学校生活ブログ

演歌の作曲発表会を参観して

1学期の間は3階の音楽室から毎日のように響いていた校歌の歌声が2学期の後半以降ぱったりなくなったので、不思議に思って11月頃、担当の山田先生にそれとなく水を向けてみました。何と、「子どもたちに演歌を作曲させている」と伺い、驚くと同時に「どおりでピアノの短調のピアノのメロディばかりが聞こえてくるわけだ」と納得しました。

人生を重ねるほど、心に沁みるようになる演歌ですが、ある意味年寄りっぽいので、果たしてうちの生徒たちが食いついてくるのかと思い様子を伺ったところ、意外にも楽しそうに取り組んでいるとのこと。重ねて驚き、「作品ができ上がったら、是非発表会を行って下さい。その時は聞きに来ますので声をかけて下さい」とお願いしました。

2月27日(月)の4限目、ご案内を受け発表会を参観してきました。

(当日の様子は、山田先生が3月2日にアップされた「音楽の授業で作曲に挑戦しました!」の記事をご参照ください)

短歌や俳句のコンクールに日ごろから積極的に応募している本校生です。創作意欲の高さは知っているつもりですが、音符が華麗に舞う譜面を見せてもらっての第一印象は「これ、本当に生徒たちが作曲したの?後生畏るべし!」でした。授業中の様子や指導の苦労話、そして生徒たちは作詞も作曲も手掛けたと伺い、高2の頃「なつやすみ折句」の課題(五七五七七の頭にな・つ・や・す・みの一文字ずつを折り込んで短歌を作る宿題)ぐらいでも四苦八苦したことを思い出し、「大変だっただろうなぁ・・・」とすっかり同情しました。

発表会、山田先生のピアノ伴奏のもと、中には緊張気味で歌声が小さい生徒もいましたが、ほとんどの人がのびのびと自分の作品を歌い上げていました。

可笑しかったのは、「我が冬休みの怠惰」という題の作品。苦痛の2学期が終わり、待ちに待った冬休みを満喫したものの、勉強を後回しにしてしまって、自らの首をしめていく学生をイメージした歌詞で、前半の冬休みを満喫しているシーンの中で、既にじわじわと緊張感のあるメロディで不安をあおり、後半転調して最後の2小説で「気づけばあしたは始業式」というオチに入るというものでした。また、部内恋愛をしている女子の複雑な気持ちを曲に込めたものや、伝えたいのに伝えられない・伝わらない恋の難しさを3連符に託したり、16分音符などの速いテンポを使ったりして表現した作品もありました。全体では30%が恋をテーマに曲を作っているようで、43%の百人一首同様、やはり恋は不動のテーマなのだと思いました。

その他、クラスメイトがお弁当を忘れたところを見て、「お昼の悲劇」という曲を作っていた女子グループもいて、発想の豊かさに恐れ入りました。演歌の特徴のこぶしがいい感じ出ている曲もあり、楽しい発表会でした。

ところで、紅白で演歌が流れてきたらトイレタイムという同級生が多かった小学生の頃から、なぜか私は演歌が大好きでした。高3の時に石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」が流行り、その郷愁の思いや艶やかさに魅入ってしまい、「青春18切符」を使って青森まで青函連絡船を訪ねに行きました。まさに歌枕を見に行ったわけです。大学の時のサークルでは、オケ(管弦楽団)でviolin partに所属していましたが、日々の自主練の時は演奏会の曲目よりも「喝采」や「二人の大阪」、「昭和枯れすすき」といった演歌のフレーズをよく弾いていたので、回りはきっと困惑を通り越してドン引きしていたことと思います。そんなふうでしたから「演歌って何だろう?」と、歌い方や音階の使い方、ルーツみたいなものにずっと関心をもっていました。

演歌の起源は韓国の民謡にあると主張する人たちがいます。「釜山港へ帰れ」が流行しましたし、桂銀淑(ケイ・ウンスク)さんもヒット曲を連発して紅白に何度も出ました。我が国が外国文化を器用に取り入れてきた歴史を踏まえれば、韓国の民謡を耳にしたことがないけどそうなのかな・・・と思ってしまいます。

演歌の主要なテーマは言うまでもなく、海・雨・涙・酒・北国・雪・別れ・・・で、それらのフレーズの中に男女の切ない情愛や悲恋を歌い込んでいます。私、演歌のDNAは万葉の頃から始まる和歌にあるのでは?と考えることがあります。

