球磨工ブログ

カテゴリ:学校風景

「命を大切にする心」を育む

 近年、痛ましい事件・事故が相次いで起こっております。

 熊本県では命の大切さを学ぶプログラム案が作成され、本校でも保健・家庭科・LHRなどの授業を通して、「命を大切にする心」を育む取り組みを行っております。

 18日(木)6限の授業では、取り組みの一環として、全校生徒を体育館に集め、ビデオの鑑賞がありました。
命を大切にする心

 他人を傷つけることはもちろん、自分を傷つけることもいけません。命を大切にしてください。悩みがあれば、困ったことがあれば相談してください。

太陽光発電設備

 本日の最高気温は35.2度。昨日に続き、暑い1日です。
 このような状況のため、エアコンはありがたい存在ですが、高くなった電気料金の心配が・・・。

 さて、北門下の看板に7月31日までの工事とありました太陽光発電設備ですが、配線も終わり、電力の供給を待つばかりとなりました。
太陽光発電設備

 電力の供給は、来週中頃(17日?)からスタートするらしいです。球磨工の電気料金の救世主となるのか?期待は高まります。

化学基礎

 期末考査も終わり、1学期の授業もあとわずかとなりましたが、集中して取り組んでください。最近、暑さや部活動で疲れ、授業に集中できていない生徒が多いように感じます。
 化学基礎では、期末考査前、6月中旬に温度に関する勉強と実験を行いました。


化学実験04 温度の学習

 日本で一般的に使用されている温度はセルシウス度(セルシウス温度)(単位:°C)といいます。スウェーデンのアンデルス・セルシウスが考案したものに基づいており、現在は「ケルビン(K)で表した熱力学温度(絶対温度)の値から273.15を減じたもの」と定義されています。

 アメリカなどではファーレンハイト度(ファーレンハイト温度)(単位:°F)が使われます。セルシウス度に9をかけて、5で割り、32を足すと、ファーレンハイト度になります。例えば、体温37°Cは、37×9÷5+32=98.6°Fとなります。アメリカでは天気予報の気温も体温も大きな数値で示されるので、慣れないとびっくりします。

 温度の上限は分かりません。(人間のつくり出した最高温度は、ギネス世界記録では約4兆°Cとなっているようですが、スイスにある大型ハドロン衝突型加速器は約8京°Cを達成したはず?)

 温度の下限は分かっており、-273.15°Cです。授業では-273°Cと教えています。セルシウス度に273を足したものを熱力学温度(絶対温度)といい、単位はK(ケルビン)となります。化学では熱力学温度をよく使います。

 文章だらけになりましたが、実験の前にセルシウス度と熱力学温度の関係を理解できたか確認するために、計算させてみました。
 -273°Cは、-273+273=0K(この温度を絶対零度、absolute zeroといいます)
 気温27°Cは、27+273=300K
 鉄の沸点3135Kは、3135-273=2862°C(昔のデータでは鉄の沸点は、2750°Cとなっています。皆さんが使っている教科書では、2750°C・・・何ヶ所か古いデータや定義などが残っているのが気になる教科書です。)

 温度の学習を終え、やっと実験です。
 試験管に入った少量の塩化ナトリウムを加熱し、融解します。塩化ナトリウムの融点は801°C(1074K)です。融点が高いということは、その結晶をつくっている粒子が強く結びついていることを意味しています。
化学実験4-1 化学実験4-2

 塩化ナトリウムが解ける前に、試験管の周囲に赤い炎が見えます。しばらく待つと、塩化ナトリウムが融解します。熱くなっている試験管の底に、マッチを当てると火がつきます。可燃性物質は、火がなくても高温になれば自然に火がつきます。(虫眼鏡で紙を燃やしたことがありませんか?)可燃性物質が自然発火する温度を発火点と言います。
化学実験4-3 化学実験4-4


