2019年11月の記事一覧

【3学年】防災学習①(簡易トイレ・水運搬・新聞紙薪作り)

3年生の「政治・経済」の授業では、10月から1月にかけて「実践型防災学習」に取り組んでいます。

防災主任の橋口先生、図書館の田中先生、理科の濱田先生に協力をいただきながら、防災学習の前半部分で学んだ内容を紹介します。

まず、過去に熊本で起こった災害を調べてレポートにまとめたり、天草市が発行している資料をもとに、オリジナルのハザードマップを作成しました。

さらに、災害時に停電や断水になっても、トイレの問題や水の確保、暖をとる方法などを実践的に学ぶことで、公的な支援が得られるまでの間、自分たちに出来ることを考えて実行できる力を身につけられるようにしています。

●段ボールを利用した、簡易トイレ製作

 

●段ボールトイレで、緊急簡易トイレキット(吸水ポリマー)使用実験

市販のトイレキットで、成人1日分は十分に対処出来ることが分かりました。

 

●タンクがなくても、水20リットルを運ぶ方法(ポリ袋・カーテンを使用)

ポリ袋に水を入れて、そのまま1人で運ぶのは重いので・・・

使わなくなったカーテンなどを利用すれば(両端同士を結ぶ)、簡単に水を運ぶことができます。

 

●新聞紙で薪を製作

細かくちぎった新聞紙を水に浸し、筒状に成形し(ラップの芯利用)乾かします。

単に新聞紙を丸めたものと、新聞紙薪に同時に火をつけると、

新聞紙薪のほうが、倍以上の時間をかけて燃焼しました。

 

防災学習後半では、避難所に指定されている施設に実際に足を運んだり、災害食を作ります。

 

 

参考文献(天草工業図書館にあります)

『警視庁災害対策課 ツイッター防災ヒント110』 2019年 日本経済新聞社出版

『ひさいめし~熊本より3年~備えあれば憂い無し、ときどき猫~』 2019年 ウオズミアミ著 エコーズ出版

 

【機械科】2学年インターンシップ

 10月28日(月)から11月1日(金)まで、機械科2年生の10人が九州柳河精機(株)と日立造船(株)へそれぞれ5人ずつ職業体験に行きました。生徒達は普段学んでいる専門知識が実際に用いられ、様々な製品ができあがる工程を見て、実際に作業をすることにとても感動していました。また、各企業の技術だけではなく、職場において安全面に関する管理態勢が徹底されていることや品質管理のあまりの厳しさに驚くとともに、日本の技術のレベルの高さに誇りをもった様子でした。今回の職業体験により、生徒達はものづくりを仕事とする進路先に対して明確にイメージをすることが出来ていました。これらの経験をこれからの学校生活や進路実現に活かして欲しいと思います。