このことに関して、名だたる作詞家や作曲家がテレビ等で、演歌の極意についてお話されている場面に時折出くわします。5千曲以上を手掛け、つい先月亡くなられた作曲家・船村徹さんが「『土の匂い』を大切にしている」と、御高説をお話しになられているのを聞いたこともあります。しかし残念なことに、和歌に関連付けた話は耳にしたことがありません。直接伺うのが早いのですが、勿論そんなチャンスもありません。なのになぜそういう思いに至るかというと・・・。

例えば、平安時代中期に成立したとされる伊勢物語24段に次のようなストーリーの物語があり、男女が和歌を交し合いながら進行します。

宮仕えをすると言って、別れを惜しみながら、男が田舎町を出ていった。女は男の言葉を信じて辛抱強く待っていた。1年が経ち2年が過ぎ、待ち続け待ちわびて3年が経った。待ちくたびれていたところへ、熱心に言い寄ってくる別の男がいる。待ち続けても帰ってこない元の男はもう諦めて、新しい男の愛を受け入れることにした。ところが、「今夜夫婦になりましょう」と約束したまさにその日に、元の男が都から帰ってきた。

 

帰ってきた男は「この扉を開けてください」と女性の家の扉をたたくのだが、女は扉を開けず、『あなたをずっと待っていたけれど、3年の年月を待ちかねて、まさに今夜他の男と枕を交わす(結婚する)のです』と歌を詠んで渡した。

元の男は、女の選択を責めることもなく、再婚して女が幸せならばそれでいいという思いで、自分の愛情を告げつつ身を引く覚悟で長年私があなたを愛したように、新しい人を愛しなさいと歌を返した。

女は元の男の深い愛情に心を動かされ、夫以外の男と結婚しようとしたことを悔やみ、ずっと以前から私の心はいつもあなたの側に寄り添っていましたと歌を詠んだ。

しかし、結局男は帰っていってしまった。女はとても悲しくなり、男の後を追っていったが、追いつくことができずに、清水の湧き出るところで倒れてしまい、嘆き極まりそこにあった岩に、指の血で互いに思いを寄せ合うことができないで、離れてしまったあの人をひきとめることができずに、私の身は今まさに消え果ててしまいそうですと歌を書き、女はその場で死んでしまった。

いかがでしょう。国語教師ではないので現代語訳(意訳)はかなりアバウトかもしれませんが、この約千年前の歌のやりとり、「待つ女」、「男の虚勢」、「3年目の悲劇」、まさに演歌の世界そのものだと思いませんか?

そう言えば、竹内まりやさんが作詞・作曲し、中森明菜さんが歌って大ヒットした「駅」というメロディが大変美しい曲がありました。歌詞も映画的で、日常の中に起こった一瞬の愛する男女のすれ違いを歌い上げています。歌詞の後段に「二年の時が変えたものは/・・・中略・・・/今になってあなたの気持ち/初めてわかるの痛いほど/私だけ愛してたことも」と出てきます。

伊勢物語24段の3年が「駅」では2年になっているだけで、これ、伊勢物語を本歌取り(下敷き)にして作られた曲ではないかと今でも本気で思っています。というのも「初めてわかるの痛いほど/私だけ愛してたことも」、特にここの所です。不完全な歌詞ゆえに様々に解釈されているようですが、「(あなたは)私(のこと)だけ(を) 愛して(くれ)ていた)」即ち「彼がどれだけ自分のことを愛していたか、今になって身に沁みてわかった」というふうに取れば、「本当に愛し合っていたふたりが、なぜか別れてしまったのだけれども、あの愛はお互いに本気だったんだよね。それが今は自分にも分かる」という歌になり、これは下線を引いた伊勢物語の女の返歌にある心情と哀しいほどオーバーラップするからです。「駅」が演歌なのかということは別として、深読みし過ぎでしょうか? 

この曲、いつ頃リリースされたのか気になり改めて調べてみたら何と、1987年(昭和62年)、国鉄が分割民営化してJRになり、私が隣の佐賀県の教員から本県に転職してきた年でした。生徒の皆さんが生まれる遥か前、今から30年も昔の曲です。当然耳にしたことはないかもしれません。でも是非、一度聞いてみる価値がある名曲です。それも(色々な歌手がカバーしていますが、やはり作詞・作曲を自ら手掛けた)竹内まりやさんのものを。歌詞のような経験をしたことがなくても、ものすごく情景が浮かんでくること請け合いです。YouTubeではこの4年間に約1,300万回も再生されているようで、切ない思いを抱きながらこの曲に浸っている人が実に沢山いることが分かります。私自身、「儚くて・悲しくて・美しいという点でこの歌に優る曲を最近聴いたことがないよね・・・」という思いでYouTubeを聞きました。

