球磨工ブログ

2013年11月の記事一覧

理化研究協議大会1

 ホームページ管理人は3日間出張で不在です。
 3日間は出張先からの報告になります。生徒が学校で勉強しているように、先生達も様々な場面で勉強しています。

 本日は、理化部会(物理と化学の先生の集まりです)の研究協議大会に来ています。
 午前中は、富士フイルム九州株式会社の見学を行いました。

 まずは写真撮影。(さすが富士フイルム。1枚目の写真は集合写真のために集まる前の様子です。)それから建物へ移動。
工場見学1 工場見学2

 会社説明の後で、工場見学。(工場内は撮影禁止)
 球磨工の理科の先生も勉強しています。(N先生?寝てる?)
工場見学3 工場見学4

工場見学5 工場見学6

 広い工場の一部分の見学でしたが、フィルムづくりの難しさ、工場における様々な工夫・活動を知ることができました。
工場見学7 工場見学8

 物理・化学の先生方が興味を示しているのは、モニターに使用されている偏光フィルムです。フィルムが無いと映像が見えないのですが、「教えにくい偏光という現象を教える方法としていいな」という意見も出ていました。
工場見学9 工場見学10

 午後は、活動報告と研究発表などがあります。ホームページ管理人も研究発表がんばります。

防災訓練

 14日(金)LHRは防災訓練でした。

 避難開始
防災訓練1 防災訓練2

 講評など
防災訓練3 防災訓練4

 消火訓練
防災訓練5 防災訓練6

防災訓練7 防災訓練8

 ちょっとフライング気味に避難してきたクラスもありましたが、静かに5分以内に集まることができました。
 消火訓練には未来の消防士もいたようで、頑張っていました。

化学基礎

 サッカー部を除き、掲載依頼もなく、ネタ切れのブログです。
 このような状況ですので、面白くないと思いますが、11月初旬に行いました化学基礎の実験09を御覧ください。

 座学(教室での授業)は、物質量(mol)やモル濃度(mol/L)に入っていますが、この単元の実験は難しいので、高分子化合物の実験を続けています。

 今回は、天然の高分子と言える多糖類のデンプンとセルロースを使った実験です。

実験09 高分子化合物3

 本実験の目的は、グルコース(ブドウ糖)がたくさんつながってできた多糖類のデンプンとセルロースの違いをヨウ素デンプン反応で確認することと、ダイラタンシーという現象を見ることです。

 試験管に少量の片栗粉(デンプン)と綿(セルロース)が入っています。
実験1 実験2

 両方に水道水を5mLずつ入れます。
実験3 実験4

 さらにヨウ素液を加え、デンプンとセルロースが着色するか(青紫色になるか)どうかを観察します。
実験5

実験6 実験7

 色の着いたデンプン入りの試験管をガスバーナーで穏やかに温めます。
実験8 実験9

 温めることでヨウ素デンプン反応の色が消えた試験管を流水で冷やします。
実験10 実験11

実験12 実験13

 ヨウ素デンプン反応の色は、温めると消え、冷やすと元に戻ります。
 デンプンはらせん構造(のびたバネのような構造)をしていますが、その構造の中にヨウ素が入った時に色が着きます。熱を加えると、ヨウ素の熱運動が激しくなり、らせん構造から出てしまい、色が消えますが、冷えると熱運動が小さくなり、再びらせん構造に捕らわれ、色が戻ります。

 次の実験は、40~50gの片栗粉に少量ずつ水を加え、手で混ぜ、どろどろの流体をつくることから始めます。水はちょうど粉っぽさがなくなるまで加えるのが実験成功のコツです。
実験14 実験15

実験16 実験17

 「液体(流体)は手で持つことができない」ということは常識ですが、この流体は力を加えると固体になるので、手で持つことができます。
実験18 実験19

 しかし、力を加えることを止めると液体に戻ってしまいます。
実験20 実験21

 このような現象をダイラタンシーといいます。球磨工生にとっては面白い現象だったようで、つかんだり、たたいたり、手をいれたりと、泥遊びと同じような状況になってしまいました。
実験22 実験23

 喜んでもらえることはうれしいのですが、机や床はきれいにして帰りましょうね。(実験室が片栗粉まみれになりました。)

