今年度4月に本校生産科学科・園芸科学科へ入学し、教科「総合実習」のなかで、初めて「牛」に接した生徒たち。1年間の学習でどの様に「牛との関わり方」が変わったか、その様子をお伝えします。
生産科学科・園芸科学科1年1組 池田奈央さん(人吉二中卒)
はじめは牛に対して、「大きくて怖い」と感じていて、とても触るなんてできませんでした。でも、授業の中で牛に触れ合う機会が増え、牛一頭一頭の性格の違いが分かるようになり、少しずつ興味が湧いてきました。牛に近寄るときに、優しく声を掛けると牛はじっとしてくれます。怖いと感じていた牛ですが、実は人間が牛を怖がらせていたため、動き回ったりしていたことが分かりました。牛との関わりによって、相手のことを考える事の大切さを学びました。
生産科学科・園芸科学科1年1組 那須葉月さん(錦中卒)
牛は私たち人間のために、お肉を生産してくれたり、お乳を出してくれたりする生き物というイメージしかありませんでした。しかし、総合実習の授業で「牛の行動」や「特徴」について、体験の中から学んだことで、今ではとても愛着を持って牛に接しています。また、安全な牛肉や牛乳を生産するために、牛を健康に保つことの大切さや、牛へ愛情を注げばそれだけ牛も応えてくれる事を学びました。将来は入学当初から抱いている「夢」を実現するために、牛との関わりはもうすぐ終わりますが、授業で学んだことは忘れず、これからは牛の魅力を発信していきたいです。