学校生活 南稜NOW

2021年10月の記事一覧

スマート農業による収穫実演会に参加しました。

 10月8日(金)の午後に実施されました。プロジェクト学習で南稜米について取り組む総合農業科3年作物専攻生が参加しました。

 自動運転アシストコンバインはオペレーターが操作せずに真っ直ぐ稲を収穫していました。

 ドローンによるデモ飛行は安定した農薬散布ができることを知りました。

 ラジコン草刈機は傾斜地をきれいに草刈りすることができました。今後の学習をまとめるために理解を深めることができました。

2年普通科福祉コース 介護職員初任者研修 ~ベッドから車椅子へ~

2年普通科福祉コースでは、5月から3月までの福祉専門科目において、「介護職員初任者研修」を受講しています。

10月7日(木)⑤⑥限目は「ベッドから車椅子への移乗介助」の校内演習と実技テストを行いました。

1)あいさつの後、これから行うことを説明し、同意を得ます。にっこりマスクをしてても笑顔をわすれずに!

2)安全に立ち上がるために足底がしっかりと床につくよう前に移動させ、麻痺側を補助します。了解安全第一

3)車椅子の位置を確認していただき、健側の踵を車椅子に直角になるように動かしていただいて、声をかけながらゆっくりと座ってもらいます。ひらめきできるところはしていただく、自立支援が大事ですね。

4)安全のため車椅子に深くすわっていただき、乗り心地を確認します。ピースていねいな声かけができています。

目線の高さをあわせるなど、利用者の気持ちに寄り添いながら、安全・安楽に移乗介助ができました花丸

了解 餌づくりもアカデミック

10月8日、球磨農業研究所で畜産コース2年生がオープンラボ「2021年度ソルガム等牧草研修および収量調査実習」に取組みました。

ソルガム等の飼料作目の特性などを学んだ後、収量調査の手法を実技形式で学びました。

今後のプロジェクト学習に生かせる有意義な学びとなりました。

【3年食品科学科 課題研究】カッセジャパンとの新商品開発意見交換会について

現在、食品科学科3年生の課題研究の授業の中で、県南フードバレー実業系高校商品開発事業でのプレゼンテーション審査に合格しカッセジャパンと協同で県南地域の特産品を使用し、県南地域の新たな「おみやげ」となる商品の開発に向けて取り組んでいます。

審査合格後は生徒が考案したレシピをもとに、あさぎり町ふるさと振興社の益田様からの協力も得て、試作も同時進行で行われています。9月はコロナのまん延防止処置に伴い、協同での実習や意見交換会が実施できず、ひと月遅れの意見交換会となりました。

1・2枚目の写真は、あさぎり町ふるさと振興社益田様、波多野様が製造された試作品

 まず7月末に行われた審査会において生徒が考案したレシピで試作を行われ、試作品製造後の課題点をカッセジャパンの髙沢様よりご説明いただきました。

生徒の考案のレシピから課題点や変更したい点等がまとめられた大変わかりやすい資料もいただきました。資料1枚にしても専門家が作成されているため、わかりやすく、生徒は今後の参考になります。

 次にあさぎり町ふるさと振興社様の試作品の試食をします。生徒が考案したレシピを忠実に再現されていました。生徒も実物をみると驚きながら試食します。

匂いや食感、味をみるために生徒は時間をかけて真剣に試食しました。

試食をしながら生徒8名それぞれの感想を用紙に記入します。

その後、生徒1人1人が感想を述べて改善点や今後の課題をみつけていきます。

生徒は、自らの思いを堂々と話してくれました。

生徒は試作を行う中で失敗と成功を繰り返していますが、現在同時進行で試作を行っていただいているあさぎり町ふるさと振興社の方々も試作を行う上では、難しい点が多く、かなり悩まれたと言われていました。その中で、まだ高校生にはない、プロの視点での試作製造の方法に生徒たちも聞き入り、勉強させていただきました。また、振興社の方々も生徒たちが話す、試作の中で上手くいった点や失敗点、改善点を真剣に聞かれていた姿も印象的でした。

 

カッセジャパンの髙沢様よりネーミングやパッケージについても様々なご提案いただきました。時間は限られていますが、今後の課題研究の授業で生徒たちが取り組む課題も見えたようでした。

 

今回の共同企画は、製造・流通・販売のプロの方々と共に課題研究を進めることができ、生徒たちは、普段の生活では経験できない大きな刺激になっているように感じます。

南稜祭ではプレ販売も目標に取り組んでいます。また正式な商品販売は今年度内を予定されています。

 

今後の活動が非常に楽しみです。

 

また商品の詳細やプレ販売会など正式に決まりましたら皆様にお知らせします。

科学と人間生活で実験を行いました。

科学と人間生活には、微生物を学習する単元があります。

南稜高校には微生物実験の施設が整っています。

1年生生活経営科・総合農業科の授業で、採取→培養→肉眼による観察→顕微鏡観察を行いました。

【総合農業科1組】

教室の出入り口の溝にはどのような微生物かいるのでしょうか

川辺川の水を採取してきました。

このような感じでコロニー(微生物のかたまり)ができました。

データをまとめています

【総合農業科2組】

 小動物舎       教室のドア       校内の水路

など各自が調べたい場所を考えて採取しました。

 南稜高校には15台の最新式の顕微鏡(反射鏡ではなくLEDライト)があります。

1人1台顕微鏡が割り当てられるため自分のペースで観察ができます。

   反射鏡あり          LEDライト

【生活経営科】

 下足箱            圃場(自分たちが育てている野菜)小動物舎の流し

2人で話し合ってどの菌を観察するか決めています。

お互いに違う微生物を採取し、メチレンブルーで染色します。

今回は(株)東レから中空糸をお借りして、水の浄化実験を行いました。

注射器の外側に中空糸がついており注射器のピストンを引くと、注射器に浄水が入ってきます。

これを寒天培地に流し込み培養します。

結果がこちらです。

 Aは採取した水、Bは中空糸を通した水です。

 微生物の数が違うことが分かります。

二学期に入って最初の実験でした。顕微鏡観察結果は微生物をスケッチして提出します。

この実験もテストにでます。しっかり家庭で学習してきてください。