伊勢物語24段、「駅」ときたら、最後にこのことについても触れておかなければなりません。結核で早世した堀辰雄による小説「曠野(あらの)」です。平安王朝時代、美しい女が身寄りを失って零落していく様子を、優しいまなざしと雅(みやび)な文体で紡いでおり、特に最後の悲劇はまさに伊勢物語24段、「駅」の世界そのものです。

著作権が消滅した作品等を公開するインターネットの電子図書館、「青空文庫」にも全文が置かれており、ダウンロードすることで読めますし、15分もあれば読み切る短編です。画面に目を落とすのが辛ければ、コピペしてワード等に印刷してもA4用紙でわずか10枚位です。中には「堀辰雄なんて聞いたことないよ・・・」という人がいるかもしれません。でも、数年前に大ヒットした宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」は見たことがある人も多いはずです。これ、実在の人物である堀越二郎をモデルにその半生を描いたものでしたが、堀辰雄の小説「風立ちぬ」からの着想が盛り込まれていたと知ると、きっと身近に感じるはずです。実際、映画のポスターには、「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」とありました。(余談ですが、この記事をお読みの中学3年の方は、一昨日の熊本県公立高校入試の国語で、この「風立ちぬ」から引用された文章でしょっぱなの問題が作問されていたことに気付いていますよね。モチロン、「風立ちぬ」は「風が立たない」という打消しの意味ではなく、「あっ、風が吹いた!」という意味です。36年前、グリコ・ポッキーCM曲として松田聖子さんが歌った同名の曲が、後に爆発的にヒットしたことがありました。大学3年だった当時、友達同士での「風立ちぬってどういう意味だろうね?」という会話の中で、何気に打消しで訳したところ、「あんたの文法、相当ヤバい!」と笑われたことがありました)

話を戻します。「曠野」、太平洋戦争が始まる1週間前、昭和16年12月1日に発表された古い小説のようです。でも、絶対に一読の価値ありとお勧めします。ただ、女の実家の財力だけがものをいい、経済的に自立し得ない女たちは、実家の財力と男の立身出世のみに望みを託さざるを得ない「通い婚」という当時の結婚形態、これは現在と大きく異なるものであり、内容を理解する上で背景知識として知っておく必要があります。「曠野」の女が人生を賭けたひとりの男への愛、ため息をつくこと間違いなしです。ちなみに「曠」は難しい漢字です。調べてみたら「空しい」という意味でした。

 演歌の作曲発表会を聞きながら、高校・大学時代の記憶をたどり心豊かなひと時を過ごしました。ありがとうございました。                                    【校長】

後期(一般)選抜1日目が終了しました

 先ほど後期(一般)選抜の1日目が無事に終了しました。受験生の皆さんはしっかり力を発揮することができたでしょうか?試験は明日も続きますので最後まで精一杯頑張ってくださいね!本日は大変お疲れ様でした(^^)/
 
 

blooming

学校の近くの国道沿いにある木蓮、右の写真のように一斉に美しい花が咲いていました。

上品な甘い香りを漂わせながら白色の花が青空によく映え、春になるとつい愛着をもって眺めてしまいます。




 

校庭中庭の木蓮は、左の写真のようにつぼみがぷっくり膨らんだものの、まだ堅そうで開花まであと数日でしょうか?木蓮の木は恐竜が生きていた1億年前頃には存在していて、日本では平安時代から栽培されていたのだそうです。




 
 畑のあぜ道によく見られるオオイヌノフグリ、機械科実習
棟の裏の運河沿いにコバルト色の可憐な花を咲かせていました。

瑠璃唐草(るりからぐさ)」とか「星の瞳」といった別名のほうがロマンチックに響きます。この花、きっと命名者を恨んでいるのかも? 何と、絶滅危惧種です!



みんな、咲いた花を見るのは好きだけど、咲くまでの過程には興味がない。

花が咲くには、強い根があってこそ。

          <小倉全由 日大三高校監督

甲子園優勝2回を誇る日大三高の闘将・小倉全由監督の言葉。

胡蝶蘭を育てるのが趣味の小倉監督は、美しい花を咲かせるためには、まず強い根を張らせることが大事で、この考え方は高校野球にも通じると説く。日大三高の毎年恒例の冬合宿は朝5時半から夜10時まで練習漬けという壮絶なもの。日本一というきらびやかな「花」の地中には、どこよりも追い込んだ練習で培ってきた「根」があった。

これは、「ことだま~野球魂を熱くする名言集~」のp.143に載っていたものです。名監督や名選手の言葉は、これからの人生を後押ししてくれる力強さ、折れそうな心を支えてくれる優しさに溢れています。球春が近づき練習が本格化する今、そんな言葉に触れてみませんか。この本は図書館にあります。                                     

                  【校長】

音楽の授業で作曲に挑戦しました!

