総合農業科植物コースでは、栽培のみならず流通についても学んでいます。農産物に付加価値をつけるため、今年度は、早朝収穫に取り組んでいます。早朝収穫した果実は糖度も高く、果実温度が低いので品質を維持した保存も可能となります。
収穫後すぐに調製・包装・販売しています。
数に限りがありますが、不定期に事務室前で販売しています。
8月17日(水)に本校で実施しました。労働安全衛生法では、刈払機を操作する際の資格として「事業者が労働者に刈払機を使用させる際には、刈払機取扱い作業者の安全衛生教育を受講させること」と規定されています。今後の進路実現に向けて受講生は取り組みました。
午前は講義を受講し、刈払機の構造や安全操作などについて学習しました。午後は実技を行い、実際に刈払機を操作しました。
実技を行う場所です。どう変化するか楽しみです。
実技終了後はこのようになりました。今後は刈払機の操作を授業内で練習し、技術を向上します。
講習終了まで時間があったので周辺もきれいにしました。
グローバルチャレンジ海外オンライン研修最終日は、8月4日に再び熊本市内の会場で行われました。
3日目最初の研修はアーティスティックスイミング(シンクロナイズとスイミング)の北尾佳奈子さんによる「チャレンジ精神育成セミナー」でした。他の人より遅くに始めたことや、いじめられたこと、最終合宿でのプレッシャーなど様々な困難を乗り越えてオリンピックの代表チームに選ばれた話をして下さいました。その中で大切なことは「自分を分析すること」、「自分を信じること」、「いつも自分の心に正直でいること」だと話して下さいました。
最後の研修は「世界トップの台湾資源回収の秘密」についてのお話でした。Story Wearの創設者である陳冠百さんがジーンズの生地を再利用して新たなファッションを作っていることについて話して下さいました。また電動バイクのバッテリースタンドや竹を原料にした弁当箱やスプーンなど、生活の中のエコ活動についてのお話も聞くことができました。
午後は研修のまとめとして、各グループに分かれて3日間の研修を振り返り、最後はグループの意見をまとめて発表が行われました。最初は全体的におとなしい印象でしたが、最後はグループ内で活発に意見が出るなど、確実に成長している様子が見られました。
この3日間の研修を通して、生徒たちは今世界で起きている様々な問題を知り、視野を広げることができたと思います。今後はこの研修で学んだことを活かして、様々なことに積極的にチャレンジしていってほしいと思います。
グローバルチャレンジ海外オンライン研修2日目は、8月3日に各学校からリモート形式で行われました。
2日目最初の研修はマレーシアで起業されている諸江修さんによる「グローバルビジネス起業教室」でした。外国語が苦手だった諸江さんがスイスでの経験をきっかけに、英語やドイツ語で文通したりして勉強に励んだことで翻訳や通訳の仕事をするまで上達し、起業するに至った経緯や、起業して成功する鍵などについて話して下さいました。
2つ目の研修はスリランカの高校生との交流でした。前半では「コロナが私たちの生活に与えた影響」について良い面と悪い面を出し合いました。後半ではスリランカの生徒たちが今スリランカで起きていることを発表してくれました。政府によって引き起こされた国の財政破綻で人々の生活が成り立たなくなり、政府に対して一切の暴力を排除した抗議活動を行ったという話を聞いて大変衝撃を受けました。
3つ目の研修はエストニア人一般家庭の訪問とスマートシティの紹介でした。エストニアは私たちにとってあまり馴染みのない国ですが、人々の生活の様子が垣間見えたことやSDGsを意識した取り組みを知ることができました。
8月1日、熊本市内の会場に県内の専門高校生40人以上が集まり、グローバルチャレンジ海外オンライン研修が行われました。本校からは3年総合農業科の松﨑君、黒木さん、1年総合農業科の松永さん、西さんの4名が参加しました。
午前中は事前研修として4~5人ずつのグループに分かれ自己紹介をした後、個人の目標設定をしてグループ内で一人ずつ述べた後、グループの目標を話し合って決め、全体に発表しました。
午後からは2つの国と結び、オンライン研修を行いました。1つめはオーストラリア、クイーンズランド大学の水野哲男先生による「海洋ごみと海洋生物セミナー」でした。海洋ごみの中でもプラスチックごみが40%以上を占め、ウミガメやアホウドリなどの野生生物に被害を与えており、さらには人間にも健康被害を及ぼしているという話を聞きました。
2つめはタイでトマトを生産されている迫田昌さんによる「タイにおける日本農業の可能性についてのオンラインセミナー」でした。迫田さんはタイで「びじんトマト」という安価で美味しいトマト作りに取り組んでおられます。気候が異なるタイでどのようにトマトを栽培し、トマトが嫌いな人が多い中でいかに市場を広げたかといったことなどについて話して下さいました。
初めのうちは生徒たちはおとなしい様子でしたが、研修の終盤では積極的に質疑を行いました。
また、グループ内での討議もだんだん活発になっていく様子が見られました。
次回の研修会は8月3日に計画されており、当日は現地の高校生との交流会も行われる予定です。この研修で積極的に意見を交わすことによってコミュニケーション能力を向上させるとともにグローバルな視野を広げ、将来は世界に羽ばたく人材に育ってほしいと期待しています。