11月15日、環境コースの3年生は課題研究で取り組んでいる、校内の見本林の整備を行いました
長く手つかずとなっていた見本林の環境を改善し、子供からお年寄りまで多くの方々に憩いの場として利用していただくことを目指して、支障となる樹木の伐採や遊歩道の開設などを行なっています
不用な木を搬出している様子
整備前の写真
今日の写真
少しずつですが、林内に太陽の光が入り、明るい森になってきているのがわかりますこれからどのような森に変身していくのか乞うご期待です
最後に一枚森の現況
宮崎大学の北原先生に来ていただき、総合農業科3年畜産専攻生に対して繁殖技術講習会が開催されました。
北原先生は宮崎大学で授業を講義をされており、自身は獣医師の資格をお持ちです。牛の繁殖や学生への指導のスペシャリストである先生のお話はとても興味深い内容でした。
畜産において、繁殖の分野はとても重要な役割を占めています。繁殖が分かっていないと酪農や肉用牛繁殖経営はできません。同時にとても難しい知識・技術が求められます。
「1円玉や10円玉のサイズ、手の感覚で分かりますか?」という質問から始まりました。牛の直腸検査は指先の感覚で判断します。そのためには自分の手の感覚や大きさを理解する必要があるとのこと。10円は直径23.5㎜でした。意外に大きいと感じました。
シリコン製の牛の子宮を用いて説明して下さいました。子宮角や子宮頸管、卵巣など、堅さも含めてリアルに再現されていました。直腸検査の感覚をつかむにはとても良い道具でした。
全体説明の後、実際に牛を用いて直腸検査や超音波画像診断装置(エコー)の技術を教えて頂きました。
超音波画像診断装置は超音波で子宮の中を見ることができました。超音波画像診断装置は高価な道具ですが、その道具を使いこなす技術が無ければ意味がありません。「卵巣に黄体があります。」「これが胎児です。妊娠していますね」「この子はオスです。ここに性器がみえるでしょ?」北原先生はいとも簡単に子宮の中を見せて下さり、画像を通して説明して下さいました。
「分娩予定日直前の牛は、ここを触れば子牛が触れるよ」えええ?生徒は割と強い力で写真の箇所を押し、手のひらで子牛の存在を確認していました。分娩予定日は11月30日。生まれてくる子牛との出会いが楽しみです。
最後は代表生徒の謝辞で講習会を終えました。
今回の講習会で様々な知識を得ることができたようです。また、全体的に感じたのは「知識や技術には先がある」こと。より詳しく、より上手に。と目標を持ち、練習や勉強に励むことで自分を高めることができます。今回の講習会に参加した3年生は様々な進路につきます。それぞれの道で、今の自分に満足すること無く、目標を持ちながら生活していくことの大切さも教わりました。
北原先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
11月13日、昨日生まれた子牛に哺乳ボトルで哺乳する練習を行いました。
子牛は哺乳ボトルでミルクを飲ませようとしてもなかなか、うまくいきません。強引にすると誤嚥(気管にミルクが入ること)してしまい、病気の原因になります。子牛がミルクを吸いたくなるような方法を考えながら取り組むことができました。
話は変わりますが、先日の問題「なぜ、褐牛(褐毛和種)のお母さんが黒牛(黒毛和種)を生んだか」の答えは分かりましたか?答えは「受精卵移植によって妊娠したから」です。受精卵移植って何?と思った方は総合農業科動物コースの生徒に聞いてみて下さい。
11月15日の午後5時からNICC英会話教室が開催され地域の皆さん(4名)に参加していただきました。和やかな雰囲気の中、皆さん英会話を楽しんでおられました。英会話に興味のある方はぜひご参加下さい。お待ちしております。
11月15日、人吉東小学校の児童約50名が来校し、生活経営科2年生と交流活動を楽しみました。