球磨工ブログ

化学基礎

 7月中旬、薬品を使わない実験、分子模型を使った実習を行いました。

実験08 分子模型

 目的は、簡単な分子について模型をつくり、立体的な形を理解することですが、発展として炭素4個、水素10個、酸素1個を全て使用してできる分子を複数つくり、原子価(結合の手の数)を守らなければいけないことを学びます。

 大きな分子模型を使用し説明する方法もありますが、今回はモニターと書画カメラを使って説明しました。
実験1 実験2

 今年度、購入いただいた書画カメラはワイヤレスなので、各実験班でつくった分子模型を画面に映し出すことができます。
実験3 実験4

実験5 実験6

 化学基礎では有機化合物や異性体についての取り扱いはしませんが、同じ種類・同じ数の原子を使っても様々な分子ができることや光学異性体について簡単に説明した後で、炭素4個、水素10個、酸素1個を全て使用してできる分子をつくらせました。(分子模型ができた班は、手を上げ、模型の点検後にモニターに映し出します。)
実験7 実験8

実験9 実験10

実験11 実験12

実験13

 5クラス中4クラスが、7種類の異性体全てをつくることができました。中には、簡単に説明しただけでしたが、2-ブタノールの光学異性体を理解できた生徒もいました。

 意味の無い、不可能な構造の分子もいっぱいつくられましたが、楽しく実験できたようでした。