 2つ目の実験は、氷を使います。まず、氷の温度を測ります。温度計自身の誤差もありますが、気温の影響を受けてしまうため、0°Cにはなりません。実験には誤差が付きものですが、その原因を考えられるようになりましょう。
 次に、氷に塩化ナトリウムをかけたときの温度を測ります。うまく温度を下げることができれば、-20°C程度まで下がります。
化学実験4-5 化学実験4-6

 氷(固体)が、水(液体)に変わるとき周囲からエネルギーを奪います。よって周囲の温度は下がります。この奪われたエネルギーを融解熱といいます。
 物質が水などに溶けるとき温度が上がったり、下がったりします。溶解するときに出入りする熱を溶解熱と言います。塩化ナトリウムでは温度は下がります。
 融解熱と溶解熱の2つの効果で、温度が-20°C近くまで下がります。
 温度という、身近で簡単なものですが、学ぶことはたくさんあります。

ツバメ

 6月23日、3度目のツバメの巣作りも失敗し、ツバメは姿を消してしまいました。写真は、半壊したツバメの巣です。
ツバメ

 球磨工にはカラスがいます。カラスはツバメの天敵です。
 巣作りによい場所はツバメ同士で取り合いになります。ツバメの世界も厳しい陽です。
 ツバメは戻って来そうにないので、次はプール近くのウサギ(兎、兔)とタヌキ(狸、貍)の巣を観察しようかな。

セントラルパーク

 本校のシンボルの1つ、セントラルパークも夏を迎え、周囲は緑でいっぱいです。
セントラルパーク1

 ちょっと草が伸びすぎているかもしれませんね。
セントラルパーク2

 建築科に近い部分は草刈りが行われ、きれいになっていました。
セントラルパーク3

 ネジバナ(捩花)を切らずに残しているのは、建築科の科長さんの指示でしょうか?
セントラルパーク4

 ネジバナはラン科の多年草です。この「ねじれ」には右巻きと左巻きがあり、地域によって、その割合は異なるそうです。球磨工のネジバナは右巻きと左巻きのどちらが多いのかな?

計算技術検定

 21日(金)放課後、計算技術検定が行われました。
 1年生は全員3級、2・3年生の61名が2級、3年生3名が1級を受検しました。
 計算技術検定は、全国工業高等学校長協会が主催し、文部科学省が後援している計算力の検定試験です。

計算技術検定1   計算技術検定2

 写真は1年建築科の勉強の様子です。
 数学でも学習していない難問を、関数電卓の機能を駆使して解答していきます。
 1年生の皆さん、結果はいかがでしたか?まずは、3級を全員合格しましょうね。

研究授業「建築構造」

 21日1限、1年建築科でM先生の研究授業が行われました。
研究授業1   研究授業2

研究授業3   研究授業4

研究授業5   研究授業6
 私(管理人)の授業では、話が長くなると生徒が飽きてきてしまうのですが、教壇を往復し、生徒全体をよく見て話をされているため、生徒は集中して話を聞くことができていました。
 製材(丸太から角材や板材をつくること、またはつくられた木材)についての授業でしたが、生徒はどのような部分に関心を持ったでしょうか?さらにどのような事を知りたいと思ったでしょうか?教科書の内容(基礎基本)の学習の先を、我々教員は考えないといけないと思うのです。

研究授業「建設基礎」

 20日(木)3限、3年建設工学科で研究授業が行われました。
 担当はH先生です。ICT利用の授業ですが、板書も併用することでメリハリのある授業を展開されていました。
研究授業1   研究授業2

研究授業3   研究授業4
 浸透流による土の破壊現象の授業で、クイックサンド:上向き浸透流により砂地盤が液体状になる現象、ボイリング:上向き浸透流により土粒子が沸騰するように激しく動く現象、パイピング:浸透流により土粒子が移動してパイプ状の水みちができる現象などが出てきましたがどの程度、生徒は理解できたでしょうか?