化学基礎

 7月中旬、薬品を使わない実験、分子模型を使った実習を行いました。

実験08 分子模型

 目的は、簡単な分子について模型をつくり、立体的な形を理解することですが、発展として炭素4個、水素10個、酸素1個を全て使用してできる分子を複数つくり、原子価(結合の手の数)を守らなければいけないことを学びます。

 大きな分子模型を使用し説明する方法もありますが、今回はモニターと書画カメラを使って説明しました。
実験1 実験2

 今年度、購入いただいた書画カメラはワイヤレスなので、各実験班でつくった分子模型を画面に映し出すことができます。
実験3 実験4

実験5 実験6

 化学基礎では有機化合物や異性体についての取り扱いはしませんが、同じ種類・同じ数の原子を使っても様々な分子ができることや光学異性体について簡単に説明した後で、炭素4個、水素10個、酸素1個を全て使用してできる分子をつくらせました。(分子模型ができた班は、手を上げ、模型の点検後にモニターに映し出します。)
実験7 実験8

実験9 実験10

実験11 実験12

実験13

 5クラス中4クラスが、7種類の異性体全てをつくることができました。中には、簡単に説明しただけでしたが、2-ブタノールの光学異性体を理解できた生徒もいました。

 意味の無い、不可能な構造の分子もいっぱいつくられましたが、楽しく実験できたようでした。

修学旅行説明会

 1年生の11月8日(金)6限LHRは、修学旅行関連の内容で、部屋割りや自主研修の班の確認とJTB様による東京自主研修の説明が行われました。

 今年度の自主研修は、修学旅行4日目を終日使って行われます。
 どのようなコースにするかは、各班で計画することになりますが、そのために使用するガイドブックの説明などを中心に話が行われました。
説明会1 説明会2

説明会3 説明会4

 さて、1年生の皆さんはどのような場所を巡りますか?
 私(ホームページ管理人、1学年主任)は、全班の行動を集約し、一番球磨工生が集中している場所を回ろうと考えておりますので、節度ある行動をお願いします。

一学年育友会

 8日(金)午後、体育館で一学年育友会が行われました。

 昨年度までは1学期終業式後に、3学年そろって行っていましたが、今年度から学年のニーズに合わせて開くこととなりました。(1年11月、2年12月、3年1月です)

 13:00~13:25 受付(体育館)

学年育友会
 13:30~13:35 開会の言葉
 13:35~13:45 学年主任より
 13:45~14:00 生徒指導部より
 14:00~14:15 進路指導部より
 14:25~14:50 修学旅行説明会
一学年育友会1 一学年育友会2

 15:00~16:00 保護者向け進路セミナー
 ・演題 「働くことの意義」・「進路」を考える家庭教育のあり方について
 ・講師 キャリアデザイン工房 オフィスUEMURA 代表 上村 様
進路セミナー1 進路セミナー2

 16:00~16:05 閉会の言葉

 16:10~17:00 学級懇談会
学級懇談会1 学級懇談会2

学級懇談会3 学級懇談会4

学級懇談会5

 平日のお忙しい中、半数近い保護者の皆様に御来校いただき、ありがとうございます。
 学校(教員)と家庭(保護者)の協力により、子ども達をよりよい道へ導くことができると考えております。些細なことでもかまいませんので、お子さんの状況・変化など教えていただけると助かります。

