2016年11月の記事一覧

生徒会立会演説会・投票が行われました!

 平成28年度生徒会立会演説会が体育館にて行われました。今回は生徒会会長に立候補したのは、情報技術科2年の坂本桜子さん。副会長に立候補したのは、電気科1年の江﨑優大君と機械科1年B組の松元将吏君です。それぞれの応援者からの演説と立候補者からの演説が行われました。3名とも学校を良くしたい!という想いを具体的に語ってくれたと思います。
 
 
 立会演説会後は、1年生が多目的会議室、2年生が化学室、3年生が土木科棟測量実習室での投票を行いました。開票結果は11月28日(月)に発表されます。
 

地震・津波避難訓練

 平成28年度地震・津波避難訓練が実施されました。この訓練は、震度5以上の地震により、校内の津波一次避難所である情報技術科棟5階に通じる階段等が崩落して安全な避難が不可能になった事態を想定し、二次避難所である第二グラウンド上方配水タンク場(海抜50.7m)に避難するものです。2年に1回行うこの訓練ですが、2年前の前回は雨天のため、配水タンクまでは行きませんでした。したがって、現在天草工業に在籍する生徒は初めて第二避難所へ行く機会にもなりました。
 初めに体育館で、東日本大震災時の石巻市をおそった津波の映像を視聴しました。生徒たちは真剣な様子で映像に見入っていました。その後、緊急地震速報の発砲で地震時の頭の保護体勢を取り、津波警報が発令されたという設定で第二避難所への避難に移りました。
 
 学校から第二避難所まではクラスごとに移動をしました。途中は車の通りの多い場所や急な坂道を登る場所もありましたが、全員避難場所に到着することができました。
 
 
 
 
 4月には熊本地震が起こり、その後も日本各地で地震が続発しています。先日は福島でも地震が起き、津波もありました。いつ天草でも地震や津波の被害が起こるかわかりません。時間が経つと様々な事を忘れて油断してしまいがちですが、今回のような訓練を通して、防災への意識を日頃から高めていきたいと思います。

期末考査1週間前 (=^・^=)

今朝は快晴で瀬戸の山から上る朝日に、実習棟が照らされて、キラキラと輝きとても美しかったです。

さて、今日は考査1週間前です。ラケットやバットを鉛筆に持ち替えて勉強に専念しましょう。明日は祝日でじっくり勉強できるはずです。1、2年生は、年度内残る試験は2回です。ということは・・・、あと2回で就職や進学を左右するといわれる「評定」が決まってしまいます。心して臨みましょう!そんな皆さんに、勉強そのものといって言っていい「記憶」について少し話をしたいと思います。

定期考査にしろ資格試験にしろ、その勉強では暗記することが沢山あるのに、人の脳は記憶した物事を片っ端から忘れるようになっているから困ったものだと思ったことはありませんか?でも、早く忘れていいものは早く忘れないと、例えば町中ですれ違った人全員を記憶してしまう状態が当たり前になったら、かなりストレスに感じるし、脳には大きな負担になることでしょう。早く忘れていいものと、記憶しなければならないことの差別化を行うことにより、私たちは脳を無意識に守っているといわれています。

また、記憶は外部からの情報を収集・整理するだけでなく、危険な体験をした場合に、その後回避するためにも使われます。その意味では、生物が外敵から身を守りながら厳しい環境に適応するために不可欠な機能とも考えられています。

では、皆さん。記憶には感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つの段階があることはご存知でしたか。(それぞれの言葉の意味の説明はここでは省略します。とりあえず、言葉から受け取れるイメージのとおり理解して差支えありません)

勉強をしていると「すべて長期記憶だったらいいのに!」と思うことが多々ありますよね。でも、そうはいかないのが人の悲しいところです。

前置きが長くなりましたが、試験勉強に励む皆さん方に、短期記憶をいかにして試験の時使える長期記憶にするかということについて、ヒントを差し上げたいと思います。と言っても、最新の脳科学の知見を引用しながら様々な研究者が長期記憶に結びつける勉強の仕方を説いるわけで、その中から広く共通しているアドバイスの紹介になります。結論を聞くと「な~んだ!」となりかねませんが・・・。でも是非、参考にしてください。