生徒たちは小中学校での音楽の授業で、歌唱、器楽、鑑賞を主に学習してきています。特に、合唱はかなりのウエイトを占め、多くの合唱曲を知っており、歌うことが好きな人も多いようです。しかし、目に見える形で作品が出来上がる美術や書道と違い、モノとして残す達成感を味わうことができません。そこで、本校の音楽の授業では、10年間の音楽の授業の総仕上げとして、何か形として残るものをとの思いから、一昨年度から作曲、それも演歌の作曲を授業の中に取り入れています。

演歌は日本独特の進化を遂げた大衆音楽で、小さいころから身近にあるフレーズですから親しみやすいはずです。また、たった5つの音を使い表現でき、わずか3つのコードで伴奏を仕上げることができるので、比較的容易に作曲できるとの思いからです。

とは言っても、初めての大譜表制作に戸惑う生徒や音符の書き方がわからない生徒も多いため、一斉に進めたり、グループごとや各個人で進めたりと一人一人の状況に合う授業の進め方を心掛けました。また、楽典(音楽の決まり事)についても一通りおさらいした後、演歌の特徴(タメ、こぶし)や、音符の表し方、倒置法や体言止めなどを多用した詩の書き方、伴奏の作り方を学習し、1~3名のグループに分かれ作曲をしました。

中には、アイディアが浮かばす何時間もぼーっとしている生徒、逆に3人でコンセプトを話し合ううちに話がそれて恋愛相談になるグループ、詩を作るのに時間がかかってしまい作曲が追い付かない生徒、曲はできたのに詩がなかなかできない生徒と様々で、クラスによっては休み時間のような状況になり、大声で注意することもしばしばありました。しかし、多くの生徒たちが、だんだん作曲の面白さにはまってきて、今年度は期限内に全員が作り終えるという快挙を成し遂げました。

そこで、「せっかくだから発表会をしてみませんか!」と声をかけてみました。しかし、「恋愛」を題材に作曲した男子はどうも人前で歌うのは難しいようです。無理もないことかもしれません。そういうことで、情報技術科のみ2月27日(月)の4限目に発表会を開催できました。男子と女子の「恋愛」に対する受容力の差を感じたところです。

 発表会を開くまで2回ほどグループごとに事前練習を行いました。当日は校長先生、教頭先生にお越しいただいたこともあり、少々緊張している人もいました。しかし、全体的に堂々と発表することができ、友達からの感想にはにかんだり、うなずいたりしていました。自分が苦労して作り上げた曲を周りに受け入れてもらい、共感してもらうという経験が、生徒たちの自信に少しでもつながれば嬉しい限りです。

ちなみに、今年度の1年生の音楽選択者数は、MA:男子20名、MB:男子19名、女子1名、E:男子20名、C:男子20名、J:男子6名、女子15名の合計101名で、5クラスで計46曲ができあがりました。その
46曲の内容の分類は以下のとおりでした。







題材

MA

MB

合計    (%)

食べ物

2   (5%)

  恋

14  (30%)

学校・部活

23  (50%)

季節

3   (7%)

ゲーム

2   (4%)

その他(地震等)

2   (4%)

                                                                          【音楽科 山田さとみ】

【3学年】3学年主任からのメッセージ


「1000日分」のありがとうを・・・
~3月1日、卒業式を終えて~

 196名が無事に巣立っていきました。厳粛な雰囲気の中、卒業式が始まりました。あっという間と思える3年間の中にも、振り返るとぎっしりと思い出が詰まっています。日頃は比較的のんびりした雰囲気のある生徒たちでしたが、体育大会は「やるときゃやる!」精神で、周囲が驚くほどのパフォーマンスをみせてくれましたし、修学旅行は、一致団結して大雪の困難を吹き飛ばしてくれました。そして3月1日、高校生活のクライマックス・・・。涙と笑顔にあふれた最高の卒業式でした。1000日分の思い出をプレゼントしてくれた生徒たちに、心から感謝の気持ちを届けたいです。本当にありがとう・・・。

 最後に、3年間1日も休まず、遅刻もせず毎日学校に来続けた、生徒65名を紹介します。自己管理能力は、一生大切な力となります。                        

(3学年主任 中野 祥子)


平成28年度 3カ年皆勤賞受賞者一覧  

3ヶ年皆勤賞受賞者(3年間、欠席0、遅刻0、欠課0、早退0で、特別指導がない生徒) 