献血セミナー

 11/6(水)15:10~15:50、本校体育館で献血セミナーが行われました。

 講師に熊本赤十字血液センターの髙村様をお迎えし、DVD視聴、血液の話、献血の現状など様々な講話をいただきました。
献血セミナー1 献血セミナー2

献血セミナー3 献血セミナー4

献血セミナー5 献血セミナー6

献血セミナー7 献血セミナー8

献血セミナー9 献血セミナー10

献血セミナー11 献血セミナー12

 献血の話よりもキャンペーンの話の方に反応している生徒が多くて、ちょっと残念でしたが、1月に球磨工に献血バスが来た時には協力をお願いします。

創立50周年記念祠

 創立50周年を記念して、伝統建築専攻科9期生により神明造りの祠が制作されました。

 管理棟玄関には、伝統建築専攻科7期生制作のみこしが飾られています。このみこしは、国宝青井阿蘇神社のおくんち祭りの大人みこしで実際に使用されます。
みこし1

みこし2

 管理棟に入るとすぐに創立50周年記念祠が飾ってあります。
記念祠1

記念祠2

記念祠3

記念祠4

記念祠5

記念祠6

 細部まで造り上げられた立派な祠(ほこら)です。みこしと同じように屋根を銅葺きにすることも考えられたようですが、予算の都合上できなかったそうです。
 制作に関わられた先生・生徒の皆さん、お疲れ様でした。

化学基礎

 今年度は実験した内容をブログに残しておこうと考え、掲載しておりますが、自分の事は後回しになってしまっています。

 さて、10月は体育大会のビデオを鑑賞、修学旅行のホテル部屋割りや班分け、フェスタ準備に化学基礎の授業を使い、実験できませんでした。(授業自身は第3章、3学期の内容に入っていますのでご安心ください。)

 しかし、9月初旬の実験07、9月中旬の実験08ともに掲載しておりませんでしたので、まずが実験07高分子化合物2から載せます。

 実験06に続き、実験07も高分子化合物の実験です。

実験07 高分子化合物2
 プラスチックに代表される高分子化合物ですが、その多くが水と混ざり合いません。(水に溶解や分散しません。)しかし、一部の高分子化合物は水に分散でき、その溶液をゾルやコロイド溶液と呼びます。液状のり、卵の白身と黄身、牛乳、豆乳など身近なものにもゾルはあります。

 ゾルの特徴は固まることです。固まった状態をゲルといい、ゾルがゲルに変わる反応をゲル化といいます。生卵がゆで卵になったり、豆乳が豆腐になったり、などなど料理の世界でもゲル化は多いです。筆記具のグリップなどに使用されているアルファゲル(αGEL)も有名ですね。

 今回の実験は、小学校や中学校で経験した人も多い、スライムづくりと人工イクラづくりです。お遊びにならないように、ゾルとゲルを学習してから実験に入りました。

1 40mLの洗濯のり(ポリビニルアルコールというプラスチックが分散したゾル)にお湯を加え100mLとし、よく混ぜる。
 昨年まではビーカーにお湯を沸かしていましたが、時間短縮のため電気ポットを使いました。
実験1

2 食用色素の水溶液を少量(2mLまでとしています)加え、色をつける。
実験2

3 ホウ砂の飽和水溶液(5~10mL)を加え、よく混ぜ、スライムをつくる。
実験3 実験4

4 遊ぶ
 小・中学校では楽しんでもらえるスライムですが、高校生には幼稚だったかな?
実験5 実験6

実験7 実験8

5 10%塩化カルシウム水溶液に1%アルギン酸ナトリウム水溶液を滴下し、人工イクラをつくる。
 この実験は、初めて行う生徒が多いようでした。今回つくったイクラは食べる事はできないものでしたが、何人かの生徒は手触りを楽しんでしました。
実験

 ゲル化の技術は、料理、化学工業製品などに応用されている大切なものです。スライムや人工イクラをつくったことだけでなく、ゾルやゲルの話も覚えていてくださいね。

断水(11/4 9:00~15:00)

 本日は工事のため、教室棟、体育館、武道場、グラウンドで、9:00~15:00に断水します。

 水が出ません。トイレは使えないわけではないですが、流せませんので使わないでください。(トイレは水が出る事を確認してから使いましょう。)

 このような状況ですが、ホームページ管理人(化学担当)は生徒実験の準備などのため水が必要なので朝からバケツに水をためております。(計画性の無い行動がこのような事態をまねきます。物事は計画的に進めましょう。・・・できてない人に言われても説得力がありませんね。)
バケツ

 5日(火)は、本日の断水の関係で、水道管に空気が入ると思います。水を出す時は気をつけてください。また、5日(火)は月曜日課となっていますので、間違えないように気をつけてください。さらに、進学・公務員の課外授業もスタートします。初日から遅れないこと!

 2学期は行事続きでしたが、気持ちを切り替えて、期末考査に向けてがんばりましょう。