 人間は五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を介して脳に情報が伝達されます。その際に、働かせる感覚器官が多ければ多いほど、記憶は強化されやすく、長期間に渡って残りやすいことが実証されているのだそうです。たとえば、本の内容を暗記する場合、視覚を使うだけの黙読よりも、視覚と聴覚を働かせて音読した方が、確実に記憶できることは皆さんたちも経験上感じていることでしょう。

さらに記憶を強固にするためには、本の内容を音読しながら紙に写すほうが、視覚と聴覚に加え触覚を働かせている分、より記憶ができるということも実証されているとありました。とにかく、五感をフル活用させたほうが記憶に残るわけです。試験勉強ではこれを多いに活用しましょう。

そうです。覚えたいことを声に出して音読しながら(できれば同時に紙に写しながら)覚えましょう!古くから知られた方法ですが、これだけ脳の働きが解明された現代でも、今のところこれに勝る記憶定着の方法はないようです。


 最後に、早く忘れ去りたいのに、どうしてこんな面白くないことを40年経った今でも覚えているのだろうかと思秋期の今、私自身不思議に思っていることを一つ。確か寒い頃のテストだったので、高校2年の2学期の期末考査じゃなかったのかと思っていますが、英語の試験にこんな文章が出て、和訳をしなさいとありました。

I wish I had worked harder, when I was at school. 


 私はこの仮定法の英文を「学生の頃、もっと働いておけばよかったのに」とアルバイトなどをしなかったことの後悔を滲ませた和訳をして答案に書いていました。

そしたら、驚いたことに返された答案には、大きな×がつけられていました。何と正解は、「学生の頃もっと勉強をしておけばよかった」なんだそうです。

study harder なら分かります!でもwork harder、これが学校生活について使われると「もっと一生懸命勉強をする」なんていう意味になることを、何と高校2年生まで知りませんでした。恥ずかしいことです。

皆さん方は英文のような後悔をしないように、期末考査に向けての健闘を期待します。
                                         【校長】

『受験脳の作り方』(池谷裕二著)にそれぞれの記憶の特徴や脳内の活動部位など、そのメカニズムが詳しく説明されています。著者の池谷裕二博士は、記憶のメカニズムにおいて、極めて重要な役目を果たしている海馬(かいば)についての研究で薬学博士号を取得した最前線の研究者です。しかも、一般人向けに記憶のメカニズムについてじつにわかりやすく説明してくれるサイエンスライターとして卓越した才能をもつ人でもあります。本書の中から一部を抜き出してみますが、朱書きのところは早速、応用可能です! 

・「海馬に必要だと認めてもらうには、できるだけ情熱を込めて、ひたすら誠実に何度も何度も繰り返し情報を送り続けるしかないのです。」(p.38) 

・「忘れることには個人差がないことを覚えておきましょう。」(p.49) 

・「復習すれば忘れる速さが遅くなるのです。」(p.63 

・「実際、腹がすいている時の方が記憶力が高いことが科学的に証明されています。・・・たとえば朝昼晩の食事前などは、脳が適度に危機を感じている状態です。」(p.106 

・「したがって、部屋の温度は若干低くした方が、学習効率が高まります。(p.107) 

・「つまり、覚えたら忘れないうちに寝る、これが鉄則なのです。(中略)就寝時間の1~2時間前は、脳にとって記憶のゴールデンアワーです。」(p.134135 

この本、5階の図書館には無かったようでしたので、入れてもらうようにリクエストしておきました。興味が湧いた方は、ぜひ読んでみてください。読みやすい本ですよ。 

がんばる高校生表彰式!

平成28年度熊本県がんばる高校生として機械科3年の中山紀香さんが蒲島熊本県知事より表彰状を頂きました!
 

