高校で作った焼酎 成人式後試飲
NHK 01月04日 17時49分 放映
あさぎり町にある南稜高校の卒業生でことしの新成人が、在学中に自分たちで作った球磨焼酎を味わう試飲会が開かれ、大人になって初めて飲める焼酎の香りや味を楽しみました。
4日は、町内で行われた成人式のあと、晴れ着を着た南稜高校の卒業生およそ30人が母校に集まりました。
試飲する焼酎は、卒業生たちが3年生のときに授業の一環として、地元でとれた米を使って作った球磨焼酎で、瓶に入れて2年間貯蔵していました。
卒業生たちはアルコール度数を割水して25度に下げてから、球磨地方で使う「がら」という酒器に移しました。
そして、盃より小さい「ちょく」につぎ、卒業生の代表が「2年前授業でにおいをかぐだけだった焼酎を思いぞんぶん楽しみましょう」と言って乾杯しました。
新成人の卒業生たちは、20歳になって初めて飲むことが出来る、自分たちで作った焼酎の香りや味をゆっくりと確かめていました。
卒業生たちは「自分たちが作った焼酎はおいしいです」とか「はじめての味で結構、辛みがありました。友達と語り合いながら飲めればと思いました」と話していました。
南稜高校卒業生 自作の焼酎で成人祝う
RKK 2018年01月05日 12:45 現在
球磨郡あさぎり町の南稜高校では今年、成人式を迎えた卒業生が在学中に作った焼酎を味わいました。
南稜高校の食品科学科では地域の伝統産業への関心と理解を深めようと2005年から焼酎の醸造に取り組んでいます。4日は今年成人式を迎えた卒業生28人が校内にある南稜焼酎蔵に集まり、40度と43度の原酒を割水して25度に調整したものを味わいました。
「結構度数がきつい」(女性)
「すっきりしてます。おいしいです。」(男性)
自分たちで作りながらも在学中はなめることも許されなかった焼酎を堂々と酌み交わしながら、みんなで思い出話に花を咲かせていました。