1月30日、肉用牛部門では今年度最後の予定となる分娩がありました。ウシにとって分娩は命がけ。子牛も親牛も命がけで挑みます。今回の分娩予定のウシは「すみえ」号。予定は1月31日ですが、すみえ号、夕方からなんか変な感じ。「変な感じ」と書きましたが、それが分娩の兆候です。プロの農家さんはこれを見逃さないのです。特に今回はすみえ号にとって初めてのお産。ちょっと気になって、夜、行ってみました。
夜の11時30分。この様子だと分娩(陣痛)が始まったところです。正常な分娩ならば4時間以内に生まれるはずです。
12時30分には足胞(羊膜に包まれた前足)がでました。正常ならばここから1時間以内に生まれるはずです。
「すみえ、上手!」ほとんど介助(引っ張るなど)することなく、自力で産むことが出来ました。
肉用牛部門では令和2年度、11頭目の分娩でした。小さいけど高い能力を秘めたメス牛(美国桜ー安福久ー華春福。分かる人には分かる!)です。何より無事に生まれてきたことがよかった、よかった。これで2年連続分娩事故0達成です。これも生徒が普段から牛を観察し、異変を察知できているからできることなのです。
分娩に関しては来年度は更に面白くなりますよ。「IOT機器の導入」が予定されています。更に全国和牛能力共進会に向けて計画交配した子牛が4月から生まれてきます。目指せ日本一!
とりあえずほっと一息です。興味がある方は農場に来られてください。
文字通り1年の締めくくり、総決算とも言える学年末考査が昨日(2月15日)から始まりました。試験勉強の為に、放課後残って学習したり、分からないところを先生に質問しに来る生徒も多く見かけました。
今年度最後の定期考査は、進級につながる大切な考査ですが、今回の成績を踏まえた上で、この1年間を振り返ると共に新しい目標とともに新学年を迎える準備をしてもらいたいと思います。健闘を祈っています。
新型コロナウイルスの影響で、これまで通りの活動が困難になった育友会。コロナ禍でやれることを一緒に考えて取り組んでいただきました。
今日、2月15日(月)は育友会による今年度、最後の朝のあいさつ運動でした。気持ちのよい一日のスタートがきれたようです。
学校設定科目「球磨農林学」は1年次「球磨を理解しよう」、2年次「球磨を体験しよう」というテーマで学習活動に取り組んできました。3学期は2年間の学習活動のまとめとして、球磨で「変わっていくもの」「変わらないもの」さらには「変えてはいけないもの 未来に向けて大切に守っていくもの」「不易流行」等を考察し、高校生視線で未来の球磨をデザインしました。
伝統芸能や伝統工芸、地域の祭りやコミュニティを大切にしていきたい。
人吉球磨はおいしい農産物がたくさんあるのでそれらを原料とした名物加工品を開発する。
地域にとって球磨川鉄道はなくてはならない。はやく復旧することを願っている。等の意見がありました。
あるグループのまとめより
授業を通して人吉球磨の偉大さを知りました。早く都会に行きたいと思っていた田舎の高校生がここまで人吉球磨にお世話になっているとは思いませんでした。
より人吉球磨のことを深く知れて、よかったです。
7月の豪雨では、ボランティアに行くなど地域の復興を願って協力し、汗を流しました。
球磨川鉄道を利用していた私たちにとっては、大きな損害でした。早く復興を願っています。
コロナが落ち着いたら、人吉おくんち祭りなど伝統行事に参加していきたいです。
この年になっても木工玩具を作ったことがないので、人生で一度は作ってみたいものですね
2年生総合選択Aでは、篆刻に取組み、自分の名前の印を刻しました。
篆刻(てんこく)とは、石などの印材に篆書体を用いて刻すことです。
今回は、押印したときに文字が赤くなる「朱文」という種類で、文字の周りを刻す(こくす)方に挑戦しました。
①篆書の学習を活かし、2.3㎝の世界に文字を配置します。
②怪我をしないよう、彫りを進めます。
③ある程度刻す事ができたら、押印し、彫り残しがないか確認します。
④何度も彫っては押すの繰り返しで、完成したのがこちらです。
次はこの印を使って、最後の作品に取組みます。