらいたいものです。
稲の花も見えます。
赤米は既にこのような状態です。
盆が終わり夏休みも終盤をむかえています。
神殿原農場には1年365日、いつでもウシがいます。そのウシを飼養管理しているのは生徒達。今日も当たり前の光景として生徒達がウシの飼養管理に励んでいます。
3年生は自分がやるべきことは勿論、後輩に実習内容を説明しながら取り組みます。
2年生も頼もしくなってきました。
ウシによってエサの種類や量は異なります。
先日、生まれた子牛も順調に発育中。ボトルからバケツに変わりました。
搾乳室では搾乳の準備が始まっていました。生徒より何倍も大きなウシを搾乳室に移動させます。
搾乳の前に乳房の確認。
日直の先生。働き者の性格がうずいたのでしょうか。雑草を見るとじっとはしていられないと言わんばかりに草刈り開始。
生徒達は牛の飼育という仕事を通して、農場当番という役割をとおして「信頼される社会人」とはどのような姿なのかを模索し、それを目指すことで成長していきます。ここで培った資質は将来、たとえ畜産業などの専門的な仕事に携わらずとも、彼らを、彼女らを守ってくれると思います。それが神殿原魂!
食品科学科の先生が個人的に夏休みを利用して、福岡キャリナリー製菓調理専門学校に出向き、研修を受けてこられました。今回の研修は「授業で使える製菓技術」としてアメ細工に挑戦!。様々な技術や完成までの工程を学んでこられました。生徒たちの学習に生かされことと思います。
生活経営科1年生の当番生が2学期に栽培するレタス、白菜、キャベツの播種を行っていました。1学期は丁寧な管理を行った結果、立派なナス、トウモロコシ、ピーマンなどを収穫し、家族もとても喜んでくれたそうです。2学期も立派な野菜が収穫できますように。夏休みの当番実習の生徒たちが毎日、顔を見せてくれています。
昨晩、生まれた子牛は朝から元気いっぱい。心配なさそうです。
「初乳」って知っていますか?お母さんから分泌される乳のうち、子供が生まれて初めての乳を初乳と言います。初乳には豊富な栄養分と、親から子へ引き継ぐ「免疫(体内に入った病原菌をやっつけてくれるもの)」が含まれています。
本校では早期母子分離(生まれてすぐ、繁殖牛と子牛を別々に飼育する飼い方)で育てるため、ミルクを与えるのは生徒達。今回は牛部の生徒が初乳代用乳(粉末初乳)を飲ませてくれました。
お湯の量や温度を間違えないように・・・。
誤嚥(ごえん)には気をつけて。子牛はごくごく飲んでくれました。一安心です。
夜の神殿原農場を巡回。8月9日分娩予定の「ふくこ号(繁殖牛。お母さん牛(喜亀忠-華春福-安福久))」の様子を見に行きました。
ふくこは立ったり、座ったり。少し落ち着かない様子でした。糞は軟便。尻や乳房の形も変化してきました。尾を上げ、背中を丸め・・・。なんか様子がおかしいふくこ号。
足胞が出ました。2次破水です。羊膜に包まれた子牛が出てきました。繁殖牛は立ったり座ったりしながら子宮の中の子牛の体勢を整え、産道に誘導します。
子牛の蹄が確認できました。「この形は前肢」。蹄の形で正常な姿勢かどうかをまず判断。少し手を入れてみて頭があることも確認できました。
分娩介助は難しい。産道が十分に開く前に子牛を引き出すと繁殖牛、子牛ともに負担が増えます。人間が騒ぐと繁殖牛は落ち着かず、陣痛が弱まり、難産になることも。遅すぎると子牛が中で窒息死なんてことも考えられます。
獣医さんはおっしゃいます。「分娩の初めから終わりまで、異常がないかを判断しながら、牛が自分で産むのを見られるようになることが大切ですよ」。今回は自力でいけると判断し、部屋の外でゆっくり観察しました。
このあと、ふくこ号は何度か立ったり座ったりを繰り返し、自力で子牛を産むことができました(そのあとはバタバタしたため、写真を撮ることができませんでした。すみません。)。生まれた子牛には体を拭いてあげ、へそのおを消毒し、初乳を飲ませました。ふくこ号にはビタミン剤、強肝剤、カルシウム剤等を与え、母子分離後部屋を移動させ、後産(胎盤)が出たのを確認しました。
お父さんは「美国桜(人工授精)」。体が大きめなかわいいメス。将来の南稜高校を支えてくれる牛になりそうです。
あ!!!あああ!!あーーーーーーーーーーあ!
先日、docomoさんからお借りしたIOT機器のデモ器。センサーを膣の中に入れておけば、分娩の際、メールが来るという優れもの。夜の巡回の回数を減らすことができる、すなわち省力化につながる機器です。本校では積極的にIOT機器を取り入れ、生徒達が将来の農業を学習しやすい環境をつくります。
そんな便利な機器ですが、センサーを入れ忘れればどんな便利な機器も意味がありません。結局、大切なのは人なのです。ということを生徒には伝えられる機会ができました。次の分娩で活躍してくれることを願って・・・。
8月11日(月)山の日〜14日(木)の3泊4日間、
東京都庁・都民ホールおよび高尾の森わくわくビレッジにて、
東京研修が実施されています
本校より、総合農業科環境コースの黒肥地 昂志 くんが参加しています。
「聞き書き甲子園」とは、全国から選ばれた80人の高校生が、森や海・川の「名人」80人を訪ね、その知恵や技術、ものの考え方や人となりを「聞き書き」し、記録する活動です。
農林水産省、文部科学省、環境省、国土緑化推進機構、NPO法人共存の森ネットワークで構成する、聞き書き甲子園実行委員会が主催しています。
「名人」には、樵(きこり)や造林手、炭焼き、漁師や海女など、さまざまな職種があります。
高校生は名人にインタビューをし、その録音した会話の一言一句を書き起こし、名人の語り口調を活かしながら作品をまとめます。
その過程で何度も名人の言葉を聞き直し、書き起こす作業を続けるうちに、高校生は「名人」の価値観や想いを受け止め、後世に残すための記録として、仕上げていく取り組みです。
研修では、全国の高校生との演習活動をとおして親睦や見識を深めることができた様子で、
これからの名人との出会いにも期待が膨らんでいる様子でした。
今年一年間、聞き書き18期生として頑張って下さい!
体育コース/文芸部の協力で、石川県・富山県・福井県・山梨県の選手団へのぼり旗を作成
本大会会場で設置された様子を提供いただきました。(旧職員の西島先生 提供)
総合農業科2年生環境コースの生徒は、林業就業支援講習で林業・木材産業施設を見学しました。これまで見たこともなかった機械の迫力を目の当たりにしました。山から伐り出された丸太が木造住宅の材料になるまでの工程を学習できました。いよいよこの講習も8月20日の山林実習で最後になります。ラスト1日!!頑張ります。
柱はどれぐらいの重さがあるのかな?~多良木町森林組合製材工場~
大型の木材加工機械に見入っています!~多良木町森林組合製材工場~
たくさんの丸太が並べられていました!~熊本木材上球磨支店~
丸太の入札に挑戦です!いくらで入札しようか検討中~熊本木材上球磨支店~
木造住宅の部材について説明いただきました!~多良木プレカット~
木材はどんな香りがするんだろう??~多良木プレカット~
月2日に多良木町健康センターでたらぎっ子学童クラブの「おいしん坊教室(児童たちの昼食調理体験教室)」が開催されました。本校生もボランティアとして参加し、調理の準備や下ごしらえ、調理、配膳、後片付けなどをお手伝いさせていただきました。