ベネッセ模試

 6月19日(水)午後、全学年ベネッセ模試が行われました。
ベネッセ模試01   ベネッセ模試02

 校内の定期試験も大切ですが、就職・進学では全国の高校生と競い合わなければいけないので、模試も大切です。
 現1年生は人数が多いので、早めに(2年から)就職試験対策を始めたいと思う管理人(兼 1学年主任)です。勉強は好きではないかもしれませんが、将来のためにがんばりましょう。

ツバメ

 ツバメが戻って来ました。
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 そして、同じ場所に巣をつくりはじめました。
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 同じツバメではないかもしれませんが、建設工学科職員室近くでの3回目の巣づくりです。今度こそ、うまくいってほしいものです。

ツバメ

 次の新しい巣が見つかるまで、ツバメの報告は終了となります。
 14日(金)今日も雛(ひな)は元気でした。ツバメにとってもこの日の気温は暑いようで、頻繁に口を開けて呼吸し、体温を調節しているようでした。
ツバメ1 ツバメ2

ツバメ3 ツバメ4

 次の写真は放課後の様子です。巣がありませんでした。
ツバメ5

 頻繁に飛び回っていたため、写真を撮ることはできませんでしたが、いつも2羽しかいなかったツバメが4羽いました。お互いに鳴き、威嚇しながら飛んでいたところから考えると、縄張り争いを行い、巣を落としたようです。
 管理人が来たときには、落ちた巣はきれいに片付けられていました。どなたか分かりませんが、ありがとうございます。

 下の写真はブログ管理人の住まいにあったツバメの巣です。
ツバメ6 ツバメ7

 5月31日に卵が5つになり、6月2日にすべてなくなりました。
 これはカラスによる被害でした。カラスは賢い鳥です。ツバメの天敵の1つとも言えます。
 カラスは自分の縄張りにツバメの巣ができると観察を始めます。卵が1つのときにはおそいません。ある程度卵が増えてからおそいます。十分にえさが確保できる状況では、もっと育ち、雛になってからおそうこともあります。まさに弱肉強食の世界です。
 このようなカラスによる被害を避けるために、ツバメは人間が行き来する場所に巣をつくると言われています。

 自然の中で生きていくことも、人間社会で生きていくことも、とても大変なことです。どんな災害や困難が行く先にあるのか予測することは難しいでしょう。
 自然の世界では弱肉強食があり、弱い、小さな命が犠牲になることもあります。しかし、人間の世界では、命は一人一人が大切にするものであり、時には、親が、友だちが、周囲の人が、社会が守るようになっています。まずは自分の命を大切にしてください。何か悩みがあったら、早めに相談してください。今回、犠牲になったツバメにはできなかった様々なことを、人間は行うことができるのですから。

ツバメ

 昨日19時、ツバメの巣の下を通った時、巣のふちに黄色いものが見えました。

 見えますか?黄色いもの。
ツバメ1

 昨日までは首がすわっていなかったのですが、首がしっかりとして、巣の外に顔をのぞかせるようになりました。まだ、目は見えていないようで、親鳥が帰ってこなくても首を伸ばして餌を欲しがっています。
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 親鳥が飛んでいくと、巣のふちにうなだれてしまう雛です。
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 親鳥が帰ってくると、首が伸びます。びっくりするくらい伸びます。
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 鳥の成長は早いですね。卵は5個生まれていたので、もうじき5羽全部姿を見せるでしょうか?

ツバメ

 今日は暑いからでしょうか、親鳥はあまり巣におらず、飛び回っております。
 床の隅で、卵の殻を発見しました。
 親鳥は時々戻ってきて餌を与えているようです。
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 親鳥がいないのであれば、巣の中を見てみよう。
ツバメ5

 偶然ですが、きれいに撮影できました。この時期の雛(ひな)は目が開いていないので、親鳥のことを巣の震動で感じ、餌をねだるそうです。
 もうすぐ、巣の外に顔を出しそうです。