3月に卒業し東京に就職した平野くんが、休みを利用して帰郷し、学校を訪問してくれました。その際、体育大会の練習中とし知った平野くんから熱中症対策にとスポーツドリンク6箱と紙コップを差し入れしていただきました。学校を訪問してくれただけでも嬉しいのに、本当に感謝です。体育大会、頑張ります!
9月25日、全体練習が午前中行われました。今日は入場行進やマスゲーム、ダンスの練習を行ったほか競技係の打ち合わせを行いました。
総合農業科2年生環境コースの放課後当番実習では、校内の神苑整備を行いました。春から夏にかけて神苑を彩った木々たちも秋の訪れと同時に葉を落とす季節になりました。そこで、2年生環境コースの6人が積もった落ち葉を集める「落ち葉かき」の作業に取りかかりました。集めた落ち葉は2トントラック3杯分にもなりました。おかげさまで、すっかりきれいになった神苑ですが、校内には数多くの木々が立ち並んでいます。まだまだ秋の本番はこれからです!!竹ぼうきと熊手が大活躍する季節が到来します!!
9月24日、午後から牛部の生徒は湯前町にある安牧神社に参拝に行きました。
安牧神社は人吉球磨地域全体の牛を支えてきた神社です。参拝者は県内にとどまらず県外からも来られます。牛に関わる生徒・職員それぞれが今の想いを報告し、お願い事をしてきました。
神社の中は、壁一面、牛の写真でいっぱいです。
「安産」「事故防止」「高値祈願」「共進会での勝利祈願」。内容は分かりませんが牛に対する思いがある人たちが集まる場所だと感じました。
さて、生徒、職員はどんなお願い事をしたのでしょうか。よりよい教育活動が続きますように・・・。
9月24日、球磨地域農業協同組合にお誘い頂き、エコー(超音波画像診断)検査をして頂きました。エコー検査とは超音波によって牛の中を見る検査です。肥育牛の場合、枝肉(牛肉)の値段を決める脂肪の入りや、筋肉の形や大きさは、と畜(牛を殺して)肉を見るまでは分かりません。それを生体(生きている内に)確認することができる機器ですが、専門的な技術や知識がないと活用できません。
この日は地域の肥育農家の方々も肥育牛を連れてきて、エコー検査を行っていました。
農家の牛は大きいし、肩幅があるし、背中がいくつも割れているし。同じ程度の月齢(年齢)の牛を見せて頂き、勉強になりました。
また、エコーについても教えて頂きました。
基本的な筋肉の付き方や形、肉質の決め方などを勉強しておく必要性を感じました。
農家の方々の牛を見終わった、南稜高校神殿原農場に来て頂き、和牛甲子園に参加予定の牛2頭もエコーで見て頂きました。7月に宮崎大学の徳永先生に見て頂いた牛です。この2ヶ月での変化、成果を期待します。
まずは「安桜号」。「あ、ああ。これは」
宮崎大学の徳永先生もおっしゃっていた「しこり」。まだ、ありました。しこりとは脂肪の塊みたいな物。原因も明確には分かってないそうです。
画像ではこのように移りました。上の黒っぽいところが「しこり(脂肪の塊)」です。1月までに改善されるかどうか。原因が分からないので対応も分かりませんが、生徒はあきらめていませんでした。「毎日、マッサージします。」これまでも、毎日、牛洗をしてきた生徒です。気持ちでなんとかなることでは無いかもしれませんが、その思いが嬉しく思います。
実際にエコーを使わせて頂きました。当てる場所、強さによって画像に写る映像は異なります。また、私たちでは分からない肉質の様子を説明してくださりました。2頭、見て頂いたのですが、どちらも肉質、ロース芯面積、バラの厚さなど、期待できるとのことでした。1頭(安桜号)に「しこり」が見つかったこと以外は順調とのことでした。
「これからは継続的に、食べさせてください」とのご指導も頂きました。食べさせること。簡単に感じるかもしれませんが、1日10㎏ぐらい食べていることを続けさせることは牛にとっては大変なこと。できるだけ牛が生活しやすい環境を作ってやることで、できるだけストレスを取り除いてやることが大切です。牛の観察とともに頑張ります。
生徒のメモ用紙(勝手にHPに載せてすみません。見事だったもので)。言葉で説明して頂いた内容を、どんどん吸収していました。その姿勢は畜産や牛に限らず、どんな仕事についても求められる、褒められる姿勢です。意欲満々の姿はとても嬉しく思いました。
これからも牛をとおして、生徒は成長を続けていきます。