以下は、中山さんへのインタビュー記事です!

Q1 今回平成28年度熊本県がんばる高校生の表彰式を受けての感想をお願いします。

私は様々なことに挑戦をして全力で取り組むようにしてきました。その努力が周りから認められたようでとても嬉しかったです。挑戦することは自分自身にとって決して無駄にならないので、これからも様々なことに挑戦していきたいと思います。

Q2 残り少ない高校生活をどのように過ごしたいですか?

卒業後は就職で九州を離れてしまうので、家族との思い出、友達との思い出をたくさん作りたいと思っています。また、今回このような表彰状も頂くことができたので、残りの高校生活も様々な面で全力を尽くして頑張りたいです。


Q3 高校卒業後は、トヨタ自動車に専門部生として入社予定ですが、どの様な仕事がしたいですか?

 トヨタ自動車の専門部は1年間の学習を経て、様々な部署に配属されます。
 私は技術系に進みたいと考えています。そのためにもカーエレクトロニクスやメカトロニクスなどの電気の勉強を早め早めにしておきたいと思います。

 

 

 

 

 

建設産業イメージアップ戦略事業「高校生向けガイダンス」

 建設産業イメージアップ戦略事業「高校生向けガイダンス」に参加してきました。最初にKKRホテルにて、先輩技術者の講話と熊本城の被災状況、復旧状況の説明を聞くことができました。建設産業の仕事について深く知ることで興味が湧きました。また、熊本を復旧させるには20年かかることを学び、現在の高校生が中心となっていかなければならないという責任感と使命感をいだきました。
 講話後は熊本城の視察を行い、瓦は剥がれ、倒壊寸前の熊本城を実際に見ることで、熊本地震の被害の深刻さを改めて感じました。
 今回の建設産業イメージアップ戦略事業「高校生向けガイダンス」に参加することで、今後の進路決定に向け良い経験となりました。











【情報技術科】平成28年度熊本県工業高等学校生徒研究発表会


  11月16日(水)崇城大学本館6階学術講演会室で開催された「平成28年度第28回熊本県工業高等学校生徒研究発表会」に参加してきました。

 生徒研究発表会は県内の工業関係高校の生徒が日頃の研究成果を発表、今回は情報技術科3年生9名が研究の成果を発表しました。

  テーマ「熊本地震から考える~わたしたちの災害対策~」です。内容は、熊本地震や天草での台風などの災害を調査し、最終目的の災害時に利用でき、オフラインで動作する携帯端末向けのアプリを開発です。

  発表当日は、全員が高校生らしく堂々と発表しました。結果は「奨励賞」でしたが、生徒達が協力して1つのことを一から考えて、作成し、課題を解決していくプロセスを経験できたと感じていることでしょう。


   

善行児童生徒表彰を受彰!

土木科3年生の永田健人君が、今年度の熊本県公立学校善行児童生徒表彰を受彰しました。

表彰事由については、今年の8月2日(火)の夏期課外からの帰宅途中、茂木根海水浴場で銛(もり)を左足甲に刺して大けがをした中学生を救助したことです。その際、海岸から60~70m離れた岩場でうずくまっている中学生のところに向かうために、迷わず制服を脱いで岩場まで泳いで渡り、救助が到着するまで中学生を励まし続けました。

 永田君の優しさと勇気のある行動に拍手を送りたいと思います。



【1学年合同LHR】デートDV防止教育

 11月17日(木)6限目、天草地区の人権擁護委員の方々8名にお越しいただき、本校体育館において1年生全員を対象に人権教室が開かれました。「デートDVって何?~対等な関係を築くために~」というテーマで事例ビデオを視聴し、意見発表をしたりワークシートに記入したりしながら、男女交際における注意喚起をすることができました。
 恋愛感情がエスカレートして過剰な相手への束縛につながってしまったり、相手を自分の思い通りにしたいという気持ちが暴力という手段を選択させたりする危険性を学びました。デートDVには精神的暴力・経済的暴力・身体的暴力などがあることも知りました。互いに加害者にも被害者にもならないで、明るい人間関係や付き合い方ができるように、相手を尊重していきたいと思いました。


  

  

  

いじめ撲滅提言カード作成中!