クラス 

番号 

氏名 

クラス 

番号 

氏名 

クラス 

番号 

氏名 

M3A 

池﨑 佑眞 

M3B 

20 

中村 栞奈 

E3 

33 

宮本 大介 

M3A 

石田 真人 

M3B 

22 

橋本 怜 

E3 

34 

宮本 大嵩 

M3A 

岩﨑 潤 

M3B 

23 

畑島 悠生 

E3 

36 

山下 大地 

M3A 

馬田 太郎 

M3B 

30 

福田 友 

E3 

37 

山下 透哉 

M3A 

10 

大塚 翔汰 

M3B 

31 

古田 駿作 

C3 

釜元 統矢 

M3A 

14 

熊谷 勇志 

M3B 

32 

本多 脩那 

C3 

10 

倉田 龍 

M3A 

16 

坂田 芳将 

M3B 

34 

松本 雪人 

C3 

11 

佐々木 智紀 

M3A 

18 

田中 真紗也 

M3B 

39 

山下 優真 

C3 

16 

杉本 壮梓 

M3A 

19 

津組 里奈 

E3 

井手尾 隆則 

C3 

17 

鶴野 翔 

M3A 

22 

長元 雅也 

E3 

大田 千仁 

C3 

18 

富﨑 克 

M3A 

25 

錦戸 誠也 

E3 

12 

坂田 蓮 

C3 

24 

野嶋 光市 

M3A 

28 

濱 飛翔 

E3 

14 

島﨑 理央 

C3 

33 

松村 慶 

M3A 

29 

濵石 瑠偉 

E3 

15 

須﨑 智春 

C3 

35 

三浦 慶人 

M3A 

32 

原田 拓也 

E3 

16 

園田 唯人 

C3 

36 

水野 耀裕 

M3A 

33 

福本 泰士 

E3 

17 

園田 侑大 

C3 

38 

山崎 公司 

M3A 

36 

松本 怜央 

E3 

18 

立石 雄磨 

J3 

井坂 美紀 

M3A 

40 

吉田 健生 

E3 

21 

濱 航平 

J3 

10 

佐藤 芽依 

M3B 

赤坂 翼 

E3 

24 

平井 昂大 

J3 

11 

鯖江 祐太 

M3B 

10 

小林 慎之介 

E3 

28 

桝本 拓海 

J3 

12 

柴田 芽奈 

M3B 

14 

田口 敏崇 

E3 

29 

松﨑 賢治 

J3 

15 

谷川 真依子 

M3B 

16 

千葉 涼風 

E3 

31 

松本 奏流 

J3 

26 

藤川 司 

M3B 

18 

德本 健汰郎 

E3 

32 

宮﨑 伸知 

該当者65名 




   

ジュニアマイスター取得おめでとう!

 今年度の卒業生 ゴールド  21名
              シルバー 33名  取得達成


 ジュニアマイスターとは、工業高校の生徒が、資格・検定の合格を通して身につけた知識・技術・技能を積極的に評価しようというものです。取得した資格や競技会の成績などに点数をつけ、その合計点により「(社)全国工業高等学校校長協会」が表彰する制度です。
 ジュニアマイスターの称号が30点以上ならばシルバー45点以上ならばゴールドの称号が授与されます。

資格・検定等の区分表
資格・検定の名称
資格・検定等の区分及び点数
S 30点
A 20点
B 12点
C 7点
D 4点
E 2点
F 1点
計算技術検定 
1級
 
2級
 
3級
4級
情報技術検定 
特別表彰
1級
 
2級
3級
 
機械製図検定  
特別賞
   
パソコン利用技術検定   
1級
 
2級
3級
リスニング英語検定  
1級
2級
 
3級
 
実用英語技能検定 
1級・準1級
 
2級
準2級
 
3級
工業英語能力検定  
1級
2級
3級
4級
 
日本漢字能力検定  
1級
準1級
2級
準2級
3級
技能士 
2級
3級
    
土木施工管理技術検定 
2級学科
     
電気工事士 
1級
 
2級
   
小型車両系建設機械      
危険物取扱者 
甲種
 
 
乙種4類
丙種
 
情報処理技術者試験(ITパスポート)  
    
測量士補 
     
高校生ものづくりコンテスト
1位
2・3位
ブロック優勝
ブロック入賞
地区優勝
地区入賞
  

1学年地域清掃ボランティアを実施しました。

卒業式前日の2月28日(火)に1学年地域清掃ボランティアを実施しました。
1年生は卒業式に参加しませんが、これまでお世話になった先輩方を送り出すために、学校周辺のゴミ拾い等を行いました。
    

  

  

校長官舎付近で生徒が小さな春を見つけました!

心に残る〇〇〇でした!

