球磨工ブログ

2020年6月の記事一覧

キャリアパスポート(1年間の目標設定)

キャリアパスポート(1年間の目標設定)

 キャリアパスポートの作成を行いました。今年度から小・中・高と一斉に本格始動した(※)キャリアパスポートですが、本校では2年前から学校行事や学期の「目標設定」と「振り返り」を行っておりました。今年度は「3年間を通じたキャリアパスポート」の作成に取り組んでおり、これまでのものに、より連続性を持たせています。

 

※キャリアパスポートとは

【定義】

児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について、特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として、各教科等と往還し、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオ(目的をもってまとめられた収集物)のことである。

[文部科学省初等中等教育局児童生徒課『「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項』より]

 

 

【写真①】

 本校のキャリアパスポートは、目標設定やその目標達成のための手立てや振り返り、日々の記録などをポケットファイルへ綴っていきます。また、「自己分析」「記録の習慣化」「将来の見通しをたてる」といった3つのポイントを柱としており、3年間の努力の成果や自己の変容を見える化することで、自ら進路を切り拓くヒントを得たり、就職面接や進学調査書等にも反映させたりすることを目指しています。さらに将来的には、就職後も高校時代の自己を振り返る財産として活用できるものにしていきたいと考えています。

 

【写真②】

 初回となった今回のテーマは「1年間の目標設定」と「1学期の目標設定」でした。

学校再開から3週間が過ぎ、生徒達もようやく新学期のリズムを取り戻しつつあります。授業や部活動なども始まり、気持ちを新たに自分にあった目標を設定しました。

目標やそれを達成するための手立てに“具体性”と持たせることの難しさに頭を悩ませる生徒達【写真②】でしたが、自己と向き合いながら熱心に取り組んでいました。

 

【写真③】

 「これが僕の目標です!」と学習面や部活動など、項目ごとの目標を紹介してくれた生徒【写真③】。目標とは自分自身が常に意識することも大切ですが、友人や教師と共有することで、周囲から協力を得られたり、アドバイスやヒントをもらったりすることができてより効果的です。自己と向き合うことに加え、他者を認め互いに磨き合うような人間関係を築いていけるといいですね。

~補足資料~

【キャリアパスポート本校様式~年間目標設定シート~及びポートフォリオ一覧】