学校生活 南稜NOW

2019年12月の記事一覧

農高・農大一貫プロジェクトにおける畜産関連研究報告および熊本県立農業大学校畜産学科プロジェクト発表視聴

 本校は県立農大と農高・農大一貫プロジェクトを行っており、その報告をさせて頂くこと、畜産学科のプロジェクト発表を視聴させて頂くことを目的に、総合農業科の生徒が熊本県立農業大学校(県立農大)を訪問しました。

昼食はカントリーパーク駐車場(県立農大の横)でとりました。報告の最終練習の様子。

 「難しい内容だったら分からないかもな〜」なんて思って聞いていたのですが。結論としてはとても分かりやすく、現場に沿った内容で、奥深いものでした。 学生は一人一研究を担当していました。それぞれ、全く違うテーマでの発表だったのですが、目の付け所が鋭い!「母子分離の際、親と子の場所はどこが適当か」みたいなテーマでは子牛の唾液に含まれる、アミラーゼを簡易検査して、ストレスを数値化して判断。「繁殖牛のボディコンディションスコアと種付け回数の関係」みたいな研究では、ボディコンディションスコアをスマートフォンとアプリで判断。「子牛育成時に与える粗飼料の長さはどのくらいが適当か」みたいな研究では2センチとか5センチとか微妙な差を。「子牛育成時の粗飼料は」チモシーからオーツヘイ、肥育農家のこと考えてイナワラへ。「哺乳バケツを清潔に保つには」などなど。 一見、地味な内容に見えますが、「そこにこだわったかー」って内容ばかり。そして、現場ではとても大切な内容です。難しい本より、よっぽど現場で生かせる内容でした。 今あるものを、今の常識を、教えられたことをそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の目線でやってみることの大切さを学びました。また、そんな経験を積んだ学生の今後が楽しみに感じました。

 本校の農高・農大一貫プロジェクトの報告は最後にさせて頂きました。経験が少ない1年生の発表でしたが、堂々と発表することができました。聞いて頂いた県立農大の学生から、お褒めの言葉を頂きました。今回の経験や、農大生の発表から学んだこと、学んだ考え方を今後の高校生活で生かして欲しいと思います。