免田小学校6年1組の児童31人を対象として、パン作り講習会を実施しました。醸造の
授業の一環として毎年行っており、指導する高校生の数名も小学生のときに教わる側で
体験したことがあるという、伝統ある取組みです。
生地が準備できたら、さっそく取りかかります。台にくっつかないよう打ち粉をふり・・・
生地を4分割します。作るパンは、ロールパン、あんパン、編みパン、キャラクターパンの
4種類です。
分割した生地は、きれいに丸めてから成形します。
ロールパン・・・生地をしずくの形に伸ばしてから巻いていきます。
あんパン・・・最後に生地をつまんでしっかり閉じるのがコツです。
編みパン・・・伸ばした生地を編み込みますが、他のパンよりも少し難しかったようです。
キャラクターパン・・・自由に成形し、チョコペンで顔や模様をデザインしていきます。
4種類のパンが完成!キャラクターパンは、イメージ通りにデザインできましたか?
この後、二次発酵→焼き上げとなります。
焼き上がるまでに後片付け。全員で協力して行いました。
続いて、パンに関する学習会です。
高校生が考えた○×クイズは予想を超える大盛況で、ガッツポーズをする子もいました。
クイズの後は、パン作りに欠かせない「酵母」の学習です。2人のかっこいいお兄さんが、
ペットボトルを持って登場しました。中に入っているのはオレンジジュースのようですが・・・。
高校生「ペットボトル触ってみて。どんな感じ?」
小学生「ぱんぱんになってる!」
高校生「このペットボトル、開けたらどうなるでしょう?」「カウントダウンお願いします!」
小学生「5・4・3・2・1!」
パン ペットボトルの中身がものすごい勢いで噴き出しました。実験は大成功です!
中身が噴き出したのは、酵母がつくった二酸化炭素によりオレンジジュースが炭酸ジュース
になったため。酵母が二酸化炭素をつくるということ、しっかりと伝わったようです。そして、
酵母がつくる二酸化炭素がなければ、パンは膨らみません。酵母の働きは重要です。
最後は、小学生から高校生への質問タイム。テーマは「進路決定」です。中には大人も
顔負けの先を見据えた質問をする児童がおり、感嘆の声が上がっていました。いつもは
控えめな高校生も、このときは小学生の質問に積極的に答えてくれました。
有意義な時間を過ごしたところで、パンが焼き上がりました!
生地が膨らみ、違う表情になってしまったかもしれませんが、それもおもしろさのひとつです。
試行錯誤しながら完成させた世界でひとつだけのパン・・・ぜひ家族で味わってください!
15日(金)には6年2組の児童を対象として実施します。お待ちしております。