無事に○○○が終わり、来賓の方々をお見送りして、ホッとして職員室に帰った時点でのHPのアクセス数は235342でした。

数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れてみたくなりました。

(2+3!)×5―(3+4+2)=31 → 今日3月1日は○○○

【注】 中学生の皆さんへ !は「階乗」または「ファクトリアル」と読み、詳しいことは高校の数学で学習しますが、例えばここに出てくる3!なら、3×2×1を計算することになります。このようにn!なら、n×(-1)×…×3×2×1の自然数の積を計算します。


モチロン、○○○に入る3文字は「卒業式」です。

卒業式については、その様子を詳しく報じる新着情報がアップされているようですので、式後の最後のHRの様子を報告します。

各クラスで担任から生徒へ卒業証書が手渡され、生徒一人一人、高校生活の思い出や決意等を語っていました。子どもからの感謝の言葉で涙ぐむ親や、3年間の友達とのエピソードで笑いが湧き起こるクラスもありました。

 全クラスとも、とても和やかな最後のホームルームでした。

  

 

 最後にこのことも。式終了後、2年生が直ちに後片付けをしました。とても段取りがよく、30分ほどで終わり2年生の団結力の良さも光りました!ありがとうございました。           【教頭】

 

卒業式が行われました!

 平成28年度卒業式が行われました。3年生計196名が天草工業高校から巣立っていきました。
 
 
 3年生の担任の先生方から一人一人名前を呼ばれて起立し、クラスの代表者が卒業証書を校長先生より受け取りました。
 
 
 
 
 校長式辞の後、来賓の方々から心温まるご祝辞をいただきました。ありがとうございました。
 
 
 生徒会長の坂本さんが在校生送辞を述べました。卒業生代表答辞では、中山さんが3年間を振り返りながら、周りの方々や家族への感謝の言葉を涙ながらに伝えてくれました。
 
 
 3年生の皆さんご卒業おめでとうございます!これから新たなスタートを切ることになりますが、天草工業高校で学んできたことを糧にしてしっかり頑張ってください!みんなで応援していますよ!(^0^)/

卒業式の準備が行われています!

 いよいよ明日が卒業式となりました。1年というのは本当にあっという間ですね。(^^;)体育館では明日の卒業式に向けて式場設営が行われています。1年生がシートを敷いたり、椅子を並べたりの作業をしています。今年度は1年生は卒業式には参加しませんので、例年より少し椅子の数が減っています。
 
 この後は校内の大掃除を行う予定です。そして、3年生が午後から登校し、卒業式予行と同窓会入会式が行われます。

(^.^)第2回学校評議員会が開かれました

  2月24日(金)に学校評議員会が行われました。本校の学校評議員、学校関係者評価委員の合わせて6名の方々が5限目の1年生の実習授業を見学されたのち、会議室で行われた学校評議員会にて本校に対する様々な助言指導を行っていただきました。
 
電気科1年生の実習授業参観の様子
 
土木科1年生の実習授業参観の様子 

  
機械科1年生の実習授業参観の様子
 
情報技術科1年生の実習授業参観の様子
   
   評議員会議の様子  評議員の方々から様々なアドバイスをいただきました。

ひな人形、気付いていますか?

 事務室横の来賓用下足箱の上に、桃の花と一対の陶器の雛人形が飾ってあり、心がホッとなごみます。
 
特に女子の皆さん、気付いていましたか?
 
飾られた事務の先生によると、陶芸教室に通って、手ひねりで作陶したということでした。見事な出来栄えです。

 ひな祭りは、季節の節目や変わり目に災難や厄から身を守り、よりよい幕開けを願うための節句として平安時代に始まったのだとか。
 
そして当時は、ひな人形も飾るのではなく川に流されていたそうです。聞くと驚くことばかりです。日本には数多くの伝統行事がありますが、今に生きる私たちはその本当の意味を知らずにいます。ひな祭りもまたその一つかもしれません。 

薬物乱用防止講話が実施されました

2月23日(木)6限目、LHRの時間を利用して、本校の学校薬剤師をされている中村 嘉久太先生に講師に来ていただき、1年生を対象とした薬物乱用防止講話を実施しました。

講話では、アレルギーのこと、私たちの身近にある医薬品は食品や疾病などとの組み合わせによって増悪することがあること、大麻や覚醒剤といった薬物の作用や危険性、タバコの影響など、先生が薬剤師として経験されたことを交えて幅広くお話しいただきました。
 

学校保健委員会が行われました

2月22日(水)学校保健委員会を行いました。

本校生徒の体力の現状や健康状況について保健主事、養護教諭からの報告がありました。続いて、生徒保健委員長が本年度の保健委員会活動について発表しました。

その後、『間食習慣(食生活)について』というテーマで、生徒保健委員会が行った天工生の間食習慣についてのアンケート結果を基に協議を行いました。

質疑応答の時間には、参加した生徒が校医の先生方に積極的に質問する姿も見られました。たくさんの指導助言を頂き、また、意見を交わしながら、協議することができました。

校医の先生方、育友会会長をはじめとした役員の皆様、お忙しいところ御出席いただきありがとうございました。
 
 

