3年食品科学科では10月末から3週間かけて焼酎の製造を行いました。
今年度もあさぎり町稲作部会さんよりご協力いただき、多収穫米「たちはるか」を用いて製 造しています。このお米は農家さんこだわりの合鴨農法・無農薬米です!
製麹操作。蒸し米を40℃まで冷まし、種付けします。
種付け直後。 48時間後。 2日間、愛情を込めて管理しました。
一次仕込み。一次汲水、酵母液、米麹を混ぜ、1週間発酵させます。
その間毎日、最終日まで重量・温度・糖度。pHを測定します。
二次仕込み。一次もろみ、二次汲水、掛け米を混ぜ、2週間発酵させます。
いよいよ蒸留です。プラント蒸留機に二次もろみを入れ、蒸留開始です。
右の写真は気化したアルコールが冷却され液体となって流れてくる様子を観察している所です。
蒸留終了! 常圧のため濁りがありますが、この後タンクに貯蔵し、ろ過、割水の工程を経て製品の完成です。
この3週間の間は、製造のみでなく、もろみの分析実験も行いました。
酸度測定。 アミノ酸度測定。 アルコール蒸留・度数測定。
アルコール蒸留を行うフラスコ蒸留機は昨年度の卒業生からの贈り物です!
大事に使って行きたいと思います!
私たちはこのように、造るだけでなく、分析実験をとおして、もろみの状態を知り、製造は順調に進んでいるのかなど考察します。
また、今週から減圧焼酎の製造も始まりました!
これらの結果は1月に実施する品評会で発表したいと思います。
愛情を込めて製造していきます!