3月7日(月)東京大学森林流域管理学研究室 蔵治教授と熊本県立大学島谷教授、一柳博士をお招きし、本校の小馬床演習林で降雨時の樹冠遮断を計測する調査法について御教示いただきました
令和2年の県南豪雨災害では、豪雨により森林から多量の水が河川に流入し、氾濫の一因となったと考えられており、森林の保水力が検証できれば、今後の森林づくりのあり方を見直す上での有効なデータになると考えられますこれから本校演習林内に試験対象区域を設定し、降雨量の把握、樹冠遮断量の測定を東京大学、熊本県立大学から助言・協力を得ながら連携して調査していくことが決定しました
県南豪雨災害後、総合農業科環境コースでは、「球磨モンの水土林プロジェクト」として田んぼダム(土)や災害に強い森(林)を造ることで、豪雨時の治水(水)に効果があるのではないかと研究を進めてきました。今後、東京大学や熊本県立大学との連携により、森林の「治水力」が数値として検証できれば、研究の可能性は広がります早速、演習林での調査が動き出します
シャインマスカットとピオーネの苗を果樹園に植えました。
5年後に収穫予定です。その頃は卒業して立派になっていることでしょう。卒業してもブドウ狩りには来て下さい。
成木のシャインマスカットのせん定切り口に1滴の水が確認できました。ブドウが春の訪れを感じ、休眠から目覚め活動を始めた証拠です。
3月2日(水)、総合農業科2年生3名、1年生4名の生徒が熊本県庁現場見学バスツアー(林業技術職)に参加しました卒業後、熊本県庁(林業技術職)への入庁を考えている生徒や職種に興味にある生徒が参加。県職員が日々どのような業務に取り組んでいるのか、学ぶことができました
最初に熊本県で丸太市場、木材製品市場、プレカット工場を備える(株)肥後木材本社を訪問しました全国から木材が集まってくるだけあって、広大な敷地に丸太や木材製品がたくさん並べまれていました人が2人すっぽりと入る大きな銘木も発見木の香りを楽しむ生徒もいました熊本県では地元の木材産業の支援事業や県産材の利活用促進等に取り組んでいることを学びました
次に阿蘇市と南阿蘇村で施工する熊本地震で崩壊した山腹の復旧工事「谷止工」を見学しました。生徒は、大規模な治山工事に圧倒させられると共に、熊本地震の被害の大きさを改めて痛感しました。崩壊した山腹の側には、鉄道や病院、道路などがあり治山工事は人々の暮らしを支え、私たちの命を守ってくれていることを学びました。
ツアーの最後は、林業研究・研修センターで研究業務について学びました事業所等から含水率試験や木材強度試験等の依頼を受けてデータを精査する業務やコンテナ苗による植え付けの省力化、早生樹であるセンダンの普及等、効率的な森林経営に向けての研究もされるそうで、林業職の業務が多岐にわたっていることを知りました
ツアーの最後には、若手職員との意見交換会もあり、「休みはありますか?」「職場の雰囲気は?」など年齢の近い先輩の「生の声」を聞けたようで充実した一日となったようですこれからも是非、情報収集に取り組み、進路実現につなげてほしいです
先日卒業式を迎えた食品科学科3年生「HCC班」が考案した「もろくまフィナンシェ」の販売が7日(月)より開始されます。
商品詳細
「もろくまフィナンシェ」1袋(みそ、お茶、柚子胡椒の3個入) 500円(税別)
販売場所
「人吉温泉物産館」「HASSENBA」「八代よかとこ物産館」「サクラマチクマモト地下1階旬彩館さくら」
「人吉球磨を元気づけたい」を合い言葉に生徒達がアイデアを出しあい、沢山の思いがつまった商品です。
ぜひご賞味ください。
令和3年度 食品科学科卒業 商品を考案したHCC班
3月19日(土)~5月22日(日)熊本市内で開催される全国都市緑化フェアくまもと花と綠の博覧会で展示される高校生花壇づくりに総合農業科植物コースの生徒が取り組んでいます。
今後も数回会場へ出向き、花壇づくりを行ないます。フェア開催中はご来場お待ちしています。