球磨工ブログ
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理化研究協議大会2
午後は会場を火の国ハイツに移し、研究協議大会が行われました。
全体会
開会宣言、会長挨拶
会長がいきなり実験されたのにはビックリしました。さすが会長。(会長は球磨商の校長先生です。)
各種報告
全国大会、九州大会、生徒研究発表、ブロック別活動、研究ノート編集、県下一斉テスト問題作成、部活動生徒研修会の報告がありました。
参加できていない大会や活動の状況を知ることができ、役立つ情報を得ることができました。(N先生、起きてますか?)
特別発表「サイエンスリーダーキャンプを終えて」
南稜高校の化学の先生の発表でした。将来の熊本県の化学教育を担う一教師として、積極的に各種会議・研修に参加する行動力は見習わないといけないと感じました。
化学分科会 研究発表
「熊本理科実習教師サークル~化学実験の工夫~」
松橋高校の先生の発表でした。定期的な活動の実施に裏付けされた実験のテクニックはすばらしいものばかりでした。
「屈折糖度計の研究 第7報 ~酢酸エチルの合成~」
ホームページ管理人の発表です。酢酸エチルは塗料の溶剤などに使われますが、パイナップルやバナナのにおい成分の1つであったり、食品添加物としても使われたりする物質です。
酢酸エチルの合成は、高校化学でも定番の実験の1つで難しくないのですが、反応時間や収率を求めることは難しいので、それらを屈折糖度計で簡単に求めることを目的として研究したものを発表しました。
「続・金属結晶モデルの製作」
化楽の会を代表して、済々黌高の先生が発表されました。
スチロール球を丁寧に加工し、金属結晶のモデルを分かりやすくつくっておられました。教科書に描かれた模型ではわかりにくい部分を、模型で立体的に見せることで、生徒の理解が深まることが期待できる模型でした。
たくさんの報告・発表を聞くことができ、有意義な研修となりました。すぐにでも実践可能な内容もあったので、球磨工に戻ってから試してみたいと思います。
理化研究協議大会1
ホームページ管理人は3日間出張で不在です。
3日間は出張先からの報告になります。生徒が学校で勉強しているように、先生達も様々な場面で勉強しています。
3日間は出張先からの報告になります。生徒が学校で勉強しているように、先生達も様々な場面で勉強しています。
本日は、理化部会(物理と化学の先生の集まりです)の研究協議大会に来ています。
午前中は、富士フイルム九州株式会社の見学を行いました。
まずは写真撮影。(さすが富士フイルム。1枚目の写真は集合写真のために集まる前の様子です。)それから建物へ移動。
会社説明の後で、工場見学。(工場内は撮影禁止)
球磨工の理科の先生も勉強しています。(N先生?寝てる?)
広い工場の一部分の見学でしたが、フィルムづくりの難しさ、工場における様々な工夫・活動を知ることができました。
物理・化学の先生方が興味を示しているのは、モニターに使用されている偏光フィルムです。フィルムが無いと映像が見えないのですが、「教えにくい偏光という現象を教える方法としていいな」という意見も出ていました。
午後は、活動報告と研究発表などがあります。ホームページ管理人も研究発表がんばります。
防災訓練
14日(金)LHRは防災訓練でした。
避難開始
講評など
消火訓練
ちょっとフライング気味に避難してきたクラスもありましたが、静かに5分以内に集まることができました。
消火訓練には未来の消防士もいたようで、頑張っていました。
化学基礎
サッカー部を除き、掲載依頼もなく、ネタ切れのブログです。
このような状況ですので、面白くないと思いますが、11月初旬に行いました化学基礎の実験09を御覧ください。
このような状況ですので、面白くないと思いますが、11月初旬に行いました化学基礎の実験09を御覧ください。
座学(教室での授業)は、物質量(mol)やモル濃度(mol/L)に入っていますが、この単元の実験は難しいので、高分子化合物の実験を続けています。
今回は、天然の高分子と言える多糖類のデンプンとセルロースを使った実験です。
実験09 高分子化合物3
本実験の目的は、グルコース(ブドウ糖)がたくさんつながってできた多糖類のデンプンとセルロースの違いをヨウ素デンプン反応で確認することと、ダイラタンシーという現象を見ることです。
試験管に少量の片栗粉(デンプン)と綿(セルロース)が入っています。
両方に水道水を5mLずつ入れます。
さらにヨウ素液を加え、デンプンとセルロースが着色するか(青紫色になるか)どうかを観察します。
色の着いたデンプン入りの試験管をガスバーナーで穏やかに温めます。
温めることでヨウ素デンプン反応の色が消えた試験管を流水で冷やします。
ヨウ素デンプン反応の色は、温めると消え、冷やすと元に戻ります。
デンプンはらせん構造(のびたバネのような構造)をしていますが、その構造の中にヨウ素が入った時に色が着きます。熱を加えると、ヨウ素の熱運動が激しくなり、らせん構造から出てしまい、色が消えますが、冷えると熱運動が小さくなり、再びらせん構造に捕らわれ、色が戻ります。
次の実験は、40~50gの片栗粉に少量ずつ水を加え、手で混ぜ、どろどろの流体をつくることから始めます。水はちょうど粉っぽさがなくなるまで加えるのが実験成功のコツです。
「液体(流体)は手で持つことができない」ということは常識ですが、この流体は力を加えると固体になるので、手で持つことができます。
しかし、力を加えることを止めると液体に戻ってしまいます。
このような現象をダイラタンシーといいます。球磨工生にとっては面白い現象だったようで、つかんだり、たたいたり、手をいれたりと、泥遊びと同じような状況になってしまいました。
喜んでもらえることはうれしいのですが、机や床はきれいにして帰りましょうね。(実験室が片栗粉まみれになりました。)
化学基礎
7月中旬、薬品を使わない実験、分子模型を使った実習を行いました。
実験08 分子模型
目的は、簡単な分子について模型をつくり、立体的な形を理解することですが、発展として炭素4個、水素10個、酸素1個を全て使用してできる分子を複数つくり、原子価(結合の手の数)を守らなければいけないことを学びます。
大きな分子模型を使用し説明する方法もありますが、今回はモニターと書画カメラを使って説明しました。
今年度、購入いただいた書画カメラはワイヤレスなので、各実験班でつくった分子模型を画面に映し出すことができます。
化学基礎では有機化合物や異性体についての取り扱いはしませんが、同じ種類・同じ数の原子を使っても様々な分子ができることや光学異性体について簡単に説明した後で、炭素4個、水素10個、酸素1個を全て使用してできる分子をつくらせました。(分子模型ができた班は、手を上げ、模型の点検後にモニターに映し出します。)
5クラス中4クラスが、7種類の異性体全てをつくることができました。中には、簡単に説明しただけでしたが、2-ブタノールの光学異性体を理解できた生徒もいました。
意味の無い、不可能な構造の分子もいっぱいつくられましたが、楽しく実験できたようでした。
行事予定表
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