あけてぞ今朝は別れ行く ^^)♪

先週24日(金)、窓の施錠の確認のために夕方遅く校内を回っていたら、情報技術科1年のクラスに電気がついて、歌声が響いていました。女子生徒数名がアカペラで「蛍の光」を歌っていたのです。「あけてぞ今朝は別れ行く」という淡々と流れる七五調の歌詞、何ともしんみりとしてしまい暫く廊下で聞きこんでしまいました。

 

この歌、明治時代にスコットランド民謡の原曲に原詞とは全く異なる歌詞が当てられて唱歌になったことは広く知られているわけですが、卒業式でも2番までしか歌いません。哀愁を帯びた歌声を聞きながら、昔、テレビで3番、4番の歌詞の内容について聞いた時の驚きを思い出したところでした。何に驚いたか分かりますか?

 

改めてこの「蛍の光」についてWikipedia等で調べてみました。

 

1番の歌詞は、一途に学問に励むことを褒め称える中国の「蛍雪の功」の故事に基づくものです。卒業式は3日後です。歌詞について整理しておくことは有意義と思いますので、以下に簡単にまとめておきます。

 

蛍の光窓の雪/書(ふみ)読む月日重ねつつ/いつしか年も過ぎ(杉の)戸を/明(開)けてぞ今朝は別れ行く

 

【現代語訳】 蛍の光や雪に反射して窓から差し込む月の光を使って/書物を読む日々を重ねていると/いつの間にか年月が過ぎ去っていき/今朝は杉でできた扉を開けてクラスメートと別れていく

東晋の時代の車胤は、家が貧乏で灯す油が買えなかったために蛍の光で勉強していた。同様に、同じ頃の孫康は、夜には窓の外に積もった雪に反射する月の光で勉強していた。そして、この2人はその重ねた学問により、長じて朝廷の高官に出世した。

 

この歌、掛け言葉(同音異義語を利用して、1つの言葉に2つ以上の意味を持たせて和歌の奥行きを深くしようとする技巧、今でいう駄洒落(だじゃれ)みたいなもの?)が巧みに使われていて、それが分かりづらさの原因になっているように思います。現代語訳を読むと「そういうことだったのか」と、もやもや感がとれるわけですが、生徒の皆さん方は2組の掛け言葉を見抜いていますか?

 

1組目は、「過ぎの遠」と(作詞家の)生家でしょうか、その家の「杉の戸」2組目は、年(朝)が「明けて」ぞ と杉の戸を「開けて」いよいよ旅立ちで、みんな別れて行く・・・、すなわち「明けて」と「開けて」です。

 

ひょっとして、中国の蛍は本が読めるほど点滅の間隔が長かったのかと突っ込み入れたくなる人もいるかもしれません。

ところで、この歌、3番4番とあり、特に4番の歌詞は、できた当時は次のようだったようです。

 

千島の奥も 沖縄も/八洲のうちの 護(まも)りなり/至らん国に 勲(いさ)おしく/努めよ我が兄(せ) 恙(つつが)無く

 

【現代語訳】 千島列島の奥も沖縄も/日本の支配下にある/日本の支配が届かない国には勇敢に/「仕事」をしてください男性のみなさん、どうぞご無事で

 

ところが、戦争に次ぐ戦争に伴う領土拡張等を受けて、出だしが当時の文部省の手によって何度か改変されているようです。

千島の奥も 沖縄も 八洲の外の 守りなり(明治初期)→千島の奥も 沖縄も 八洲の内の 守りなり(千島樺太交換条約・琉球処分による領土確定を受けて)→千島の奥も台湾も 八洲の内の 守りなり(日清戦争による台湾割譲を受けて)→台湾の果ても 樺太も 八洲の内の 守りなり(日露戦争後)

 

ここでは取り上げませんが、3番も「ひたすら力を尽くせお国のために」といった趣旨の歌詞が最後に出てきます。ということでこの歌、軍歌の色合いもあったのか?とか思ってしまうわけです。実際、「大日本帝国海軍では『告別行進曲』もしくは『ロングサイン』という題で海軍兵学校や海軍機関学校等の卒業式典曲として使われた」とありました。卒業式で2番までしか歌われない理由も納得です。調べてみると驚くことばかりです。

