グローバルチャレンジ海外オンライン研修最終日は、8月4日に再び熊本市内の会場で行われました。
3日目最初の研修はアーティスティックスイミング(シンクロナイズとスイミング)の北尾佳奈子さんによる「チャレンジ精神育成セミナー」でした。他の人より遅くに始めたことや、いじめられたこと、最終合宿でのプレッシャーなど様々な困難を乗り越えてオリンピックの代表チームに選ばれた話をして下さいました。その中で大切なことは「自分を分析すること」、「自分を信じること」、「いつも自分の心に正直でいること」だと話して下さいました。
最後の研修は「世界トップの台湾資源回収の秘密」についてのお話でした。Story Wearの創設者である陳冠百さんがジーンズの生地を再利用して新たなファッションを作っていることについて話して下さいました。また電動バイクのバッテリースタンドや竹を原料にした弁当箱やスプーンなど、生活の中のエコ活動についてのお話も聞くことができました。
午後は研修のまとめとして、各グループに分かれて3日間の研修を振り返り、最後はグループの意見をまとめて発表が行われました。最初は全体的におとなしい印象でしたが、最後はグループ内で活発に意見が出るなど、確実に成長している様子が見られました。
この3日間の研修を通して、生徒たちは今世界で起きている様々な問題を知り、視野を広げることができたと思います。今後はこの研修で学んだことを活かして、様々なことに積極的にチャレンジしていってほしいと思います。
グローバルチャレンジ海外オンライン研修2日目は、8月3日に各学校からリモート形式で行われました。
2日目最初の研修はマレーシアで起業されている諸江修さんによる「グローバルビジネス起業教室」でした。外国語が苦手だった諸江さんがスイスでの経験をきっかけに、英語やドイツ語で文通したりして勉強に励んだことで翻訳や通訳の仕事をするまで上達し、起業するに至った経緯や、起業して成功する鍵などについて話して下さいました。
2つ目の研修はスリランカの高校生との交流でした。前半では「コロナが私たちの生活に与えた影響」について良い面と悪い面を出し合いました。後半ではスリランカの生徒たちが今スリランカで起きていることを発表してくれました。政府によって引き起こされた国の財政破綻で人々の生活が成り立たなくなり、政府に対して一切の暴力を排除した抗議活動を行ったという話を聞いて大変衝撃を受けました。
3つ目の研修はエストニア人一般家庭の訪問とスマートシティの紹介でした。エストニアは私たちにとってあまり馴染みのない国ですが、人々の生活の様子が垣間見えたことやSDGsを意識した取り組みを知ることができました。
8月1日、熊本市内の会場に県内の専門高校生40人以上が集まり、グローバルチャレンジ海外オンライン研修が行われました。本校からは3年総合農業科の松﨑君、黒木さん、1年総合農業科の松永さん、西さんの4名が参加しました。
午前中は事前研修として4~5人ずつのグループに分かれ自己紹介をした後、個人の目標設定をしてグループ内で一人ずつ述べた後、グループの目標を話し合って決め、全体に発表しました。
午後からは2つの国と結び、オンライン研修を行いました。1つめはオーストラリア、クイーンズランド大学の水野哲男先生による「海洋ごみと海洋生物セミナー」でした。海洋ごみの中でもプラスチックごみが40%以上を占め、ウミガメやアホウドリなどの野生生物に被害を与えており、さらには人間にも健康被害を及ぼしているという話を聞きました。
2つめはタイでトマトを生産されている迫田昌さんによる「タイにおける日本農業の可能性についてのオンラインセミナー」でした。迫田さんはタイで「びじんトマト」という安価で美味しいトマト作りに取り組んでおられます。気候が異なるタイでどのようにトマトを栽培し、トマトが嫌いな人が多い中でいかに市場を広げたかといったことなどについて話して下さいました。
初めのうちは生徒たちはおとなしい様子でしたが、研修の終盤では積極的に質疑を行いました。
また、グループ内での討議もだんだん活発になっていく様子が見られました。
次回の研修会は8月3日に計画されており、当日は現地の高校生との交流会も行われる予定です。この研修で積極的に意見を交わすことによってコミュニケーション能力を向上させるとともにグローバルな視野を広げ、将来は世界に羽ばたく人材に育ってほしいと期待しています。
7月27日(水)に開催された第66回熊本県吹奏楽コンクール高等学校Bの部に出場し、銀賞を受賞しました。
コロナ禍などで十分に練習ができないままでのステージでしたが、本番では力を出し切ることができたと思います。
3年生にとっては高校最後のコンクールであり、これから活動のメインは下級生に移りますが、コロナに負けず盛り上げていきたいと思います。
南稜生が育成したくまもと黒毛和牛の試食・販売会が7月29日、あさぎり町のハロー免田店で開かれました。
この試食・販売会は、南稜生が育成し、地元のオオツカグループが肥育したくまもと黒毛和種を販売するというものです。
生徒も実際に店舗を訪れ、接客を行いました。生徒たちは、これまで、畜産を学ぶにあたり、肉牛を育て、県内の市場に出荷することは行ってきましたが、今回のように実際に店舗での販売に立ち会うのは初めてでした。生徒たちは「いらっしゃいませ」と大きな声を出し、自分たちが育てたくまもと黒毛和牛をPRしました。また、テレビ取材も入り緊張した面持ちで取材にこたえていました。
ご協力いただきました関係者の皆様方、本当にありがとうございました。
神殿原農場の取材もありました。
販売会の様子は来週(8月1日以降)のKKTのテレビタ(17:30以降)で放映される予定です。