 本日は朝から特設LHRにて、「いじめを許さない取り組み」いじめ提言撲滅カード作成が全クラスで行われています。
 天草工業高校では、いじめの防止等のための対策への提言として、①いじめの防止、②いじめの早期発見、③いじめへの対処、④その他を策定しています。それらを基にして各クラスで考えや意見をまとめていきます。具体的な内容としては、「いじめる側の気持ちはどんな気持ちなんだろう?」「いじめられる側はどんな風に思っているかな?」を2大テーマにして各班で話し合います。そして、話し合って出た意見を用紙に貼りつけていきます。最後に、いじめ撲滅提言を模造紙に記入していくというものです。
 各クラスの特徴の出たものになると思います。どのようなものができるでしょうか?
 
 

事業所の皆さま、インターンシップお世話になりました。

11月8日(火)~11日(金)の4日間、2年生184名を対象に天草管内の79事業所でインターンシップを実施しました。小売業・飲食業・サービス業の51事業所の125名の他、建設業・製造業15事業所に31名、保育所・幼稚園の6事業所に11名、福祉・医療の4事業所に9名、公務・協同組合の3事業所に8名を受け入れていただきました。本校のインターンシップでは、建設会社や電気関連会社、工業に関する製造業などを体験できるのが特徴の一つです。 

インターンシップを体験した生徒たちの感想は以下の通りです。


(生徒の感想)  

 ・仕事の難しさと楽しさを学んだ。

 ・実際にやってみるととても大変だったが、
  やりがいや達成感もあった。

 ・社会の厳しさを学んだ。

 ・学生と社会人の違いが分かった。

 ・学校とは違い、ミスができない環境で、い
  い緊張感をもってやれた。

 ・心の持ち方で仕事に対する取り組み方が変
  わってくることが分かった。








(生徒の感想)

 ・相手への接し方、会話力などコミュニケーションを学
  んだ。

 ・笑顔の大切さ、相手の目を見て話すこと、挨拶の必要
  性を学んだ。

 ・ミスをした時に自分だけで解決しようとしないこと、
  チームワークの大切さを知った。

 ・接客は、明るさと元気のよさが必要だった。

 ・一つ一つの作業に責任を感じた。

 ・立ち仕事で腰が痛かった。仕事のつらさが分かった。

 ・身の周りの整理整頓が大事だと分かった。

 ・お客様に感謝の言葉をかけていただいてとても嬉し
  かった。

 ・事業所の人に質問をして、やりがいなどを聞くことが
  できた。

 ・職場の方々がとても丁寧に教えてくださり、こういう
  人間になりたいと思った。



(生徒の感想)

 ・希望する職種に就きたいという気持ちが強くなった。

 ・さらに仕事について考えるようになった。

 ・自分の適性を見ることができた。

 ・自分にはまだ学ぶべき事が多くあることに気付いた。
 
このように、多くの生徒が「仕事の大変さややりがい」を知る、よい機会になりました。また、「仕事をする上で必要なこと、大切なこと」を学ぶことができ、「進路について考えるきっかけ」を持つことができたようです。

 
        ホームプラザナフコ本渡店              福伸「はなれ利休」
 
      ザ・マスターズ天草コース           パティスリー メール・デュース
            
   めぐみ保育園                     熊本トヨタ自動車 天草店
 
     光南開発(TSUTAYA)                昭和建設工業
 
         天草池田電機                     浜石油
 
          うしぶか                   天草市立中央図書館
 
          イタガキ                熊本三菱自動車販売 天草店
 
           木村パン                   ロッキー本渡店

 最後になりましたが、お忙しい中、本校生徒を受け入れてくださった事業所の皆様に厚く御礼申し上げます。この4日間の体験を、進路決定や普段の生活の中に活かしていきます。