                          【校長】

冴え冴えとした冬の朝の風景 (^^♪

今朝の冷え込みは格別でした。

本校すぐ横の瀬戸運河、水面からうっすら蒸気が立ち上りとても趣がありました。運河に沿って整備されているプロムナード(遊歩道)も霜で真っ白です。そんな幻想的な景色を見ていたら、冬の京都の宇治川にかかる朝霧を美しく詠んだ権中納言定頼の和歌(百人一首No.64)が思い出されました。

 

朝ぼらけ 宇治の川霧(かはぎり) たえだえに

     あらはれわたる 瀬々(せぜ)の網代木(あじろぎ)

 

冬の日の夜明け頃、目を覚まして外を眺めてみた。すると夜のとばりがうっすらと明けてくるとともに、川霧が徐々に薄らいでいき、宇治川名物の網代木(鮎などを取る竹や木で編んだ仕掛け)が見え始めてきた・・・といったところでしょうか。特に技巧もなく意味が分かりやすいうえに、「あ」の音が心地よく響き、体言止めが余情を誘うので好きな和歌の一つです。

そう言えば、私の知人など、わざわざその景色を見るために宇治まで訪ねていったと自慢話を聞いたことがあります。百人一首が縁で、平安時代と平成が繋がったということで、これまた凄いな・・・と思いました。

 

たった今、3限目のチャイムが鳴り、テスト3日目が終わった生徒たちがワイワイ言いながら帰っています。試験の出来はどうだったのでしょうか。

「霜が降りた日は晴れ」の観天望気のとおり、眩い青空が広がっています。明日の最後の考査を目指して、このポカポカ陽気の中、試験勉強に集中できるのでしょうか。いずれも気になります。

              【校長】

228632→Happy Valentine's Day !(^^♪

今朝8時10分現在のアクセス件数は228632。

数字の並びをそのままにして、加減乗除の記号を入れてみたくなりました。22×8+6+32=214

今日2月14日は、学年末考査初日そして、バレンタインデー。

小中学校は「友チョコも含め校内持ち込み厳禁!」というところも多いようです。発達段階に照らすと無粋(ぶすい)とは言えないのかもしれません。

本校ではあくまでも生徒の良識に任せており、特に何も指導していないのですが、自らの高校時代の思い出と重ね合わせるに、特別な日であるだけにきっと様々なドラマが繰り広げられるのかもしれません?


 毎年、ネットでも発表される某チョコメーカーが主催する『バレンタイン今どき川柳』。入選作が100句紹介されていますが、次の句に年ごろの男子を持つ母親の揺れる思いに感じ入ったところでした。


 子の部屋の チョコの香りに ホッとする

           【校長】

【美化委員会】校内美化コンクールを行いました!!

 本校では各学期の考査前1週間を利用して、校内美化コンクールを行っています。美化コンクールとは、各学年でクラス対抗の5S活動を競い合います。

 美化委員会が中心となって、掃除中と放課後にチェックを行い、グラフ化して全校生徒に状況を知らせます。


  

【2学年】2学年集会


[2学年] 学年集会

 明日から学年末考査を控えた13日(月)の朝SHRの時間に、2学年集会を行いました。

 まず、3学年主任より学年末考査に向けてのお話がありました。「人間性も大事だが、評定や欠席日数などの頑張りを示す『数値』を上げることが大事である」ということや、「これから3年生になるにあたって、部活動や学習などで学校全体をリードする役割を担ってほしい」、「就職・進学試験を皆で頑張る雰囲気、合格を皆で勝ち取り、喜びを共有する雰囲気を作ってほしい」など、3年生の心がまえについてのお話もあり、皆真剣に話を聞きました。

 その後、3年生の卒業式に向けて「蛍の光」と「校歌」の練習をしました。歌に気持ちを込め、それが3年生に伝わるよう、しっかり練習をしたいと思います。


      年末考査を前に!               3年生のために校歌練習!
       

【3学年】消費者教育講演会

    
  卒業は、消費者自立の第一歩

 2月13日(月)、3年生の登校日にあわせて、上記の表題で消費者教育講演会を実施しました。講師は、熊本県金融広報アドバイザーの橋野君佳様です。1人暮らしを始める前に、「その商品は自分にとって必要なのか、よく見極めて!」「収入の1割は貯蓄をする」「うまい話は疑ってみる」「不要なものはきっぱり断る」「困ったときはすぐに相談。お金の問題は必ず解決できる」「局番無しの「188」で一番近い消費生活センターにつながる」など、これから役に立つ知識や消費者としての心構えなど、詳しく教えていただきました。

 これまでは身近で見守ってくれる大人たちがいましたが、これからはそうはいきません。生徒たちが「消費者として自立する」ということを自覚する貴重な機会となりました。