・食品科学科SPH COC+微生物実験技術研修Ⅲ(産学連携)
食品科学科2年生を対象に、3回目となる微生物実験技術研修を行いま
した。講師は林田安生様(熊本大学くまもと地方産業創生センターCOC+
推進コーディネーター)です。堤酒造の堤有史様が聴講に来られました。
この研修は、くまもとCOC+事業特別プロジェクト「地域産業及び教育
機関と連携した地域の人材育成と産業支援」と連携して実施されており、
今回は「酵母の培養と観察」「産業界における酵母の利用」がテーマです。
まずは培地の調整方法について説明を受けます。
酵母エキス、ペプトン、ブドウ糖、寒天を水に加えて…
アルミホイルでふたをして殺菌します。
殺菌している間に、酵母の特徴や酵母利用の目的・意義等について学び
ました。
続いて、酵母液の調整です。乾燥酵母を使いますが、酵母特有のにおい
に戸惑う生徒も。
温度に注意し、15分ほどかけて復水します。
酵母を復水している間にプレートを作成します。殺菌した培地が冷えて
固まってしまう前に、滅菌シャーレに流し込みます。
林田先生にお手本を見せていただきました。手早く無駄のない動きを、
生徒たちは食い入るように見ています。
培地のにおいは…「チキンラーメンみたいなにおい!」
酵母の復水も完了。準備が整いました!
プレートに酵母を塗布します。慣れない操作のためか、滑らかに動かす
のに苦労した生徒もいましたが、全員が自分の力でやり遂げました!
プレートは25℃前後で培養し、29日(月)に実施する研修Ⅳで観察
します。酵母の増殖が順調に進みますように。