人吉球磨の小中学校の先生方を対象とした「生活科・総合的な学習研究会 夏季研修会」。
10人の応募があった食品製造コースでは、麦味噌の製造を実施しました。
使用する原材料は麦麹、大豆、食塩、種水(大豆の煮汁)です。本当は麦麹の製造から体験していただきたかったのですが、
時間の都合上難しいので、今回はこちらで準備しました。
①パラパラにほぐした麦麹に食塩を混ぜます。塩辛い味がお好きな方や塩分控えめにしたい方は、
好みに応じて食塩の量を調整できますが、減らしすぎると腐敗の原因となるのでご注意を。
②種水を加えて混ぜます。熱いまま加えると麹菌が死んでしまうので、十分に冷ましたものを加えます。
③蒸した(または煮た)大豆をペースト状になるまですり潰します。力のいるなかなか大変な作業・・・と思っていたのですが、
皆さんとても手際がよく、あっという間に終わってしまいました。さすがです!ちなみに、大豆を粒のまま仕込んで熟成させる方法もあります。
④ペースト状になった大豆と麹をしっかり混ぜて・・・
⑤団子状に丸めていきます。容器に詰める際に空気が入らないようにするためです。
学校で製造するときはソフトボール大にまとめますが、今回は仕込む量が少ないので、コロッケサイズの団子になりました。
⑥隙間ができないように容器に詰めていきます。隙間が残っていると、カビが発生する原因となってしまいます。
詰め終わったら表面を平らにならし、ラップでぴっちりと覆って完了です!半年~1年程度で食べ頃になりますが、
熟成期間の違いによる味の変化を楽しむことができるのも手作り味噌の醍醐味のひとつです。
大変暑い中での研修となりましたが、皆様のご協力によって滞りなく研修を進めることができました。ありがとうございました
今回の研修が参加された皆様の教育活動の一助となること、そして子どもたちの心に南稜高校への興味・関心を芽生えさせる
きっかけとなることを心から願っております。