球磨工ブログ

2020年6月の記事一覧

第1回学校運営協議会

令和2年度(2020年度)熊本県立球磨工業高等学校

第1回学校運営協議会

 6月30日(火)10時より、第1回学校運営協議会が実施されました。昨年度まであった「防災型コミュニティ・スクール学校運営協議会」を「総合型」とし、今年度より「学校評議員会」と「学校運営協議会」を一つにしての第1回の会議です。

 10時より本校の校長室において、7名の学校運営協議委員に委員任命書交付が行われた後、各科の実習棟見学および教室棟の見学をしました。

 11時より大会議室において、校長より挨拶及び球磨工教育プランの説明があり続いて本校職員より各部署の説明が行われました。その説明を受けて、活発な意見交換及び質疑応答が行われました。

【今年度の学校運営協議会委員】

 ・城本 雄二 人吉市城本町自治会長

 ・永江 友二 くま川鉄道㈱取締役社長

 ・大賀 洋子 (有)おおがスイミングスクール代表取締役

 ・白濱 雄志 人吉市立人吉第二中学校 校長

 ・椎葉 勇二 人吉市立人吉西小学校 校長

 ・和田 榮司 球磨工業高等学校同窓会(陵和会)会長

 ・久保田 浩 球磨工業高等学校育友会 会長

委員任命書交付の様子

機械科1年の実習見学

建築科実習棟見学の様子:懸魚(げぎょ)の説明 

教室棟の見学

売店の見学

会議の様子

 【意見及び質疑の内容】

・城本様

 ヒヨドリ峠が通学できない状況で球磨工生は、大悲坂を通って来るので大変でしょう。行政に問い合わせたら、5分しか変わらないと回答しているが、地図を見るとそれ以上かかっていると思います。大悲坂の「大悲」とは仏教用語。人が悲しんでいる、苦しんでいるときどうにかしてあげたいという心情を表します。観蓮寺に繋がる歴史ある坂。(275年前に地元の紺屋町の人達が作った坂)

「大悲」の心を持って、ヒヨドリ峠が通れるように諦めずに要望していきます。

 ・椎葉様

 毎年西小学校の児童が木工教室や夏場の学習支援で御世話になっています。大非坂を高校生が通るようになり、小学生が高校生に興味を持っています。放課後は、部活動の生徒達の活気ある声援が聞こえて来るので、小学校の職員も元気をもらっています。

・和田様

 早期離職者に対して、学校側の対応や相談は、どうされていますか?

 人吉管内に就職希望者がいれば、OBとしても何か助言やアドバイス等の協力をしたいと思っています。離職者が再就職するのにOBとして協力できるシステムができないでしょうか?

 ・久保田様

 早期離職で地元に帰ってきている生徒はどのくらいいますか?

 どういう理由で早期離職したかの実情を知ることで保護者会として、家庭教育の視点から何らかの対策や家庭への呼びかけができないだろうかと思います。

 SNSについては、大人が注意しても子どもはなめてかかってくる。ダメなことは「人間としてやってはダメだよ」と伝えていかねければと思います。

 ・永江様

 地元に残らない本当の理由を知りたいですね。

 ・大賀様

 「何が原因で地元に残らないのか」と日頃から考えています。地元企業として自社の努力を発信していかなければと思っています。インターンシップや体験アルバイトなどすることでPRをしています。弊社としては新社会人、食事指導に非常に気を遣っています。遠方に就職したものの離職し、地元に再就職した人の話では遠方では「友達がいない」「相談できない」と悩んだそうです。そして、地元の給料でも十分にやっていけると言ってくれました。この言葉を聞いて励みになりましたし、もっと地域の企業が努力しなければと思っています。

 

 生憎の雨の中、本校のためにいろんな意見や質疑を発言していただき、ありがとうございました。今回の意見をもとに、益々の学校活性化に努めていきます。