林業専攻生が、科目『林産物利用』で時間と手間をかけて丁寧に製作を進めてきた"ヒノキ木製ベンチ"完成しました!!
今年も、満足のいく仕上がりにまで達することができています。数に限りがありますが、興味があられれば木工室へ!南稜祭では、生徒自身が販売対応致します。
本校、肉用牛部門では繁殖牛の放牧を用いた飼育管理に取り組んでいます。先日、牧草の収穫が終わった畑に放牧する準備をしました。
準備は畑の周りに電気のとおる柵をつくります。繁殖牛は分娩までの間、牛舎に戻ることなく、ずっと放牧地で過します。
電気牧柵を張る支柱を立てました。
リヤカーで支柱を運んでいます。「タイヤがはまった」。引いている人、すごい角度ですね。
畑、一周、ぐるっと支柱を立て、電線をとおして完成です。来週、妊娠している繁殖牛はこっちに移動し、自由に動き回りながら新鮮な草を食べます。ウシにとっても管理する人にとっても優しい飼育管理方法だと感じています。
実習が終わった生徒の胸元をみるとなにか挟まっています。正直、私は「目が届いてないときに遊んでたな~」と疑いました。
先生「あそんどったろ」生徒「いやいや、先生、よく見てくださいよ」
生徒「これがオヒシバです。これはハルジョオン?ヒメジオン?これだけやっと集めたんですよ」
実はこれ、農業鑑定競技の範囲の「畑地雑草」です。教科書やインターネット、プリントで学習した内容では物足りず、探してみたそうです。学ぶ目的はそれぞれあると思います。この生徒は学習したことでこれまでは「雑草」に見えていたものが、今は「オヒシバ」「ハルジョオン」「メヒシバ」「カヤツリグサ」等に見えるようになったのです。とても豊かなことだと感じました。
あ、いた。ただ、遊んでいる生徒!コラ!
現在、夜の7時。秋になり、暗くなるのも早くなってきました。「ビー」「ビー」「ビー」。放課後の教室から定期的にブザーが鳴っています。中の様子をのぞいてみました。
中では数名の生徒が、農業鑑定競技(農業の専門的な知識を問う競技)の勉強をしていました。「ビー」の音は20秒ごとの合図。この合図で次の問題に移ります。中には先生の姿はありません。この生徒達が自主的に取り組んでいるんですね。
実はこの生徒の中の2名(本校から4名)が来週10月26日~28日に行われる第72回日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技熊本県代表として出場します。他の生徒は来年を見据えている1~2年生の様です。
一通り問題を解いたら自己採点をして、唯一の3年生が後輩を集めて説明を始めました。3年生に話を聞くと「説明することで自分の知識が確認できます。また、私たちが卒業した後も南稜高校が活躍して欲しいので、今できることをやろうと思っています」とのこと。自身は大学受験を控えており、志望理由書の作成や面接の練習など、忙しい中、そんなことを考えていたんですね。2年生に話を聞くと「とても分かりやすいです。そして、鑑定だけじゃなく、いろんな場面で先輩方の様に頑張りたい。がんばらなきゃならない。」と話してくれました。
自己採点→3年生の説明を受けた後、再度、問題に取り組みます。
最後にはこの場でよく分からなかったこと、細かく調べなければならないこと、理解しなければならいこと、記憶しなければならないことを黒板に書き出していました。黒板に書かれた内容が帰宅後の宿題だそうです。
自主的に取り組んでいる生徒諸君、努力はウソをつきません。私たち職員はそんな生徒を応援します。目標達成のために頑張りましょう。
去る7月14日、総合農業科で生産した農産物を用いて生活経営科でカップケーキを作り、東京五輪のバドミントンに出場するインドネシア代表チームの皆さんにおもてなしをしました。南稜産のドライトマト、卵、米粉を使ったカップケーキです。今回、そのお礼の品々が送られてきました。
バドミントンチーム色紙、写真アルバム、大会グッズピンバッジ・扇子です。女子ダブルスで金メダルを獲得された選手、男子シングルス銅メダルの選手サインもありました。本当におめでとうございます。大変貴重なものをありがとうございました。カップケーキのおかげで金メダルを獲れた?と思って、また明日からの学習に励みます。
サイン入り色紙受け取りました。ありがとうございました。
インドネシアバドミントンチームの皆さんです。
コロナ禍での厳しい状況の中、ありがとうございました。今後のご活躍を期待いたします。
正面玄関に飾られていたサトイモがサツマイモにバトンタッチ。今年も生徒たちが暑い中に管理し、この秋収穫したものです。立派なイモが収穫できました。しかし、玄関にサツマイモも南稜あるあるですね。さすが農業高校です。販売もしてますよ!